どうも、ハリーの伯母のペチュニアです。 作:Ψ( 'ω'* )
今回もハリー視点です。別の人の視点もあります、お楽しみに!
※次回からまた伯母さん視点に戻ります。
P.S.誤字脱字報告いつも助かっております(_;´꒳`;):_これからもこの誤字脱字漢字弱者マンに報告を何卒よろしくお願いしますm(_ _)m
お前さん達に見せたい魔法生物が居るんだが後で小屋に来てくれやと言われたので用事を済ませた後四人でハグリッドの小屋を訪ねると驚いたことにカーテンが全部閉まっていた。
ハグリッドは誰だ、と確かめてからドアを開けてくれ僕達を中に入れるとすぐまたドアを閉めた。小屋の中はとても暑くまるで窒息しそうな程の熱を帯びていた。それなのに暖炉には炎が蠢きまるで生き物のようだった。
それで見せたいものと言うのは?とハーマイオニーが問うとおおそうだった!こいつを見てくれととある卵を見せて来た。ロンはドラゴンの卵だ!と大はしゃぎしハーマイオニーはこの家は木の家なのよ、家で飼うには火事になってしまうわ。と注意しドラコは直ぐに然るべき場所に返すかその道のプロに渡した方がいいと説得した。
僕もドラゴンに興味は有るけど法を犯すのは不味いよと言ったんだけどハグリッドは何処吹く風で鼻歌混じりに薪をくべ楽しそうに笑っている。
先程まで大はしゃぎしていたロンはでも確かにドラゴンの飼育は特許を取ったプロしか許されてないよねと語ったがハグリッドは特に気にもせず内緒だぞ。と言うばかり。
これは・・・困ったなぁ。心配事が増えてしまった。一つは賢者の石について、もう一つはハグリッドが方を犯して小屋にドラゴンを隠している事。まだ卵だけどその内孵化するだろうから危険性も頭に入れておくべきだよね。
「ホグワーツに入学して君達と居ると本当に飽きないね」
「それはどうも。マルフォイはてっきり父親に言うと思ってたよ僕は」
「入学前の僕だったらそうだろうね。でもハリーに諭され少しずつ僕なりに考えていく内に全てが全て父上や母上の言った通りでは無いことも理解し始めたのさ。勿論今でも両親の事は尊敬してるし愛してるけどね」
「ふーん。まあ、僕はそっちの方がいいと思うよ。今の君となら少し仲良くなれそうだ」
「同じく。皮肉や偏見が減った今の君なら少し仲良くなれそうだ」
「全く二人共素直じゃないんだから」
「そうだね。でも僕と仲のいい人達同士が仲良くしてると更に嬉しくなる」
「確かに。私も同じ考えよ」
そうして日は過ぎていった。そしてある朝ヘドウィグが僕にハグリッドからの手紙を持ってきた。たった一行『いよいよ孵るぞ』と書かれていた。それを皆にも知らせると午前中の休憩時間に小屋に向かう手筈となった。
授業の終わりを告げるベルが鳴り校庭を横切り森の外れへと急ぎ足で向かった。ハグリッドはドラゴンの孵化を見る事に興奮し紅潮していた。僕達を招き入れると待ちきれなさそうに目を輝かせていた。
卵はテーブルの上に置かれ亀裂が入りコツンコツンと軽い音が小屋に響いた。全員で椅子をテーブルの傍に引き寄せ息を潜めて見守った。キーッと引っ掻く様な音がして卵が割れ赤ちゃんドラゴンが姿を現す。
蝙蝠のような黒い胴体にに巨大な骨っぽい翼で瞳の色が夕焼け色の様なオレンジ色でとても綺麗だった。小さなドラゴンがくしゃみをすると鼻から火花が散った。ドラゴンって御伽噺の様な存在だと思ってたから半信半疑だったけど可愛いな。大きくなったら格好良くなりそう。
ハグリッドが素晴らしく美しいだろうと呟くと僕は特に瞳がと返したら深く頷いた。そして小さなドラゴンの頭を撫でようとしたハグリッドに驚いたのかハグリッドの指に噛み付いた。普通は痛いと思うんだけどさハグリッドは親が誰か分かっとると喜んでいた。確かに今目撃した生命の神秘は美しいよ。それでもドラゴンはたった一週間ですぐに三倍になるんだよね。
このままじゃハグリッドとこの子の為にならない。その考えは僕だけじゃなく皆感じていた様で説得しそれでも少し不服そうだったので仕方なくこう告げる。
「尊敬するダンブルドア校長に迷惑掛けちゃったらハグリッドは嫌じゃないの?罪悪感は?バレたらこの子も無事じゃ居られないんだよ?最悪危険な目に遭遇するかもしれない。学校の生徒だって怪我させちゃうかもしれないし二度と顔を見れなくなるかもしれないんだよ?本当にそれでもずっと隠して育てる気で居るの?」
「・・・ハリー、君ってスリザリンの素質も有るよね・・・その、こういう時とか」
「こうでもしないとハグリッドは説得できないだろう?僕はいいと思うぞ。生き物を愛情を持って育てるのは良いがそれは法を守った上での話だからな」
「今の話を聞いてそれでも飼うなら私達は擁護できないわ」
「・・・・・・・・・すまん、俺はドラゴンを育てられるという状況下に随分浮かれちょった。ガキの頃からずーっと欲しかったんだ。けど・・・ダンブルドアに迷惑を掛けてノーバードに危険が降り注ぐぐれぇなら・・・適した所へ送ってやるのが道理ってもんだ。ただ少しだけ別れの時間をくれ。確かロンお前さんの次男、チャーリーはドラゴンに関する仕事をしてたな。一週間後の夜こっそりと引き取ってくれるように頼んでくれねぇか?」
「お安い御用さ」
(既に名前まで決まってたなんて)
(名前まで付けてただなんて。本気で育てる気で居たのね)
(巨人の血が混ざると相当愛情深くなるんだな。そこは見習わなければ。彼の場合行き過ぎな節はあるが。何せすんなり名前を言えてしまう辺り相当前から名前を決めていたのだから)
素敵な名前まで付いてる。相当飼いたかったんだね。ちょっと罪悪感があるかも。でも、これがハグリッドとあの子・・・ノーバードの為にもなるんだ。生きてるならいつか本物と再開出来ると思う。
あっ!!そろそろ戻らなくちゃ。昼食の時間無くなっちゃう。じゃあまた来るねと一言添え僕達はホグワーツ城へと戻った。
それからの一週間は慌ただしく過ぎ去り遂に引き渡す時が来た。全員で余裕を持って透明マントを被れるように拡張魔法を使った。すると余裕でドラゴンと皆入れた。でもハグリッドは大き過ぎて入らなかったや。
仕方ないので泣く泣くハグリッドとドラゴンはその場でお別れしロンのお兄さんの指定場所へと足を運んだ。ドラゴンを引き渡したまでは順調だったけど戻る時に透明マントを羽織るのを忘れ先生に見つかった。
達成感が先走った結果ホグワーツで待機していたパーキンソンが先生に報告した。不幸中の幸いなのは見付かったのはマクゴナガル先生だったこと。スネイプ先生だったらもっと凄い罰だっただろうし。
報告した後帰ろうとしたパーキンソンを先生が呼び止め貴女もです、と語りかける。クィディッチ以外では公平厳格な先生だもん。罰則は避けられないよね。あっ、僕に怒りの表情を向けた。校則を破ったのはお互い様さ。
そう語りウインクを一つすると顔を真っ赤にして逸らされた。あれ・・・リーマスはこうすれば女の子も少しは気を許してくれるって言ってたのに・・・親しく無い女の子に優しくするのって難しいな。
sideパンジー
べっ、別にドラコと一緒に居る時間が少ないからって寂しいとかじゃないわよ!態々グリフィンドール生と仲良くして拘束破って寮の点を減らす真似をしたからよっ!!その原因のポッターは仕方ないって感じでこっちにウインクしてくるし!!
幾ら私が可愛くて聡明だからってそんなアピールじゃ靡かないわよ。それにドラコをグリフィンドールで独占しちゃって。彼はスリザリン生なのよ!!なのにクラッブもゴイルも二人して今の彼の方が雰囲気が柔らかくて好きとか態度が優しくなったとかいう始末。
あんた達もっとスリザリン生としての自覚を持ちなさいよ。頼りないわね。だから腰巾着とか呼ばれるのよ。彼は対等に接してるというのに。名家ではないけど私達だって純血であり貴族なの。堂々としてなさい。そう伝えると二人は首を傾げその考え方って古臭いっていうんじゃないか?と問いだした。
違うわよ馬鹿共!これは由緒正しき伝統のようなものなの。尊きものなのと返答すればやっぱり古臭いじゃないかとお菓子を貪りながらソファーに腰掛けた。嗚呼もう!話が通じない人達ね!
まあまあ、とダフネが間に入って私を落ち着かせてくれた。 彼女の入れてくれたお茶はカモミールで飲んでる内に溜飲が下がった。ふん、このお茶に免じてこの話はここでお開きにしてあげたのだった。
兎に角スリザリン生としての自覚を持って居る筈の彼を誑かして夜にコソコソ遊びに誘って居たのが気に食わなかったのよ。なのにどうして私まで罰則を食らわなくてはならないのか。納得いかない。
折角ブレーズやセオドールに止められてたのを振り切ってまで密告したというのに。本当に着いてないわ!今度からはスネイプ先生を頼りましょう。スリザリン生に甘い先生なら私たちの言うことを信じてくれて罰則も減点もきっと無いもの!
sideパンジー終
今回の罰則はハグリッドと共に禁じられた森で怪我をしたユニコーンを見付けて手当する事らしい。助からないなら苦しまないようにするんだって。
誰がそんな酷いことをしたのだろう。もしユニコーンを襲った何者かが先に僕達を見付けたらどうするのかとドラコがいつもより青ざめた顔をしながら聞いた。ハグリッドは俺ファングと一緒に居ればこの森に住む者は誰もお前達を傷付けはせん、と言った。
途中で道が別れたのでハーマイオニーとロンはハグリッドと、僕とドラコ、パーキンソンはファングを連れて別の道を歩くことになった。ユニコーンを見付けたら緑の光を、困ったことが起きたら赤の光を打ち上げる。その決め事を最後に僕達は右の道を歩く。
家に居る時に習得したルーモスを使い辺りを照らしながらユニコーンを探していく。パーキンソンは真っ暗闇で怖いのかドラコの腕にしがみ付いていた。そんなドラコも僕と話しながら気を紛らわそうとしている。
この森が怖くないかと聞かれれば怖い。でもちゃんと良く見れば怖くなくなる事もある。だから目を逸らしてはいけない。これは伯母さんから教えられた。大抵は知らないから怖い事が多いのだと。先ずは知ることから始めないとずっとそれに囚われてしまう。そんなのは嫌なんだ。
「・・・ねぇ、そこに居るのって人かな?」
「そうね、人かしら・・・?」
「だとしても罰則を受けてるとはいえ公的にこの森に居るのは僕達とハグリッド達含めた六人だけだ。少なくとも人はね」
「じゃあユニコーンを傷付けてる犯人の可能性が高いじゃない。赤い光を飛ばさないと!!」
杖を構えようとしたところをドラコに止められどうしてという顔を向けたパーキンソン。ここではそこまで遠くない距離で見付かったらこちらまで危険が及ぶ可能性があると説明したら流石ドラコと言った。説明したのは僕なのに。まあいいや。
ファングに先にハグリッドと合流してと伝え僕達も怪しい人から十分距離を取った後赤い光を放った。その数分後ハグリッド達が駆け付けて来たので手短に状況をドラコが伝え全員で先程の場所へと向かった。
するとまだ動かず何かをしている人影を発見。多分先程見た人と同じだと思う。先程も顔は見えてないけどさ。そこでハグリッドが声を掛けに行った。次いでに僕達は危ない木陰に隠れてろって。
ただ黙ってるととても静かで耐えれなかったのかパーキンソンは僕達に向かってドラコを巻き込むなと注意を受けた。それについては少し申し訳ないとは感じてる。もし誘わなかったら罰則も無かったもんね。でも誘わずには居られなかった。一緒に冒険したいんだ。最高の友達の一人として。
そうしたら数秒の沈黙の後、見る目あるじゃない。少しはドラコと友達で居ることを認めてあげても良いわよ。そう早口で言う。そんな彼女を何処か出会った当初のドラコの様に感じた。スリザリンってツンデレ多いのかな。ちょっと可愛く見えてきちゃう。
君とも友達になれたら嬉しいかもと視線をおくると満更でもなさそうになってあげても良いわよと返答し皆考えてることは同じらしく僕も!私も!と続いた。
「おーい、お前さん達!ちと手伝ってくれ!」
「どうしたの?ハグリッド」
「俺が声を掛けようとしたら奴は逃げちまってな、その場にユニコーンが倒れちょった。失血は多いが手当すれば何とか助かるかもしれん。善はなんとやら、俺の指示通り手当をしちょくれ」
「分かった」
「任せて」
「うん!頑張るよ」
「私血には触れないわ」
「それなら俺と共に包帯の準備と薬草の準備の手伝いを頼む」
「それなら私でもやれそうね」
「ハグリッド、指示を頼む」
こうしてユニコーンは何とか助ける事が出来た。ただ傷付けたのは誰なのか、何故傷付けたのか、思い当たる人が居る。ユニコーンの血には飲んだ者を延命させる効果を持つ。
つまり例のあの人と何らかの関係があるのだろう。夜な夜な出掛けてる人物・・・ウーン、先生達なら見回りも兼ねてホグワーツ内をウロウロしてても違和感ないよね。
でもこれでハーマイオニーが言ってた体の一部にくっ付いてる説が濃厚かも。ターバンで隠せるしバレにくそうだし。それにユニコーンが襲われたのはここ最近。もしスネイプ先生だったら魔法薬学の先生という立場を利用してもっと早くから行動してる筈だしもうクィレル先生と断言していいんじゃないかな。
その話を後日テスト勉強をしながら図書室で皆と話し合うと同感だと満場一致し今後はさり気なくクィレル先生に接触しようとしたけど尽く僕には触ろうとして来なかった。
今の僕には母さんの愛の護りがあって下手に触れば護りが発動して何が起こるか分からないからね。その点スネイプ先生は授業中にロンやドラコと無駄話してると大人と子供の差がある故に多少の手加減はあれど容赦なく頭を素手で押さえ付けてくるのでこれはもう覆しのない事実だ。
ただそれを今ダンブルドア校長に話したところで信じてくれるかな。賢者の石をクィレル先生が狙っているだなんて。しかも一ヶ月後には校長先生は不在。その時を狙って賢者の石を奪いに来るかもしれない。それなら賢者の石を護らなくちゃ。
「もし嫌だったら断ってくれて構わないんだけど、一ヶ月後の夜一緒に賢者の石を護りに行って欲しいんだ」
「五十点も減点食らっても懲りないのねハリー。でも私も付き合うわ」
「友達を見捨てて一人安全圏になんて居られないさ。僕も行くよ」
「答えはイエスさ。でもあの三つ首の犬、フラッフィーをどうするんだ?あの犬が入口を護ってるんだろう?」
「ハグリッドが言ってたことを思い出して。音楽を聞かせると眠るって言ってたよね」
「それを利用するんだな。でもどうやって?」
「私楽器は人並みよ」
「僕も人並みかな」
「僕だってそう。だからドラコお願い。バイオリン上手だし」
「小さい頃習ってたというレベルだぞ。効くかどうかは・・・」
「ハグリッドだって褒めてたじゃない。きっと大丈夫よ」
「僕が聞いても上手いと思ったよ。これは皮肉じゃない。事実だ」
「・・・分かった、そこまで言うなら引き受けよう」
こうして僕達は賢者の石を護る事を決めテスト勉強をこなしていくのだった。あの後から少しずつパーキンソンとも友達として仲良くなり今ではパンジー呼びが許された。
思わずツンデレと口走りパンジーは違うわよ!!と反論した。でもその反応がまさにそれの対応なんだよね。これ以上言ったら怒られるので黙っておくことにした。この子面白いな。もっと仲良くなったらどんな反応してくれるんだろう。
閲覧ありがとうございましたー(_;´꒳`;):_