今日はなんとなく人間を食べたくなったので旅。
今ではただの森である元々国があった場所と反対方向のあたりのほうに栄えていそうな雰囲気がする。
ということで、ふわあと飛ぶ。
「人間久しく食べていないからなあ。」
彩「私はなんとなく食べ方というか、襲い方がわかる。」
瀬那「妖怪の本能だからね。本当にしっかりした妖怪だ。」
人間はとても美味しい。
すると、人間を発見した。都は近くなく、集落…とも言えない家が2軒ある。
「ここの人間みんな襲おう。」
彩「わくわく。」
そして、地に降り立った瞬間、人間たちが恐怖している。
いやあ、ものすごく美味しい。
「いただきます!」
悲鳴が聞こえた。ものすごく美味しい。
恐怖も、その肉も美味しい。
彩も襲って食べているようだ。
彩「恐怖とか人間の味ってこんな感じなんだ。」
「そういえば初の人間か。美味しい?」
彩「うん。恐怖って良いね。」
瀬那「でもあまり襲いすぎるのは良くないからね。自分たちが消滅する原因になるから。あと、人間との関わりというのは大事だから。」
彩「うん。気をつける。」
「あ、そうだ。」
人間を串に刺して、火を焚いて、そこに置く。
「あれ?人間だ。怖がって腰が抜けている。」
瀬那「良いねえ。」
パクッとね。
人間も焼けたから食べてみよう。
「うん美味しい。」
彩「うーん、私は焼いていないほうが好きかな。」
「まあ私も。」
瀬那「私はあまり変わらないかな。」
やっぱりそのまま食べるのが良い。
「帰りますか。」
瀬那「久々だったなあ。」
彩「力がみなぎってるね。」
人間は美味しい。
特に恐怖の部分だが、これは発展具合によって変わる。
まずは最初期。これは得体の知れないものだと認識することによって起きる恐怖で、良い。
次が武器を持った頃。この頃は味が少し落ちる。
そして、急激に発展し始めた時。これは妖怪の恐怖も覚えているから恐怖はあまり出ない。
最後にかなり発展した頃。技術が勝ると思って挑み、勝てないと悟ると一気に怖くなる。しかも、意地が悪くなるから乞い始めて、さらに良い。
だから、最初期か発展した頃が食べ頃。
こんな説明は終わりにして、そろそろ家に帰る。
残りは何をしようか…あ、そうだ。
「ねえ、そこの狐、狐の集会開くから集めて。」
狐「わかった。」
私は狐の血も混じっているから狐と話すことができる。
なぜ呼んだか。それは都の情報収集である。
風の便り(本当の風)で都ができてきたという。だから、知っている狐がいないかと思って呼んだ。
そうして、残りの1日を過ごした。