トリプルフェイスの酒寄君   作:毛呂山

5 / 5
前回のアンケートの全員から主要キャラにかかわりがあるキャラ全員にします。
そして今回からR-15、残酷な描写、グロ注意をタグに追加します。


第五話:修行の日々、そして―――――

朝輝side

海水浴場から帰ってきた次の日俺はこれからの計画について考えていた。

(とりあえず赤井さんに弟子入りすることはできたし、もしかしたら黒の組織関連のいざこざに巻き込まれるかもしれない。それに原作での死亡キャラをどうしよう。とりあえずは武術を教えてもらいながら考えるか。)

 

さらにこの世界では月見ヤチヨがデビューするようなことをヤチヨの部屋でほのめかし、一部界隈で盛り上がりを見せた。もちろん俺も盛り上がり普段ではありえないようなテンションをしてしまったせいで兄貴や彩葉に冷たい目を向けられた。慌てて俺は弁明するが二人とも俺の弱みを握ったかのように満面の笑みを浮かべていた。二人とも知ってるんだからなどうせはまることは。(半泣き)

 

 

結果的にヤチヨのデビュー曲の『Remennber』は爆発的な反響があったわけではないが世の中に爪痕を残した。

(やっぱこの曲聞くと涙があふれそうになる。映画が一番ましなハッピーエンドだったがなんとかしてもっといい最高なハッピーエンドにしたい。)

俺は一筋の涙を流しながら心の中でそうつぶやいた。

 

「え、ちょっと朝輝あんたなんで泣いとるん?」

「な、なんでもない。ていうか彩葉いつからおるん?」

「朝輝が何か曲を聴き出してから。音が小さくてあんまり聴こえなかったから私にも聴かせて?」

おれは一瞬彩葉が曲の違和感に築くのではないかと思ったが仕方なく聴かせた。

反応を見るに表情には出してないがどうやらはまったらしい。

(よかったなヤチヨ(かぐや)今回の輪廻でも彩葉に歌は伝わったぞ。)

ちなみに俺が危惧した理由は原作と違っていることがあるからだ。それは父さんがまだ生きていることだ。しかも、父さんと彩葉は作曲を続けている。そのため少しではあるがあの未完成の曲の作曲も進んでいる。だが、元々の『Remennber』との違いはあまり感じられなかった。

 

 

 

 

 

(とりあえずどこの世界でも情報は大切だ。そのためには.....)

俺は武術だけではなくコンピューターや機械関連についても勉強しはじめることを決めた。どちらも絶対将来のためになると考えて。

 

 

 

秀一side

いよいよ朝輝の修行が始まった。送られてきた動画の内容は調べたのか格闘技の基礎的な動き方だった。その動き方からはムダが多いが俺の見込み通り教えがいがありそうだと思えた。

俺は指示を出しつつ、改善点や一人での特訓方法について伝え一回目の修行は終了した。

休憩中にあいつは何とかというAIについて言ってきたがまさかあの年で子供らしくない趣味とはな。

「俺も弟子に負けないように精進しないとな。」

そう言って俺はFBIになるために、そして弟子に追い越されないために今までよりもさらに訓練をしていった。

 

 

 

 

朝輝side

(さて、赤井さんとの初めての修行もヤチヨをお勧めすることもしたし次は何をしよう。

ツクヨミができるまでに少しはプログラミングや対戦ゲームに慣れておくか。そのためには某無双ゲームと某野望ゲームを合わせたゲームを作ってみるか。そのためにはネットで情報を探さないとな。)

それからの俺は、毎日赤井さんから言われた訓練やゲーム作りを続けたが、思うようにうまくいかない。なんせまだ、俺は小学1年生だ。必然的に起きている時間のほとんどが学校や友達との遊びで消化されてしまう。そのため、朝は、訓練をし、夕方家に帰ってからゲーム制作を続けた。

赤井さんとの訓練では、力のつけ方と同時に抑え方も学んだ。どうやらあの人は俺がまだ力を完全には扱えないことを見抜いているみたいだ。その効果もあってか、友達とと遊ぶ時でも力をうまく普通に運動神経がいいくらいにセーブしできるようになった。このままいけばあと数年で一流になれるだろうと言われた。

しかし、ゲーム作りの方は完成して、後残すはデモプレイをしてもらって感想をもらうだけだが何せ非公式なだけにばれたくない。弁護士である母さんにはもっともばれたくない。仕方ない、ここは兄貴に付き合ってもらって感想もらうしかないか。

 

「兄貴ー、ちょっとゲーム作ったから一緒にデモプレーしてくれん?」

「お、おういいぞ?でもそれ大丈夫なん?母さんにばれたらやばいで。あとお前ゲーム作れたん?さすが俺の弟やね。」

「ちょっと、声大きい。気づかれたらどうすんの?」

 

「何に気付かれたらダメなん?教えてくれる?朝輝。」

 

(やっべー、気づかれちゃったよ。こうなったら家族を巻き込んで俺がデータをとってもうあやふやにしてどうにでもなってしまえ。)

「じ、実は俺がゲーム作ったんよ、せっかく作ったのになんか法を犯してるかもしれんから、まず兄貴の反応見てから母さんに法を犯してないかチェックしてもらおう思っとったんよ。」

「ふーん、それなら一気にまとめてを私たちが判断するでいいんやない?そっちの方が手間も省けるやろ?もちろん複数人プレーはできるんやろなー?」

めっちゃ笑顔で言ってくるし、もうこれ内心ぶちぎれてんじゃん。

 

「う、うん。それで大丈夫だよ。じゃあいろいろ準備があるから、二人にもテレビの前に集まるように言っとって。」

 

俺が準備を終えて戻ってくると全員そろっていた。

「それでそのゲームはどうやってやるん?」

 

俺が説明してからゲームをはじめた。どうやら男チームと女チームに分かれたらしい。俺は様子やバグがないかの確認をしていた。

結果は男チームの圧勝に終わった。やっぱり鬼ぃちゃんは伊達ではない。

感想を聞いていくとおおむね楽しかったらしい。

 

「あんた、このグラフィックとかはどうやってつっくたん?こんな景色がある場所に連れて行ったことないよね?」

 

「ああ、それはヤチヨの部屋ていうブログに相談して法に触れないいい感じの背景を作ってもらって、装備とかは俺が考えて作ったよ。」

 

「そんな簡単に言えることじゃないやろ。で、このゲーム機の会社に売るん?そしたら結構売れると思うけど。」

「えっ、これは身内のノリで楽しむために作ったやつだから売らないよ。売らないものでも法に触れるかもしれないから母さんに聞いたんだけど、その反応だったら大丈夫みたいやね。」

「まじ、ラッキー。なぁ朝輝、友達にもさせていい?」

「その友達次第かな?その人を俺が見て安易に広めなさそうだったらええよ。その友達が本当にいるならだけどね。」

「なっ、なめんなよ。友達ぐらいたくさんいるし、お前も友達と遊んでるとこみたことないぞ。」

「朝輝は学校での友達が多いよ、お兄ちゃん。」

「お前ら、信じてないな。明日、連れてくるさかい、驚くなよ。」

 

翌日、本当に友達を連れてきて驚いた。当然のことながら雷や乃依ではなかった。そういえば、原作では帝としての人脈は広かったが、朝日としてはほとんど出てなかったな。俺は憐れみの目で兄貴を見た。そして、気づかれないようにその友達のことを見てみると、大丈夫そうだったし、家族以外の反応も見たかったからこっそりと許可を出した。しばらくゲームをプレイしていたが終わってからの反応は良好で兄貴がしつこく質問攻めされていたが、ほったらかしにした。 

 

 

 

???side

とある場所で怪しげな二人の男たちが密会をしている。一人は小柄の隻眼の老人。もう一人はまるで何者かに操られているようにひどく感情が不安定な若者。

「さっきから言ってるだろ、俺の依頼はある人物を方法は何でもいいから消してくれって。そして報酬はこの四魂の玉だって。」

「ですから、無理なのはその人物を消したい理由を聞いているのにあなたがそこをはぐらかすからじゃないですか?それに、四魂の玉とは何ですか?私はこれまで聞いたこともありません。そして、それの見た目はただ大きい真珠のようにしか見えないのですが?真珠ごときで我々にとって意味のないことはしたくありませんので、お引き取りください。」

するといきなりモニターがつき、そこから声が聞こえてきた。

「待ちなさい。その四魂の玉を見せてください。」

「これは!どうやら本物みたいですね。いいでしょうその依頼請けましょう。」

依頼主の男はそれを聞くと嬉しそうに帰っていった。

 

 

「ボ、ボス。本当にあのわけの分からない依頼を請けるのですか?どう考えても我々にとって利益がないように思われますが。」

「四魂の玉とは使用者の願い事を叶えてくれると言われている伝説の宝珠です。」

「なっ、そのような代物をあんな男が持っているわけないじゃないですか!?」

「いえ、あれは間違いなく本物でしょう。普通の真珠とは感じるものが違ったので。依頼が終わって四魂の玉を受け取ってからあの男も始末してください。お願いしますね?」

「わかりました。では、準備がありますので私はこれで失礼します。」

 

 

 

朝輝side

今日、俺は父さんと一緒に大阪に来ている。何やら父さんに大阪で打ち合わせの依頼があったらしい。その相手が何故か俺も連れてく来てほしいと言ったらしい。そのことがどうしても腑に落ちない。

(どうして俺を連れてくるように言ったんだ?そもそも俺の存在をどこで知った?まさか、あのゲームのことが外部に漏れたのか?)

疑問は尽きないが父さんの仕事なら仕方ない。邪魔にならないように付いて行こう。

「父さん、どこで待ち合わせしとるん?」

「もう少し先のところやよ。心配しとらんけど迷惑の無いようにするんやよ。」

 

その時、いきなり父さんが俺を覆うように倒れてきた。

「え、は?父...さん?」

俺の視界が隠される寸前、この目に飛び込んできたのは腹部から血を流している父さんと一人の男。

父さんの下から這い出てくるともうすでに男は消えていた。父さんはわき腹を刺され苦しそうにしていた。俺は父さんんの傷を圧迫して止血を試みた。しかし、俺の小さい手では止められず、生暖かさと肉を触る気持ち悪さが伝わってきた。

「父さん!父さんしっかりして!誰か、警察と救急車を呼んでください。父が刺されたんです。」

 

「朝輝.....ごめんな?父さんもう無理みたいだ。最後....の...言葉を...聞いてくれるか?」

「さ、最後なんて言うなよ。話なら傷が治ったらいくらでも聞くから。」

俺は涙を浮かべながらそう訴えたしかし、父さんは苦しいはずなのにできるだけ平静を装いながら言ってきた。

「朝輝...か、母さんたちのこと、よろしく頼むよ。今まで.....ありがとうて伝えてくれ。朝輝、愛してるよ....さようなら。.....」

父さんの脈拍が低下し、体温も下がってきた。そして瞳から光がだんだんと失せてきた。

「父さん、嫌だ。さよならなんて言わないでよ。まだこれからしたいこともいっぱいあるし、お願いだから目を開けて、ねえ、父さん。」

その言葉を最後に俺も気を失ってしまった。

 

 

 

(俺は今、何をしている?そうだ、父さんは?く、苦しい、助けてよ父さん。)

「父さん!」

「朝輝あんた大丈夫ね?血だらけだったていうけど、どこも痛いところはない?」

「か、母さん?ここは、病院?」

「ええ、そうやよ、あんたは丸二日気を失っていたのよ。」

「そ、そうだ、父さんは?もちろん助かってるんだよね?」

「朝輝、落ち着いて聞きなさいよ。父さんは......父さんは死んだの。」

「父さんが、死んだ?ハアッ....ハアッ....そうだ死んだんだ。」

 

「お母様、おやめください。どうやら朝輝君はお父様の死に心に深い傷をおい、PTSDになっているかもしれません。今、お父様のことを口にするにはかえって症状が悪化してしまいます。君、はやく患者を安定させて。」

その医者の言葉を最後に再び俺の意識は沈んでいった。

 

 




いよいよ動き出した物語。朝輝の手でどのように変わっていくのか?

名探偵コナンの死亡キャラはどうする?

  • 全員救済する
  • 一部救済する
  • 原作通り
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