龍と狐と人間の子   作:人外の人間

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第59話 久々の高天原

今日は休暇をもらったので、高天原へ行こうと思う。

アマテラスは元気にしているのか…。

 

ある程度荷物をまとめて、都の外で飛ぶ。そこから一気に300km/hぐらいで飛んでいく。

 

私は本気を出せば500km/hは行けると思う。

 

陰陽師は速すぎて一瞬何か通った?としか思えない。

 

そうして着いた高天原。

 

アマテラス「あら?誰かしらって華那と瀬那!久しぶりじゃない!えっと?」

 

「ああ、前来たときに話した子。今では常闇妖怪だね。」

 

彩「彩です。」

 

アマテラス「私はアマテラス。太陽の神ね。よろしく。」

 

瀬那「月の民がロケットで行ったとき、核爆弾落としていったの。それで大体1億年は飛んでる。」

 

アマテラス「そうだったのね。ま、中に入って。」

 

3人「「「お邪魔します。」」」

 

アマテラスとは昔話とか色々した。

 

高天原からも、ロケットが発射されたのが見えたとか。

 

それから大体300万年後に初期の初期の生活が確立されたらしい。

 

アマテラスに雨乞いとかそういうのもあったらしい。

 

あとは天孫降臨。神武天皇が下界に降り立ち、人々を豊かにしていったとか。

 

重要なことだらけ。

 

記憶がない空白の期間の出来事をこうやって聞いて埋め合わせる。

そうすれば、整合性が取れてモヤモヤがなくなる。

それに加えて、現在の世を知る手掛かりにもなる。

というか、後者の意味が強い。

 

それにしても、この地は神力が強い。

 

そういえば、私は一部の神は嫌いだ。

アマテラスはその類には当てはまらない。

 

その一部の神というのは、神力が他の力と格が違うと思って偉そうにしている神だ。

基本、恐怖から生まれるのが妖怪で持つのが妖力、救ってくれると信じる、信仰して生まれるのが神で持つのが神力だ。

だから、どこでそれが生まれるかの違いで、地位とかそういうのはなんら変わりない。

それを彼らは認識できないのだ。

よっぽど人間のほうが助けようとしたりする。

殺し合ったとしても、決して醜いものではない。

 

人の徳、特にこの国の徳は最高品質だ。

月の民とは全く違う。

偉そうにせず、他の人や自然をきちんと認めている。

 

案外、人間も神も同じかもしれない。

いや、当たり前だ。神は人間の感情から生まれるか。

素直な人の信仰で生まれた神は謙虚、ねじ曲がった性格の人の信仰で生まれた神は傲慢か。

 

世の摂理というのはこういう、全てが複雑奇怪にぐちゃぐちゃと絡み合い、それが良い方向に転じることもあれば悪い方向に転じることもあるということであるのだ。

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