怪物になれなかった少年は人外魔境にて進化を続ける 作:プーリとベルト
大通りへ戻った頃には、先ほどまでの騒動が嘘のようにパークアドラは平常へ戻っていた。
ネオンは夜を濡らすように街路を照らし、屋台からは香辛料と焦げた油の匂いが漂ってくる。頭上では輸送用ドローンが低く唸り、通行人たちは誰かと笑い合い、あるいは怒鳴り合いながら足早に通り過ぎていく。
ユイナはそんな夜気の中で、大きく伸びをした。
「疲れたー。今日はもう、お風呂直行」
「俺はまだタスク片付けるけどな。ユイナ、お前ちゃんと終わらせてんのか?」
「えー、やだ。金欠になるまで放置でいいでしょ」
軽口を叩き合いながら歩く二人の少し後ろを、アケムは静かについていく。時折後ろを振り返っては海が段々と建物に飲み込まれて見えなくなるのを確認していた。
(海が……消えちゃうな)
目を覚ました時、最初に見た景色だった、自分がどこから来たのかは分からない。名前以外、何も残っていない。
海だけが、自分が確かに此処へ流れ着いたという事実を教えてくれる。建物の向こうへ水平線が隠れていくのを眺めながら、アケムは静かに思う。
(見つけないと、僕が何なのか、誰なのか、どうして生きているのか、どうやって生きればいいのかを)
分からないことばかりだった。けれど、それを知りたいと思ったのは初めてだった。
そうして、自分が始まった場所を見送ると彼は後ろを振り向くことなく二人の後を追う。途中、ルカが通り沿いの自販機で飲料を三本買うと、そのうち一本をアケムへ放った。
「炭酸は苦手か?」
「……分からない」
「じゃあ試してみなよ。ダメだったら私が飲むから」
ユイナが横から笑いながら言う。アケムは缶を見下ろし、少し遅れてプルタブを開いた。
弾ける音が夜に響く。恐る恐る口をつけると、舌へ鋭い刺激が走った。思わず目を見開き、反射的に口を離す。
「アハッダメそう?」
「大丈夫、こう言う刺激物なんだね」
彼はもう一度だけ缶へ口をつける。今度はさっきより少し長く味わい、炭酸の刺激と甘さをゆっくり飲み込んだ。それを見たユイナは自分の飲料を開けながら歩き始める。やがて三人は住宅層へ入っていく。
喧騒は背後へ遠ざかり、代わりに静かな生活音が空間を満たしていた。空調設備の低い振動音、開け放たれた窓から漏れる笑い声、どこかの部屋から漂う夕食の匂い、そこには確かに、日常的な暮らしが存在していた。
「ここが俺達の家だ」
「とは言ってもこのマンションの一室だけどね」
ルカとユイナの住まいは、中層住宅の一角だった。外壁は自動再生式コンクリートで構築されているらしく、修復痕が薄く波打っている。完全には消えない傷跡が、この街のもう一つの日常を物語っている。
それでもエントランスは清潔に保たれ、管理端末の青白い光が静かに瞬いている。それを越えて階段を登り扉の前まで来る。
「ただいまー」
ユイナが認証を通すと、短い電子音と共にドアが開いた。押される様に中に入れられ。アケムは焼け焦げた靴を脱ぎ玄関から二人の領地へと足を踏み入れる。
中は決して広くない。
テーブルには使いかけの端末が置かれ、ソファにはクッションが投げ出されている。誰かがさっきまで生活していたような空気が、そのまま部屋に残っていた。
無機質な研究室とも違う、土煙の舞う戦場とも違う。
環境が生物に対して劣悪な場所とも違う。
ここは、人が食べ、眠り、暮らしている場所だった。
研究施設にも居住区画は存在した。だが、それは生きるための設備でしかなかった。
ここには違うものがある。誰かが座った跡の残るソファや、飲みかけの缶が置かれたテーブルを眺めながら、アケムはその違いを上手く言葉に出来なかった。
「……ここが、ユイナとルカの家?」
そして思わず漏れた言葉に、ユイナが振り返る。
「そ。広くはないけど安いし、まあ悪くないよ」
そう言って肩をすくめたあと、少しだけ視線を逸らした。
「……親もいないから、気楽だしね」
「座っていいぞ。床でもソファでも好きにしろ。あと風呂は順番な」
「アケムが先ね。さすがに血そのままは嫌でしょ」
「……分かった」
「さてと、風呂でも沸かすか……ん?」
そこで、何気なく情報端末に視線を落としていたルカの動きが、完全に止まった。 一秒、二秒。無言のまま青白い光を放つ画面を凝視し、それから僅かに、しかし皮膚が強張るほどの深さで眉を寄せる。
「…………」
「……ちょっと、どうしたの? 怖い顔して」
ユイナが怪訝そうに覗き込もうとするが、ルカは応えない。彼の喉が、ごくりと重く鳴った。あまりの硬直ぶりに、室内の空気がじわりと変質していく。
「送金が来てる。……それも、とんでもないのが」
ルカの手元から奪い取るようにしてユイナが画面を見た瞬間、彼女の絶句する気配が伝わってきた。画面に表示されているのは、完全な暗号化を施された匿名ID。発信元のセクターは追跡不可。そして何より──そこに踊るの数字の桁数が、あまりにも異常だった。
パークアドラの中層で、彼らのよう者が十年、二十年と身を粉にして働き続けても届くはずのない、そんな金額だったのだ。
「……は? なにこれ、見間違い……? 冗談でしょう、桁が二つも三つもおかしくない!?」
「バグか、それとも送金ミスか……? いや、このネットワークでそんなことが早々、起きるわけねぇ」
ユイナの声は上ずり、ルカの額には冷たい汗が滲んでいた、パークアドラにおいて、身に覚えのない大金は幸運などではない。それは高確率で、誰かの命の対価か、あるいは巻き込まれたら五体満足ではいられない巨大な陰謀の片道切符だ。
二人の脳裏に、最悪の可能性がいくつも浮かんでは消える。これは合法的な金なのか。自分たちの首に、いつの間にか賞金でも懸けられたのではないか。
「待て、ユイナ……下に何か書いてある」
ルカは強張って上手く動かない指先を肉体的に制御し、痙攣を抑え込むようにして慎重に画面をスクロールした。
巨額の送金通知の最下部、そこにひっそりと添付されていた匿名メモ欄を、意を決してタップする。
「『生活費として』……差出人は──喜泣公バンサル」
部屋に沈黙が落ちる。アケムの脳裏へ、路地裏で聞いた声が蘇った。
──相応の対価は送ろう
「喜泣公……マジか。あの怪異みたいな奴が?」
「えっと……じゃあ、あの正体不明の影みたいな奴が喜泣公ってこと? どういう人なの?」
「アケムは知らねぇか。まあ、この都市じゃ有名な奴だ……人かどうかは分からんが」
「有名なんだ」
「トリプルワーズの一人だよ」
「簡単に言うと、とんでもない変人だ、人の人生を観察するのが好きでな。善人だろうが悪人だろうが、悲劇だろうが喜劇だろうが全部面白がる」
「正直、あんまり関わりたくないタイプの変態だね」
「そうなんだ」
アケムは静かに自分の手を見下ろす。あの存在は、自分をこの都市へ運んだ。試験体として、観測対象として。
「……ねぇルカ兄。これ、使って大丈夫なの?」
「さぁな、でも突き返す方法も分からん。凍結しても別口で飛んで来そうだし……というか正直なこと言うとこの金には手をつけたくねぇ」
「うーん……警察に言う?」
「いや、警察が動いて何とかなることじゃないだろ。そもそもアケムの説明も面倒だ……大体、トリプルワーズなんざ警察じゃどうにもならん。それこそR.A.I.D.でもなきゃな。まあ、俺にそんな連中動かせるツテはねぇけど」
アケムはその単語を頭の中で反芻する。
──トリプルワーズ。
称号のようでもあり、通り名のようでもある響きだった。
「あの……トリプルワーズって何?」
問いかけると、ルカとユイナが同時に微妙な顔をした。
「あー……」
「そっちも説明必要か」
ルカは疲れたように頭を掻き、そのままソファへ沈み込む。
「……いや、もう明日にしねぇか」
「賛成。私もう脳みそ限界」
ユイナもそのままソファへ倒れ込んだ。
「人外、暴走獣人、謎の観測者、超大金。初日に詰め込む量じゃないって」
「……そういうもの?」
「そういうもの」
二人の返答は妙に真剣だった。
アケムは少しだけ黙り、それから静かに頷く、確かに今日は、色々なことが起きすぎていた。この都市へ来てから、まだ半日も経っていないというのに。
ルカはソファへ沈み込んだまま数秒だけ天井を見上げていたが、やがて諦めたように息を吐くと、そのまま身体を起こした。
「……とりあえず風呂だな」
片手で端末を操作すると、壁際の管理パネルと連動したのか、奥の浴室側から低い駆動音が響き始める。配管内部を液体が高速循環していく振動が床越しに微かに伝わり、それと同時に短い電子音が鳴った。
「はいっと。三十秒くらいで湧くぞ」
「……三十秒で、お湯になるの?」
「なる。というか普通そうだろ」
「え、アケムくんの居た所って違ったの?」
問われたアケムは、少しだけ考えるように沈黙してから口を開いた。
「……そもそも、お風呂っていうものをあまり知らない。身体を洗浄する設備はあったけど、熱い液体に浸かる必要性が分からなかったから」
「知らないって……シャワーだけだったのか?」
「洗浄液と水を浴びた後に身体を乾かしてたよ」
「うわぁ……」
ユイナが何とも言えない顔を浮かべる一方で、ルカは頭を掻きながら小さく息を吐いた。
「……まあ、文化差ってことで流すか」
そう言いながら壁の収納棚を開き、適当に衣類を漁ると、黒のTシャツと柔らかい部屋着用のスウェットズボンを取り出してアケムへ放り投げた。多少使い古されて色褪せてはいるものの、きちんと洗濯されたお日様の匂いがする清潔な布地だった。
「サイズは……少しデカいか。でも今はそれでいいだろ」
「これを、僕に?」
アケムは受け取った服の繊維を指先で不思議そうに触れながら問い返す。
「血まみれのまま居座られても困るしな」
「あとその服、ところどころ燃えてるからね」
ユイナが笑いながら指摘し、アケムは改めて自分の姿を見下ろした。上着は裂け、焼け焦げ、乾いた血が黒く固着している。戦闘の熱と衝撃を潜り抜けた痕跡が、そのまま身体へ貼り付いていた。
その時、不意に浴室側から無機質な電子音声が響く。
『Bath ready』
「お、沸いたな」
ルカは親指で浴室を示した。
「使い方分かるか?」
「多分」
「絶対分かってねぇ顔だろそれ」
「大丈夫大丈夫。最悪、溺れなきゃ死なないって」
「そういう問題じゃねぇって」
呆れ混じりに返しながらも、ルカは結局、浴室設備の説明を始める。温度調整パネルの操作方法から洗浄液の使い分け、乾燥機能や排水制御までを一通り説明し、アケムはそれを静かに聞きながら淡々と記憶していった。
「なんか変な感じ。怪物と戦った直後なのに、普通にお風呂の入り方講座してるの、シュールすぎる」
「まぁ、そういう日もあるだろ」
「パークアドラだしね」
二人は軽く笑い合う。そのやり取りを聞きながら、アケムは小さく首を傾げた。
「……そういうものなの?」
「この街じゃ割と」
ルカは肩をすくめる。
「人外も、訳ありも、変人も、全部どっかには居る。探せばお前みたいなのも百人、五百人はいるだろうな」
その言葉を聞きながら、アケムは静かに浴室の扉へ視線を向けた。自分と同じような存在が、この都市には他にもいるのかもしれない、その感覚は奇妙だった。
「……じゃあ、入ってくる」
「おう。のぼせんなよ」
「死なない程度にねー」
二人の暢気な声を背に受けながら、アケムは浴室の扉を開いた。直後、温かな白い蒸気がふわりと肌を包み込む。熱量を警戒したアケムの肉体が、反射的に僅かに強張る。
だが次の瞬間、その空気には敵意も害意も、自分を害するエネルギーも存在しないことを本能が理解するとともに、限界まで張り詰めていた筋肉がゆっくりと緩み始めた。白い湯気の向こうでは、なみなみと注がれた透明な湯が静かに揺れている。
アケムは教えられた通りに操作し、まずシャワーで身体を流し始めた。温かな湯が頭上から心地よく降り注ぎ、肌に張り付いていた血と煤、焦げた匂いをゆっくりと洗い落としていく。赤黒く濁った水が足元の排水口へ渦を巻いて流れていく。
備え付けのソープを使って髪や身体を洗っていくと、鏡の中に裂けていた肩や焼けた皮膚が視界に入った。傷口は既に完全に塞がり始めており、赤く残る裂傷も、恐らく明日には薄い白い痕程度にまで回復しているのだろう。彼はそれを、どこか他人事のように客観的に眺めていた。
やがて全身を洗い終え、アケムは静かに湯船へと身体を沈める。その瞬間、思わず「はぅ……」と浅く息が漏れた。
全身を優しく包み込むような、圧倒的な熱のクッション。湯の中では重力の感覚が曖昧になり、酷使された筋繊維が芯から解けていくのが分かった。張り詰めていた自律神経が鈍く緩み、意識の輪郭までもが少しずつ溶けていくようだった。
(……なんだろう、これ)
ぼんやりと思考する。
研究施設にも、戦闘にも、こんな感覚は存在しなかった。
危険が無いと身体が判断している。
急いで動く必要も、警戒を続ける必要もない。
その事実が、アケムには妙に不思議だった。
──ここは、ふわふわする。
上手く言葉にはできないまま、彼はしばらく湯気の中で目を閉じていた。
風呂から上がる頃には、強張っていた身体から完全に力が抜け始めていた。借りた黒いTシャツとブカブカのスウェットに着替えながらも、意識はどこか遠く、ぼんやりとしている。
濡れた銀髪をタオルで適当に拭きながら浴室を出ると、リビングのソファに座っていたユイナが振り返った。
「お、ちゃんと生還したね」
「良かった、溺れてねぇな」
ルカも大きなテーブルの横に有る椅子に座りながらいじっていた端末から顔を上げる。アケムは二人の声を聞きながら小さく頷いたものの、その動きはどこか鈍かった。
「……眠い?」
「分からない。でも、多分」
アケムはフラフラと頼りない足取りでカーペットまで進むと、そのまま床へ膝をついた。柔らかい織物の感触が脚へ伝わる。ユイナが後ろで何か楽しげに話していた気もする。ルカが呆れたように笑っていた気もする。
だが、その内容を理解するより先に、アケムの意識は限界を迎えていた。身体が横へ傾き、そのままカーペットへ倒れ込む。
反射的に受け身を取ることすらなく、彼は静かに寝息を立て始めた、数秒の沈黙。
「……寝た?」
「寝たな」
ルカは呆れ半分の声を漏らしながら、床で小さな子猫のように丸くなって眠るアケムを見下ろした。ついさっきまで鉄の獣人を素手で倒した人物とは思えないほど、無防備で、幼い寝顔だった。
「なんか、こうしてると本当にただの子供だね。捨て猫みたい」
「最初に拾おうとしたのはお前だろ」
「でも最終的にルカ兄も拾ってたじゃん」
「ま、そうか兎に角床で寝かせると風邪ひくな……」
ルカはぶつぶつと文句を呟きながら、眠り込んだアケムの身体をひょいと両腕で抱え上げた。その身体は、秘められた怪力に対して驚くほど軽く、拍気抜けするほど簡単にソファへと運ばれた。上から柔らかな毛布をそっと掛けられる。
ユイナが顔を覗き込み、アケムが完全に深い眠りに落ちているのを確認すると、自分もお風呂に入るために「じゃ、次は私ね!」と着替えの準備を始め、浴室へと向かっていった。
「……はぁ、金とコイツをどうするかな。いや、もう俺から捨てられる状況じゃないのか?ユイナと仲良くしてくれて、働き手が増えるだけで良かったんだが、本当にどういう存在何だ?お前は」
そんなルカのぼやきを他所に、アケムは確かに眠っていた。
もっとも、休息しているのは表層の意識だけだった。
深い眠りへ沈み込んだ後も、その肉体は休むことなく活動を続けている。穏やかに見える呼吸の裏側では血流が絶えず巡りながら全身へ情報を運び、神経は今日一日の経験を解析するように微細な再構築を繰り返していた。
戦闘によって酷使された筋繊維もまた修復されるだけでは終わらず、新たな環境へ適応するために少しずつ組み換えられていく。
パークアドラへ流れ着いてから触れた全てが、その変化の材料となっていた。
海から吹き込む湿った空気を吸い込み、この都市に満ちる魔力へ晒されながら、今日出会った人々との会話や炭酸飲料の刺激、鉄の獣人との死闘で得た感覚、さらには傷を癒した薬品の成分までもが肉体の奥深くへ蓄積されていく。そして蓄えられた情報を咀嚼するように、アケムの身体は静かに己を書き換え始めていた。
それは単なる回復ではない。
生き延びるために傷を塞ぐのではなく、新たな環境でより効率よく生存するために存在そのものを更新していく変化だった。抑制されていた肉体機能が解放されるとともに、骨格や筋肉、神経系に至るまでが、この世界を前提とした形へ再構築されていく。
当然、その代償も存在する。
眠るアケムの指先が小さく震えた。
その身体の内側では、骨が削られては作り直され、神経が焼けるような熱を伴いながら繋ぎ直されている。筋肉や内臓もまた限界まで引き伸ばされるような負荷に晒されており、全身の細胞が内側から破裂と再生を繰り返しているかのような激痛が絶え間なく続いていた。それは人間の成長痛など比較にならず、常人ならば絶叫しながら飛び起きてもおかしくないほどの苦痛だった。
それでもアケムの呼吸は乱れない。
脈拍も一定のまま保たれている。
鉄の獣人との戦闘で深手を負ってなお気に留め無かったように、研究施設で繰り返された実験に耐えてきたように、彼の身体はこの苦痛を異常として認識していなかった。
激痛は確かに存在する。
だが、それは恐怖するべき特別な出来事ではない。
彼にとっては呼吸と同じように受け入れるものであり、成長と適応の過程で必ず訪れる有り触れた現象だった。
この地獄のような苦痛は、彼にとって既に有り触れたコトであったのだ。
プロフィール
喜泣公バンサル
観象連盟に所属する人物であり、海上都市パークアドラでも度々話題になる危険人物兼愉快犯として知られている。三系統の神話体系に由来する魔術と高度科学技術を同時に扱う者である一方、その正体や素性の大部分は謎に包まれている。「喜泣公」という名も悲劇・狂気・破滅すら喜ばしい営みとして肯定する異様な性格から半ば通称として定着したもの。人や怪異、異常現象を都市へ放ち、その変化と結末を観察することを好む。