ギルド同士の戦争が終結し、評議院からの事情聴取という形だけの会合も終え、落ち着いた日々が戻って来るかと思いきや、至る所が崩壊しボロボロとなった拠点の有様にマカロフが、もう少し賠償金の額を増やすべきだったかと顎を擦っていた。
それから、ヤジマから聞いた話になるがマカロフがジョゼを制した後に、賠償金やギルド解体に表向きにはだけど、聖十大魔導の座を自ら辞職するといった諸々の事を終わらせると、
そういう訳で、平穏でありながら拠点の修復といった慌ただしい毎日を送ることになっていた。
「なぁ、マカロフ」
「何ですかな」
「この設計図、無理があるだろ」
マカロフが見せた設計図は、二階建ての拠点に屋外プール。
別に、ここ迄なら完成させるのに苦労は掛からない。
だが、以前の拠点と同じ広さを持つ遊技場を地下に作りたいんだとか。
流石に時間的な意味合いで無茶だと言えば、ほら私も老い先短しと、口を尖らせた後に両手を合わせ上目遣いで頼んでくる。
やめろ、子供の頃なら似合ってたかもしれないけど、今のお前にソレされるとムカつく。
そうして、言い争っていると聞きつけた他のメンバーも、お願いしますと頭を下げてくる。
ため息をつきながら、仕方ないと一肌脱ぐことにした。
そして、マカロフは評議院にまたも呼ばれたようで、落書きのような設計図を残し出ていった。
というわけで適当に木材を所定の位置に、どんどん運んでいき作業を始めようとした時。
「もう一ぺん、言ってみろ!」
臨時的な受付カウンターの所から怒号が聞こえてくる。
エルザがメンバー相手に声を荒げ、本気で怒っているのは珍しかったため様子を見に行く。
すると、豹柄が入ったシャツに黒いマントを纏い、ヘッドホンを付けた金髪の男、ラクサスとエルザが対峙していた。
「この際だハッキリ言ってやるよ、弱ェ奴はこのギルドに必要ねェ」
またアイツは、あんな事言ってるのか。
俺は頭を搔きながら向かおうとすると、ナツがラクサスに攻撃を仕掛けあっさりと避けられる。
「オレが継いだら、弱ェモンは...は?」
完全に亀裂の入りそうな言葉を放つ前に、カウンターに乗っていた新聞紙を丸めた物で、ラクサスの頭をポンっと叩く。
気配すらなく、突然起きた現象に困惑しながら振り返るラクサス。
「よ!久しぶり」
そこに居たのは、にししと笑うランス。
まだクエストから帰ってきていないと思っていた、まさかの人物が現れたため目を点にする。
目を点にするのも束の間、ランスに強い敵意をむき出しにする。
「アンタもだ!俺がマスターを継いだら、生半可な奴は全て削除する!」
物騒な事を言い雷になって去るラクサス、その姿に今日は雷神衆はいないんだなと呑気に発するランス。
そんなランスロットに―何故止めなかったのですか!―進言するエルザ。
「アイツの心情的に、俺が止めたとしても変わらねーよ」
仮に強者至上主義を掲げているラクサスに勝ったとしても、その理念をより強固にしてしまう可能性がある。
ましてや、表の反発心は反抗期みたいなモノだろうが、深層心理に秘めているモノを知っていたため、此処は迂闊に手を出さないほうがマシだった。
そして、ラクサスの言葉によって暗くなる周囲。
仕方ないなと、ランスが何処から取り出しのか豪華なご馳走をテーブルに広げ―ほら食ったら作業に戻んぞ!―と、話しかければ全員がテーブルに集まってくる。
ファントムとの争いで、満足に飯を取る暇も無かったため、ラクサスの言葉を忘れありつく。
まったく現金な奴らと思いながら若人たちに―俺の分も残しとけよ―と言えば皆返事は良いモノの、笑いながら次々と食べる姿を見て、こりゃ残らねぇなと笑う。
そんな中、カウンターにて食器などを洗うミラとルーシィが話していた。
「マスターを継ぐって言ってたけど、あんな乱暴じゃ無理でしょ」
「それが、そうでもないのよ」
「?」
「ラクサスはマスターの実の孫だし、それに」
「えーーーッ!?」
あの温厚で人情に厚いマカロフとは似ても似つかない、粗暴で傲慢不遜な態度のラクサスが、祖父と孫とは思わず驚愕する一方。
ミラの何かを付け足して話そうとする言葉が気になった。
「話を遮っちゃったけど、ラクサスにはまだ何かあるの?」
するとミラは、じゃんじゃん食えと皆の皿にドンドン食べ物を乗せるランスロットを指差す。
「ラクサスは、
「へぇ、あの人の弟子......三代目ェ!?」
「あら、知らなかった?」
あの人がラクサスの師匠でそれに二代目、マカロフの孫というだけでも衝撃だったのに、更にそれすら上回る情報にルーシィの頭はパンク寸前だった。
情報の多さに目を回すルーシィに、ミラがあらあらと笑い介抱していると、席が近かったせいか聞いていたエルザがルーシィの隣に座り直す。
「そういえば、ルーシィは入ったばっかりで知らなかったな、三代目の話」
エルザが語り出す、ランスは
見た目は10代後半の好青年に見えるが、100年以上は生き続ける老兵である。
そんな伝説的存在で、ギルドの誰からも父親のように敬われる彼が、何故そんな行動を起こしたのか、騒動の後に呼び出したマカロフ以外、知る由もない。
そして、そんな彼に鍛えられたのがラクサスである。
祖父は聖十大魔導、師はギルドの相談役という最強の布陣。
ラクサスの事を微塵も知らない彼女からすれば、恵まれた境遇から助長するのも仕方ないと納得した。
「俺がどうした?」
ランスロットの耳にも入ったようで近寄ってくる。
その当時起こした事件を話していたと聞けば、そんな事もあったな―と恥ずかしそうに頬を掻く。
だが、そんな事件などランスの顔を見てしまったルーシィにとって、どうでも良いと感じていた。
何故なら、ランスロットの100年も生きているのに対して、肌が綺麗すぎることや、髪がサラサラな事に着目したルーシィは、相手が先程まで、恐ろしい剣幕でエルザと対峙していたラクサスの師であったことを忘れ、問いただす。
鬼の剣幕にエルザとミラは、流石はゴリラメイドを倒した奴だと再評価していた。
ランスロットは、嘗て対峙したドラゴンとの戦いを思い出すように、彼女の気迫に顔を引き攣らせていた。
一先ず、肌と髪に関しては身体由来のモノということで理解してもらう。
だが、渋々納得した様子なルーシィに、そういえばとランスロットが思い出したかのように、徐に空に腕を突っ込む。
その光景に目をパチクリとさせ驚くも―あのジュピターを跳ね返した人だし―と、謎理論で納得する。
「やるよ」
そうして、何かを取り出すやいなや、ルーシィに手渡す。
「これって!?」
渡されたチケットとパンフレットは、鳳仙花村にある高級旅館一泊二日のグループ観光だった。
普通であれば、一人一泊100万
しかも、最大6名まで同行可能。
こんなチケット何処で―と聞けば、何年か前の依頼の報酬で貰っていたらしく、今の話を聞いて思い出したらしい。
確かに、美容関係で有名な場所がある観光地だ。
でも、そんな大切なチケットを貰うわけには―と断ろうとするが
「何言ってんだ、今回の功労者だろ?ルーシィは」
景気よく、チケットを渡してくるランス。
そして、他の功労者である、ナツとグレイにエルザ、エルフマンやミラも一緒に行ってこいと言う。
既にエルザは行く気満々のようで、感謝を述べている。
エルフマンは耳に入ったとき漢が美容などと口にしていたが、ミラが肉体を鍛える場所もあるみたいと発言したことで、一瞬にして掌を返していた。
ミラも温泉を楽しみにしているようで、頻りにパンフレットを眺めていた。
ナツとグレイは―旨いもんもあるぞ―という、ランスの言葉に惑わされ旅行♪と浮かれ始めていた。
「にしし、今日もフェアリーテイルは楽しくやってるぜ、メイビス」
そんな光景に、とある島がある方角を向き笑うランス。
「さて、ガジルも生きてるのが分かった事だし」
ガジルが生きている事を知り安堵するランス、決意を固めたように首にぶら下げた、青い石が付いたペンダントを握りしめる。
「必ずや、見つけ出します。姫様」
ロキとは仕事として向かっての会合じゃなくてもいけるので、鳳仙花村には観光として行ってもらうことにしました。
それから、楽園の塔編とBOF編は飛ばすことにしました。
理由としましては楽園の塔編は、オリ主がマーリンの力を使えて、尚且つエーテリオンが魔法であるため、アブソリュートキャンセルで無効化出来てしまうので、物語が破綻する可能性があります。
なので、通話ラクリマが圏外になるような場所に、仕事で不在という形でナツ達に決着させます。
同様に、BOF編はラクサスが自分より下と思っていたナツやガジル達が倒し、神鳴殿を仲間達が協力し合って壊したため、ラクサスが丸くなる要因になったと解釈しているので、オリ主が介入すると先のストーリーが破綻しかねないので、マカロフと共に酒場で留守番という状況を取らせていただきます。
なので、次からはウェンディが登場する。
六魔将門、誰も彼もが妖精の尻尾が成長するために必要なキャラで、後々更生するために原作キャラ同士で戦わせたい。
なので、ブラッククローバーに登場する悪魔を出したいと思います。
一先ず、倒したらスカッとするキャラという事だけお伝えしておきます。
そして、登場してほしい敵キャラなどあれば、感想にてお願いいたします。