同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ 作:自分探しの旅袋
「・・・・・朝か・・・あれ・・・何か?」
今日もいつものように・・・いつもと違い、トウヤのベットから起きようとした時に感じた頭と体の中の違和感を疑問に思った。
(何か・・・不思議な体験をしたような・・・夢か・・・?)
そう、先程まで夢?みたいな何か不思議な体験・・・いや、言葉に出来ないもどかしさを感じるが・・・
「それに、起きた時に感じた体の妙な感覚が・・・うん・・・この膨らみ」
体に妙な感覚も感じたが・・・それより、物理的に膨らんでいる布団が気になりめくると
「・・・すぅ・・・」
「いや・・・何で、アリスちゃんが俺のベットに入り込んでいるんだよ」
何故かパジャマ姿のアリスちゃんが俺のベットに入り込んでいた
(いやいや、ゲームやアニメじゃないんだから・・・・・そういえば、元々ゲームの世界だった・・・いや、俺にとってはもう現実世界の事なんだけど)
同人作品にあるようなベタな展開に驚きながらどうするか考えていると
「うん・・・うん――あれ・・・レンさん」
「・・・おはよう、アリス・・・一つ聞きたいんだが、どうしてベットに入り込んでいたんだ?」
「それは・・・いつも寂しくなったら兄さんのベットに・・・あっ/////」
最初は寝ぼけていたのか目もぼんやりとしていたが状況を把握したのか顔が下から上に赤くなり・・・
「レ・レ・レンさん・・・これは、その・・・あの」
「おはようアリス・・・とりあえず、一旦落ち着け・・・」
「・・・はい・・・おはようございます・・・レンさん」
・・・慌てているアリスを見ていたら和んでしまい・・・つい、昨日と同じようにアリスの頭を撫でてしまった。
「・・・レンさん、頭を撫でれば私が何も言わないと思って撫でているでしょ・・・」
「スマン・スマン・そんなつもりなかったんだが・・・イヤだったか?」
「・・・イヤじゃないです・・・///」
恥ずかしがりながらも頭をこちらに向けてきたのでさっきより丁寧に優しく頭を撫でているとアリスもリラックスしたのかだいぶ表情もさっきより落ち着いている
(・・・・・良かった本当に)
アリスの元気な姿を見られて・・・少しでもアリスの支えになれた事を感じて心の中で安心する。
アリスと朝のハプニングが終わり朝の身支度をしてから二人一緒にリビングに行くと既に朝食の用意をエリさんがしていた。
「あら・・・二人ともおはよう・・・朝食の用意をしたから食べて」
「ありがとうございます・・・良ければ手伝います」
「あら・・・ありがとう・・・でも、大丈夫よ レン君は、座って待っていて」
「母さん、皿とか飲み物こっちで用意するね」
(これは、逆に邪魔になりそうだし静かに待っておくか)
席で待っている間にアリスとエリさんがテキパキと朝食の用意を済ませてから朝食の準備が終わった。
「「「いただきます」」」
朝食の内容はごはんに目玉焼きにウインナーサラダとみそ汁といった感じのラインナップで・・・とりあえずみそ汁から味わう
「・・・ふぅ・・・エリさん、朝食の用意ありがとうございます・・・それにエリさんが用意してくれたみそ汁も自分好みの味で・・・美味しいです・・・」
エリさんが用意してくれたみそ汁も好みの味だし他のメニューもじっくり味わって食べていると
「・・・レンさんって本当に美味しそうに食べますね」
「・・・? 美味しいからいいんじゃないのか」
「いや、お母さんの料理が美味しいのは、分かりますが・・・・・九藤さんがレンさんに作るのも分かるな・・・それに母さんも嬉しそうだし」
「・・・? よく分からんけど・・・エリさん、朝食美味しいです!」
「えっ・・・あ・・・うん、ありがとうね、レン君」
何故か二人に見つめられながら朝食を食べるが・・・アリスは、呆れた表情をしているしエリさんは・・・何だか懐かしむ表情でありながら微笑ましそうに見てくる
(何で見られているんだ?・・・まあ、美味いからヨシ)
ゆっくりとした朝食の時間が過ぎるのであった。
朝食の後に軽く世間話をしたりもしたが、学校に行く時間も迫っていたので席を外してからトウヤの部屋で着替える
「とりあえず、一旦親にも連絡するか・・・」
母さんに連絡をしてから今日に家に帰る事も伝えて父さんにも軽くやり取りをしてから朝の準備を終えてから外に出ると
「あ・・・レンさん、良かったら一緒に途中まで行きませんか」
「分かった・・・忘れ物ないか?」
「ふふ・・・なんだか、今のレンさん本当にパパみたいでしたよ」
そんな冗談も交えながらエリさんにお世話になった事を伝え学校に向かう
アリスは、まだ中学生なので途中で別れる事になったが・・・
「それじゃ・・・レンさん」
「おう・・・アリス・・・もし、何かあったら連絡してくれ」
「はい・・・レンさん・・・・・」
そのまま別れようと思ったがアリスが何か言いたそうにしていて
「どうかしたかアリス?」
「その・・・アカネちゃんの事なんですけど」
「・・・はは・・・大丈夫だぜ アリス」
アリスが言いたいことを把握したからこそ・・・笑ってからアリスの頭を撫でる
「青崎先輩にセイカも花園の事を気にかけているし・・・俺も頑張るつもりだ・・・だから、アリス任せてくれ」
「・・・レンさん・・・無理だけしないでくださいね」
「おう・・・それじゃまたな」
アリスとは、その場で別れて学校に向かう・・・
(・・・花園とちゃんと向き合わないとな・・・)
学校についてしばらくするとセイカが教室に入ってくる
「おはよう、セイカ・・・だいぶ、前に比べて良くなったな」
「・・・レンさんこそ・・・良かったですだいぶ顔色が良くなって」
挨拶を交わしたが・・・前みたいな作り笑いじゃない事に心の中でホッとする
「それで・・・アリスちゃんは、大丈夫でしたか」
「ああ・・・もう、大丈夫だ、今日も一緒に途中まで登校したが元気だったし・・・逆に無理しないでくださいと言われたし」
そう言うと・・・少しだけ呆れた顔をしてから
「・・・レンさん・・・まぁ、たしかに無理する所ありますしね」
「・・・? そんなに無理しているか・・・あんまり自覚がないんだが」
「自覚がないからたちが悪いんですよ・・・」
どうやら、俺が思っている以上にどうやら周りから無理をしているように思われているみたいだ。
「それで・・・花園と連絡ついたか?」
「それが、やっぱり私や先輩が連絡しても反応がないですね・・・一応家に二人で行ったんですけどダメでした」
「そうか・・・分かった・・・ありがとうセイカ」
とりあえず、セイカにお礼を言うと
「そんな・・・やめて下さいませ・・・私は、結局何も出来なかったんですから」
「そんな事ないだろ・・・少なくとも、俺以外にも呼び掛けてくれる友人がいる事は、いいことだろ・・・俺達は、一人じゃないんだから」
俺の言葉に・・・セイカが少しだけ笑い
「・・・本当にレンさんは、大事な部分が変わらないままですね」
「大事な部分・・・?」
それ以上、セイカが何か言う事もなかったが・・・ちゃんと笑えるようになったセイカを見て俺自身も少しだけ笑った
昼休みに先輩とも合流したが
「すまない、レン君・・・私も九藤さんと同じで花園さんとコンタクトが取れなかった」
「いえいえ、謝らないでください・・・ありがとうございますミサキ先輩」
先輩と二人きりのタイミングがあったので聞いてみたがどうやら九藤さんの話通りで相手が誰であってもダメみたいだった様だ
結局、この後に学食の会場にきてくれたセイカが用意してくれた弁当を食べながら話を色々聞いてみたが花園自身からのアクションが全くない為二人ともそれ以上話が出来なかったみたいだ。
そんな、昼休みも終わり・・・・・気がつけば放課後になっていた
「それで・・・レンさんは、花園さんの家に行くのですか」
「ああ・・・でも、一旦家に帰ってから行くつもりだ」
放課後の教室でセイカとこの後の予定を話していると
「・・・そのよければ・・・私も一緒についていってよろしいですしょうか・・・///」
「・・・? 別に構わないけど、一旦家まで俺帰るけど」
「ですので・・・その、家まで一緒で構いませんので・・・///」
(え・・・いやいや、落ち着け・・・多分、花園の家に一人で行くより俺と二人でいくのが安全だからそれまで付き合ってくれるだけだろ・・・)
実際、危ない目にあったばかりだしな・・・・・
「分かった・・・俺は、構わないぞ」
「よかったですわ・・・・・」
了承をしてから一緒に教室をでるが・・・どうやら、他のメイドや執事に事前に連絡をして俺なら大丈夫と了承を先に貰っていたみたいだ
(なんで、そんなに信用されているんだよ・・・俺、ただの高校生だぞ)
内心突っ込みながら、歩いていると・・・
「あっ・・・後輩君に・・・九藤さんも今から帰りかい?」
「青崎先輩・・・そうですね一応、今から花園の家に二人で行くつもりですが」
「そうか・・・それなら私も一緒に行こう・・・花園さんの事は、私も心配だ」
青崎先輩も同行するつもりみたいだったので
「先輩・・・その、すみません・・・その前に一度、家に帰るつもりなんですけど」
「うん・・・? いや、それなら何故九藤さんが一緒に・・・なるほど、そういう事か・・・分かった私も君の家に行っても大丈夫か?」
「えっ・・・その、構いませんけど・・・少し、家で待たせると思いますが」
「私は、それで構わないが・・・九藤さんもいいかな」
「・・・ええ・・・大丈夫ですよ・・・それに・・・一緒に行く事を決めたのは、レンさんなので」
・・・どうやら、二人とも家に来るつもりだが
(これは・・・親にどう説明しようか・・・)
この後の事や花園の事も考えつつ三人で俺の家に行く事になったのだった。
大変遅くなりました・・・
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