同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ 作:一般ユーザー
「」表記は、主人公や登場人物の発言
()表記は、基本的に主人公の心情、心の声です。
5月17日 新規エピソード追加
追加箇所◇◇から◇◇の間の文字
◇◇
「おはようございます!」
「あぁ おはよう・・・」
「あれ、なんか元気ないですね」
(いや、仕事前なのにお前は何でそんな元気なんだよ)
今日もいつも通りの仕事だ 今日は、5連勤目で明日は休みだが体がきついのだ
ちなみに、目の前の後輩も同じだ。
「いくら休み前なのに元気だな」
「そらー 明日から休みですし、久しぶりに彼女とデート行くんですよ」
「そうか、それは良かったな」
後輩に彼女がいる事を知っているのは、俺ぐらいだ
よく、休憩時間に彼女との話を聞かされている。
「なぁ なんで俺以外に、彼女の話をしないんだ」
前々から疑問に思った事を聞くと
「だって 先輩口が硬いですし 大学時代にアルバイトして時にアルバイトの人達にあれこれ聞かれてうんざりしてたんすよ 」
(・・・あれ、なんか)
後輩の話を、初めて聞いたはずなのに、何故か知っていた気がする。
「それに、 この前も、相談にものってもらいましたし」
「別に、 あれぐらいたいした事ないぞ」
(そう言えば、そんな事もあったけ)
たしか、彼女の事を伏せて、相談された事があったから
話を聞いてから、自分なりにアドバイスをしたがそれ以降よく話を聞かされるようになったのが始まりだ。
「それでも、テンドウさんいつも人の話をいつも真剣に聞いてくれるじゃないすか それに仕事のフォローもしてくれますし」
「気にするな それに仕事でフォローするのは、あたりまえだろ」
(後輩だから、まだまだ分から事があるのもあたりまえだし)
そうすると、後輩がなんだか呆れた顔をして
「テンドウさんみたいに言ってくれる人 中々いないんですよ 他の人なんて自分で考えろとか言われますし」
「まぁ でも俺にも新人時代があったから なんとなく分かるが少なくともよくやっていると思うぞ この前教えた仕事もよく出来ていて褒められていたし」
(実際に、教えやすいし ちゃんとメモも取ってくれるから助かるし)
それから、特に気にする必要ないし、これからも仕事で分からない事があったらできる範囲でフォローするからと話を終えてから
「とりあえず、せっかくの彼女との休みなら楽しんで来いよ」
「ありがとうございます! 先輩は、休みの日何か予定とかあります?」
「旅行だよ、ちょうど友達と予定もあうし」
そう、前々から予定していたしその為に有休も取っている。
ちなみに、旅行先は沖縄だ。
「あぁ いいなぁ自分も行きたい」
「バカ 彼女と予定があるだろう ちゃんとお土産も買ってくるから」
「マジすか 楽しみにして待ってます」
現金な奴だな、と思いつつふと考える
(やっぱり、おかしい)
そう おかしいのだ俺は、この会話を覚えている
(何より・・・)
「どうしたすか 先輩・・・」
急に黙った為か、後輩が心配して声をかけてくる
その顔を見て
「いや、違和感を感じないんだよ」
そう、違和感を感じないんだ あんなに感じていたのに
「違和感ですか?」
「あぁ まるで・・・夢みたいな・・」
そこで、意識が遠くなるのを感じる。
(そうか、当たり前か)
そう 当たり前である
この会話を覚えているのも、違和感を感じないのもこれ自体が前世の記憶だから。
チリチリ
目覚ましのベルで目が覚める
「やっぱり 夢か」
前世の時との後輩の記憶、夢での内容も過去の経験だったから覚えている。
とりあえず、目を覚ますために窓のカーテンを開けた
「あぁ やっぱりだよな」
いつも見ている風景だが、しっかりと夢との違いを再確認できた。
「ちゃんと 違和感を感じる」
そう、自分が転生してからそれなりの時間がたったのに未だにこの世界に慣れない自分に苦笑しつつ準備を始める。
「今日から入学式か」
小学校を卒業して今日から入学式
気合を入れないといけない為にも、両手で顔をたたく
「前世と違って ここからが長いのだから」
入学式の一日目の朝は、あまりにも眩しい朝だった。
◇◇
「相変わらず、この光景に慣れない」
前世の記憶を思い出してから、気づけば中学一年生。
今日は、中学の入学式でいろんな人の顔を見るが違和感が拭えない。
「みんな、やっぱり顔が整っている」
この世界を生きていこうと思った際に、最初に感じた違和感。
この世界の住人、すごく顔が整っているのだ。
町を歩く人も、学校の友達も、親や自分含めて顔が凄くいい。
ここまで言えば、他の人は、ナルシストというかもしれない。
ただ、前世の記憶があるからこその違和感
「まるで、造形されたみたいだ」
みんなまるで二次元から飛びでてきたと錯覚するぐらい顔が整っている。
普通、若い子でもニキビの一つや親であれば顔にシミやしわが出来ていても不思議じゃないのにまったくないどころか
「俺の親、20代ぐらいにしか見えないだよな」
若いのだ、他の親もそうだがみんな実年齢マイナス20~30下に見えるのだ。
「多分なんかの、作品が舞台なんだろうな」
他にも、不思議なことがある。
例えば、なぜか日本で重婚が認められていたりや、中学が6年生まであったり等
調べれば、明らかに自分が知っている日本じゃない。
「それに、こんな茶髪でも誰も気にしていないし」
別に、髪を染めたわけでもないが、この世界全員じゃないが髪がカラフルな人間が一部いる
ピンクや金髪、白髪に青色の子がいてもみんな不思議に思わない。
「どういう世界観なんだ、この世界」
小学生の時に色々と探索したり図書館で調べたりしたが、結局答えがわからなかった。
「非日常系でないと思いたいが」
危ない橋を渡りたくないが、現状最悪のケースを想定して動かないと安心して眠れない。
変な、異世界に飛ばされたりしたら敵わないが、世界観的にわざわざ重婚が認めていたり中学が6年である必要がない。
例えば、何かの怪異や未曾有の事態が起きても不思議じゃない。
少なくとも、前世の記憶があること自体、普通じゃ考えられないのだから。
「まずは、無事に入学式を終えないと」
はっきり言って、中学が6年もある入学式なんて何かあるかもしれないしな。
入学式前に教室に入るクラスメイト
教室には、自分達が座る席と、クラスメイトの名前が書かれた紙が黒板に貼られていた
「天堂 レン君だよね よろしく」
教室に入って初めてのクラスメイト、目に前髪がかかってよく見えないがクラスの中にいたらなぜか目立つ男子。
隣の席になったからなのか、声をかけられた。
「あぁ よろしく 神条君」
咄嗟に、動揺を隠すように名前を確認した。
(神条 トウヤ・・・それに)
ななめ前の席からこっちの様子をチラチラ見ている、ピンク色のツインテールの女子
本人は、気づかれてないと思うがクラスメイトの視線がその子に集まっている。
まるで、物語のヒロインに向ける羨望の眼差しのように。
(花園 アカネだよな、知っている顔よりまだ幼いが)
俺は、彼や彼女に会うのは、初めてじゃない。
いや、正確にはこちらが一方的に画面内で見ていただけに過ぎないが。
(まさか、同人ゲームの世界に転生するとは)
入学式前にこの世界の真実に気づくとは、この時は思わなかった。
登場人物紹介
この作品の主人公
天堂 レン
見た目:茶髪(短髪)・身長160㎝(中学一年時点)・目が鋭い→前世の癖の影響
趣味:筋トレ・読書・ランニング→転生後の影響
特技:ボクシング→中学に上がる際に辞めた。
同人ゲ―の主人公
神条 トウヤ
見た目:黒髪(髪が目にかかるぐらい伸びている)・身長153㎝(中学一年時点)・垂れ目
趣味:イラスト・読書
特技:英語(3級)→現時点
同人ゲー主人公の幼馴染
花園 アカネ
見た目:ピンク色のツインテール・身長152㎝(中学一年時点)・垂れ目
趣味:料理・家事
特技:お菓子作り
※苗字が漢字で下の名前がカタカナは、この世界の仕様です。