妖精の大罪人   作:ラーメンは豚骨

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 オリ主編を見ていない方に補足です。
 ウェンディとオリ主は遥か昔に出会っていた設定になります。
 それを加味して読んでいただければ幸いです。


6話

 まさかの子供が参戦ということで、不安がる一同。

 そこへ、二足歩行の白猫がやってくる。

 

「シャルル、ついてきたの!?」

 

 あの白猫はシャルルという名前らしい、どうやらウェンディだけでは心配だったようで、付添人として来たようだ。

 まぁ、確かに小さい頃は、そそっかしかったと、思い出に浸っていると、エルザは早々に受け入れたらしい。

 そんなエルザに、ウェンディは会えたことを感動していた。

 流石は真面目なエルザだと感心していれば、ハッピーはシャルルに対してアピールしているようだ。

 青春しているようで何よりだと、頷いていればレンにイヴが、将来は美人になるなと喋っていた。

 ふむふむ、ウェンディの将来性に着眼するとは、分かってるなと、父親面をしていた時。

 トライメンズのヒビキが、ウェンディに近寄り肩に触れようとする。

 触れる寸前にヒビキの手首を掴んで、ウェンディから遠ざけようとする。

 ヒビキが、何ですか急にと言ってくるため、ウェンディに対して青い天馬(ブルーペガサス)の商売行為をするなと、ついでにレンにイヴにも忠告する。

 そんな僕たちの十八番だから無理ですと、キリッとした顔で異議を唱えるが

 

「あぁ゙?何か言ったか?」

「サー!イエッサー!」

 

 修羅の気配を纏ったランスのドスの効いた声に、トライメンズの三人は、瞬時に敬礼のポーズを取る。

 トライメンズの三人は、その昔、ランスと面識があった。

 ヒビキは路地裏にいる闇ギルドの下っ端たちを、私刑にする正義の味方ごっこをしていて、その結果、闇ギルドに捕まり息絶える寸前、ランスに救われた後は、イケメンという理由だけで青い天馬(ブルーペガサス)を勧められ、在籍することになった。

 次にレンだが、妖精の尻尾(フェアリーテイル)メンバーを執拗にナンパし、忠告を受けたにも関わらず続けたため、ランスに鉄拳制裁され、青い天馬(ブルーペガサス)のマスターであるボブに躾を頼んだ(面倒事が嫌だから押し付けたとも言える)。

 最後にイヴなのだが、史上最年少で評議院の検束部隊ルーンナイトという、エリート集団に配属され天狗になっていた時のことだ。

 偶々、評議院に呼ばれていたランスはイヴと出会ってしまう。

 当時のランスは、王城を襲った大罪人として新聞に載っており、そんなランスをイヴは捕まえようとするが、ランスは呼ばれて来たと主張しているにも関わらず、全く聞く耳を持たずに建物を、破壊しかねない魔法させようとしたため、仕方なく武力行使で沈めた。

 だが、それ以来会えば魔法を放ってくるため、いい加減面倒だということで、正式な試合をしコテンパンに倒すと、天狗になっていた性格は鳴りを潜め、任務にも真面目になったと、検束部隊

の隊長にも感謝された。

 そんな事もあってか、トライメンズはランスに頭が上がらなくなっていた。

 ヘラヘラしているヒビキはノリでやってるだけで、レンとイヴは本当に畏怖しているようで、顔を青くさせていた。

 普段からは考えられないランスの姿に、ルーシィは、何度も瞬きをしては驚愕していた。

 他の面々もルーシィと同様に、ランスの態度に驚くが、エルザとジュラに一夜だけは、ウェンディの異様な魔力に気付き、見定めようとしていた。

 尚、騒ぎのど真ん中にいるウェンディは、アワアワと慌てているためシャルルが落ち着かせようとしている。

 その光景に、シャルルをグランディーネの面影を重ね、クスッと笑ってしまう。

 

 一騒ぎあったが、ジュラが場を収めて、六魔将軍(オラシオンセイス)への対策を練っていく。

 ジュラからの情報によれば、奴らが狙っているのはニルヴァーナらしい。

 昔の話にはなるが、ある悪魔共を矯正するために使ったのを思い出す。

 確かに、アレを起動させられるのは不味いな。

 思考を巡らせていると、ジュラから六魔将門(オラシオンセイス)のメンバーについて語られる。

 コブラ、ホットアイ、レーサー、エンジェル、ミッドナイト、ブレイン。

 ここまでは事前に調べていた通り、情報に齟齬はない。

 だが、六魔将軍(オラシオンセイス)に加入したという、噂の人物について、情報を落としてくれる。

 名前は不明だが、ルーンナイト達が捕縛しようとした時の映像が残っていたらしく。

 見た目は、血の通ってないような白い肌に、体中に黒いモヤが掛かったような姿。

 そして、ソイツが何かを発した瞬間、ギザギザした歯を持った触手と思わしき悍ましいナニカが、夥しい数出現し兵士たちを飲み込み、一帯は血の海になったという。

 ソレを聞いた面々は、より警戒を高めることになる。

 ルーシィとウェンディは怖がり、二人で体を抱き寄せ震えていた。

 君たち、仲良くなるの早いな。

 というわけで、その新入りの相手をするのは、俺かジュラ坊又は、エルザに一夜の誰かがするということで決定した。

 噂すら聞いたことのない俺が、相手取ることになったからか、リオンは文句を言っていた。

 ソレについて、マジかコイツと周囲は驚いていた。

 ナツもナツで、戦えないことに吠えていたが、帰ったら俺が相手するから我慢しろと言えば、仕方なく納得したようだ。

 ま、弟分であるナツの成長も気になってたし、丁度良かった。

 とはいえ、例の人物に胸騒ぎがした俺は、皆にトイレに行くと言い、ひとけの無い場所まで赴くと、通信用ラクリマを起動する。

 

「あー、聞こえる?」

「ふわぁ、聞こえてるよ」

 

 俺が問い掛けると、通信先の魔法馬鹿は眠たいのか、欠伸をしながらも、返事をしてくれた。

 普段、直接会って話をしているためか、通信をしてきた事に、相手は珍しがっていた。

 此方から掛けた通信が、世間話をするためじゃないと気付いたようで、用件を聞いてくる。

 

「神器を使う可能性がある案件になった」

 

 ニルヴァーナの件を伝えると、理解してくれたのか、渋々承諾してくれる。

 緊急時とはいえ、あの場所から神器を離したくない気持ちは、俺も同じだ。

 俺にとっては大切な友人であり、アイツにとっては掛け替えのない()()なのだから。

 

 

 

 

「悪いな、()()()

 

 

オリ主編6月末に締め切り

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