同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ 作:自分探しの旅袋
いつもの帰り道 普段は、家につく時一人の事が多いが・・・
九藤・青崎「・・・・・・・・・・」
(あー・・・これどうしよう 何て声をかければいいんだ?)
現在、セイカと先輩が両隣にいる状態で帰っているが 目立つ 非常に目立つ
二人とも距離が近いし何だか途中まで会話していたのに今は、二人とも会話をせずに両隣にいる状態だが近い・・・・・俺 この状態で家に帰るのか
(たしか 今日は、家に母さんに父さんもいるからな・・・どう説明するか・・・いや、先輩とクラスメイトって説明すればいいんだろうけど)
色々と考えていると、気が付けば家の前についた・・・ついてしまった。
「・・・九藤さんに先輩 その今から 家に入るんですけど よかったら入ってください
その 母さんと父さんに説明してから花園の家に行こうと思うので」
「後輩君 今日は・・・ご家族の方がいるのかい?」
「? そうですね 今日は、母さんに父さんも休みで家にいますよ」
「レンさんのお母様にお父様ですか・・・・・」
何故か先輩にセイカも何かを考えるような顔をしていたが・・・とりあえず家の鍵でドアを開けると
「ニャー・・・・・♪」
「あー ただいまテト よしよし」
玄関前でテトがお迎えをしてくれたので頭を撫でてやると目を瞑り気持ちよさそうにしている。
「後輩君・・・猫を飼っていたのかい・・・」
「レンさん・・・どうして教えてくださらなかったのですか・・・」
後ろを見ると二人ともテトを触りたそうにそわそわしている。
「実は、つい最近なんですよ テトが家にきたの あー どうしますか よければ撫でてみますか テトもいいか?」
テトを抱えてやると、二人を見てからおとなしく頭を下げていた
「・・・あ・・・凄い」
先にテトを撫でた先輩の語彙力が死んだ 顔の表情が凄く柔らかくなっている。
「わたくしも・・・あ・・・可愛い・・・」
次に触り始めたセイカの語彙力が死んだ 先輩と同じように顔の表情が柔らかくなっている
(二人とも猫を恐る恐る触っているけど 多分、傍から見ると絵になるな)
そんな感じで先輩とセイカの様子を見ていると
「あら・・・レン、お帰り・・・・・」
母さんが玄関に来てから言葉を途中でとめてから笑顔で固まった
「あー 母さんただいま えーっと 紹介するよ クラスメイトの九藤さんに学校の先輩の青崎先輩 今日は、この後二人と一緒に少し出かけるから先に家に寄ったんだよ」
青崎・九藤「・・・・・・・・・・」
「にゃー?」
先輩にセイカも猫を撫でた姿勢のまま固まった
「・・・これは、どういった状況だいレン? それと、お帰り」
「分からない何か母さんに先輩と九藤さんも固まったから それと、父さんただいま」
「ニャーーー!」
テトの元気な鳴き声が玄関によく響いたのだった。
玄関で母さんに先輩とセイカが固まっていたと思って様子を見ていたが・・・・・
「あら、そうなの レンは、学校だとそんな感じなのね・・・あんまり、学校の事を言わないから心配だったけど、皆に頼られているのね!」
「ええ・・・後輩君には、私も何度も・・・何度も助けられてもらっています。・・・私の大切な後輩です。」
「レンさんには、私も学校の事や他の事でも色々と返しきれない程の恩があります。・・・私の大切な友人です」
「あらあら・・・そうなのね、レンも隅に置けないわね」
何故か、いつの間にかリビングで普段の俺の学校生活の事や俺の事について話し合って盛り上がっていた・・・本人を差し置いて
(・・・何で、そんなに俺の事で盛り上がっているんだ・・・いや、さっきみたいに固まるよりいいかもしれないが・・・話についていけない・・・本人なのに)
会話の内容が全部俺の事についての事ばかりだから流石に家族の前で話すのが恥ずかしいのに先輩もセイカも話に夢中だし・・・母さんが見た事ない程にニコニコの笑顔なんだけど・・・おかげで、父さんと二人リビングでコーヒーを飲みながら話の流れを傍観しか出来ないし。
「そうだ・・・レン、折角だし少し外で父さんと話さないか?」
「?・・・別に俺は、いいけど・・・何かあったのか父さん」
「そうだな・・・ちょっとした男同士の会話って奴だ」
父さんから二人で話をしたいと言われると思ってなかったが、とりあえず母さんに先輩とセイカに父さんと席を外すと一言だけ言ってから父さんについていった。
リビングから離れて廊下の所で立ち止まると父さんが真剣な顔で振り返った。
「それで・・・父さん、話って?」
「ああ・・・・・本当に大丈夫か・・・無理をしていないか」
「無理って・・・・・」
父さんの顔があんまりにも真剣だったから言葉が止まってしまった。
「最近のレンは、無理をしているのにずっと笑顔を貼り付けていたからな・・・母さんも心配していたし父さんだって心配していたんだぞ」
「・・・・・・・」
父さんの言葉が胸に響く・・・気付かれてないと思っていた過去の自分の浅はかさに嫌気がさす
(当たり前だよな・・・家族だから、大切だからこそ不調に気づいてそれでも俺を信じて見守ってくれていた家族に・・・俺は、自分の事ばかりで周りが見えていなかった)
きっと・・・父さんは、俺の言葉を・・・俺の真意を聞いているなら・・・・・・
「父さん・・・無理は、もしかしたらしているかもしれないし父さんと母さんが心配してくれている事も分かっているけど・・・それでも、やっと気付いたんだ今の自分がしたい事に・・・それに、最近できた友人のおかげでもっと正直に生きようと思えたからこそ今は、今だけは、逃げないし逃げるつもりもない」
父さんを真っ直ぐ見ていると・・・
「・・・そうか、なら心配いらないな」
父さんが、苦笑した後にあっさりと言ったのでこっちの肩の力が一気に抜けてしまった。
「えっと・・・いいのか、父さん・・・その、自分でも言いながら言葉として纏まってなかったと思ったけど・・・」
「・・・それでも、レンが自分の思いを必死に伝えようとしてくれた事が分かったからな」
父さんがそう言ってから、普段ならしないような頭を強引に乱雑に撫でた後に
「頑張れよ・・・父さんも母さんも・・・レンの事をしっかり見守っているから」
「・・・ありがとう 父さん」
・・・やっぱり、自分の浅はかさに嫌になる・・・俺は、一人じゃないし見守ってくれている家族がいる・・・それに、自分の大切な人達がいるならもう迷わない
「そういえば、レンはあの二人のどっちが好きなんだい?」
「・・・・・はい?」
急な父さんからの言葉のキラーパスにフリーズしてしまった
「いや・・だって、明らかに二人ともレンの事が好きだぞ」
「いや、それは・・・でも、本人達の意思も確認してないし・・・」
「はー・・・レンも少なくとも二人から悪く思われていない事だって分かっているだろ」
父さんの言葉が、的確にこっちにダメージを与えてくる・・・確かに、二人から悪く思われていない事を分かっているが・・・いや・・・確かに好意があるのか?・・・いや、でも
「ああー レンって案外、自分の事になると評価がポンコツになるからな・・・」
「いや、ポンコツって・・・」
「とりあえず、レンが一人と付き合うのか二人と付き合うのかは、レン次第だけど・・・しっかりと彼女達とも向き合わないといけないぞ」
「・・・は?・・・いや、そうだった・・・そういえばそうだったな」
「どうしたんだいレン?」
父さんが不思議そうに言ってくるが・・・そう言えば、この世界って同人ゲーの世界だった。
(自然に二人と付き合えって言われたから驚いたけど、よくよく考えたらこの世界重婚OKの同人ゲーの世界だった。)
確かに、彼女が二人いる奴とかもいたけど・・・いかんな、やっぱり前世の記憶と違和感が半端ないし自分の事になると余計に現実感がないが・・・
「・・・先輩とセイカが俺の事をどう思っているか分からないけど・・・ちゃんと後悔しない道を選ぶつもりだ・・・二人の事が大切だからこそしっかりと考えたい」
「・・・そっか・・・レンなら安心だな」
何が、安心か分からなかったけどとりあえずリビングに戻った・・・二人の事も考えないといけないけど今は、花園の事に向き合わないとな
(・・・もう、花園にあんな表情をさせたくないからな)
あれから、リビングで話をしている先輩とセイカにそろそろ花園の家に向かいたい事を伝えてから、自分の部屋に荷物を置いてから玄関に行くと先輩にセイカに父さんと母さんとテトが待っていた。
「すみません、二人とも待たせてしまって・・・それじゃ、父さんに母さん少し行ってきます」
「いってらっしゃい 遅くなったら連絡するのよ」
「レン・・・暗くなる場合は、二人をしっかり送り家まで送り届けなさい」
母さんと父さんがそれぞれ見送りの言葉を投げてくれた
「勿論、分かっているよ父さん 二人は、俺が責任を持って送り届けるよ」
「「・・・・・責任」」
先輩とセイカの声に俺の顔を見てから父さんが呆れた表情と母さんの笑顔から何となく目を逸らした。
「ニャーーーン」
「ああ テトも今から行ってくるけど、帰ってきたら沢山遊ぼうな」
「フニャッ♪」
テトにもしっかりと頭を撫でた後に先輩とセイカと一緒に我が家を出て花園の家に向かった
お久しぶりです。 作者です
投稿がだいぶ遅くなり申し訳ございません。
7月から体調が悪化したりや体調が回復した後の私生活が忙しくなったりした後に急にモチベーションが下がって9月18日の投稿になりました。
これから少しずつゆっくりと投稿しますので楽しんでいただけたら幸いです。