「へえ、帝が。」
輝夜曰く、帝から手紙が届いたそうだ。
それよりも前には狩りの行幸中を装って覗いたらしいが。それで姿を消したとか。
かぐや姫って権力があるから異形だとしても問題ないのね。
瀬那「帝にも好かれるなんて、困るね、本当に。」
輝夜「せめて帝には応じようかと思うけどね。まあ会ったら別れの時に悲しむだろうから会わないけど。」
「月の使者…月の民はどれだけ強くなったのだろう。」
輝夜「確か森を素粒子レベルで吹き飛ばす扇子なんてあったはず。センスあるなあ。」
…。
輝夜「あ、滑った。」
「摩擦係数が…」
輝夜の滑ったダジャレは置いといて。
そんな扇子受けたらどうなるのだろう。正直想像もできない。
全力使って圧縮結界作ればいけそうな気もしなくもない。もはや素粒子が通る隙間さえないぐらいに圧縮する。
または、能力による陰と陽の反転を利用すればいいかもしれない。素粒子レベルに消すなら、反転させて大量の素粒子かエネルギーを生み出させれば良い。それを使えばそのまま反撃できる。
それを振る舞われるかは別。
瀬那「月の使者はいつ来る予定なの?」
輝夜「来れる日が最接近した満月の日だから…3ヶ月後ぐらいじゃない?」
「でも何で輝夜を連れて行こうとするかなあ。」
輝夜「天の羽衣じゃないかな。それをつけると記憶を失うとか。」
「輝夜は月に帰りたいの?」
輝夜「帰りたくない。」
瀬那「じゃあ私たちで撃退するかあ。」
「あとは永琳がどう動くか…。」
永琳のことだから輝夜を守るはず。
実際、輝夜の師匠…は永琳である。
でも良いのだろうか、月の賢者がそんなことを。と思ったが、永琳も月を溺愛して溺愛して仕方ないというわけではなさそうだったし、まあ他の使者を殺してでもするだろう。
月の使者…正直言って私は翁は陰陽師を雇うと思うが、その陰陽師は信用できない。瀬那の3分の2ぐらいでやっとだと思う。
実際に刃を交えたことはないが地上の頃でさえそこそこの兵器、輝夜曰く今ではとんでも扇子があるとかいうから、なおさら不可能に近い。
私でも恐怖を感じる。
それが誠心誠意、きちんと自分は弱いと思える相手だったらさらに大変だったかもしれない。まだそういう性格じゃないだけ弱くなっているが。…まずそのような性格を持っていたらそんな兵器作ってもいないか。
正直言って今の人間のほうがよっぽど良い。
当時は弱肉強食だったからわかるが、この人間が成り立つ頃も同じような環境だっただろうから変わりはしないと思う。
輝夜「私も決して戦えないわけじゃない。けれども大軍で来られたら無理無理。」
瀬那「永琳が寝返るかどうかというところなのかな。」
「そうだね。」
今の月の民を見るチャンスでもあるからどれだけ進んだのかも見てみたいけどね。