「そろそろ帰る?」
瀬那「そうしようか。」
ちょうど真上に日が上がってきた頃だ。
随分と休め、高天原について知ることもできたので良かったと思う。
月夜見「こっちで会えるのこれで最後かな。」
アマテラス「そうかもね。月夜見、元気でね。」
月夜見「そっちもね。じゃあ、また会える日まで。」
月夜見が月へ行くから会えなくなってしまうということか。
「じゃあ、またね。」
そうして、高天原を背に、飛び出した。
今大体50kmぐらい飛んだところだろうか。
「うん?」
瀬那「どうした?」
「なんとなく神力が自分から湧いている気が…。」
月夜見「えぇ?だって信仰されるようなことしてないでしょ?」
「そうね。…もしかして高天原にいたからそれで持ったということ?」
瀬那「あーたすかに。」
まさかの神力!?
力全4種コンプリートしちゃった?
8億5000万年生きてそれはびっくり。
「でも特に変わることはないからあんまり影響ないかあ?」
瀬那「強いて言うなら人間擬態で隠すのが増える感じ?」
「そうだね。」
月夜見「本当にすごい。最強?」
瀬那「総合的に見たら最強かもね。」
総合的ってちゃんとつけてくれたね。
鬼のように物理的な馬鹿力があるわけじゃあるまいし。
体力ももちろん人よりはあるけどだからと言ってすごい多いと言うわけでもない。
それを上回るのがそういう力の量・質、技術、あと経験とか。
だから総合だ。
「あそこに集落があるね。」
瀬那「なんか祈りでもしてる?」
「あれ多分雨乞いだね。雨降ってないのだと思う。」
月夜見「どうするの?」
「ここは龍として恵みの雨を降らせましょうか。」
中途半端に能力の方でやると止まなくなる恐れがある。かといってすごい力を割くわけにもいかない。
〜集落〜
人「恵みの雨だ!」
〜上空〜
瀬那「人間達喜んでるね。」
月夜見「そういえば華那ちゃんは龍も混ざっているのか。龍は雨とか天とか司るからだからそういうことができるのか。」
「そゆこと。」
龍はそういうのを司るから、このような芸当ができるのだ。
狐は悪いのもいるがお稲荷さまのように利益をもたらすのもいる。
というか種族的に見たら75%は神の域になることができるじゃん。
「今どれくらいの速度で飛んでいるのかな。」
瀬那「これすごい速いよね。」
月夜見「多分人間からしたら『うん?今一瞬何か空通った?』ぐらいにしかわからないんじゃない?」
「じゃあ500km/h近いのかなあ。」
そんなとんでもない速度で家路についたのであった。