妖精の大罪人   作:ラーメンは豚骨

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 この小説を書き始め、七つの大罪闇と光の交戦、通称グラクロに久方ぶりに復帰しましたが、メリオダスが強すぎて感動するも、昔持っていたキャラが一切通用しないので涙を流しました。
 ですが、7周年が開催されているため、報酬が大盤振る舞いで貰えて、簡単に復帰出来ますし、新規の方も楽しめますので、皆様も是非遊んでみてください。


7話

 ランスが通信してる時のことだった。

 六魔将軍(オラシオンセイス)の危険性を鑑み、拠点を見つけたあとは、奴ら全員を一夜たち青い天馬(ブルーペガサス)が誇る、魔導爆撃艇クリスティーナで拠点ごと葬り去ると計画していた。

 人間相手に、そこまでするのかと、ルーシィは疑問に思うが、ジュラがそれ程までに、危険な相手と答えれば、身震いする。

 

 相手と対峙する際は、必ずツーマンセルで動くという、一通りの作戦が決まるやいなや、強敵という言葉にワクワクしたのか、ナツが一足先に屋敷から走り去っていく。

 それを見た妖精の尻尾(フェアリーテイル)は、急いで跡を追う。

 そして、触発されたトライメンズに、リオンとシェリーは追従していく。

 ウェンディだけは、状況を飲み込めず立ち尽くすが、シャルルによって手を引っ張られ、遅れながらも屋敷を飛び出す。

 

 ジュラは、血気盛んな若人に仕方ないと、一先ず作戦開始と一夜と共に出発しようとするが、一夜から聖十大魔道ともなれば、マカロフやランスといった実力者と、同等なのか?と、聞かれる。

 

「滅相もない、ワシなどは末席に過ぎん。あの方々と比べれば、天と地ほどの差がある」

 

 大袈裟に手を振り、謙遜するジュラに対して、一夜は安心したと口にし、試験管を開け周囲に煙を漂わせる。

 

「相手の戦意を消失させる魔法の香り(パルファム)…だってさ」

 

 自分の魔法のはずなのに、まるで他人事のように説明する一夜。

 突然の行動に、気が動転していたジュラに、一夜の姿を模したナニカは、腹に短剣を突き刺す。

 すると、一夜は体を泡状に変化させると、そこに現れたのは、二体の青い体色をした小型の生物だった。

 生物たちは、一夜の悪口をこれでもかと話している。

 コレは一体と、思考を巡らせるジュラ。

 その場に、靴を鳴らしながら姿を見せたのは、六魔将軍(オラシオンセイス)のエンジェルであった。

 コピーの能力を持った、双子の星霊(ジェミニ)によって、作戦が筒抜けだと聞かされる。

 

「無念」

 

 そう言って、出血により気絶するジュラ。

 その姿を見ろしながら、エンジェルはボソッと言葉を告げる。

 

「まずは2人しとめたゾ…あっちは上手く行ったのか、心配だゾ」

 

 ニヒルな笑みを浮かべ、別で起きているであろう作戦を、考えていた。

 

「失敗なんてしたら、天使(エンジェル)が容赦しないゾ」

 

 場面は切り替わり、ジュラが襲われる少し前。

 ゼレフとの通信が終わり、もと来た道を戻り、屋敷の大広間に行こうとしたときだった。

 目の前に出現したのは、六魔将軍(オラシオンセイス)の新人と思わしき、黒ローブを被り、隙間から死人のような白い肌を持った奴がいた。

 

「まさか、屋敷内でエンカウントするなんてな、何処のゲームだよ」

 

 頭を掻きながら、呑気に話すランス。

 

「何を言っているのかは、分かりませんが、貴方には此処で退場していただきます」

「へぇ」

 

 黒ローブの男は、自信ありげにランスに対して、宣戦布告ならぬ勝利宣言を言い放つ。

 その言葉に、ランスはスッと目を据え、対象のどんな動きにも、対応出来るよう警戒する。 

 

「言霊魔法、体内にある魔力の使用を禁ずる

 

 男が言霊魔法と言えば、黒い魔法陣が発動し、この世界のモノとは思えない発音をする。

 言霊魔法なんていう、聞き覚えのない魔法について考える。

 言霊、もし言葉通りだとすれば、現実に干渉し、何かが起こっているはずだ。

 それにも関わらず、一切攻撃の動作も無ければ、目の前の男は手を横に広げ、隙だらけの状態だ。

 何もしてこないのならと、攻撃を仕掛けようとした時、違和感を覚える。

 何時ものような動きが出来ず、正面にいるはずの男の懐に入れなかった。

 通常時ならば、初速で既に辿り着けているにも関わらず。

 そんな違和感を感じる俺に、奴は笑う。

 

「貴方のお噂は聞いております。無限とも言える莫大な魔力を持つ、この大陸最強の魔導士だと」

 

 奴は、吟遊詩人のように丁寧に俺の説明をしている。

 そんな隙を見逃す訳がなく、違和感が残るまま、連続で攻撃を叩き込むが、攻撃が通用しているとは思えない。

 身体を吹き飛ばすどころか、その場から一切微動だにしない奴に、驚愕してしまう。

 そんな俺の姿に、奴は笑みを深める。

 

「ですが、そんな貴方でも魔力が使えなければ、相手するなど造作もない」

 

 ランスは、敵の言葉によって、この違和感の正体を理解する。

 歯軋りしながら、それでも倒すため挑むランスを、嘲笑うかのように蔑む。

 

「魔力もない貴方など、塵も同然、いや塵以下といった所でしょうか」

 

 俺を見下す男は、自分がここに来た目的を淡々と話し始める。

 聞かれたところで、作戦に支障はないといった感じで。

 

「我々の目的は、天空の巫女を見つけ出し、ある男を目覚めさせること」

 

 目覚めさせる?それに、天空の巫女…天空ッ!?

 ある事に気付いた俺は、男を睨見つける。

 

「精々、己の無力さを味わってください、それでは失礼」

 

 奴は、俺の魔力を封じた時と同じように言霊魔法を使い、この場から消え去っていく。

 転移魔法も使えるのかと、舌打ちをしながら、皆がいる大広間に急ぐ。

 だが、そこにいたのは、腹から血を流すジュラしかいなかった。

 何が起きたと聞けば、一夜に化けた星霊に深手を負わされたと聞く。

 ならば、一夜は何処にと捜索しようとすれば、ボロボロになった一夜が現れる。

 二人に対して、緑の玉に込められた魔術の名である、超回復術を口にし、投げつけると傷を負ったのが嘘かのように消え去る。

 そんな現象に、目を見開く二人を引き連れ、ナツたちが向かったと思われる樹海を駆け抜ける。

 だが、到着した時には、後の祭りだったようで、ボロボロになった面々に魔法が襲いかかっていた。

 慌ててジュラが、岩鉄壁といった、筒状の岩を生成する魔法で、ナツたちを覆い防ぐが、既に六魔将軍(オラシオンセイス)がウェンディを攫い消え去っていた。

 自分の不甲斐なさに、拳を握りしめていると、エルザの呻き声が聞こえてくる。

 どうやら、敵のコブラという魔導士の飼う蛇によって、腕を噛まれて体内に毒を仕込まれてようだ。

 ジュラと一夜に、あの球をと言われるが、そういった状態異常を治す物は、ここには無いと口にする。

 傷の回復と魔力回復に関しては、俺の体に魔力を媒体にして作成出来たが、状態異常回復の媒体にする物は無く。

 ウェンディを見つけて、作成できるところだったが、その肝心のウェンディがいないため、不可能になってしまった。

 ウェンディの事を暈しながら話すと、ならば腕を切れば良いと、エルザが発言した事により、リオンが切断しようとした時、いくら超回復術があるとはいえ切断は駄目だと、妖精の尻尾(フェアリーテイル)青い天馬(ブルーペガサス)は中断させようとするが、ジュラがエルザの覚悟を無駄にしないよう青い天馬(ブルーペガサス)の面々を引き止める。

 確かに、このままではエルザ死んでしまうため、俺は止むを得ず静観していると、振り下ろされた剣はグレイによって止められた。

 そんなグレイとリオンは言い争いになると、エルザは苦痛によって地面に倒れる。

 すると、シャルルからウェンディなら、エルザを治すのが可能という情報が齎され、一同はウェンディの救出を第一目標に掲げる。

 そうして、複数の部隊に分かれ樹海に潜ろうとしたとき。

 

「ワリィ、そういや俺、魔力使えなくなっちった」

 

 緊張感のない声色で、ランスが落とした特大の爆弾によって、阿鼻叫喚の嵐が巻き起こり、静寂の樹海に響き渡る。

 

 

 

 

 




 というわけで、オリ主が魔力を使えなくなりました。
 そうでもしないと、完全に無双状態に入ってしまって、ジェラールは復活しないし、ルーシィはウラノ・メトリアを覚えず、ウェンディは天竜の咆哮を習得しないので、仕方がないです。
 ですが、きっちりと最後の方で活躍させますので、ご安心ください、それでは。

オリ主編6月末に締め切り

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