同人ゲーに転生したけど、肝心の主人公が死んだ 作:一般ユーザー
今日 二回目で終えるつもりだったけど
投稿してしまった。
作者は、ガチでその場の勢いで投稿してるのでストックがありません。
仕事の関係で、不定期な日にしか投稿ができませんがよろしくお願いいたします。
明日以降、さすがに頻度が下がります。
今回も文章が長いです。
神条 アリス
小柄で、白髪の髪に赤い瞳のアルビノ体質の女の子だ。
主人公の一歳下の義理の妹であり、エロゲ―でもよくある設定でもある。
性格は、内向的でありあまり体も強くないから基本家にいる事が多い。
幼少期に、学校で男子にいじめられていた時に手を差し伸べたのがトウヤとアカネだ。
今では、学校でも友達が多いみたいだが、兄以外の男子が苦手みたいだ。
「そして、当然俺も含まれている」
トウヤの家による前に、一度近くのお店で買い物しながら頭で彼女にどう接するか考えている。
「初対面の時は、失敗してしまったからな」
初めて、トウヤの家に行った際に偶然廊下でばったり会ってしまったのが
「おっと お邪魔しています、俺、トウヤの友人の天堂 レンて言う・・・」
「ひゃああ」
自己紹介しようと思ったら、目の前で声を上げて固まってしまった。
俺も、そこで気づいてしまったけど、どうやらつい顔を見る時に目を細めてしまったみたいだ。 相変わらず、癖が治らない。
(あの時は、トウヤのおかげで丸く収まったが)
彼女からしたら、家に突然自分の兄より大柄の男に睨まれたんだ
怖くて、固まってしまっても仕方ない。
(ましてや、男性に苦手意識もあるみたいだし)
今日まで、出来る限り彼女に交流をしようと思っていたがトウヤの家に行く度に怖がっているのか部屋から出る事がなく一年たったいまも成果なしだ
「ただ、今日の俺には、秘策がある」
原作では、彼女のルートが解放されるのが高校2年生からだ。
高校に入学したアリスちゃんの噂が学校中に広がるのがスタートだ
もちろん高校1年の時の日常パートから家での交流がある為、基本好感度が高い。
また彼女は、兄の事が好きだからゲームで禁断の恋に落ちるまで好感度が下がることがないが、一定期間、学園での交流イベントでアリスと過ごすコマンドを選ばないとそのスキを同じ同学年のクラスメイトに結構強引に狙われるのだ・・・やっぱり、この世界、治安が終わっている(二回目)
トウヤの事だから、大丈夫だと思うがこの世界の事を信用できないのも事実
そのため彼女との交流で少しでも印象を良くしないと、肝心な時に守れない。
この店に来たのもその為だ。
「原作知識、ここで使わなくていつ使うだよ」
買い物もすませ、彼の家の前でインターホンを押す。
「あぁ レン君ね どうぞ入って入って トウヤーーレン君が遊びに来たよ」
「お邪魔します。」
彼女は、神条 エリ
今日は、休みみたいだけど女手一つで、この家を守るキャリアウーマンだ
それに、面倒見がよく娘と義理の息子を一緒に育てているのもその面倒見の良さからだ。
「今日は、お休みの時にお邪魔してすいません」
「いいの いいのそれにレン君が息子の友達になってからあの子よく笑うようになったから」
うお、笑顔が眩しいさすが同人ゲームの母、彼女だけで一本ゲームが作られそうだ。
ただ、ここで終わらせないのが今日の俺だ、いつもと違う。
「それと、これつまらない物ですが皆さんでどうぞ」
そうして、彼女に渡したのはお店のロゴが入った買い物袋
「これって・・・!」
「最近、この近くで出来た有名なケーキ屋のケーキです」
そう、神条一家が甘いのが好きなのは、既に設定で知っている。
もちろん、原作のプレゼント機能でアリスの一番好感度が上がる高級店のケーキと同じ物だ。
ただ、プレゼントでケーキしか表記がないから、時間をかけてトウヤから家族の話をしていた時にケーキの話につなげ家族の好みを事前に情報収集している徹底ぶりだ。
「ここのケーキ、すごく高かったでしょ」
「いえ、いつもトウヤの家に来る時にお世話になっていますから」
マジで、高かったので金額の事は忘れる事にしている。
だからこそ、この機会にたたみかける
「よければ、トウヤや娘さんと一緒に食べてくれたらこちらとしても嬉しいです」
そんな話をしていたら、後ろからトウヤがきて
「レン君 」
「あぁ トウヤお邪魔しているぜ」
と挨拶を済ませようとしたら、レンがケーキを見て固まった。
「うん、どうかしたのか」
声を掛けても、反応がない
もしかして、店間違えたのかでも記憶にある原作の店のロゴと同じだったと思うけど。
そうして、俺が不安に思っていたら
「・・・とりあえず、皆で今から食べましょうか よかったらレン君も上がってトウヤは、アリスを呼んできて」
「・・・うん、分かった」
(なんか、様子がおかしいだけど)
とりあえず、今日の目的は、アリスちゃんにケーキを口実に会おうと思っただけなんだけど。
もちろん、最初から上手く行くとは思ってないし今日トウヤのお母さんがいるなんて想定外だったから、当初の予定でトウヤに協力してもらってから(ケーキ買ってきたからよかったらアリスちゃんも食べてよ)と言って心の距離をつめるつもりだったが。
もちろん、家族みんなで食べるだろうからショートカットのケーキを複数買ってきたから
今日、トウヤのお母さんがいなくても問題なかったが。
(もしかして、なんかミスったかな)
くそ、こんな事なら事前に言ってから来るべきだった サプライズのつもりが相手に迷惑をかける場合がある事を失念していた。
「よかったら、レン君も上がって一緒に食べて」
どうやら、俺を玄関に待たせてしまったのを気にしてかトウヤのお母さんに声をかけられた。
「自分の事は、気にしなくていいですよ」
「そういうわけには、いかないわ、それにこのケーキを買ってきたのはレン君でしょ」
「そういう事であれば、お邪魔します」
なんだか、よく分からないままとりあえず広いリビングまで行くとアリスちゃんが先に席で待っていた。
トウヤは、どうやらケーキをみんなに配るため用意をしているみたいだ
「アリスちゃんだよね、今日はお邪魔するね」
とりあえず、前回の反省を生かしてあまり刺激をあたえないように目線を合わせて話す
「その、いつも兄がお世話になっています」
「いいや、こっちこそ学校じゃあいつに迷惑をかける場合があるし」
(あれ、普通に会話できる)
てっきり、あれから身長も伸びたし、もっと萎縮させちゃうと思ったんだけど
彼女の様子を見る限り、こっちを怖がる様子でもない
(あれー てっきり怖がられていると思っていたけど)
こんな事なら、早期にコミュニケーションを取るべきだったのかと悩んでいたらトウヤが
机の上にケーキ用の皿とフォーク、そして俺が買ってきたケーキの袋を置いた。
「それって・・・・・」
「うん トウヤから皆ケーキが好きって言っていたから買ってきたけど、アリスちゃんも好き?」
そう言って、すぐそこに入るアリスちゃんの顔を見て固まってしまった
「・・・・・・」
泣いているのだ、アリスちゃんが
(え どういう事)
え待って まじで、どういう事だよ それよりこのままじゃトウヤやお母さんに泣かせたと誤解させてしまう挽回しなければ
「えっと、アリスちゃんどうしたのもしかしてケーキが苦手だった」
「・・・違うの、違うの」
そうして、アリスちゃんは、少しずつだけど理由を教えてくれた。
神条家でアリスちゃんの面倒を見ようとしたのは、トウヤのお父さんだった。
アリスちゃんは、そんなお父さんが大好きでいつもべったりだったと
ただ、アリスちゃんが小学5年生の時にお父さんが交通事故でなくなった事
そこから、色々あってここに引っ越ししてきた事。
俺が買ってきたケーキの本店が引っ越した前の地元にしかなかった事
生前のお父さんがよく、誕生や記念日にここのケーキを買ってきてくれた事
アリスちゃんは、お父さんがよく買ってくるそのケーキの味が好きだった事
お父さんが、亡くなってから皆でケーキを食べる事が出来なかった事
泣きながら、アリスちゃんは教えてくれた
(どうしよう・・・想定外すぎる)
いや、マジでそんな泣かすつもりじゃなかったんです。
いや、よく考えれば家族のケーキの話をする時にトウヤの目が凄く懐かしむ感じを醸し出していたけど、いや知りようないし多分、原作でもなかったぞ そんな場面
(いや、言い訳は、後でもできる これ以上彼女を泣かすわけにいくか)
「その、アリスちゃんの気持ちを俺は、理解してやってやる事は、俺にできない」
人の痛みなんて、人それぞれだ
決して軽はずみに理解できるなんて言えない。
「だけど、話を聞くことなら出来る 同じ場所で時間を共有することなら出来る」
でも、その痛みに寄り添ってあげられる、自己満足でもいい
もしかしたら、彼女に嫌われるかもしれないが
「泣きたかった、盛大に泣いてもいい」
俺の言葉が届くなんかは、分からない 現実なったこの世界に好感度判定なんてないから
「少なくとも、俺はこうして君の前にいて話を聞く事ができる」
傲慢でもいい、少なくとも彼女を助けたいと思った気持ちを間違いと思わないから
ぎゅううう
アリスちゃんが抱き着いてきた
咄嗟に踏ん張る事ができなのは、筋トレの成果だろう。
「・・・・・」
彼女の顔が見えない。
彼女に俺の言葉が届いたかどうかなんて分からない。
彼女の気持ちは、彼女だけのものだ
(でも 今だけは、このままでいいか)
少なくとも彼女の気持ちの整理がつくまでは、このままにするか
中途半端ですが、ここまでになります。
後編については、次回の投稿です。
本作品にでない裏話
ちなみに、主人公が初対面で怖がらせてしまったと思っているアリスちゃんですが
実際は、怖がってなくてビックリして固まっただけです。
なんせ、兄から主人公の事を聞いているので
主人公→(やべ、怖がらせた)
アリスちゃん→(大きい・・・)
こんな、勘違いが発生しただけです。
ちなみに、主人公が目をほそめる癖は、兄から聞かされていたのですがアリスちゃんそこまでビックリしていて気ずいていないです。 身長差もあるし
ちなみに、一年間交流がなかったのは、単純に彼女が緊張していただけです。
兄やお父さん意外の異性と交流する機会に恵まれてなかった影響です。
なので、どちらかというと兄から学校での様子を話で聞いていたり、遊びに来た時の感じを母から聞いていたので主人公の好感度は、普通に高いです。
なんなら今日、兄から遊びに来ると聞いていたから(頑張って話をするぞ)とおめかしをして待ってました。
ちなみ、休みだった神条母も、娘のフォローと時間があれば日頃のお返しをするつもりでした。
なお、主人公が好感度アイテム(上昇率が一番高いアイテム+本来は、気持ちに整理がついた神条一家で母が偶然見つけた同じお店のケーキを買う、原作にないエピソード)を持ってきた為、不意打ちの感情がオーバーフローして泣いてしまったのが今回の話です。
ちなみに、神条一家でケーキを食べた思い出エピソードについては、原作の日常パートに
それとなく、匂わせる描写がありましたが主人公は、忘れています。
つまり、今回アリスちゃんを泣かせたのは、普通に主人公のせいです。
ちなみに主人公が投げた言葉の数々は、昔いじめられていた時にお父さんにその話をした時に真剣に目を合わせ話を聞いてから話した内容とほぼ同じ(もちろん原作描写なし)なのでアリスちゃんは、感情の整理がつかなく主人公に抱き着きました。
なんせ、大好きなお父さんと同じように話を聞いて目線を合わせて父が言った言葉とほぼ同じ事を言う人が目の前にいたからです。
ちなみに現在、トウヤと母親もその話を聞いて泣いてますが、テンパってる主人公は、もちろん気づいてないです。
なので、神条一家が泣いているのも主人公のせいです(二回目)