抂いし王の叔父   作:岐阜の人

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回顧 中篇

儂の前世は否私の前世での名前は佐藤瑞夫と言う名前で生きて居た・・そして前世では西暦1988年の11月に生まれそして泥暦の2014年に死亡をしたのだ

 

だからこそ前世の世界では約26歳で死ぬ事に成ったのだ・・だからこそ前世と言う存在に未練が存在をしているかと言えば未練が存在をしていると言えれるだろう

 

そして此の領地を支配を任されたのが丁度今現在の旧ガリア王国オルレアン大公領・・そして現在はオルレアン大公国を統治をしている私の同胞とも言うべき「河谷信一郎」という「以下信チャン」に領土を渡した位の年に此のオルレアン領を私の先代から受け継いだ

 

そう先代も実の所を言えば私と同じ転生者と言う存在みたいな物で・・そして私と同じ様に「此の世界が小説の世界」と言う事を知らないまま此の世を去る事に成ったのだ

 

そして私から見て先代のオルレアン大公は前世での名前は「水橋長明」と言う前世では所謂新聞記者をしていた人物だ

 

そして其の長明さんの前世での略歴と言うのは前世で1910年に東京府に生まれて日中戦争に従軍をして・・そして第二次世界大戦時では中国方面で戦って居たそうだ

 

其の戦後の日本で私自身の前世の世界には存在をしなかった「日光新聞」と言う有の巨人を所有をしている読売新聞や朝日新聞そして毎日新聞に続く4番目に大きい新聞会社で企画部の部長を務めていたそうだ

 

だからこそ私は「私の前世では先程述べてくれた日光新聞と言う名前の全国区の大手新聞会社と言う物は存在しない

 

其れに長明さんが前世で好きだった大物歌手の待山千鶴そして小山鶴吉と丹波大吉と言う演歌歌手も聞いた事が無い」そう述べたのだ・・そして長明さんは「そうか同じ日本人でも限りなく近い並行世界に君は生まれたんだな

 

だが同じ様な歴史を辿って居たと言うのは又事実だ・・まあ其れに同じ日本と言う国で生まれ死んだ同胞に変わりが無い」そう述べたのだ

 

そして長明さんは1995年の1月に起きたあの阪神淡路大震災の際に偶々観光目的で大阪に旅行に行き・・まあより正確的に言えば「演歌歌手の丹波大吉の大阪で行われた丹波大吉生誕60年記念公演」に危機に言って居たそうだ

 

そして宿泊していたホテルの家財道具の下敷きに也死亡をしたのだ・・そう本には語ってくれたのだ

 

だからこそ基本的に彼が住んで居た頃のオルレアン大公家の家は極力物を置かない様にして居る・・そして寝室に至っては「鏡台とベットそして机、そして椅子」此れ位しか置いて居ない非常に殺風景な物なのだ

 

そして先程述べた此の世界で長明さんは此の世界で確かに結婚をして子供を授かったのだが奥さんの方は病死をして息子さんの方は戦争により戦死をしたのだ

 

そう所謂ガリア・ゲルマニア戦争又は此の世界風で述べるならば「フランス・ドイツ戦争」とも言うべき戦争で死んだそうだ・・だからこそ長明さんが「あいつ等は名誉な戦死を遂げた

 

だからこそ私はゲルマニアと言う存在が憎いと言う気持つが有るかと尋ねられたら有ると答えるだろう

 

だが其れ以上に此の戦争をすると息巻いて居た現ガリア王と其の取り巻きが正直な所先程のゲルマニアより数倍も憎悪が有るのだ」と答えたのだ

 

だからこそ長明さんは「もし此のオルレアン大公領を本気で引き継ぎたいのなら現国王と其の取り巻きと距離を置け・・そして私の直属の部下である存在と私が独自に築いた諜謀集団の八咫烏の指揮権も継承をさせよう」と述べたのだ

 

そして私は先代のオルレアン大公の約束をきっちりと守る事にしたのだ・・そして今や私も年を取り同じ境遇の信チャンと其の仲間達に受け継がせているのだ


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