大半のキャラクターを男体化(先生やゲマトリア等を除く)
キャラの台詞は殆ど分かりません
一応原作キャラの名が一部片仮名な事から区別するために当て字漢字にしてみた。
※
さて…職を失い個人的な御得意様も居らず、学歴も無ければ技能も無い。
人様の関係を深める必要もある職でなのにそれを疎かにしていた。
否、人が嫌いである。それは己自身も含めていた。
路頭に彷徨い続ける中、ふと景色が一変として砂漠が広がる…
「こんなところに砂漠があるはずが無い…」
思っていた事が自然と口に出てしまうのはいつもの癖だ。
家も失い食料も水も2日分しか蓄えが無い背嚢と肩下げ鞄に入れられた砥石と剪定鋏に刈り込み鋏や片刃鋸…約7万円が入った財布と使えるか分からないクレジットカード等他が入っている。
俺の名は
新しく赴任してきた上司と俺とで口論となって長きに渡って解雇されてから半年だ。
家庭は三兄弟の末っ子である。解雇と聞いて直ぐ姉は俺を家に入れなくさせていた。
手持ちの鍵はあるものの、古い家の扉に無理矢理増設した鍵付き扉なので鍵穴のない内側鍵がある故入る場所が無かったのだ。
皆働き詰めで不可解な増税と新税金によって生活も厳しくなっている。
帰る所を諦めた俺は全国徒歩旅行を自分の終活とした。
しかし…鳥取砂丘でもない…街からいきなり砂漠とは考え難い、だが振り返ると見慣れた街並みは存在せず砂に埋もれたビル等が広がる光景だった。
暑い日差しに手で日陰を作り向こう側の景色を観察した。
「あれは街のようだな…黄緑色の地面もあるようだ」
俺は街を見つけてその方向へ歩み進めると徐々に街が見えなくなっていく…これは恐らく立っている本人が下り坂と気が付かず低い方向へ移動している。
盆地は熱が籠りやすい、炎天下の砂漠なら尚更。
暫く歩いていると植物らしき地面が何なのか判明した。
人が千鳥足状態で街の方向へ歩いている。
「熱中症か…それも重度の」
20年間外での作業をしてきた経験上、熱中症対策や蜂対策等を作業者に事前周知を徹底していた頃を思い出しながら今倒れ込もうとしていた緑髪の者に接近した。
「おい…しっかりせい!」
肩下げ鞄から保冷剤を取り出しタオルで巻き付けて、開けた口の舌に即効で砕いた塩を舐めさせたら反応があった。
「聞こえたら頷け!飲料水を口に注ぐぞ」
相手はゆっくりと頷いて確認を取れた後、自分の備蓄飲料水一本を口に向けて静かに注いでは飲み込んだのを確認してまた注ぐ。
そして意識が戻りそうになった時、ペットボトルを掴ませる。
「ぁ…ありがとうございます…」
「礼はいい、立てれるよな?炎天下を避けれる場所は知っているか?このままでは共倒れだぞ!」
「それなら…アビドス高校に」
ん?もしや相手は学生か、そんな事は兎に角炎天下を凌げるアビドス高校へと二人三脚のように互いに支え合って移動し到着した。
到着すると桃色の短髪なりの黄青のオッドアイが特徴的な少年が防弾装備を着込んでセミオートショットガンを此方に銃口を向けていた。
正直俺は第二次世界大戦後の銃火器は殆ど知らないし彼の話を聞いて同身長の緑髪子を放すと…桃髪の少年に駆け寄って抱きしめた。
…10メートル以遠の話し声なんか聞こえづらい、聞こえなかったのか叫び始めた。
「先輩を助けた礼に取り敢えず入ってこい!」
取り敢えず、ソーシャルディスタンスを意識して門を通らなかったのだが…向こうからの言質を取ったので入って生徒会室に案内される。
緑髪の子は梔子
その後軽く自己紹介した後、二人に体臭が酷いと指摘される。
5年もしっかり身体を洗っていないからなぁ、衛生面でも気にする必要もあるし星野との長い口論の結果により暫くは夢の自宅で浴室を借りる事になった。
「勲さんってかなり痩せてない?大丈夫?」
「2日に一回しか食事は摂っていない、毎回喉の渇く乾パンか…猫じゃらしを擦り潰した草のパンで飢えを凌ぐ日々だったからな」
二人で身体の汚れを落としつつそんな会話をしていた。
20年振りの髭剃りはまだ後にして長い灰色の髪をしっかり洗った。
夢のはしっかり鍛えられた身体であったが、所々傷痕が見える。
風呂なんて40年振りだ。温ま湯だが非常に心地よい…
その後着替えていくのだが、替えが無い俺は予備制服の夏服を着ることにした。
寸法は同じくらいで違和感なく着込めれた。明日は髪を切って髭も剃ろうそう決めて寝室へ夢は行き、俺は玄関に続く廊下にボロボロの寝袋を広げて寝た。
・
・・
翌日
朝早くの朝食は食パンに卵焼きを薄く乗せたものだった。
しっかり脂身と水分のあるパンは30年振りでありゆっくりと味わった。
数年前の豪華な食事はゴミ箱に廃棄された新鮮な食べかけダブルチーズバーガーだったのもあってより美味しさを感じる。
「うわぁぁ!?そんなに泣くことなの!?」
あまり食事を摂らなかったのもあって一切れで満足していたのだが、2枚目を夢から押し付けられて止む得ず昼飯として一旦ついでに昨日洗ったタッパに入れた。
ひと通り食事を済ませて歯を磨く…ボロボロの歯ブラシでは充分に磨き切れず剪定鋏で短くブラシを切って何度も使っていたのもあって隙間に届かない箇所が多くなっていた。
歯ブラシもまた替えのを貰ってしまった。
「すまん…また借りを、現金でいいか?いやまてコレは使えるのか?」
「えっと…多分使えそうに無いかも、紙切れくらいにはかな〜」
7万円札全てが紙切れ並の価格扱い…そりゃあ何か見える世では紙幣制度も違うだろうしそうなんじゃないかって思っていた。
頭の位置的にも天使の輪っぽい…ヘイローとでも呼んでおくとしよう
それにしても星野も夢も個性的な形状をしたヘイローである事に気が付いてもしや?と思いつつある。
そんな事を思いながらアビドス高校へ向かって小鳥遊星野と俺が夢の予備制服を着込んで口喧嘩になったのは言うまでもない
時間が経過して昼に自分は校舎の清掃と整理整頓作業をするが、度々不良の襲撃が来る。
銃撃戦により窓ガラスが割れて硝子の処理に明け暮れていた。
夕方になって借金振り込み通帳確認や弾薬管理もして解散となるが、今度は星野の宅に連れ込まれる。
夢とは違ってシンプルな部屋構造となっており着飾れていない空間が多かったものの一日を過ごし…この繰り返しだった。
この近くには樹木らしき物が無く自身の経験があまり活かせない上にそれが本職なのも相まってアビドスでは穀潰しのような存在のままである。
4日目には二人に別れを告げて星野に対しては詫び品としてブラックマーケットにて何とか交渉に漕ぎ着けた鯨のぬいぐるみを渡したのだった。
アビドス自治区を歩き続けて数時間、不良達が俺に団体で近付いて来た。
「おい、アビドス高校の清掃員なんだろ?」
「持ち金は持っていない、悪いがあの場所に居候させて貰っただけの放浪者だ。自分の稼ぎの為に今は移動しているだけだ」
「ふん…そう言って言い逃れるつもりか!」
十人くらいに囲まれて銃口を向けられる。
4人くらいはAK-47と分かるが…後のはボルトアクション方式のとミニガンとしか分からない。
「まあ待て、俺は一発食らったら死んでしまう程に弱っている。その時に仕事道具でも奪って売り払うつもりなんだろう?」
「そんなハッタリなんか聞くつもりはねぇ!」
「では何故、目の前の人の頭上にヘイローが無いのか気になった事はないか?」
ふと十人の不良が目を逸らすと自然と銃口を下げていた。それに服装からして明らかに継ぎ接ぎの上着と履物がよく分かる。
「んで仕事道具とやらは?」
「剪定鋏と鋸に刈り込み鋏とかだ。つまり庭の手入れを職とした大人だ…ここら辺にあるか無いか程度なら遠くまで行こうって今に至る。そういうこった」
「じゃあそん時に金を「稼げたらやる」「お前らコイツを通してやれ」
その後他の不良にも絡まれたりしたが、何とかアビドス自治区の住宅街に着くと…色々な種族の大人達もちらほらと見掛けるようになる。
するとその人達からの視線が強く刺さる。
カツアゲ確認に開けられた刈り込み鋏に注目しているのだろう…そしたら一人ロボ頭のが前に出てきた。
「あのーもしかして個人剪定業をやっている方ですか?」
「この区域は初めてだな、勿論剪定業もやっている」
「じゃあアレをお願い出来「寸法と刈り込み具合は?」「えっーと、深めにお願いします」
その男は仕事の用事でそそくさに去ってしまったが、取り敢えずこの世界に来て初めての仕事だ。
樹木は2メートル程度の高さで乱雑に枝が伸びている上に所々枯れていた。
枯れ枝は切り落としつつある程度の葉は透かし落として、全体的に刈り込んで円筒形に仕上げた。
もっぱら刈り癖具合がその通りになっていたのもあって合わせやすかったのだが…その後隣家からまた隣家の住民から剪定してくれと仕事が振り込んで来て一日では終わりそうに無かった。
ある程度終わらせると、現金で払ってくれた。
今回は10件中9件から現金収入、一人2000円くらいで夕方その一人が戻ってきては5000円の料金支払いを受け取った。
しかしまだ30件程残っておりどうにかならないのか悩んだ。
その結果……
・
・・
「で…ついでに作業を手伝って欲しいと?」
「あー、二人くらい欲しいのだが」
「じゃあコイツとソイツを連れてっ行け」
「ありがとう、でも夜遅いから明け方ここで落ち合おう」
翌日、集合場所で例の不良と合流し三人で現場に向かった。
住民には取り敢えず拾ったお手伝いさんとして軽く説明してその後作業内容の説明を行い、一人は切り落とした枝葉の袋詰め(清掃)ともう一人は剪定作業させつつ自分は隣宅の剪定作業ながらその子の剪定指導も行う
最初は戸惑いもあったが数十件もやっていく内に刈り込み具合や不要な枝葉も分かるようになっていったのを見て、若さを俺は感じた。
そして30件と追加の10件も終わらせて、自分手取りを2000クレジット、二人とその仲間達に上げる68000クレジットに分けた。
「二人共お疲れ様、ちゃんと御仲間にも渡しておくんだぞ?明日も別の住宅街で噂を聞いた住民が頼もうとしているのを最後に聞いたから行くぞ」
「一人2000じゃあ端金もいいところじゃないか…大丈夫なのかお前は」
「なーに明日があるさ、それで食い扶持を買うと決めている」
そんな話をしながら彼等と合流して次の日を迎えた。
どうやらブラックマーケット内でもそこそこ力のある不良グループだったらしく、二人が手伝ってくれてるのも相まって他の不良が寄り付かなかった。
その後も順調に進んで剪定依頼は終わらせ、他の不良グループが剪定装具を買っては喧嘩になりそうになるものの俺が率先して止めて次の仕事に備えてスケジュールをある程度決めた。
その後月日が経って1年が経過する。
時既に黒空勲はブラックマーケット内でも200人の不良を引き付ける一人の大人として注目を浴びるようになっていた。
その上で200人中80人が剪定作業もとい庭師を目指し、内10名が勲の満足行く指導を完了した不良達であり
その彼等は率先して仕事を受けて丁寧な受け答えやら依頼主との談笑も軽く行いつつ剪定作業完了報告し依頼主の確認終了の後、決済報酬を受け取る。
どんどんと個人庭師が増えていき勲の働き処を失いつつあった。
だがしかし彼等の恩赦もあって一部は勲のところに「前の貸しを返しに戻った」と言っては現金が届けられる。
尚当の本人は噂が一人歩きしているのに気が付いていない
そして勲は久々の買い物に行く…それもブラックマーケット内でだ。
行き付けの店に寄る途中、いつも世話になっているタコ焼き店の息子と談笑しながら10個を作って貰っているのを確認して料金を払う。
行き付けの店は武器屋であるが、そこで園芸用の道具を買っては店長に困惑の視線で刺される。
「お前さん、流石に銃くらいは持った方がいいんしゃないか?半額にしておいてやるぞ…もう来店してほぼ1年経つじゃない」
「いや持つ事も無いだろう、撃つ前に殺される可能性があるからな」
「だがそれでも「気持ちだけで受け取っておくよ「…じゃあ御仲間の定期的な弾薬をいつも通り用意しておく」
その後100人分の其々扱っている銃火器の弾薬を半額で負けてもらって購入、その後に皆に配りながら業務に戻る。
去年と比べて武器や弾薬の定価が安く、ブラックマーケットへの人口も増えていた。
ヘルメット団とやらも出ており早速派閥争いが起きようとしたところで自身のグループがかなりの規模になっている事知らず、当の本人も知らず内に元SRT学園生徒のマウス分隊をグループ内に入れていた。
それから更に1年が過ぎ去る。
・・
・・
いよいよ本編の始まりだった。
・
・・
・・・
ブラックマーケットに零細企業を作ろうかと判斷していた勲はブラックマーケット内の銀行で申請しようとしていたところに物珍しい4人組を発見した。
「おや、どちら様ですかな?おじ様」
向こうから来た赤髪の美少年に話しかけられた。
自分の位置的にも出入り口を塞いでいるようなので、出入り口から下がろうかと行動に移そうとしていた。
「あ…亜留様の通り道を塞ぐ邪魔者は…「道を開けるから待ってくれ…」あっぁぁ」
「失礼したね。うちの従業員が」
「えっ?従業員って…既に何か事業を始めたのですか」
それを聞いて質問をした後、ひょんなことからの会話で零細企業としての便利屋68を聞いた。
取り敢えずその傘下に入ろうと願いを言うも拒否される。
暫く縁は無いだろうとそのまま見送る事になる。
だが…あの事が起きるまでは
今回の登場物
黒空勲
家庭事情が悪めの高齢男性、銃は握った事はない
幼い頃は悪ガキだったり遊び人だったりする。
不良
スケバンとヘルメットその他色々、コヤツ等も男体化なのでズボン
梔子夢
本来なら死亡しているところ、救出され現在は2回留年してまだ生徒会長を努めている。
小鳥遊星野
見た目は原作と変わらないだけの性別反転ホシノ
2年後も相変わらず無愛想、泣けるぜ…
勲の御仲間
最初に絡んで来たスケバンの子達、現在は殆ど側近のような立場
陸八間亜留
髪は短め身長も4糎程高くなっている。男体化世界であるものの声変りはしておらず原作と変化ない
伊草遥
便利屋68の従業員という事にしている。
実際のところほぼ身内みたいな具合で情緒不安定なところは変わらない
鬼方佳代古
役割は原作と変わらず今回未登場、ダウナー気味
浅黄睦月
役割は原作と変わらず今回未登場、チャラ男
勲の大人のカード
緑色のキャッシュカード、描写は今のところ無いが使用する代償としてキヴォトス全体の誰かが女体化する。
今回は買い物で一回使ってしまっている(という事にしよう)