トリプルフェイスの酒寄君   作:毛呂山

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アンケートで、一応4000~5000字が多かったので、今回は試しにそのくらいの字数で書いてみます。


第三話:さざ波の魔法使い前編

俺たち家族は、遠出をして中部地方にあるという熱浜海水浴場(あつはまかいすいよくじょう)に向かっている。

最初、遠出をすると聞いたときはそんな遠くに出かけたら日帰りをすることができないのに、どうやって行くのかを聞いた。すると、昔からの知り合いに子供がいる話をしたことで、その人にも同い年くらいの子供がいるらしく、俺たちと遊ぶためにその人が計画し、ホテルをあらかじめ予約し宿泊費も払ってくれているらしい。

どんな人なのかを聞いても有名人とだけ言われ、はぐらかされてしまった。

どうやら父さんたちは、俺たち3人の驚く顔が見たくて直前まで黙っているらしい。

しかし、父さんの死因は本当になんだろう?今、目で見てもまったく病気になってない健康体そのものにしか見えない。それに、この間普通に7歳の誕生日パーティーをしてもらった。うれしかったが、同時に物語とのずれにより、ちゃんと物語通りになるのか不安になった。本来なら、父さんはすでに死んでしまっているわけだ。その影響がないか心配だが、生きてくれているだけで家族が明るくなるからうれしい。

 

それにしても楽しみだなぁ。なにせ、俺が転生してからこれまで遠くに遊びに行ったことは、せいぜい府内や隣の大阪や滋賀、奈良くらいまでだった。もちろん海水浴に行ったことは一度もなく、バカ兄貴がどうかは知らないが彩葉はこれまで琵琶湖で泳いだことがあるが、今回が初めての海水浴だ。きっと同じ感覚で飛び込んで海水を思い切り吸い込んでむせないように注意しないとな。

 

「彩葉、間違っても海水は飲み込んじゃだめだぞ。」

「そんなことせんし。朝輝こそ調子乗って飲み込みそうやん。」

 

彩葉はああ言ってるし大丈夫かなと思っているとバカ兄貴が

「きつかったら俺を頼れよ。たすけてやるさかいしっかり言えよ。」

(へぇ〜この前まではクソガキムーブかましてたクソ兄貴だったのに今はもう、立派な鬼ぃちゃんになってるじゃん。これからは兄ちゃん呼びにしようかな。)

俺がそう感心していると

「なんや朝輝、そんな見てきて、俺に惚れたか?」

「はあー、そんなわけないし寝言は寝て言いな。せっかくたまには兄貴らしいことしてるなと思ったけどそのの一言で台無しだよ。」

「言ったなぁー、それなら勝負だ朝輝目標地点まで速く泳いだ方の勝ちな。負けたら1つだけ勝った方の願いを叶えるでどうだ?」

[いいね、面白そう。やろーやろー」

 

(それにしても熱浜海水浴場ねぇ〜、前世ではそんな場所なかったのに、どっかで耳にしたことがあるけど、どこでだ?なんか嫌な感じがする。)

「ふ、二人とそんなことしちゃ駄目だよ。周りの人に迷惑になるよ。朝輝はお兄ちゃんに勝てないのになんでするの?」

彩葉の言ってることは正しいが、

「彩葉、男には絶対に退けないときがある。今がその時だ。」「意味わからんし。ふざけないで。」

 

すると母さんが

「あんたら、ほんと仲がええんやね。別にやるんはいいけど、人様の迷惑はかけなさんなよ。ほら、着いたから早う降りて荷物を運ぶ手伝いをしてちょうだい。」

「はーい。ってホテルめっちゃすごそうじゃん。このホテルにポンポン金を出せるなんてヤバ、もしかしてとんでもない人なの?どこで待ち合わせしてるの?俺仲良くなれるかなぁ?父さん。」

「私も仲良くなれるかなぁ?」

 

「大丈夫だよ、あの人たちの子供だから多少は気が強くて自信家かもしれないがきっと仲良くれるよ。待ち合わせは海水浴場でだから早く荷物運んで着替えて海に行くよ。」

 

「「「はーい。」」」

すると

???「あの〜、もしかして酒寄さんですか?」

「あっ、工藤さん。今回はお招きいただきありがとうございます。こちらから長男の朝日、長女の彩葉、次男の朝輝です。ほら朝日たちもお礼言って。」

「「「ありがとうございます」」」

「ふふふ、いえいえこちらこそ。うちの新ちゃんと仲良くしてね。」

父さんが「今日は、2人だけで来たんですか?」

と聞くと、「いえ、優作も来ています。それと、この子たちと同い年の私の友達の子供もいます。」

 

うん?工藤に新ちゃんに優作...もしかしてあの名探偵コナン の工藤のことか!?それに、友達の子供は毛利蘭のことだろう。でも原作でこんな回...あったな、確か赤井ファミリーと出くわした回が、熱浜海水浴場でだった気がする。

(それにしてもやっぱり四魂の玉は、素直に願いを叶えてくれるわけないか。よりにもよって名探偵コナンかよ。これじゃ父さんの死因が病気とは限らなくなった。どう対策しよう。)

俺がそんな風に考え込んでいると

「僕、どうしたのそんなに私のこと見つめて?」

 

「工藤さんはあの藤峰有希子さんですよね?突如として引退した。父さんと知り合いだったなんて知らなくてびっくりしているんですよ。父さんはいつ工藤さんと知り合ったの?」

 

「それは、前に何度か仕事で一緒になって話をするうちに意気投合したんだよ。それよりも朝輝はどうして世代じゃないのに何で知ってるん?」「ちょっと、その言い方は私に失礼じゃないですか?酒寄さん。もちろん私が世代に関係なく超有名人だからわよね?」

「ま、前にネットサーフィンしてる時に知ったんですよ。」

「へぇ〜、その年でもうネットが使えるなんてすごいわね。お父さんのパソコンを借りてるの?」

「うんうん、違うよ。自分のスマホでだよ。」

実は7歳の誕生日プレゼントにスマホをおねだりして父さんは普通に説得し、母さんには、上目遣いをしたら一発だった。さすが酒寄家たれ目に弱い。

 

「へ?ジブンノスマホ?その年でスマホ持ってるとかすごいわね。あなた新ちゃ、新一よりもすごいんじゃない?ちょっとスマホ貸して。」

「へ、へぇ〜〜そ、そうなんですね。はい、これが僕のスマホです。」

「ありがと。あなたのスマホに私や優作の番号やメールを入れてもいいかしら?」

「ど、どうでしょう?父さん母さんいいかな?」

「あんたは賢いから、いつまでも私たちに頼るんやなくて少しずつ自分で判断したらええ。」

(工藤家と交流を持つことで心強い相談相手になってくれるだろうが.....よし)

「わかりました。交換しましょう。」

こうして俺は工藤夫妻の電話番号とメールを入手した。

 

「イデッ、何するんだよ彩葉。」

突然、彩葉が俺の足を思い切り踏んできた。

「あんたがさっきからデレデレしてるさかい目ぇ覚まさせよう思って。」

「でれてねーし。」「でれてんで。」

俺たちのやり取りを周りは微笑みながら見てきた。

「二人とも落ち着きーや。なあ父さん。」

「あ、ああ、そうだな。ところで、新一君とその友達はどこにいるんですか?」

「あれ、新ちゃーん、蘭ちゃーんどこー?まったく待ってるように言っておいたのにすいません二人を探しに行くので、それじゃあまた後程。」

 

そして俺らはチェックインを済ませ海水浴場まで来た。

「よーし、朝輝あそこまで泳いで戻ってくるまでを勝負だ。彩葉は判定を頼む。」

俺たちは彩葉のよーいドンの合図でスタートした。結果は、俺の負けだった。

「くやしー。負けたー。」

「いやいや、小学1年と中学生が勝負になってる時点でおかしいぞ。じゃぁ命令な、俺といろはの分のかき氷をなるはやでよろしく。おまえが今、めっちゃ金持ってんのは知ってるからな。」

仕方がないから俺は、かき氷を買うために海の家に向かった。

 

(何か言い争ってる声がするな何があったんだ?)

すると、海の家から言い争っている声を聞いたが、かき氷を買うために海の家に向かった。

そこでは、三人の大人と一人の子供が言い争っていた。

(これはあれだな、新一が海の家の焼きそばに虫が入っていたといちゃもんを付けていた奴らと言い争っていたらしいからそれだな。)

「だから、みたんだってオレは、こいつらが虫をいれてるところを。」

「それは、お前だけが言いていることだろ、証拠を出せよ証拠を。

 

「その子の言っていることは本当だと思うよ。俺は、目がいいからこの虫を見てると虫の形がきれいすぎるし、最初から気づいていたはずだ。つまり、後から入あんた達によって入れられたということだ。それでもまだ反論があるなら営業妨害とかで訴えられる覚悟があるなら話は別ですけど。反論がないようなので、俺はこれで、かき氷を買いたいので。」

「あっ、ちょまてよおい。」工藤新一が呼んだが、俺はそれを無視して逃げた。

 

「遅かったじゃないか朝輝。」「仕方ないだろ、店の前が混んでて時間がかかったんだから。それより、食べ終わったなら今度はあっち行こ。」

口論に口を挟んだせいで俺が狙われるかもしれない。赤井ファミリーの近くに行こう。そうすれば安全だろうし。

 

 

おっいたいた。有希子さんがいるってことはまだ新一たちは来てないのか。

「おーい 有希子さ〜ん」俺は走っていった

その後ろでは、「なんや、あいつ結局気になってたんか?な、彩葉。」「バカな朝輝のこととか知らんし。」

彩葉は何で機嫌が悪いんだ?

 

「あら、どうしたの朝輝君?」

 

「負けん気が強そうな子供がさっき海の家でクレーマーと言い争いしてましてよ。」

「あら、ホント?ありがとね朝輝君。じゃぁ私はこれで。」

父さんと母さんはどこにいるんだろ?一応連絡しとくか。

「ふっ、とんだ安全な国だな。今のようなな一般人にも言葉遣いだけで母国がバレてしまう。それにこの小さな坊やも簡単に情報を発信でき、常に監視されているかもしれないスマホを使っている。この世に安全な国なんてないんだよ。母さん。な~に心配するな。父を消した奴らに俺の正体がばれる前に奴らを一人残らず地獄の底に」

「バレバレだよ、お兄さんの正体がピエロだってことはな。」

う~んこの頃の新一の推理を聞いていると面白くて笑いをこらえるのが大変だ。

「そして、お前の正体が探偵だってこともわかってるからな。」

お、俺?「「ははははは」」俺と赤井さんはが笑ったタイミングがかぶった。

「俺は、ただ感覚が鋭くて動ける小1だよ。工藤新一君。」

「な、なんでお前オレの名を「新一のお母さん、新一いたよ。」ら、蘭と母さん。」

「教えてもらったからだよ。」

「朝輝君さっきはありがと。こら、新ちゃん勝手にあちこち行って、それにさっき聞いたわよ。言い争っていたって、その人たちが手を出してたらどうするつもりだったの?」

 

「おい、小僧どもさっきはよくもやってくれたな、お前たちのせいで恥かいちまったじゃないか。」

「あれはおまえたちがわるかっただろ。」「右に同じ。」

そういって俺たちに男が手を上げようとした瞬間、赤井さんが守ってくれた。

「悪いな、この坊やたちは、俺の連れでね、話があるなら俺を通してからにしてくれ」

そういって赤井さんが男たちを睨むと一目散に逃げていった。

「「朝輝大丈夫(か)?」」朝日といろが駆け寄ってきた。

「あんたは、なにしたん?さっきの人たち怒らせて。」

「これは、後から母さんと父さんから説教してもらわないといけないな。」

「そ、そんなことより、さっきはありがとうございました。俺は、酒寄朝輝いいます。こっちが兄の朝日、こっちが双子の姉の彩葉です。お兄さんの名前は?」

「俺は、赤井秀一だ。そして、母さんと弟の秀吉と妹の真純だ。そっちの坊やたちは?」

「俺は工藤新一、シャーロックホームズの弟子だ。そしてこいつが毛利蘭。」

俺は、思い切って赤井さんにあるお願いをしようと思った。

「赤井さんは、何か武術みたいなのをしていますよね?さっきの動きも普通の人とは違ったので、どうか俺の師匠になってください。授業料もちゃんとおれの投資で儲けた分で払うので、ビデオ見てもらってアドバイスをもらうだけでもいいので。」

「ふーむ、そうだなあ」

赤井さんが考えてるときにガードレールを突き破って車が海に落ちていった。

そして赤井さんは、沈む車めがけて泳いでいった。

 

 

 

 




はい、ついに新一たちと出会った主人公。父・朝久を死なせないようにすることはでき、ハッピーエンドは目指せるのか?
4000~5000字がどうだったかできたら感想で教えてください。
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