《ホムラ視点》
「しゃーねぇなァ、教えてやんよ、応用ワザ!」
僕らの勝負が終わった後、よっしいが高らかに宣言した。
僕たちに応用ワザを教えてくれると宣言したよっしいは、自信満々なドヤ顔で僕らを見た。
「応用ワザ…教えてくれるの⁉」
「ああ、教えてやる。お前らの冒険には必要がありそうだからな。」
そう言いながら踵を返し、スタジアムの方へ向き直る。
「ついてこい。」
「えっ、でも僕らのポケモン回復終わってないよ?」
「大丈夫、最新回復装置なら10分もあれば回復できる。で、その回復装置は館内にあるから安心してくれ。んじゃ、今日はスタジアム貸切ってる状態にしておいたからな。そいじゃ、館内でまってるぜ~。」
よっしいはそう言うと、熱気の収まりつつあるスタジアムに入っていった。
「……応用ワザ、ねぇ。この地方じゃ必須の技術かぁ。早く習得したいなぁ!」
「必須っていうレベルに強力なもの……ってことっぽいから、早く習得しないとここじゃまともに戦えないのかも?」
✫
「来たぞ、よっしい。」
僕らがコート内に入ると、よっしいは反対側のコートで待ち構えていた。
そう、
「おう、来たか!
「「えっ、早速⁉」」
「ああ。百聞は一見に如かず。聞くより見たほうが早い。っつーわけで、戦いながらやり方を見せるから、やられる前までには習得しろよ?」
こっちがやられる前提なのは気に食わないが、それは事実。
現に、彼は歴代メジャー地方のチャンピオンでは最強との呼び声が高いのもそうだが、この世代の『原点にして頂点』とまで豪語された初代カントーチャンピオンのレッド氏を倒したらしいし、間違いなく強い。
まさに、ダンデさんに代わる無敵のチャンピオン、これが世界中でのよっしいの評価だ。
「なら、やっぱりエース級のポケモンで挑むべきだよね?」
「そりゃあね。」
相手は史上最高級のポケモントレーナー……。舐めてかかろうものなら僕らレベルでもまともに戦えずやられてもおかしくない。
僕が最後に戦った時ですら、手も足も出ないほどに強かった。
そして、それがさらに強くなったとなると、ここまで警戒せざるを得ない。
「ルールは全員1匹ずつの使用でいいか?」
「いやいや、よっしいは数合わせに2匹使ってよ。」
「ん?ああ、わかった。じゃあ、それでいいな?」
「「うん。」」
よっしいとバトルに関する打ち合わせを済まし、トレーナーボックスに動く僕ら。
僕らがボックスにつく頃には、よっしいの顔つきはさっきまでとは打って変わって………
「少しは歯ごたえのある勝負にしてくれよな?」
ゾッとした。
こちらが恐怖するレベルの、これまでに感じたことのないような覇気でこちらを見つめてくる。
まるで別人かのようにガラリと変わる雰囲気。
思わず息をのんでしまうような、息をする余地もなくさせてくるような異様な空気感。
まさにこの場の空気が彼に支配されたような、そんな錯覚に陥った。
あるいは、錯覚じゃなかったのかもしれない。
実際、僕もユウリも声が出せないほどの迫力に圧倒されたのだから。
そして、数瞬の間の後、僕たちは半ば金縛りのような状態だったところから解放された。
「ああ、もちろん。」
「ま、負けないよ!」
僕は冷静さを取り戻すことに成功していたが、ユウリはまだ冷静ではないように見えた。
が、それでも相手は待ってはくれない。
むしろ、ここまで待ってくれているだけ感謝すべきだろう。
「よし………じゃあ、いくぜ!バトルスタートだ!」
デルタチャンピオンのよっしいが勝負を仕掛けてきた!
「頼んだぜ、リボン、ケチャップ!」
「いくよっ、フレア!」
「やるぞ、ほげた!」
「ふぃあああっ!」
「ピッカァァァッ!」
「エバァァァス!」
「ほっげぇぇぇぇ!」
よっしいが繰り出したのは、リボンこと色違いのニンフィアと、ケチャップことピカチュウ。
どちらもよっしいの強力なエース級ポケモンだ。
「ケチャップ、ボルテッカー。」
「ピッカァァァッ!」
初動からいきなり猛攻を仕掛けてきたよっしいに対し、ユウリが対処をする。
「フレア、ねっさのだいち!」
「エバァス!」
ズシャァァァッ!
両者の攻撃が同時に打ち消され、どちらの攻撃も不発に終わった。
そう、
そもそもねっさのだいちはじめんタイプのワザ。
ダンデさんを倒した新星ガラルチャンピオンのエースのこの攻撃を相殺できる時点で大概おかしいのだが、もっとやばいのが、フレアの特性がリベロであること。
リベロの効果は、前回の話で説明した通り、使用したワザのタイプに変化するもの。
つまり、タイプ一致のじめんワザを打ち消したということだ。
だが、一番おかしいのは、ピカチュウのワザがでんきワザなこと。
でんきワザはじめんタイプに効果はない。なのにも関わらず、相殺してしまっているのだ。
やはり、さすがはチャンピオンといったところか。
「ほげた、ケチャップにじだんだ!」
「その戦法は理解しているッ!リボン、ハイパーボイスで発動を阻止だ!」
「ふぃあああああ!」
ズドォ!
「ほ……ッ⁉」
「ダメージやば…ッ⁉」
フェアリータイプの攻撃は、ほのおタイプにはいまひとつの攻撃。
にもかかわらず、ほげたが苦しい顔をするレベルの攻撃を初撃から撃たれてしまった。
「どうした?最早応用ワザを使うまでもなさそうだが。」
「まだまだ!ほげた、くさわけ!」
「まだまだいくよ!フレア、かえんボール!」
「ほげほげほげほげ……」
ほげたが地面に向かってくさわけを使用し、すばやさを上げ始める。
するとよっしいはため息をつきながらこう告げた。
「……その戦法はもう見たよ。」
もう見た、そう言い放ったよっしいは、そのままケチャップにかみなりを指示し、集中しているほげたに攻撃を行おうとする。
「ピッチャァ───」
だが、ケチャップがかみなりを構えた瞬間、サイドから走って行っていたフレアが攻撃をする。
「バァス!」
「ピッ⁉」
ケチャップの注意をひき、近くに落ちていた小石をリフティングでヒートアップさせ、ケチャップに向かってかえんボールを放つ。
かみなりの発射体制に入っていたケチャップは躱そうとするしぐさを見せたが、結局躱せず攻撃が直撃。
ズシャァ!
「よし!当てた!」
「エバァ!」
さっきまで打ち消されて不発だった攻撃だったが、今度はしっかり命中し、ひとまず安堵するユウリとフレア。だが、油断している場合など微塵もなかった。
「ピッ……カァ!」
「噓⁉」
「エバス⁉」
かつて多くの敵を蹂躙し、戦闘不能にしてきた、洗練された一撃の、かえんボール。
だが、よっしいのケチャップの前にはまるで意味をなさなかったかのように受けられてしまった。
「ほげた、かえん───」
「リボン、シャドーボール!」
「ふぃあっ!」
ボシュァァッ!
「ほぉ……ッ!」
定位置についていたリボンの攻撃をまともにくらい、さらに青白い光を出し、特防がダウンしたことを知らされる。
「やばい……ッ!」
こっちの攻撃はまるで通じず、酷いときには発動前に打ち消される。
まさに圧倒的。僕らの攻撃は、一切通じていなかった。
まるで、僕らの間に雲泥の差があるような……そんな錯覚に陥った。
ましてや、これはよっしいの本気ではない。僕らも疲れているため本気モードではないにしろ、80%程度の力は出しているはず。
なのにも関わらずこの状況。強いな、あいつ……。
「それでも、負けない!ほげた、じだんだ!」
「フレア、ブレイズキックで攻撃して!」
「ほげぇぇぇぇっ!」
「エバァァァス!」
そんな絶望的な状況でも諦めずに攻撃を続ける僕ら。
だったが……
「リボン、ケチャップ、
「「ッ⁉」」
あなをほる。
地面に潜り、任意のタイミングで地面から出現し、攻撃ができる。
「ふぃああっ!」
「ピッカァ!」
ズズズズズ……
「ぐぬぬ……。」
「これは…かなりまずいね?」
ほげたもフレアも、今はほのおタイプ。
じめんタイプの攻撃は、どう足掻いてもこうかばつぐんになってしまう。
「さぁ、どうする?このままじゃ負けちまうぜ?」
ニヤッとしながら放たれた、焦りを催促する言葉。
もしかしたら、焦らせてそれどころでなくするのが狙いなのかもしれない。
「……ユウリ。とにかく、落ち着いて攻撃しよう。」
「うん、わかった。」
ユウリもなんとなく察しがつき始めたようで、緊迫した顔は保ちながらも、顔に恐怖や焦りの色は見当たらなかった。
「……さぁ、いつでも来い!」
地面に潜ったケチャップとリボン。
いつ来るかはわからない。けど、それは諦める理由にはならない!
「仕掛けろ。」
ズボボ……
((来たッ!))
「ピッカァ!」
「フレア、かえんボールで防いで!」
「ほげた、かえんほうしゃで集中砲火だ!」
ケチャップが空中に浮いたところを見て、フレアとほげたによる集中砲火が開始される。
ドドドドドドドドドッ!
「ビッ⁉」
ドシャッとケチャップが苦悶の表情を浮かべながら倒れる。
それを見たよっしいは、ケチャップに定位置に戻るよう指示しながら、不敵な笑みを浮かべた。
「……いい感じに立て直してくれたじゃねぇか?だが……ケチャップ、
ズドバリバリバリバリバリバリィィィィッ!
「「⁉」」
突如生成される、雷電の渦。
僕らは困惑したが、すぐにそのワザの正体こそが、僕らが習得を目指している、『応用ワザ』であると理解した。
「これが、『応用ワザ』サンダーボルテックス。周囲に雷電の渦を生成し、相手を閉じ込められるほか、自分らを守ることもできる。威力自体が低いのが難点だが……このワザには追加効果というものがあってだな。」
「「追加効果?」」
「ああ、それは……」
刹那、周囲が電気の幕のようなもの……エレキフィールドに覆われた。
「エレキフィールド⁉」
「ああ。このワザの追加効果は、威力が低い代わりに初使用後にエレキフィールド又はいかづちゾーンのどちらかを生成する。これらはどちらもでんきワザの威力を1.5倍に引き上げてくれるんだ。二つ合わされば合計2倍になる。」
「どっちかってことは、今生成されてるのはエレキフィールドだけってこと?」
「ああ。ゾーンはもっとこう……違う感じだ。周囲からエネルギーがあふれてきている感じ。」
つまり、いま生成されたのはエレキフィールドなのだ。
どちらにせよ、ケチャップからの攻撃の激しさが増すのは事実。
状況的にはおいしくはないだろう。
「フレア、エレキボール!」
「ほげた、じだんだ!」
「リボン、あなをほる。」
「ふぃああ!」
ズシャァ!
「エバス……⁉」
「ほっげぇ……!」
リボンにより、二匹の攻撃はたちまちキャンセルされ、効果抜群のダメージを受けて倒れこんでしまう。
「そのままハイパーボイス。」
「ふぃぃぃぃ……」
「かえんほうしゃ!」
「ああああああっ!」
「ほげぇぇぇ!」
ズゴォォォォォッ!
「相殺はできたか……。」
どうにか相殺できたからよかったものの、食らっていたら壊滅的なダメージだっただろう。
以前窮地は脱せないまま……。ただただ時間ばかりが過ぎてゆく……。
「フレア、かえんボール!」
「ケチャップ、背後からボルテッカー!」
「ピッカァ!」
「エバァ⁉」
ズギャァッ!
「うぐ…ッ!」
かえんボールほ放つ前にまたも背後から奇襲され、攻撃がキャンセル。
同じことの繰り返し過ぎる……。なんとか解決策を練らないとだな……。
「リボン、ハイパーボイス。ケチャップ、ボルテッカー。」
「ふぃいあああああああっ!」
「ピカピカピカピカ……」
「ほげた、じだんだ!」
「フレア、エレキボール!」
よっしいから再び繰り出される猛攻に、またも僕らは同じ手で対抗をする。
「同じことの繰り返しだとなんも起きねぇのは知ってるだろ?対戦相手は待ってやらねぇぞ?
ケチャップ、ボルテッカー。リボン、ハイパーボイス。」
「ピカピカピカピッカァ!」
「躱せ!」「躱して!」
「ほげ!」「エバス!」
緊急で回避するも、その逃げた先にはハイパーボイスを構えたリボンがいて───
「ふぃいいいいいいいいい………」
空気を吸い、フェアリーのエネルギーの破壊音を口から放出しようとするが……。
ユウリは考え抜いた結果、とある技で機転を利かせる。
「どうするどうする……。そうだ!フレア、ほげたを連れてとびはねる!」
「エエ~~~ッ……バァス!」
ほげたをがっしと掴み、バシュッと上空へ跳ね上がる。
それを見たよっしいは、先ほどまでと違う対処に感心し、声をかけてくる。
「ほう?ようやく機転を利かせてくれたみてぇじゃねぇかよぉ?」
「ふふん!ここからあたしたちの逆転が始まるから、覚悟しててよね⁉」
ユウリがビシッと決め顔で決め台詞を放つ。
だが、よっしいは再度集中し、動揺せずに冷静な対処を行う。
「ケチャップ、かみなり連打。」
「ピカピカピカピカ………」
バチバチと膨大なエネルギーを蓄え、フレアを撃ち落とさんとする一撃を与えようと画策するケチャップ。だが……
「いま、急降下!」
「エバァァァァァァァス!」
「リボン、回避。」
「ふぃあ!」
ゴシャァァァッ!
リボンは余裕そうな表情で回避し、フワフワ空中を漂う。
まさに強者の余裕。だが……。
「ほげた、かえんほうしゃ!」
「ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…………」
「またかえんほうしゃか?もう見飽きたぜ、そのワ…ザ……?」
またかえんほうしゃかとあきれたような態度をみせるよっしい。
だが、直後に表情が変わる。
「気づいたみたいだけど、僕が指示したのは普通のかえんほうしゃじゃない!」
「……なるほどな。
険しい表情が、まるで挑戦者の覚醒を喜びつつも緊張を崩さない表情に
そして、僕が指示をした本当の攻撃、それは、空気を大きく吸込み、純粋にパワーと火力を底上げし高火力の炎を放射し、相手を焼き払う、その名も……
「いくぜほげた、
「ほおおおおっげぇぇぇぇぇぇぇ!」
ボシュオオオオオオオオオッ
「ピカ……ッ!」
「ふぃいっ……!」
「当たったか……。」
ケチャップとリボンに攻撃は命中。広範囲に灼熱の熱線を放ったことで、二匹の予測範囲を大きく上回ったようだ。
なんとなくだが、先ほどまでよりも格段に大きなダメージを与えられているような気がする。
これは、応用ワザと呼んで差し支えないだろう。
「いまだ、ユウリ!」
「了解!お願いフレア!」
ユウリが指示するころには、フレアは巨大な火炎弾を蹴る直前のところで、空中にて待機していた。
「今こそ
「エッバァァァァァァス‼」
軽いタッチで弾丸を蹴り、ケチャップとリボンの方へ落下させる。
「……これで合格だな。リボン、戻ってくれ。」
すると途端にリボンをボールに戻し、迫りくる火球から避難させた……かと思いきやだった。
片手間にゼンブイリングを起動させ、ボールにエネルギーを充填する。
そう、この構えは、ダイマックスの構えだ。
「すこ~し卑怯だが、ルールにそれは設定されてないんで問題はなしってことで。いくぜリボン、ダイマックス!」
ボールを上空にぶん投げ、中からダイマックスしたリボンが出てくる。
これは……まずいかもしれないな?
「リボン、攻撃をケチャップに代わって受けるんだ!」
「ふぃあ!」
ドッシャァ!
火球は触手によって一瞬にして勢いを失い、停滞する。
よく見てみると、リボンは触手からエネルギーのようなものを出すことで接触を回避しているようで、さらに少しずつ炎の勢いが減ってきているようにも見えた。
「火球ごとダイフェアリー。」
「ふぃいああ!」
上空より、星型の弾丸がこちらに対して無数に降り注ぐ。
「躱すんだ!」「躱して!」
「ほげ!」「バス!」
走り回って全力で回避に徹するほげたとフレアだったが、よっしいがそれを許すはずもなく。
「ケチャップ、サンダーボルテックスで閉じ込めろ!」
「ピカッチャァ!」
途端に周囲に電気エネルギーの渦が生成され、いよいよ逃げ場がなくなる。
そして、逃げ場をなくしたということは、それすなわち相手からの猛攻が飛んでくるということ。
「「しまった!」」
「沈め!ダイフェアリー‼」
「ふぃいいああああああああっ!」
ズドッシャァァァァァァァァァァッ‼
しまいには火球ごと巨大な星を降らされ、渦の範囲内は一網打尽にされてしまった。
猛烈な衝撃波と大爆発が収束すると、ほげたとフレアの状態が見えてきた。
「ほげ……」
「バァス……」
「やられたか……。」
「やられちゃったか……。」
やはり、全滅だった。
あのような破壊力抜群の星の連弾を食らえば、そりゃそうだろう。
僕のポケモンたちの中でも体力も根性もある方のほげたですらこの状態。
他のポケモンじゃあ、まず受けきれるはずがない。
「勝負あり、だな。対戦ありがとうございました。」
「ああ、こちらこそ。」
「対戦ありがとうございました。やっぱりダイフェアリー強いなぁ……。」
ダイフェアリーの効果によって生成されたミストフィールドを見ながら、僕らは各々の感想を口々に語っていく。
「もし耐えきっていて、そのまま勝負を続行してたとしても、多分僕らが押し負けてたよね。」
「さすがだな。その通りだと思うぞ。ちなみに、これ以上耐えられた場合は真ワザを次に撃っていたところだったぞ。」
「真ワザ?真ワザってなぁに?」
「真ワザっつーのは、応用ワザよりも習得が難しい代わりに応用ワザ以上の力を持ったワザのことだ。ちなみにもう一段階上のワザもあるんだが……まぁ、それを教えるのはまた今度の機会にしようか。」
よっしいはそういいながら踵を返し、スタジアムの外に出て行った。
僕らが彼を追って外に出ると、もうすでに時刻は午後4時ごろ。
僕たちが出発を予定していた時間だった。
「さてと。チュートリアルは、これで以上かな。」
「チュートリアル、ねえ?」
「ああ。ここから先は、俺レベルに強いトレーナーがはびこっている。いくら君たちが強いといえど、油断は禁物だ。……まぁ、応用ワザも習得したことだし、大丈夫だと思うけどな。」
「心配しなくても、あたしたちはチャンピオンだから全然大丈夫だよ?」
「ああ、わかってるさ。ただ、わかっていても人の旅立ちは応援したくなる。そういうものなのさ。」
彼はそう言い、振り返って夕日の方へ歩き出す。
「また会おう。強き
そうとだけ言って、ポケモンをボールから出して上空へ……
「ラオオオッ!」
「「⁉」」
「いくぞ、そるる。」
「ラオッ!」
そるるなるポケモンに乗り、上空へ飛び立ち、走り去る。
そう、
「今のって……」
「うん……あれは、伝説のポケモン……それも色違いの……。」
どんどん遠くなっていくよっしいを見送りながら、僕らは衝撃と感謝の入り混じった感情で、ボーーっとよっしいの方を見るのであった。
To be continued……
サンダーボルテックス でんき 特殊 威力 55
使用可能ポケモン よっしいのケチャップ(ピカチュウ)
デメリット効果 なし
効果 電気の渦を生成して攻撃。渦の効果で、登場後の初使用時にエレキフィールドまたはいかづちゾーンを展開する。もしすでに展開されている場合は、それをEX化する。
爆炎砲 ほのお 特殊 威力 100
使用可能ポケモン ホムラのほげた(ホゲータ)
デメリット効果 反動で一時的に動けなくなる
効果 空気を大きく吸い込み、超高温かつ高火力の熱線を放射して攻撃。命中した相手を50%の確率でやけど状態にし、フィールドを焼け焦がすことで効果を打ち消す。
煌炎弾 ほのお 物理 威力 130
使用可能ポケモン ユウリのフレア(エースバーン)
デメリット効果 連発できない、大きな隙をさらす
効果 3つの小石または1つの大きな石を用いてリフティングを行い、超高火力の火炎弾を相手にぶつけて攻撃。30%の確率で相手をやけど状態にするが、使用前と使用後に大きな隙をさらし、連発できないピーキーな性能をしている。
次回 第四話『カロスの女王』