第51話 目覚め
「う、うーん…。」
私はどこ、ここは誰?…間違った間違った。
えっと確か核爆弾落とされて、結界張って…、この地は大丈夫!?
良かった、以前のような美しい景色だ。
水の状態的に1億年弱は経過しているのか。
とりあえず起きてもらおう。2人共寝ているから。
「起きてー。」
瀬那「う、うーん…。」
彩「ムニャムニャ。」
瀬那私と起きるときの声同じじゃない?
瀬那「あれぇ?私は何を?あ、核爆弾落とされたのか。」
彩「ふぁあ。おはよう。かなり寝てた気がするけど、どれくらい経ったの?」
「多分1億年ぐらい。」
瀬那「出た、水で確認する方法。」
これが手っ取り早い。うん。仕方ないね。
「国の方行ってみる?」
彩「そうしよう。」
〜国(があった場所)〜
瀬那「えっと確か国ってここら辺だよね。」
「うん。飛んで見てみよう。」
彩「跡形もなく森林になってるねぇ。」
それだけ月日が経ったということか。
核を使ったから汚染されてしばらくは生命はいなかったはず。
しかしそれもないということは、本当に本当に長い年月が流れたのだと感じる。
一応花は前と同じだったから、なんとか防ぎきれたようだ。
あの時、咄嗟に気づかなかったらどうなっていたのだろう。
私と瀬那はともかく、彩は成り立てつやつや(?)だったから危なかっただろう。
「とりあえずご飯食べよ。」
瀬那「あ、そうなるんだ。」
〜家〜
適当に魚を釣って食べる。
魚は私がこの生で食べた最初の食べ物。
あれも10億年前なのか。
というか10億歳って相当生きている気がする。
「今後どうする?」
彩「私は居候したい。」
「それは良いよ。」
瀬那「とりあえずまったり畑仕事でもして過ごす?」
「やっぱりそうだよね。」
ということで彩の訓練がてら模擬戦する。
私は妖弾と斬撃を飛ばす。
魔法はまあ使えないことはない。
ただ圧倒的に妖弾とか刀のほうが扱いやすい、
理由としては、詠唱がないこと。
そして、わざわざ少ない魔力(とはいえ中級魔法使いぐらいはある。)を使うメリットはないこと。
だから使わないのだ。
え?霊力?
霊力はエネルギー小さめだから使わない。
まあ非常時どうにかなるというのはある。
神力はほぼないし。
これが私のエネルギー事情である。
エネルギー事情って電気のやつだな。
彩「妖力のほうが莫大なエネルギーだね。」
「うん。」
妖力の元、妖怪というのは人間を凝縮したようなもの。
必然的に高くなるのだ。
瀬那「やっぱり華那には叶わない…。」
「大丈夫。技術はちゃんとあるから。自信を持って。過剰は滅ぼしだから良くないけど。」
そうして、私たちの歯車は再び動き出した。