同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ 作:自分探しの旅袋
かれこれ投稿が一ヶ月も続いたので感謝の初投稿です。
いつも読んでくれて評価やお気に入り登録していただきありがとうございます。
ちなみに作者は、曇らせ展開から主人公がヒロインの脳と情緒を焼いていくのが癖です。
対戦よろしくお願いします。
「どうして、こんな事になっているんだ・・・」
青崎先輩と九藤さんの一件から直ぐに九藤さんの所の人達や警察の人がきてその後、事情聴取とか色々とあってから・・・
「どうしたんですか・・・天堂さん」
「いや・・・何で、俺・・・九藤さんの家に泊まっているんだろうって」
「・・・? それは、先程お礼の為って言いましたよね」
「それは、分かっているんだけど」
現在 俺は、九藤さんの住んでいる屋敷にきている・・・
「しかし、やっぱり大きいな・・・後輩君」
「そうですね、先輩・・・本当に」
そして 何故か、先輩と俺と九藤さんの三人で九藤さんの屋敷にお邪魔する事になったのだ
(いや・・・まぁ、先輩に関しては、俺が我が儘を言った所もあるが)
どうして こんな事態になったのかは、数時間前の九藤家の人達との会話までさかのぼる。
九藤さんと先輩を救出してからしばらくして、メイドの人と武装したSPみたいな人が複数人で先にこちらに駆けつけてくれた。
「お嬢様、ご無事ですか!」
メイドの人が、九藤さんの無事を確認している間にSPみたいな人達の中から一人大柄で頭を坊主にしている人から声をかけられる。
「・・・この惨状を君一人でやったのか?」
「あ・・・そうですね、私がやりました・・・はい」
SPの人達が、周りの様子を見て驚いているが仕方ない
ヤグサ13人+不良一人が至る所に吹き飛ばされているからだ。
「その・・・とりあえず、危なそうな物をこちらで集めておきました」
「・・・ああ」
とりあえず、拳銃とかナイフとかその他の武器を一通り事前に確保していたのでその物を目の前の坊主の人に渡す。
「・・・リーダー、さすがにこの子一人がやったと思うのは、難しいかと・・・」
SPのメンバーの一人の言葉に目の前のリーダーと言われた人が頭を悩ませているのが分かる。
(まぁ・・・さすがに信じろといっても無理があるか)
こちらとしても、別に信じてほしいとわけでもなくとりあえず九藤さんの安全を確保してもらえればそれでいいんだが
そんな風に、目の前の会話している人たちを観察していると耳がわずかな音を拾い気が付けば体が動く。
そうしてまさに、九藤さんに飛びつこうとした眼鏡のヤクザに拳をたたき込む。
「・・・ふぅー 油断も隙もねぇな 完全に気絶していたと思っていたが」
完全に武器を取り上げたとして油断をしていた、少し気が抜けていたな
そう自分で反省していると・・・
「驚いた・・・一瞬君の動きに目が追いつけなかったぞ」
「天堂さん・・・守っていただきありがとうございます」
先程のSPのリーダーの人に驚かれ、九藤さんに感謝された。
周りの人は、何故かリーダー以外のSPの人とメイドさんが呆然としていた。
「・・・彼の動きが見えなかった。」
「その、天堂様ありがとうございます。」
SPの一人が何かつぶやいていたが、目の前のメイドの人に感謝されたのでそれに返事をしつつ
「その、またこの人達に動き出されても困るのでとりあえずさっさとこの人達拘束しませんか」
「そうだな、君の言うとおりだ・・・オイ、お前たちさっさと動くぞ」
リーダーさんたちの声で一斉にSPの人達が動く。
「とりあえず、自己紹介をしておこう ここのSPのリーダーをやっている大城だ」
「あっはい・・・九藤さんのクラスメイトの天堂 レンです」
その後、警察の人達も駆けつけてから事情聴取を受けたりしたが、九藤さんや先輩に大城さんのおかげでスムーズに事情聴取が終わった・・・・・もう少し今度から暴れる時は、気を付けるか・・・
事情聴取を終えて、ヤクザの人や不良の人の身柄を警察に引き渡したので後は、家に帰るだけなのだが・・・
「それじゃ・・・九藤さん! 俺、家に帰りますね」
「えっ!」
九藤さんに帰る事を伝えたら何故か驚かれた・・・いや、何で?
「九藤さんどうかしましたか? もうこの後、SPの人も護衛してくれるみたいだし安全かと思いますが」
「・・・・・その・・・天堂さん! 良かったら私の家に来てくださりませんか・・・その・・・お礼をしたいのですので」
最初なにか言いたそうにしていたがその後、覚悟を決めたのか顔を赤らめながら九藤さんの家に誘われた。
「いや・・・さすがに、不味いんじゃないか俺が九藤さんの家に行くの」
「どうしてですか? 天堂さんは、命の恩人ですしお礼をしたいのです・・・もしかしてご迷惑でしたか」
何故か、先程の表情から一転して凄く不安そうな目で言われたので
「・・・一応、九藤さんの家の人達に了承をもらってください・・・俺も親に連絡しますので」
「分かりましたわ! 直ぐに確認いたしますのでお待ちくださいませ」
元気よく九藤さんが返事をしたので、こっちも親に連絡したが九藤さんの事を話したらめっちゃくちゃ驚かれながら了承を得た・・・まぁ息子が財閥の人の家に行くってなったらそうなるか
「それと・・・よかったら先輩も九藤さんの家に一緒に行きませんか」
「えっ・・・私もかい?」
先輩に驚かれてしまったので、一応理由を説明する
「いや、先輩を一人で帰らせるの危ないですし やっぱり、こういった事があった後は、同性の人が近くにいた方が安心するでしょ・・・後、単純に自分一人だけだと緊張してしまいますのでもし先輩がよければ一緒についてきてもらいたいので」
先輩も九藤さんも誘拐されているのだ、何かしらのストレスやトラウマを抱えていると思うし同じ同性の人が近くでいる事で解決できるかもしれないので提案をしたら
「・・・ふふ 後輩君も相変わらずだね・・・九藤さんがよければ、もちろん一緒に行くよ」
「そうですね、青崎先輩も一緒にわたくしの家に来てください 歓迎いたしますわ」
どうやら九藤さんも乗り気だし、青崎先輩も今日は、親が仕事で不在だったが連絡したらOKを貰ったそうで一緒に行く事になった。
(しかし、九藤さんの家の人達からOKを貰えたけど・・・本当にいいのか?)
ここに来るまでの事を思い出しながら、九藤さんのお屋敷の玄関口まで来たが周りには、立派な庭園があり屋敷が大きく圧倒されている。
(昔・・・前世の頃にこういった屋敷は、歴史的展示物として訪れた事あるけど・・・まさか、人が住んでいる所にお邪魔する事になるとは・・・)
前世の頃に行ったお屋敷などと比べながらも遜色ない九藤さんの屋敷を見ながらメイドさんの案内でお屋敷に入る。
屋敷の中に入るとたくさんのメイドの人と執事の人に出迎えられて中を案内された。
どうやら本日は、寝る所として来客用のゲストルームに案内された。
「すごいなぁ・・・しっかりと綺麗に清掃されている」
中に入ってみるとまるで高級ホテルのような作りのお部屋に通された。
この部屋を、普段から使っているか分からないけど良く丁寧に清掃している印象だ。
(いや・・・前世にホテルに泊まる事もあったけどこのクオリティーのホテルに泊まった事ないしな・・・それも一人部屋で)
俺は、この一人部屋を一人で使っていいらしくて先輩は、九藤さんのお部屋にお邪魔するそうだ。
「あっちは、女子会でいいかもしれないが・・・一人でこの部屋を使うのは・・・変に汚さないように気を付けないと」
その後、執事の人が来るまで一人で部屋の中でソワソワしていた。
あの後、晩御飯の時間で食事をする所を執事に案内してもらったが食べる所も広くて落ち着かなかった。
どうやら、お抱えの料理人の人が持ってくる食事の数々のクオリティーに感動したがテーブルマナーに久々気を遣った・・・先輩は、難なくマナーを守って食べているので一人敗北感を感じてしまった。
(いや、前世でも経験あるのに・・・先輩や九藤さんと比べると・・・気にしても仕方ないか)
最後は、開き直ってデザートまで食べたが本当に美味しかった
食事の後は、お風呂場の案内をしてもらいながら
これまた、一般のご家庭の何倍も広い風呂場に驚きながらも堪能した。
そうやって体をさっぱりさせてから用意してもらった来客用のナイトウェアに身を包み先程の一人部屋でゆっくりしている。
(なんか、ここに来る前に購入してきた物あまり使わなかったな)
一応、お泊りだから必要な物を何点か購入していたがほとんど使わなかったなと思いながらベットに横になりながら天井を見上げていると
コン・コン・コン・・・
ドアをノックされたので執事の人かと思い外に出ると
「・・・天堂さん・・・今よろしいですか」
「九藤さん・・・こんな時間にどうした?」
どうやら外に出ると九藤さんが一人外でナイトウェアに身を包み待っていた。
「その・・・よければ、部屋に入ってもよろしいでしょうか」
「ああ・・・分かった」
どうやら どこか思いつめた九藤さんを見て今日の夜は、長くなりそうだなと予感した。
部屋に案内していると九藤さんが部屋の先程・・・自分が横になったベットの上に座ると
「その・・・今回は、ありがとうございました私を助けていただいて」
「ああ・・・どういたしまして」
九藤さんは、部屋に入ってからどこか緊張した様子でお礼を言ったので返事をすると
「それで、天堂さんにお礼をしようと思いまして」
「お礼か・・・」
九藤さんが緊張した表情から一転して覚悟を決めた表情をしてから
「天堂さんが望むなら、私に出来る事でならなんでも一つ言う事を聞きます」
「・・・・・」
どうやら、とても茶化す雰囲気じゃないみたいだ
「「・・・・・」」
お互いの視線が交差する、ここでの返答がたぶん今後の関係を変える事を理解して
「それなら一ついいか」
「はい・・・わたくしに出来る事ならなんでも」
彼女の真剣な目を見て
「下の名前で呼んでいいか」
「分かりました・・・・・・・はいっ?」
どうやら了承を得られたみたいでホッとしていると
「えっと、何故下の名前なんですか?」
どうやら、納得してないのか九藤さん・・・セイカさんに質問されたので
「いや・・・ずっと、上の名前を呼んでいるのが他人行儀みたいだったから下の名前で呼ぼうと思ったけど嫌なら違うのにするけど」
「いや、別に嫌じゃありません・・・ですけど」
「そうか、それならこれからもよろしく頼むぜ セイカさん」
ここで話が終わりかと思うと
「その、本当にいいのですかそんな事で・・・九藤家として天堂さんが望むなら私は・・・」
その言葉の続きを言う前に話を遮るように喋る。
「そんな事が・・・いや、これが俺の望んだ事だからいいんだよ」
今一度喋る事を止めたセイカさんの目を見て
「助けた時にも言いましたが、ほかの誰でもないセイカさんや先輩を助けたいから無茶をしました それは、セイカさんが九藤家の令嬢だからじゃなく友達だからセイカさんだからこそ助けたんです。」
セイカさんの目が見開いたので その目を見つめてから
「だから・・・お礼や感謝をもらうのは、いいですけどそれ以上の物は、受け取れません。俺が、欲しい物はもう受け取りましたので」
「ほしい物ですか?」
九藤さんの質問に今一度俺の生き方を定義する為に返事をする。
「セイカさんと先輩からの感謝と・・・俺自身が悪くないと思える人生の選択を選べた事です」
「感謝と・・・悪くないと思える選択ですか」
九藤さんの返事に自分のこの世界に来てから出た結論を答える
「もちろん二人の感謝も嬉しかったけど・・・俺が、この先もう二度とこの先の生き様に後悔しないように行動出来た事が嬉しかったんです」
そう、俺がどうしてこの世界に来たのか分からないけどそれでも、今度こそ悪くない人生を送る為にも・・・トウヤの時みたいにもう二度と後悔しない為にも逃げず自分の生き方に正直で生きる為に
「すみません・・・自分勝手かもしれませんが、何より自分の行動で二度と後悔だけしないように生きようと思ったので二人を助けられた時に満足したんです」
「そうですか・・・・・ふふ・・・天堂さんは、変わっていますね・・・それならわたくしからも一つお願いがあります。」
「それは、別にいいですけど」
そういうと あの日、初めて会った時と変わらない所かより自然で魅力的な笑顔で
「敬語をつけるのをやめてください♪ それと私も天堂さんを下の名前で呼びますので」
「・・・分かった・・・セイカこれからも色々とよろしく頼む」
「ええ・・・レンさんも、これからも色々とお願いしますね」
どうやらセイカとの付き合いは、これからも長く続きそうだとセイカの笑顔を見ながら思ったのだった。
お互い下の名前で呼ぶ事になった後
「そうでした・・・レンさん、青崎先輩が私の部屋で待っていますので行ってきてください」
「青崎先輩が・・・?」
どうやら、先輩がセイカの部屋で待っているらしいので何故か聞くと
「先輩もレンさん話したいことがあるみたいそうですよ」
どうやら、まだまだ夜が長くなることを予感しながらセイカさんが外で待たせているメイドさんの案内でセイカの部屋まで案内された
(・・・いや、普通に外でメイドが待機していたけどいいのか、セイカの部屋に行くのもあの部屋に一人でおらせるのも?)
ふと疑問に思ったが気にしても仕方ないし、他のメイドもいるだろうと特に気にしないで先輩が待っているセイカの部屋まで行くことにした。
九藤視点
「行きましたね・・・レンさん」
レンさんがいなくなった部屋で先程までの会話を振り返る。
(レンさんは、何も私に欲しがりませんでした)
普通の人でしたら、さっきの何でも言う事を聞くと言えば九藤家の財産や権力が目当ての人がほとんどでしょう
(でも、レンさんは最後まで真剣に私の目を見て・・・私を見て)
レンさんになら私に出来る事ならなんでも許すつもりだった・・・それこそレンさんが望むなら私の体だって・・・
(・・・何思っているのよ、わたくしは・・・でも・・・)
思い出すのは、レンさんの言葉の数々や思い出
最初に会ってから今までの全て最初はトウヤさんに一目惚れした思いトウヤさんにアピールしてきたつもりだった
(でも、ちがいますわ・・・わたくしは・・・私は・・・)
お兄様みたいな人だと思った・・・楽しそうに私の話を聞いてくれるし・本当にほしい言葉をくれる人 私が作った弁当を毎回美味しそうに食べてくれて嬉しかった事
(私を一人の人間として尊重してくれて価値を認めてくれた事・・・資格なんかなくても関係なく私を助けてくれた)
ここでの会話や・・・あの時、ヤクザの人達に勇敢に戦うレンさんの姿が・・・
(カッコよかったです・・・初めて見ました・・・レンさんのあんなに、男らしくて逞しくて安心感を感じて・・・全てをレンさんになら委ねてしまいたくなりました)
レンさんの戦う姿は、普通に考えたら暴力的かもしれませんが私からするとそれより守ってもらった安心感が強くて
(もし・・・もし、あの時レンさんが何でも言う事を聞くといった時に・・・わたしを欲しいと言ったら・・・私は、どうするつもりだったんでしょうか)
もし・・・レンさんのあの逞しい腕で動きを封じられて何も出来ずにレンさんに媚びる事しか出来ない私にレンさんが容赦なく自分の欲望を・・・・・
「何を考えているんですか・・・レンさんがそんな事をするはずがありません」
それでも 一度始めた妄想は、止まらずレンさんの事で妄想が膨らみ
「・・・///// ごめんなさいレンさん わたくし・・・私は・・・///」
結局レンさんが部屋に帰ってくる間、一人で自分を慰め続けました・・・
天堂 レンに対する好感度
九藤 セイカ(100%)
→私を九藤家の令嬢としてじゃなくただの一人の人間として認めてくれる
返しきれない恩を感じている私の大切な・・・大切な友人
本当は、レンさんに支配されたいレンさんに私の全部をささげたい
レンさんが望むなら私にあの体で・・・・・/////
本作の表のテーマは
主人公に周りの人達と友好をしっかりと深めてから
原作知識という基本変わる事がない未来に油断している所に訪れる主人公が死ぬという原作崩壊に本作の主人公自身もしっかり曇らせながらも立ち上がり他のヒロインの脳と情緒を焼くのがテーマです。
だから、関係を深める為、導入に時間(19話分)かけるね