今日は少々暑い、晴れた日だ。
この日は祭りが行われるらしい。
だから、大通りも通行止めで、ずらりと提灯がぶら下がっている。
屋台も出店していて、大賑わいである。
私も、普段着ている質素な和服ではなく、薄い桃色の下地で、華が入った着物を着る。
彩「似合ってるね!」
「ありがとう。」
これもかなり前に自分で織ったやつ。あそこの原っぱに桑も生えていたからその絹で織った。あそこはある意味ここよりもなんでもある。
そう言えば、刀鍛冶をしにあの原へ行ったとき、その地が他の場所より生命エネルギーが高かった。
他の場所に比べて元々高かったこの地が、私の妖力を受けたのかはわからないが、さらに高くなっていた。
その原は依然として好きである。
祭りに戻ると、いろいろなものが売っていた。
へえ、餅のうす焼きなんてあるんだ。安っ。
「すみません、これお願いします。」
屋台店主「あいよ!」
ジュー。
香ばしく焼ける音が食欲をそそぐ。焼き終わったら、すぐに味付け。
今回は塩とバター醤油を頼んだ。
塩はそのまま塩をかけるだけ。
バター醤油は、別のところにバターを出して、そこに醤油をかける。さあっと薄焼きを通して完成。
「いただきます。」
美味しい。素朴だけど、新しい感じ。
瀬那「あそこに射的がある。」
「え。種セットあるじゃん。絶対やろう。」
〜射的屋台〜
店主「いらっしゃいいらっしゃい!射的はやるかい!?」
「ええ、お願いします。」
店主「はいこれね。そっちの子も。10回まで打てるから頑張って!」
種セットのやつを絶対に引きたい。そうすれば、自給自足できる。
1回目。ハズレ。
2回目。惜しかった。
3回目も5回目も8回目もだめだった。
さあ、9回目。残すところはあと2回。行けるか!?
「ここ!」
バタッ。
しゃあ!とれた!
「やったああああああ!」
店主「はい、これね。トマト、にんじん、大根、きゅうり、その他諸々ある。」
「その他諸々なんかい。」
店主「ありがとねー。」
射的も案外良かった。
銃火器は妖怪からしたらいらない。私は武器を使うが、いろいろな理由で銃は使っていない。
今度は水風船のところに来た。
水風船は瀬那の希望だ。
店主「水風船でーす。あ、やりますか。」
瀬那「はい。」
店主「じゃあ割らないように気をつけて。」
色々なカラーバリエーションの水風船。
色とりどり。この国もこうなれ良いのに。
瀬那が釣り上げたのは水色の水風船。綺麗な色をしている。
よし、今日の祭り、まだまだ楽しむぞー!