(前回の最後)
もしかして、龍と狐__?
つまり、私は龍と狐と人間ということ?
でもなんでだろう。
まあいっか。ちょうど近くの崖で色々やってみますか。
「じゃあ、攻撃させるのには…あ、こうやって練って、弾を…。」
「うーん、よくまとまらないなあ。あと、外への出し方がわからない。」
昨日のはあくまでも自分の中からだった。だから、出し方がわからない。
「…。開放…、あ、少しずつ抜けてきた。これで…。」
できた。え?こんなにあっけなくできるもんなの?
「…。できちゃったよ。あ、でも消えちゃう。これ操れるようにしないと意味ないものねぇ。」
消えたら意味がない。でも、一人でここまできたのは良いことなのか?自画自賛。
そして、日が暮れるくらいまで練習したが、結局動かすには至らなかった。
私だってわかっている。これは死活問題だと。昨日のようなことは起こり続けるだろうから。しかも夜。
まずは一旦休憩。来たらその時。
猫「ニャー。」
「ぎゃああああああ!」
猫「にゃーーーーーーー!」
驚きすぎ。
〜3分後〜
「はて、この猫は自分から寄ってきたのかな。」
猫「ニャー。」
「えっと、お腹空いた?」
猫「ニャニャー。」
「うーん、私は生憎持ってないし。あ、あそこに滝あるから魚取りに行こう。おいで。」
なんで意思疎通できてるんですかね。もう一種の能力ですけど。
「あ、いた。」
釣り竿持ってないし。
「鷲掴みだ!」
「おう。」
ぬるぬるする。それより締めたいけど、あ、穴ある。そこに入れよう。
「ちょっと離れてて。水飛ぶから。」
猫「ニャ。」
何をするか。穴に水を手で頑張って入れるのだ。
「できた…。」
こんなに大変だとは思わなかった。
「えっと、木、木、あ、木はあるか。枝、枝…あった。焚き火だ焚き火。」
「こんがり焼いて…。はい。」
猫「ニャー!」
「美味しい?」
猫「ニャー。」
心読んでるわけでもないのになんでわかるんですか。
「また弾を出す練習しますか。」
さっきよりはできるようになってきた。しかし、動かそうにも動かせない。
「どうしたら良いのかなぁ。」
あ、そうだ。繋がる感じを意識して…こう!おお、動かせた。あとは変形させたい…。
あれから数時間、月もかなり上がって夜が更けてきたころ、最初の頃とは比べ物にならないほど良くなってきた。最初の頃といってもたったの13時間ぐらい前の話だが。
「ガオォォォ」
「何!?」
「ニャー!?」
あれは、狼?
せっかくだし弾幕当ててみるか。
狼「オォォォォン!」
ドンドンドーン!
狼「クゥゥゥ。」
「トドメだ!」
狼は息絶えた。
なんだろう。殺すことに抵抗を感じなかったなぁ。これが妖怪というものなのか。
…食べたい。食べたい。
妖怪としての本能が。食べよう。
「いただきます。」
美味しい。あの恐怖も良かったなあ。
そういえば、弾幕を使っていてわかったことがある。それは、人間と狐の力が同じくらい、合わせたのが龍の力の大きさ。つまり、私は半分龍、四分狐、四分人間。そういうこと?
その後、猫と一夜を過ごした。