ですので、急遽ギルドでの役職を、補佐役に変更します。
権限的には、マスターと同等と考えていただければ大丈夫です。過去数話で、オリ主が二代目と記載した部分は、可能な限り変更しました。
それでも消し足りず、二代目と書かれている箇所がある場合がありますので、お手数ですが感想欄にて教えていただけると、幸いです。
俺たちは、
そういえば、
そんな
ウェンディが、俺の弱点と分かったのか、コレ迄の仕返しのつもりで茶化しに来たのだろう。
次に会った時は、もう少し厳しく指導するかね。
あと、
それはそれとして、何やら
二人して、ツンデレになっていたため、コチラとしてはニヤける顔を隠すのが大変だった。
あの状態ならば、そう遠くない内にくっつくだろう。
脳内で妄想をしながら、ゆっくり舵を回していると、マグノリア方面の気流に乗ったようで、ラクリマを使わずとも風による推進力で前進していた。
そうと分かれば、転生した時に貰ったインベントリから、土の塊を取り出す。
「
すると、ただの土の塊が人の形を象っていく。
最終的には、俺と瓜二つの人形が完成していた。
俺が、適当にポーズを決めると、人形が物真似をする。
その後も数回行い、動作に支障が無いことが判明すると、人形に舵取りを任せ、甲板へと移動する。
ちなみに、異常があれば脳内に直接アラートが発生するので、操舵室を離れても問題はない。
潮風に当たりながら、気持ちよく過ごす
甲板を楽しそうに走るナツだったが、例の乗り物酔いを止める魔法トロイアによる効果が切れたようで、糸の切れた人形のように倒れ込む。
もう一度、トロイアを掛けてもらうよう懇願するナツだったが、連続使用すると効果が薄れるらしく、過剰摂取はダメですと、ウェンディは腕でバツ印を作っていた。
ふむ、治癒魔法とは違って、薬のようなものか。
知らない内に、そんな魔法まで会得していると分かり、誇らしくなり顔を綻ばせ頷く。
そんな俺に、グレイとルーシィは気味が悪いと震えた。
昔からの付き合いだから、グレイの行動は分かるが、新入りのルーシィの態度は無いだろと、顔を引き攣らせていると、『新入りじゃなくて、もう立派な
普段であれば、天狗になって足を掬われる前に止めるが、なんせ六魔将軍オラシオンセイスの天使エンジェルを、ヒビキと一緒とはいえ討ち取った功績を認めて、今日は大目に見て小言は後日にするか。
そうして談笑していれば、ハルジオンの港が見えてくるが、先程までの明るい雰囲気から一変して、少し暗い表情をして俯くウェンディ。
不思議に思い、どうしたのかと尋ねる。
「本当に歓迎してくれるのか、心配になっちゃって」
不安そうにプルプルと、肩を震わせボソボソ呟く。
俺は、腰を曲げて、目線を合わせる。
「なぁ、幸せって何処から来るか、知ってっか?」
俺の問いに、フルフルと顔を横に振るう。
そんな彼女に、優しく微笑む。
「幸せってのは、後ろを向いてちゃ、決してやって来ない。一歩一歩の小さな歩幅でも良いから、今日は楽しい日になるって、願いながら前に進むやつに、訪れるんだ」
俺の言葉を、真剣に聞いてくれる。
「
俺は、ウェンディの髪をワシャワシャと撫でる。
「君が信じてくれた、俺が保証する」
そう言うと、不安によって曇っていたウェンディの顔に、心地の良い陽の光が当たる。
光はランスと重なっていたため、太陽みたいに心地良い雰囲気を放つランスに、ウェンディを覆っていた雲は消え去り、眩しい笑顔たいようが現れる。
何とか吹っ切れたようで、シャルルに『どんな人がいるのかな』と、ワクワクしながら会話をしていた。
◆ ◆ ◆
ま、そんなこんなで
他の面々も、ウェンディを歓迎し、無事帰還した俺たちを出迎えてくれて、ルーシィはレビィに抱きつかれ、ナツは空飛ぶヘビの話をエルフマンにしていた。
グレイはといえば、ジュビアの流す大量の涙によって、敷地外に押し流されそうになっていた。
エルザは、今回の任務について報告をしていた。
賑やかになる中、ウェンディが天空の滅竜魔導士ということを話すと、静まり返るが、それは束の間だった。
ワカオとマカオの悪友コンビが、ウェンディを褒めると、フロアはドット湧き始める。
褒められたウェンディは、嬉しそうに笑っていた。
その様子を窺っていたマカロフから、今日は宴という宣言がされると、お祭り騒ぎになっていた。
ナツがルーシィの服を燃やし、それに興奮する男共に、グレイはジュビアに飲み物を注ぎ、周囲は動向を見守る。
エルザは、カナに雷神衆に今回の任務について聞かれ、ミラとエルフマンはバンドを組んで盛り上げていた。
その光景から離れた位置で、酒を交わす俺とマカロフ。
「補佐役、あの子が貴方の探していた?」
「あぁ、そうだ」
宴に燥ぐウェンディをチラ見し、酒を注ぐマカロフ。
質問に答えながら、注がれた酒を呷るランス。
俺が持ちうる情報、つまりは
とは言っても、歴代の
だが、俺が不死身によって、遠い昔から生き長らえていること以外は、門外不出としているため、S級魔導士であるエルザに、ミラ、ミストガン、ギルダーツ、あと
「という事は、あと二人ですな」
「あー、それなんだけど」
最近依頼で距離の離れた町で、スティングとローグは見つけたが、
二人とランスが知り合いで、仮に記憶が失われていなくても、引き抜こうとすれば条約に反する恐れがあるため、仕様がないと納得するマカロフ。
そんなわけで、過去の問題に関しては、ある程度片付いてきたので、当分はウェンディの付添人として行動するという旨を伝えると、快く承諾してくれるマカロフ。
というわけで、秘密会議が終われば、近々行われるS級試験の内容を、軽く練ろうと話し合っていれば。
「あーッ!!!」
何かを思い出したように、大声を上げるナツに、何だ何だとフロアにいた全員が振り返る。
すると、フォークを使って俺を指差す。
『最低限のマナー教えたんだけどな』と苦笑いする俺。
何かを口にしようとするナツに、周囲は緊張感が走り、唾を飲み込む静観する。
「約束忘れてねぇよな!ランス!」
約束……あぁ、あのことか。
例の約束を果たしていない事を、思い起こし頷く。
「なら、明日の昼に修練場で勝負だ!」
そのナツの言葉に、ギルドに絶叫が響き渡る。
オリ主編6月末に締め切り
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没作として残留
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