同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ   作:自分探しの旅袋

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 ニャー---





第11話 猫と和解せよ

■■の間

 

■■「凄いね・・・本当に君には、驚かせられるよ・・・まさか契約に干渉するなんて」

 

どうやら目の前の相手が笑っているようだが黒くぼやけて分からない

 

■■「どうしてここにいるのか分かってないのに・・・でも、助けるんだね」

 

・・・当たり前だろ、よく分からないが呼ばれた以上・・・俺が力になれるならこの魂を・・・

 

■■「いいよ♪ 僕は、なにもしないけどその契約見守ってあげるよ♪」

 

そうして俺の魂を・・・・・

 

■■「それじゃ・・・またね転生者君・・・珍しいのもまた見られたし・・・僕帰るね♪」

 

黒い影が消えて俺は、契約が完了したのを確認して帰る・・・・・・安心したぜ、■■■■■■■

 

 

そこで俺の意識もここであった事も忘れたけど・・・俺は、満足した

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あれ?・・・なんか夢?・・・いや、妙に現実味があったけど・・・そもそもどんな内容だった?」

 

なんか、変な夢を見た気がするが・・・とりあえず起きて視界をしっかり確認する

 

「しかし、どうやら完全に戻ったみたいだな・・・もう、モノクロに見えないし改めてタクロウに感謝だな」

 

もう、昨日みたいにモノクロに見えなくなったのを確認してから顔を洗いに洗面台に行く

 

(・・・何だか、少し違和感があるな・・・いや、別に気持ち悪いとかないけど・・・どちらかというと安心したような?)

 

起きてから感じた違和感を疑問に感じながらも朝の身支度をする。

 

 

気が付けば違和感も落ち着いたので朝の事に関して深く考えるのをやめたのだった。

 

 

 

 

 

つい日課の筋トレをしてから朝のシャワーを浴びて、着替えを終えたタイミングでノックがされたので出ると昨日のメイドさんがいた。

 

「天堂様・・・お食事の準備が出来ましたのでお呼びに参りました」

 

「あっ・・・はい・・・その、すみません朝食までいただいて」

 

「いえ・・・天堂様は、お嬢様の命の恩人ですので気にしないでくださいませ」

 

その後、昨日の様にメイドさんの案内で朝食を用意してくれている場所まで案内してもらった。

 

途中で、セイカとミサキ先輩に会ったが俺の顔を見て二人とも顔を赤くしていたがそれ以上の追及がなかったのだが

 

「セイカに青崎先輩・・・その、何だか距離が近いような気がするんですけど」

 

「「・・・・・嫌かい?」」

 

二人で目を配らせた後、より近づいたので

 

「まぁ・・・二人がいいならいいですけど」

 

「「・・・・・♪ レンさん/後輩君」」

 

どうやら、何を言っても仕方ない気がしたのでこの状況から脱出するのを諦めた。

 

そんな俺達の状況を目の前のメイドさんは、微笑ましく見ているのであった。

 

 

 

 

 

その後は、高級ホテルのような朝食内容に昨日と同様に驚きながらも三人で楽しく食事をしてから部屋に戻り帰りの用意をしてから・・・・・

 

 

 

「それじゃあ、お邪魔しました・・・また、休み明けで」

 

「そうだね・・・九藤さんも、またね」

 

「ええ  お二人とも気を付けて」

 

三人で九藤さんの屋敷の前でお別れをする。

この後、九藤さんのお付きの人に家に送ってもらう事になっているのでここで待っている事になっている。

 

「それで・・・後輩君は、この後どうするんだい?」

 

「一旦、家族の人に顔を出してから・・・・・アリスちゃんに会いに行きます」

 

俺の言葉に先輩とセイカが驚いている・・・まぁ無理もない二人ともアリスちゃんの今の状態を知っているから仕方ないかもしれないが

 

「その・・・大丈夫なのかい? この前の時も・・・」

 

「大丈夫ですよ もう、逃げないと決めたのでアリスちゃんと自分なりに向き合うつもりです」

 

不安そうに見つめてくるミサキ先輩の顔の目を見て頷いてから返事をする。

 

「・・・レンさんが決めたことなら何も言いませんが、あまり無理をしないでくださいませね」

 

「そうだね・・・後輩君は、凄く無理をする所があるからね」

 

二人が何だか呆れた表情をしていたが・・・久々、見る気がしたのでつい笑ってしまった。

 

「はは・・・気を付けます   それと、一つお二人にお願いしたい事がありますがいいですか?」

 

「珍しいね、後輩君からお願いがあるなんて」

 

・・・たしかに、二人にこんな風にお願いがする事になると思わなかったが

今日は、多分アリスちゃんの事で一日かかる可能性があるので二人には・・・

 

「俺は、アリスちゃんの事で一日動けなくなると思うので・・・もし、よければ花園の様子を見てやってくれませんか・・・もちろん、無理ない範囲で大丈夫なので」

 

(本当は、花園の所に行きたい気持ちもあるが・・・二日もアリスちゃんに会ってないので彼女の精神状態が気になる)

 

花園とアリスちゃん両方精神状態が危ないが・・・多分、今一番危ないのがアリスちゃんだからこそ今日一日使うつもりだ

 

「俺じゃ難しい事でも、同性だから聞けることもあるかもしれないし」

 

「・・・分かりました レンさんは、アリスちゃんの事お願いしますね」

 

セイカが返事をしてくれて先輩も頷いている。

 

「ありがとうございます・・・明日からは、俺ももう一度・・・花園と向き合うつもりです」

 

二人にお願いをしたが、それと別に俺も・・・あの時に花園に何も言えず逃げてしまったからこそ今度は、逃げずに向き合うつもりだ。

 

「・・・相変わらずだね、後輩君・・・もし、何かあったら連絡してくれ・・・君の場合、すぐ無理をするから」

 

「そうですね・・・レンさんは、すぐ無理をしますから」

 

「・・・はは・・・そんなに、俺って無理をしていますか」

 

そういうと二人ともまた呆れた感じの顔をしていたのでだいぶ分かりやすく無理をしていたみたいだ。

 

「・・・どうやら、お待たせしてしまいましたか」

 

「・・・嘘、爺や体の調子が悪かったじゃないの」

 

振り返ると、引退したはずの九藤さんの専属の執事であった爺さんがいた。

 

「お久しぶりです。 病気だったんですか?」

 

「ええ・・・闘病中でしたが、医者からもう大丈夫といわれたので今日から復帰する事になりました」

 

・・・驚いた、最初にお別れした時にそんな雰囲気を感じなかったが

 

(いや、初めて会った時より何だか元気なように・・・いや、力が漲っている雰囲気を感じる)

 

まるで・・・昨日の俺みたいな・・・いや、さすがに気のせいか

 

「それでは、二人とも家までお送り致します」

 

「「お願いします」」

 

先輩と一緒にお願いをしてからセイカにもう一度お別れの挨拶をしてから執事の迎えの車に乗ってから、一日お世話になったお屋敷を離れるのであった。

 

 

 

 

 

先輩を先に家に届けてから執事の爺さんと一緒に乗った車で目的地である俺の家についた。

 

「家まで、送ってありがとうございます」

 

「・・・・・」

 

お礼を言うと、執事の爺さんが突然頭を下げたかと思うと

 

「この度は、お嬢様を助けていただきありがとうございます」

 

「・・・頭を上げてください 俺は、貴方と約束をしましたから」

 

執事の爺さんが顔を上げたのでその目を見てから

 

「必ずセイ・・・九藤さんを守るって・・・あの言葉は、誰でもない俺自身の本心の言葉です」

 

「・・・なるほど、やはり天堂様にお嬢様の事を託してよかったです」

 

そういって執事の爺さんが顔を上げると

 

「・・・鬼流 ジュウゾウと申します・・・これからは、天堂様と長い付き合いになると思いますので自己紹介を」

 

「それじゃ・・・鬼流さん、今後ともよろしくお願いいたします」

 

その後・・・少しだけ会話してから鬼流さんは、車に乗って帰っていった。

 

「お嬢様の事も今後ともよろしくお願い致します」

 

何故か、言葉以上の力が込められていた気がするが・・・とりあえず家に入るのだった。

 

 

 

 

 

玄関に向かうと奥から見覚えのない黒猫が寄ってきた

 

「ニャーーー」

 

「・・・えっ猫・・・何で猫」

 

黒い猫は、俺の足元をクルクル回った後、足に体をスリスリし始めた。

 

「あらー、お帰りレン」

 

「ああ・・・ただいま、母さん・・・その、何で猫が家に?」

 

出迎えてくれた母さんにその事を聞くと

 

「その、母さんの知り合いの人から里親を探していたか私達の方で飼う事にしたの・・・レンにも話してから了承もらったでしょ」

 

「・・・そういえば、そうだった」

 

そういう話をした記憶が蘇ってきたがどうやら色々あってど忘れしていた。

 

「・・・でも、安心した・・・だいぶ、顔色がよくなったねレン」

 

「・・・気づいていたのか、母さん・・・」

 

「当たり前でしょ・・・母さんも父さんも心配していたんだから」

 

どうやら、家族にだいぶ心配を掛けていたみたいだ。

 

「あなたがトウヤ君の事で酷く落ち込んでいる事も気づいているのに無理をしているのも知っていたわ」

 

「ニャー」

 

母親の心配そうな顔と、特によく分かってなさそうな猫が鳴いてから足にスリスリしている。

 

「その子の里親の話も、猫と触れ合う事でレンが元気になると思って応募したけど・・・今の感じだともう大丈夫みたいだね」

 

「ごめん、心配を掛けて・・・俺は、もう大丈夫!」

 

母さんの顔を見て笑う・・・猫が足に引っ付いたまま離れないから頭を撫でると

 

「ニャオーー♪」

 

気持ちやすそうな顔をしているのを見て自然と笑う

 

「でも、驚いたわ・・・その子レンによく懐くね 私達に最初の方は、警戒していたのに」

 

「そうなの・・・でも、凄い人懐っこいみたいけど」

 

しゃがんでから猫を撫でると猫がゴロンと横になる

 

「元々、この子警戒心が強い子って聞いたのだけど・・・レンはどう思う?」

 

母さんに聞かれたので猫を撫でながら答える

 

「俺は、問題ないよ・・・この子の名前は?」

 

「テトちゃんらしい仲良くしてね」

 

「ニャー♪」

 

猫の撫でる手がやまなくなりそうになったが俺は、この後の予定を母さんに伝える

 

「それと、母さん・・・御免やけど、また今日も出かける・・・もしかしたら一日帰ってこれないかも」

 

「・・・明日学校だけど大丈夫なの」

 

「ああ・・・着替えと明日の準備をして行くつもり」

 

母さんの目を見てから思いを伝える

 

「それにいつまでも・・・逃げるわけにいかないから」

 

「・・・本当に、困った子ね・・・それは、レンじゃなきゃいけないの」

 

「他の誰かじゃなくて・・・俺が、俺自身の意思で決めた事だから」

 

そう言うと・・・母さんは、ため息をついてから

 

「分かった・・・お父さんには、私から伝えるから・・・頑張りなさいレン」

 

「ありがとう、母さん」

 

母さんから了承をもらい自分の部屋に戻るがテトも一緒についてくる

 

その後、部屋で色々と支度をしてから母さんにもしお泊りになったら連絡する事と行先を伝えたらまた心配そうにしていたけど最終的に納得してくれた。

 

「それじゃ・・・行ってきます」

 

「にゃー・・・・」

 

母さんの所を離れてテトが俺の足にしがみつく

 

「・・・スマン、テト・・・俺は、この後どうしても行かなければいけない所があるから・・・明日戻ってきたら必ず遊ぶから行かせてくれ」

 

「・・・・・ニャオー」

 

理解してくれたか分からなかったが一言だけ鳴くと母さんの所に戻っていた

 

「それじゃ気を付けてね・・・レン」 「ニャー♪」

 

二人に見送られながら出発する

 

 

 

ここからが、本番だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

■■「やっぱり、彼面白いね・・・見てて飽きない♪」

 

 

 

 





テト

全身真っ黒の雌猫・・・ただの猫である

何故か、レンによく懐いている
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