龍と狐と人間の子   作:人外の人間

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第6話 回りに回って

旅をしている途中、ついに同族に会った。

 

人間…ではなく、狐だ。

 

流石に妖狐ではなさそうだが、そろそろ妖力を持ってもおかしくないぐらい。あちらも私に狐が含まれていることがわかったのか、こちらに寄ってきた。

 

うん?なんか猫と意思疎通してない?

 

声を発しないとわからない…えっと?

 


 

Side猫

 

私はずっとこの不思議なヒトについてきている。

 

私が出会ったのは彼女が妖弾を出している時。

 

足音を感じなかった…ってわかるの猫だけだったわ。

 

それですごい驚かれた気がする。

 

それからずっと着いていって死ぬのかと思ったら妖力を気づいたら持っていた。まあ妖力にずっと近いと持つって猫ネットワークで聞いたことあるし?

 

いつかの朝起きたら尻尾二つに分かれていたからついに化け猫になったんだなと思った。期待と不安があった。

 

ところで、彼女はおそらく睡眠と食事を必要としなさそう。

 

出会った時、おそらくご飯食べていなかったと思われる。しかし、久々の食事は良かったらしく、また妖怪では膨れないお腹も膨れると言っていたから、最近では一緒に食べている。

 

また睡眠もしていなかったようだ。しかし私に合わせてくれたのか、夜はそこで止まって、他の妖怪が襲ってこないかみている。最近は寝るみたいだが。なんでも結界でわかるようにしているそう。

 

つまり私も彼女も成長したのだ。

 

閑話休題。

 

今、私達は狐に会っている。

 

猫「ニャー。(訳:彼女にずっと着いていってるよ。)」

 

狐「キャ、キャー。(訳:へえ、こんな偉大な方に。二人とも尊敬します。)」

 

「キャ、キャーキャ。(訳:それはどうも、私はもう100年くらい生きてるからね。)」

 

さすがに彼女も狐が含まれているだけあって話せるようだ。

 


 

Side私

 

それから離れた後、大雨が降ってきた。

 

あまり天候を変えるのもあれなもんで、雨宿りするとしよう、と思った矢先、懐かしいものが見えた。

 

「家だ!」

 

猫「ニャー!」

 

猫も大はしゃぎな様子。戻ってきたのだ。

 

「ただいまー。」

 

誰もいないが。

 

もう結界はいるから解除して良さそう。

 

温泉入ろう。

 

「ふう。久々の温泉は良いなあ。」

 

ここ30年は旅をしていたから本当に久々である。

 

私も120歳か。妖怪として若い方なのだろうけど、人間な部分もあるせいで長いように感じる。かと言ってそこまで長いかと思えば長くない。

 

風景はずっと変わらない。美しい花々と、裏のうっそうとした林。家だけ結界をかけておいたから、変わらないのはつくづく自然は変わらないことを実感する。

 

そろそろ上がりますか。




ここら辺時間経過は早いです。6話くらいでもう100年ですよ。

狐の鳴き声ってキャンとからしいですよ。

東方要素はまだまだ先です(作中では)。
でも近いです(現実では)。
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