同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ   作:一般ユーザー

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第16話 身構えてないときほどイベントに遭遇する

 

高校・・・いや違った

中学4年目の夏休みが始まってから8月に入った。

今年の夏休みは、去年と違いバイトをしているが今の所特に何かが変わったわけではない。

 

「いや、少しだけ変わった事もあるか」

 

去年までは、花園とトウヤやアリスちゃんと遊ぶことが多かったが・・・

 

「九藤さんとも遊ぶ機会が夏休みもあってか増えたな」

 

そう 最近は、九藤さんとも皆で遊ぶ事が多くなったのだ。

最初の頃は、トウヤと会うだけで緊張していた九藤さんも今では、だいぶ緊張しなくなってきた。

 

「それに、花園やアリスちゃんとも仲がいいしな」

 

トウヤと話す事に慣れてきたタイミングで花園と一緒に交流する機会が増えたが思いのほか花園も九藤さんも仲がいいのだ。

夏休みに入ったらそこにアリスちゃんも加わって三人で仲良くショピングに出かけたりや今月に入って女子会を花園の家でしたと嬉しそうに九藤さんが電話で話していたのを覚えている。

 

「たぶん、本当の意味で同性の友達が出来て嬉しかったんだろう」

 

今まで家のしがらみでどうしても仲がいい同性の友達がいなかったのか花園やアリスちゃんと話している時は、だいぶリラックスしていたし作り笑いもしなくなった。

 

花園やアリスちゃんには、感謝だな 二人とも素だろうけど九藤さんを一人の個人として接してくれているから九藤さんからしたら心地よいのだろう。

 

「そういえば、花園もある意味今年からだいぶ変わったしなぁ」

 

花園は、今年の夏休みが始まってからやっと趣味のコスプレの事をトウヤに話したらしい。

もちろん、トウヤがその事に関して応援してくれたらしいけどそこで花園がとあるお願いをトウヤにしたのだ。

 

(まさか、一緒にコスプレイベントに参加する事になるとは)

 

それも、トウヤが花園のコスプレをした魔法少女の相方の魔法少女をコスプレをする事になったのだ。

 

(まぁ 花園は、コスプレの併せをしたくて頼み込んでいたが)

 

たしかに原作の相方の魔法少女も黒髪で小柄な魔法少女だったし実際にコスプレをしたトウヤの姿は、真面目に似合いすぎていて二人して全力で褒めた。

最初は、恥ずかしがっていたトウヤにコスプレをする気にさせようとしていた花園の鬼気迫る雰囲気に圧倒もしたが・・・

 

(後半、コスプレ会場についてからトウヤもノリノリだったしな)

 

二人の完成度が高いのか声をかけられる事が多くいろんな人に褒められた影響かトウヤも終始楽しそうだった。

 

そう言えば、トウヤにも俺のコスプレネームを安直すぎるといわれたな。

当の本人は、トウカって名前で登録したからほとんどの人に女の子と間違われていたな。

 

「トウヤの声って、結構女性の声に近いから初見だと間違う人も多いし」

 

本人的に気にしていたらしいけど、今回コスプレをしていた会場で同じ女装をした男の人と話す機会があったらしい。

その人も同じ悩みを持っていたが今は、自分の声が好きになれたらしくトウヤも少し自分の声に対して前向きになったらしくそれだけでもあの会場に行った意味もあっただろう。

 

後日、本人は知らないが女子会で共有されたらしくどうやら女性陣のハートをつかんだらしい・・・いや、可愛いとかそっち方面だろうけど

 

「さてと・・・今回の目的地にやっとついた」

 

今年あったイベントを振り返りながら今回の目的地に着いた。

 

(まさか、原作が始まる前にその舞台につくとは)

 

クリーピング高校・・・なんか、日本の高校と思えないカタカナ表記の学校だがおかげで記憶に引っかかっていたから思い出せた名前でもある。

ちなみに、結構有名な学校で偏差値が高い事や設備が国内でも充実している事、多くの著名人も輩出している高校として有名である。

 

(しかし 作者は、何でこんな変な名前の学校にしたんだ?)

 

随分と変な名前の学校だがこの学校に来たのも、今回の目的地がこの学校の近くの本屋なのだから仕方ない。

 

「あった あった たぶんあれだな」

 

見た目が凄く年季を感じる本屋のせいか凄く周りから見ても目立つ。

まぁ、原作知識がなかったら多分俺もお店に入らなかったかもしれんが

 

「やっと、ある程度の金額も貯まったし 後は、お目当ての本があればいいが」

 

ここには、この世界だからこそ必要なアイテムがあるのだ。

 

 

 

 

 

この世界がハーレム♡スクールライフと知ってアルバイトを始めたのは、おもに欲しいアイテムがあったからだ。

一つ目は、ゲームの世界でもお世話になった栄養ドリンクであり今も定期的に購入をしている。

そして 二つ目は、今回ここに来た本屋にある本である。

 

店内に入って本を散策しているとお目当てのタイトルがあった。

 

(これだな、肉体の神秘)

 

名前が凄く胡散臭いが・・・ゲームでは、ここを訪れた主人公がこの本を購入することで体力の最大値を上げる事が出来る。

同人ゲームでも似たような設定のアイテムもあるから今までゲームをする時に気にしていなかったが

 

(しかし、本を読んだだけで体力の最大値が上がるって本当にこの世界でも起きるか分らんが気になるのも事実だし)

 

実際にあの栄養剤も前世では、考えられないほどの効果があったのだ。

この本にも、ある程度の何かが隠されている可能性がある。

 

(ここに来る為の時間や交通費の事も考えてある程度購入しておくか)

 

何度もこっちに来る方が時間や交通費もかかるしある程度まとめて購入する事にした。

原作でも出た本の一部と似たような種類の本を持ってレジに持っていく。

 

(しかし、一冊一冊が高いな 俺以外にここ来る人いるのか いや・・・俺は、助かるが)

 

そう、一冊一冊が5000円以上から高いのは、1万円を超える本もある。

今回購入した肉体の神秘と好感度を上げやすくする人間の心理(上)巻とストレス値を下げやすくする人間の心理(下)巻と同じ作者が書いたと思われる本を選んだが

 

(この作者に関しては、インターネットで調べても出てこないんだよな 本も一般販売している所もないし)

 

ここ以外にもそれとなく探したが同じ名前の本を見つけられなかったのだ。

 

(この店においてあってよかった いや原作でも売っていたからあるのは、当たり前かもしれんが・・・しかし何でこんな本が出版されているんだろうか)

 

この本が世に出ている事もこの世界の不思議の一つだかこれに関しては、たぶん俺に分かる事も今後ないだろう。

 

効果があるか分らんが、もし効果があればトウヤに貸すという名目で本を読ませよう。

それに、結構珍しい本もあったから今度プレゼントでもするか。

 

その後、本屋の店員と思えない程顔が整った若い白髪のお兄さんにお会計をお願いしてから購入した本を持って本屋を後にしたのだった。

 

 

 

 

 

家に戻ってからは、自分の部屋に本日の戦利品を置いてからまた家を出た。

 

(今頃、父さんと母さんも旅行か ゆっくり休んできてほしいが)

 

今日は、親の結婚記念日であり二人とも今旅行に行っている。

いつもだったら一緒行こうと誘われるが、バイトの事や友達の家に遊びに行くからたまには、二人でゆっくり楽しんできてと言っている。

本当は、いつも親に面倒をかけているからたまには、二人の時間を大切にしてほしいという思いがあるから提案したのだが

 

(まぁ、二人ともせっかくの休みだし子供の事が気になるかもしれんから後で高いお店で食事している写真でも送るか)

 

こっちが、贅沢な物でも食べている写真でも送れば旅行中の二人も旅行に少しでも集中出来るだろう。

そうやってここ周辺の食事をする所で評価が良くて、普段だったら絶対に行かない所を調べながら外の散策をする。

 

「しかし、外が暗くなってきたな もっと早く家に帰るべきだったか」

 

せっかく原作の高校についたからしばらく高校周辺の下見をしていたのもあって晩飯の時間が遅くなってしまった。

 

「とりあえず、ここにするか」

 

しばらくして、ネットで調べた感じ良さそうなレストランを見つけたので入る。

 

(しかし、今日だけでだいぶ出費がかさなるな 本当にバイトで貯めてきて良かった)

 

とりあえず 今後の事も考えて節約もしないといけないなと決心した・・・・・奮発したレストランでの食事は、大変おいしゅうございました。 やっぱり、お金も使うことも大事だな!

 

 

 

 

 

夜も本格的に暗くなりながらも、レストランの食事で大変満足した気分で外を歩く。

親にもしっかりと写真を送ったので安心だ。

 

「しっかし、久々こんな街中で一人で外食したな 前世の時以来か」

 

周りの風景を観察しながら思い出すのは、後輩や友人と言ったレストランや飲み屋の事を思い出す。

一人で来ることもあったが、やっぱりあいつ等と・・・イヤ 今は、だいぶ交友関係もひろがったしそれなりに楽しめているから  今度トウヤや他のメンバーでここら辺に来るのも悪くないか。

 

気が付けば、帰り道から少し離れた公園まできてしまった。

 

「・・・いつもの習慣でここまできてしまった。 早く家に帰るか」

 

ここの公園は、結構広く近くの人が散歩のコースでもよく使うほど広い敷地がある

今は、夜であまり外に歩いている人がいない。

 

「そういえば、最近ここの公園にきてなかったな」

 

アルバイト終わりにその周辺をランニングして帰ってきていたがここの公園に最近よってなかった。

だからこそ、それを目撃した時にあまりの不意な出来事に目を疑ってしまった。

 

青い髪に、遠目からでも分かる季節外れの長いコートを着ており 周りに誰もいないのにしきりに辺りをキョロキョロしている人物がいる。

 

「マジか・・・いや 勘弁してくれ」

 

まだ、遠目から見ているから気づかれてないが目撃した以上放っておけない。

一度、深呼吸をしてから対象に気づかれないように動く。

 

「こんばんは! こんな所で何をしているのですか」

 

気付かれないように接近してから声をかけたため相手もどうやら想像以上に驚いたみたいだ。

 

「えっ えっと こんばんは・・・・」

 

相手の恰好は、青い髪を普段と違い下ろしており体を上から下まで覆うようなコートに夜なのに黒いサングラスに白いマスク・・・ここまでだったら人によっては口裂け女を連想する人もいるかもしれない。

 

ただ、この世界がホラーゲームを舞台とする世界でなく同人ゲームが舞台の世界であるのなら話しが別だが。

 

「その ごめんなさい 私 急いでいますので」

 

動揺からここから離れようとする相手の前を遮るように立ちふさがる。

 

「すみまん どいてもらっていいですか」

 

相手も、焦っているのが分かるが なら焦るような事をしないでほしいと心の中で思いながら声をかける。

 

「そんな恰好でこんな夜に出歩いていたら危ないでしょ・・・青崎先輩」

 

相手がその名前を聞いた瞬間、動揺していた表情以外の驚愕した感じでこちらを見る

 

(さてと、ここからどうするか)

 

なんせ、目の前の人物こそ原作ヒロインの一人であり生徒会長の青崎 ミサキご本人だからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物設定

 

 

青崎 ミサキ

 

 

見た目:青い髪をポニーテルにしている

 

 

周りの評価:生徒会長・凛々しくて・女子の中では、お姉さまと慕われている

 

 

 

 

秘密:露出狂→原作時点の設定

 

 

 

 






だいぶ投稿が遅くなりました。

ちなみにお気づきの人もいるかもしれませんが最後の登場人物設定は、第13話の後書きの所の答え合わせになります。

次回以降、彼女について前編投稿予定です。
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