同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ   作:一般ユーザー

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第11話 あの日の、約束

中学2年の夏休みも、そろそろ終わりを迎えようとしていた。

 

(しかし、毎度の事ながら夏休みを経験できるのも学生の特権だよな)

 

前世では、社会人になってから夏休みみたいな長期の休みなんてなかったし

どうしても 仕事の繁忙期等は、希望休を取りづらい。

まぁ、学生時代に比べてお金を自由に使えるとかのメリットもあったけど

 

(まぁ、原作の舞台が始まる前に金策も考えないとなぁー)

 

ハーレム♡スクールライフでは、お金でアイテムを購入するシステムがあるが基本裏技みたいなのがないので地道にコツコツ貯めないといけない。

 

(まぁ ゲームで登場したアイテムでほしいのもあるし)

 

基本的にゲームで登場したアイテムは、ほとんどいらないが一部のアイテムで必要な物がる。

それを、先に購入してからトウヤに渡す方針で行く為にも金策も考ええないといけない。

ただ、先の事を考えても仕方ないので一旦考えを保留にする。

 

 

「しっかし 出店がだいぶ並んでいるな」

 

今日は、地域の夏祭りで多くの人が来ている。

あたりも暗くなり、出店も繁盛しており活気もある。

前回の夏祭りは、トウヤと二人で見て回ったなあ

 

「あぁ レン君こっち こっち」

 

どうやら、トウヤの方が先に来ていたみたいだ。

 

「すまん 遅くなって待たせたか?」

 

「いやいや まだ集合時間前だし、それより早く行こう二人とも待っていると思うよ」

 

どうやら 今回のお祭りは、三人ともだいぶ楽しみにしていたみたいだ。

 

 

「あぁ お兄ちゃんにレンさんこっちです。」

 

「トウヤに天堂君、久しぶりー」

 

どうやら、二人とも随分元気そうだ。

元々 今回の夏休みは、トウヤとアリスちゃんとお泊り会で行くとの話だったがその後、花園も行ける事が分かったので4人で祭りを見て回ろうって話になった。

 

「それより、お兄ちゃんとレンさん」

 

「私たちの浴衣どう・・・似合うかな」

 

そう、二人とも浴衣であるのだ。

俺とトウヤは、現地での到着だったが その間に二人とも花園の家で浴衣に着替えたらしい。

 

(しかし、やはり絵になるな)

 

まず、アリスちゃんが着ている浴衣は、紺色がベースで百合柄の着物だ。

彼女の雰囲気にあったどこか神秘的で美しい。

 

一方、花園の浴衣は、白地にピンクの柄所々に花のアクセントが入っている。

こっちは、透明感があるのに自然と目を引き寄せるほど華やかだ。

 

(ふんー いかんなこれは、思春期に刺激的すぎるな。)

 

トウヤは、どうやら無難に褒めているが様に見えるが

さり気ない相手が嬉しく思う言葉を入れるあたりさすが主人公、実にスマートな手際だ。

 

(えっ 俺この後に、二人を褒めないといけないの)

 

もう、二人とも嬉しそうにしているからよくない。

トウヤの一人勝ちでいいから、この後なんてハードルが高いよー

 

あぁ ダメだ 二人ともこっちを見ている。

 

(覚悟決めるが なぁに失敗したらトウヤに丸投げでもするか)

 

「そうだなぁ 二人とも似合っているがまず アリスちゃん」

 

「えっ・・・」

 

とりあえず、一人ずつ褒める方針で行くか

 

「まず 可愛いのは、当たり前だが今日のアリスちゃんはいつもと違って年下と思えないほど大人びていて凄く優美だからどこかのご令嬢かと思ったぞ。」

 

まだ、褒めようと思えば言葉がでるが次は花園の番だ

 

「次に、花園だが・・・」

 

「えっ はいい」

 

何故か、花園の顔が固まったが

 

「まぁ 当然可愛いから今更触れないが今日の花園の浴衣を見た第一印象は、どこか透明感があるのに自然と目を引き寄せられてしまった きっと花園を見たら皆が目を追ってしまうほどに綺麗だ。」

 

(まぁ 実際に既に周りの人にチラチラ見られているが)

 

「とりあえず、俺の語彙力だけで二人の魅力を語れないのが申し訳ないほど二人とも綺麗だぞ、別に他の人に聞いても10人いや100人に聞いても同じく満場一致で綺麗や美しいて答えるし、ここまで来たら一つの・・」

 

「レン君 レン君」

 

まだまだ、二人の事について語ろうとしたらトウヤに声をかけられた。

 

「どうした、トウヤ今からもっと二人の魅力を語ろうとしたのだが」

 

「もう、そこまでにした方がいいと思うよ・・・だってほら」

 

トウヤに言われて二人を見たが

二人とも祭りの明かりに負けないほど顔が分かりやすく赤くなっていた。

 

「レン君って いつも真剣に人の目を見て話す事は、いい事だと思うけどたまーに暴走するよね」

 

その後、二人が再起するのに時間がかかった  えっこれ俺が悪いの!

 

 

 

「もう、レンさん あんな 大勢の前で恥ずかしかってですよ」

 

「そうね、本当に天堂君って 冷静そうに見えて結構情熱的に言うよね」

 

「まぁ レン君のいい所でもあると 僕は、思うけど」

 

上からアリスちゃんに花園にトウヤと三人にさっきの件での追撃を食らっております。

 

(いや・・・昔は、もったこんな感じじゃなかったと思うけど)

 

そう、前世と比べて多分肉体年齢に引っ張られて思ったらすぐ言葉に出るのだが

 

「いや いや、嘘を言っているわけじゃないぞ 俺は、本当に思ったから言葉に出しただけで」

 

そう弁解すると、何故か三人とも呆れた顔をして

 

「まぁ レンさんってやっぱりそう言う所ありますよね こっちは、嬉しいですけど」

 

「天堂君の場合は、真剣に言っている事が問題であって」

 

「僕も、レン君の言葉は、火力が高いと思うよ」

 

どうやら、さっきと同じ順番で返された。

 

「あぁ あそこのたこ焼き美味しそうだし三人分買ってくるよ」

 

「「「あっ 逃げた」」」

 

どうやら、状況的に不利の為食べ物でこの場を収めようとしたがバレバレだったみたいだ。

 

 

 

あの後、たこ焼きから焼きそばにチョコバナナにかき氷等、あらかた出店を食べ歩きしたり

他の気になるお店を見て回ったりして三人とも楽しそうだ

 

「いやー 楽しかった」

 

「レン君、一番はしゃいでいたよね」

 

「うん うん 天堂君が一番楽しそうだったね」

 

・・・はい いや、違うんですよ

別に、前世でも夏祭りは、学生時代に行った事もあるし別に珍しいわけじゃない。

ただ、転生してから夏祭りでも結構テンションが上がってしまうのだ。

やっぱり、身体に精神年齢が引っ張られている障害が出ている。

 

「いや・・・三人で夏祭り回れて凄くテンション上がって」

 

「でも、レン君僕と去年見て回った時も今と同じでテンション高かったよ」

 

すかさず、トウヤの追撃で撃沈してしまう。

どうやら、今日の俺は何しても裏目に出るみたいだ

 

「でも お兄ちゃん 私も皆で夏祭り回れて楽しいよ」

 

どうやら、アリスちゃんが精一杯フォローをしてくれる。

すまない、精神年齢を含めたらここの誰よりも高いのに・・・ヤバいなそう思うと恥ずかしすぎる いや今更手遅れだけど。

 

「アリスちゃんは、天使だな・・・すまないなさけないよな」

 

「天使ってもうからかわないでください それにレンさんは、なさけなくないですよ。」

 

(アリスちゃん いい子すぎる クソ許せねぇよお 俺)

 

やっぱり、アリスちゃんもそうだがこんないい子が原作での展開でひどい目に遭うとか許せねぇぞ原作 俺が守らなければ

そうやって誓いを胸に、頑張るぞーと気合を入れていたが

 

「またレン君 変な事考えてそう」

 

親友のトウヤには、気づかれてしまいまた呆れた顔をしていた。

 

 

 

「そろそろ、始まるよね」

 

花園の声で頷く 結構周りに人がいるがここならよく見えるだろう。

トウヤやアリスちゃんも今か今かと待っている。

 

―――ヒュ~――

夜空に一つの放物線を描き

――パアンッー

あたり一帯に響くほどの音が鳴る。

それが立て続けに鳴り、人々を魅了する。

 

夏の風物詩の花火だ

 

「「「綺麗」」」

 

どうやら、三人とも花火を見上げながら思い思いに見ている。

 

(しかし 今年の夏は、本当にいろいろあったな)

 

目の前にいる、二人 花園とアリスちゃん

彼女達と、ここまで仲良くなるなんて去年の俺からは、想像がつかなかったな

 

そうやって思いにふけていたら

 

「ねぇ レン君」

 

トウヤに話をかけられた

 

「なんだよー どうかしたのか」

 

「別に たいしたことじゃないけどまた来年もその次も夏祭り来ようね」

 

「あたりまえだろ 約束するぜ

 

そう返事するとトウヤは、嬉しそうに約束ねと言って花火を見上げる。

 

(どうなるかなんて 俺には、分からないが)

 

少なくとも この光景だけは、ずっと見守っていきたい。

 

 

 

 







これで、プロローグも折り返しを迎えました。

次回の投稿で、原作ヒロインが多分全員出せると思います。
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