どうも、ハリーの叔母のペチュニアです。 作:Ψ( 'ω'* )
ネタばかり思い付くのが悪いんですねはい、ごめんなさい。
ハリポタネタ尽きない止まらないカッパえびせん。
転生って気付いたのが双子の妹が魔法を使った時です。その時に昔成人した日本人だったという事を思い出しました。今は立派な英国人淑女です。
よりにもよってハリーポッターかい。
そう心の中でツッコミを入れた自分が居た。それも妹はリリー、自分はペチュニア。近所の幼馴染みの男の子はセブルス。間違いない。創作ネタ界隈で呼ばれる所の親世代。
主人公の叔母であるペチュニアに転生したのだ。そういうのもよく嗜んでたから見た事はまあ無きにしも非ずだけどさ、自分がそうなってたなんて記憶取り戻してなきゃ分からんて。寧ろ思い出さなければとさえ思ったよコンチクショー。
なんでって、そりゃあ可愛い可愛い妹と大切な幼馴染みは死ぬ事が確定してるからだよ。あれは原作や映画の物語で言わば現実ではない出来事だから感動出来た。
だからこそ現実で起こるこれからの事は知りたくなかった。え?ジェームズ達は良いのかって?原作や映画内では知ってるけどリアルで知らんからまあおいおい追加されることでしょう。多分。
何より初対面時失礼な事を言ってきたセブルスには拳で分からせました。昔ヤンチャしてた時の名残です。これ以上言うと元の年齢バレそうだからこの事に関しては黙ります、はい。その後セブルスからは男みたいな奴、と言われた。誠に遺憾である。でも悪意のない笑みで言われたので友達には慣れたのであろう。やったね。
そして今に至る。
半年に一回は手紙を書いてくれるように二人にお願いしたし時には思い出してとも言ったら流石にもう少し手紙は出すし思い出してくれると口にしてくれた。いやぁ、姉さんは嬉しいよ。
9と4分の3番線の壁に消えていく妹と幼馴染みを見送り両親と家に帰った。ぽつんと空いた隣のベッドに妹は居ない。休暇には帰って来てくれるけどそれまでは寮生活なのだ。当分寂しくなってしまう。
「私も明日から学校だけど寂しいなぁ。ずっと一緒だったのに」
別の学校に通い別の友人が出来別の場所で過ごす。自分は二人の事を思い出すとほんの少しだけ羨ましく思う。一度は夢見るものだからね、魔法を使ってみたいというのは。
妬ましいとか狡いとかは思わないけど。無いものは無い訳で。どう見繕ったって無いものを開花なんてさせられないもの。それより今ある武器でどうなりたいか、どうしたいかを考えるのが最優先だ。
特に叔母さんというポジションに高確率でなるであろう自分は危険な事も少なからずあるだろう。特にマグルの自分じゃ魔法使いの子の子育ては非常に大変であろう。
その為には身体を鍛えるしかない。後視力も。魔法で物を投げられたり窓ガラスが割れたり家の修理費を賄える財力も無ければ話にならない。よし、鍛えて勉強していい仕事に着いて沢山金を稼ごう。こんな世界だもの。いつ死んでも可笑しくないから結婚はしない。
ごめんダドリーちゃん。きっと君は別の女性とバーノンさんとの間に産まれてすくすく育ってくれ。大丈夫、ロンドンで高収入を得られる超優秀なバーノンさんの事だ、きっと自分以上に素敵な人と結婚なさるだろう、うん大丈夫大丈夫。
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あれから7年後、妹から彼氏を紹介されました。その友人もいて彼は大変失礼な事を言って来たので拳で殴っておきました。彼氏も居なければ胸も無い非モテ女の子と。遠回しな言い方では有ったが直接的なことを言えばこうである。失礼な。私はリリーと顔の作りは一緒なんだよ。一卵性だったからね。
モテてはいたさ。全員振ったけどさ。結婚する気も誰とも付き合う気もなかったし。前世は彼氏歴代で居たけど長続き気しなかった。つまり私の人生まだ出逢ってないだけじゃないかな、今世は兎も角ね。
その代わり友達は男女問わず結構居ます。いい人達と出会えて嬉しいよ。このシリウスとかいう開幕失礼男よりは余程ね。否、確かセブルスも出会い頭そう言ってたからその辺は目を瞑ろう。そしてリリーの結婚式当日にセブルスも友人として居た。意外だ、リリーを心底好きで愛してたのにまさか出席するとは。
「あんた良かったの?あれ程リリーが好きだったと言ってたのに」
「・・・だった、じゃない」
「・・・そっか」
妹が、リリーが幸せになる事は自分と幼馴染みの願いだ。そこに自分達が居なくとも。幸せであればそれで良かった。あれよあれよと事が進み妹は魔法界へ移り住み、幼馴染みは仕事があり忙しく各いう自分も大学の事で忙しくなっていた。
そんなある日忘れていた・・・否、忘れようとしていた事件が起こってしまった。ヴォルデモートに妹と義弟が殺された、と聞かされた。義弟やその友人伝いで知り合った内の一人、リーマスに。
自分に出来ることは無いと自負していたし下手に動けば手に負えない大惨事になる事も目に見えていた。所詮は自分が一番大切だったのだ。それでも何か出来ることはあった筈なのに。なんて自分は愚かで情けないのだろう。妹の幸せを願っていたというのに。本当の馬鹿者だ。
語られた事実に動揺して小説の原稿用紙を床にドッサリと落としそこだけ時が止まったかのように動けずに居た。辛うじて動かせた唇からはか細く絞り出した声が出た。
「嘘・・・」
苦しそうに首を横に振る目の前の彼。現実味を増すそれはどこまでも冷たく受け入れ難いものだった。あの優しくて可愛くて暖かい笑みを浮かべて姉さんと呼んでくれたリリーが、死んだ。
そして言わずもがな義弟も死んだ。文句すら言えない。そして妹が命を懸けて護ったハリーだけが残りヴォルデモートは愛の護りによって呪いを跳ね返され死んだ。
ピーターも死んだのだとか。指しか残ってない程無惨に。否、あの人は生きてる。連絡手段は無いが。ネズミに化けてる。が、そんな事を何故知っていると変な目で見られたくない。それに何よりショックでそんな事言えないの。最愛の妹が殺されたんだよ。
「裏切ったんだ!!シリウスが!!口封じにピーターを殺して・・・!!」
「一旦ココアでも飲んで落ち着こう」
「君は、何でそんなにすぐ冷静になれるの!?さっきまで動揺してたのに!!」
「冷静・・・?そう、見える?」
震える手で落とした原稿用紙を拾いそう尋ねる。
有り得ない。大好きな妹を殺されて直ぐに冷静になれる筈ないじゃん。準備は出来るだけして来たけどそれでも妹の死を受け入れられる程精神は鋼で出来てない。
それ以上に目の前の彼の感情が昂り過ぎて居た、それだけの事。自らが落ち着きたいが為にココアを用意するし相手を落ち着かせる為にそうする。それだけだ。
間を置き未だ震える手でココアを差し出すとごめんねと謝られた。少し手にも触れたのだろう。目を少し見開かれた。まあそうだよね。自分でも驚く程血の気も引いてた。頭の中も整理出来ないでるのに身体がそれに追い付かないのは普通の事。
「・・・セブルスは?」
「彼の事までは詳しくは分からないや。僕も頻繁に顔を見せれた訳では無かったし。ダンブルドアから僕も聞いて。本当に申し訳ないとは思ってるけど」
「・・・ううん、いいんだ。分かる範囲でもう少しだけ教えてくれる?頭の中を整理したくて。知ってる範囲でいいの。この家にハリーも来るのでしょう?いつかは分からないけど保護者は必要だから」
「・・・・・・・・・そうだね。じゃあ、」
そして語られたのは少し矛盾が含まれていた。それを指摘すると少し落ち着いてきたのが確かに、と首を傾げ疑問を持った。そこに指摘をしてみると彼は閃いたらしくもしかしたらピーターは生きているかもしれない、と考え始めた。
・・・・・・・・・シリウス貸し一つね。自分は知ってるけど到底話せることでは無いからこうすることしか出来ないけど誤解されたまま十年以上過ごすのは余りにも惨すぎるから。
親友に疑われて恨まれるのは誰に恨まれるより辛いのは知ってる。
妹と幼馴染みの仲を取り持って仲直りは出来たけど半年前にやっとと妹から手紙が来たくらいだ。それが最後の手紙になってしまった。もっと手紙のやりとりすれば良かっただなんて今になって後悔してる、幼馴染みは未だ彼女に恋心を抱いているのだ。下手したら自分より悲しんでいる事だろう。未だでは無くこれから先もずっとなので何も言うまい。
ハリーに至っては明後日連れてくるとの事。一昨年大学飛び級して最後の論文まとめておいて良かったよ。うーん、でも四六時中一緒という訳にも行かないし一人じゃ厳しいな。折角作家という割と自由に家に入れる職業に着いたというのに。
「一つお願いしてもいい?」
「なんだい?」
「金は幾らでも払うからハリーが学校入学するまで一緒にハリーを育てて欲しいの」
「え!?でも、私はいつでも居れる訳じゃないし・・・」
「リリーからやんわりと話は聞いてるわ。満月の時は忙しいって。その時以外でいいの。仕事してる間だけはどうしても目を離す時間があるから」
「でも、それじゃあ君は損しかしてないじゃないか」
「・・・じゃあ、ご飯も作って貰おうかな。折角金払う立場だし」
「・・・それなら、まあ」
「よろしく」
こうして家政夫のリーマスをGETしたのであった。そうしてハリーとリーマスと期間限定の三人暮しが始まった。物心が着く頃に魔法のあれこれ、両親について等少しずつ話した。
それでもハリーは自分にも懐いてくれた。いい子だ。リリーに似て優しく聡明に育ってくれて興味があるものは一緒に自分やリーマスが教えた。
習い事も興味があれば、と幾つか候補に挙げサッカー・・・あ、英国ではフットボールか。そのフットボールに興味を持った。いやぁ、欧州は強いもんね。周りがやってれば興味も持つか。
・・・そう軽く思ってやらせたら、なんという事でしょう。
ウチの子は天才でした。え?こんなに才能があるって凄いね。将来なんだってなれるよ。叔母さん応援するわ。
それから更に時が飛びハリーの十一歳の誕生日。一通の手紙が届いた。ホグワーツ魔法学校入学許可証である。これから沢山の出会いと冒険が待っている。そこに私の立ち入る隙はない。後は見守るだけだ。悔しい事に。
本当は危険な目に合わせたくない、セーブもロードも出来ない人生。現実はどんな物語よりも厳しいこともある。でも彼は主人公なのだ。前に進む以外の道はない。それならせめてとの思いで愛をこれでもかと注いできた。それが妹の最後に残した魔法、愛の護りの力の助けになるから。
「気を付けて行ってくるのよ」
「うん、ありがとう叔母さん」
9と4分の3番線の壁に消えていく甥を見送り私は家へと帰宅した。嗚呼・・・もう始まってしまうのだ。甥の運命が。
ハリーポッターシリーズと呼ばれる物語が。
家へと戻ると今日で家政夫も最後であろうリーマスがリビングで寛いでいた。可笑しいな。全然立ち去る気配ないじゃん。あれ?私何かお願い事間違えたかな。
否、ハリーがホグワーツに入学するまでとの約束だった。なのに荷物をまとめている様子も無い。
「・・・のんびりし過ぎじゃない?」
「お帰り。ココアでも飲む?」
「飲むけど。新しい家見つからなかったの?」
「ううん。お陰様でいい所見付けたよ」
「なら何でこんなにのんびりしてるの?」
「引っ越すのは辞めたからね」
「え?」
「ハリーが成人するまで一緒に居たら迷惑かい?」
「良いけど契約更新って事でいいの?」
「あー金銭面は大丈夫。なんなら生活費払うよ。細々とだけど働ける場所も幾つか見付かってね」
「そう。でも生活費は貯めておいていいわよ。困ってないもの。これまでの育児と比べるとハリーも大きくなったし殆ど学校だから暇だし」
「せめて家事だけでも」
「じゃあそれでお願いしようかな。夕飯は私が作るわ」
「え?君料理できるのかい?」
「貴方が居ない時は私がハリーに料理作ってたのよ?」
「ごめんね。それもそうだった。楽しみにしておくよ」
(何作ってくれるのかな?ビーフシチューとか、ミートパイとかかな?誰かの手料理を食べるのは久し振りだなぁ)
ふふふ、今日は日本食を作るんだ。ネットで日本の調味料をゲットした。海苔は食べなれてないこっちの人達は消化しにくいから無しだけどお握りと卵焼き、唐揚げ、サラダ、味噌汁。後はデザートにこし餡団子を作ろう、そうしよう。
そして作った料理は好評だった。特にデザートは。
まあ、甘いもの大好きだもんね。新感覚の甘味だったのだろう。明日は三時のおやつとしてべっこう飴でも作ろうかな、作り方自体は簡単だし作り方さえ覚えてしまえば好きな時に作り置きも可能で何時でも食べれるし。
「美味しかったよ」
「それは何より」
(予想の上を行った料理だった。海外の料理は食べたこと無かったし海外にあんな美味しいデザートが有るとは思わなかった。嗚呼幸せだ)
「チョコレートやアップルパイ、糖蜜パイもいいけどこういうのもいいわよね。気が向いたらまた作ってあげる」
「本当かい!?」
「く、食い気味ね。流石に毎日は無理だけどそれでもいいなら」
「是非お願いするよ」
閲覧ありがとうございましたm(_ _)m