無敵のエージェントでゴーストハンター   作:兼永一真

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Your mission
End the night.
‐夜を終わらせろ‐
Good luck.
‐幸運を祈る‐


神鳴る。父と息子の覚悟!

彼女から話を聞く。曰く、明かりがついている部屋には人がいるらしい。基本的には未成年だがそれ以上の人もいるらしい。

 

「じゃあ、この夢は長い間見てるんだ」

 

「えぇ」

 

微妙に距離がある。夢の中とはいえすぐに信頼しろという方が無理筋なので仕方がないのだが

 

「その中に知り合いはいるか」

 

「何人かは」

 

マコト兄ちゃんの質問にそう答えている。ツーは何かを考えている。多分、彼女が夢主なんだろうけど

 

「人が多すぎないか?」

 

知り合いがいるのは分かるが、そうでない人間も多くいる、というのは気になる。

 

「何人か写真撮って現実にいるか調べたいわね」

 

「ですね」

 

その後、リーナの案内で知り合いという人達とそうでない人たちの写真をそれぞれ3人ほど撮った。

 

「そろそろか」

 

夢主が起きるのだろう。俺たちも夢から覚める

 

 

 

夢主と夢の中の人達の写真をゼロに送り、身元を特定しようと思ったがツーがやってくれるらしい。

 

ツー、スリー、フォーは幹部であるというゼロの発言を思い出す。こういう権限があるのは結構うらやましいな

 

「昨日の様子から考えるとこれがナイトメアの仕業ってことは間違いない」

 

地上からのライセンスと、ウイングを使っての空からのセンサーによったスキャン。その結果から考えるに、人為的なものである可能性はないと言っていい。

 

「身元が分かったわ」

 

全員の身元が分かった。そう、()()()

 

「妙だ」

 

マコト兄ちゃんの疑問はもっともだ。夢の中だから、知らない人間がいるというのは納得できる。ただ、その全員が現実異世界に存在するとなれば話は別。今までの傾向から考えると何かがおかしい

 

「夢主の身元はと、」

 

ーーアンジェリーナ・クドウ・シールズ。九島の縁者か、現在は軍の魔法師部隊に在籍と

 

それを見ていると、今度はダヴィンチちゃんからメールが届く。内容はパレードとかいう魔法について

 

「九島家の秘術か」

 

古式魔法をベースにした対抗魔法。座標まで擬装するから直接干渉するタイプは不発になると、

 

「ーーなるほど。だから当たったことに驚いてたのか」

 

あいつにしか影響を及ぼしてないから、直接干渉に見えたんだろう。多分

 

「ーーってことはあいつってもしかして夢主?」

 

攻撃してきた理由は多分、俺たちの持ってた拳銃が見えたとかだろう

 

「そもそも彼女は夢主なのか?」

 

「ーーそれは俺も考えてた。彼女以外の人も会話は成立してた。正直誰が夢主なのかはわかんない」

 

うんうん唸ってても仕方ないので聞き込みに行く。

 

 

 

「なんというか.......まぁ、たくましいよね」

 

夜が続く、そんな状況でありながらも街は活気に満ちている。聞き込みについてもしっかりと答えてくれた。

 

「だが、全員が夢の事を覚えていた」

 

そう、マコト兄ちゃんの言う通り、全員が夢の中のことについて覚えていた。

 

「なら、どういうことだ?」

 

そう思っていると、空覆っていた闇の一部が下降し、そこから夢で見た怪物が数十体現れる。

 

『グラビティ!』

『イレイス』

 

「変身」

「擬装」

 

『グッドモーニング!ライダー!』

『インヴォークロードシステム』

 

『グラビティ!』

『イレイス』

 

『サイズモード』

『ランチャーモード』

 

フォーが射撃で怪物をひるませ、そこに俺が斬撃を加える。

 

『グラビティ!』『バニッシュ!』

 

重力を操り、小型のブラックホールを生成。そこにナイトメアを吸いこみ、圧縮する。

 

『ゼ・ゼ・ゼッツ!』

 

『イレイス』

『ブレイカムキャノン』

 

放たれたビームで薙ぎ払い多数のナイトメアが撃破される。

 

「どうなってるの?フォー、セブン」

 

ツーと合流し、状況を説明する

 

「ーー1つ仮説があるわ」

 

ツーがそう言う

 

「なんだ?」

 

「このナイトメアの夢主は一人じゃない、」

 

確かに、現実に発生していないナイトメアにしては規模がデカすぎると思った。

それに、夢を覚えている人間が多くいたことを踏まえるなら

 

「妥当な推論、かな?」

 

釈然とはしない。そもそもナイトメアは夢主の不安が、

 

そこまで考えて、思考が止まる。一つの最悪な結論に行き着いたからだ

 

「まさか、あのナイトメアは」

 

闇の性質を持つのなら、そうなっても不思議ではない。なぜなら闇が怖いのは共通の思考だから、それに夢主候補に未成年が多かったことにも説明がつく。

 

「はぁ、はぁ、」

 

フォーが息を荒くし、偽装が解除される

 

「どうした?フォー。しっかりしろ」

 

外傷はない。だが、恐怖しているように見える。まさか

 

「あんたもナイトメアに」

 

だが、その心配をよそにナイトメアの拡大が始まる。

 

「夢の、不思議な力に俺は賭ける」

 

『ワンダー!』

『メッツアメロ!メッツアメロ!』

 

「I'm on it.変身!」

 

『グッドモーニング!ライダー!』

『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』

『ワンダー!』

 

グラビガントレムがキャストオフされる。

 

「さぁ、不思議の国のゼッツと行こうか」

 

『ワンダー!』

 

カプセムを回転させ、出力を強化。俺の体とブレイカムゼッツァーを巨大化させる。

 

『ストリーム!』

『ブレイカムエッジ』

 

風を纏わせた刃で上空に展開された闇を切り払う。

 

切り払われた闇が集まり、巨大な人型をなす。

 

「来い!」

 

放たれたこぶしを回避し、カウンターをいれ、ブレイカムゼッツァーで腹部を切り裂く

 

『ワンダー!』『バニッシュ!』

 

体のサイズを縮め、三連続の跳び蹴りを放つ。

 

『ゼ・ゼ・ゼッツ!』

 

人型を撃破するが、闇へと戻り街全体を覆うとしている。

 

「させるか」

『グッドモーニング!ライダー!』

『バリア!』

 

広域にバリアを展開し、闇を食い止める。

 

「ツーはフォーを連れて逃げろ」

 

「あなたはどうするつもり?セブン」

 

その時、バリアの向こう側で雷鳴が轟く。多分、夢主の一人だ

 

「彼女を救出する!」

 

『プロジェクション!』

『ブレイカムクラッシュ』

 

ブレイカムゼッツァーを分裂させ、一気に放つ。

 

一時的にだが道が開けた。

 

「はやく逃げろ!」

 

彼女は逃げていく。俺も、と足を踏み出そうとするが足が動かない。

 

「しくったか」

 

そのまま闇へと包まれ、意識も落ちていく。

 

 

 

「ここは?」

 

目覚めると土砂降りの道に立っていた。だが、俺は濡れていない

 

「ここは、」

 

昔通っていた塾の帰り道。ならばこれは、

 

「俺の最初の悪夢」

 

そのとき、幼き日の俺が目の前を通り過ぎて行った。手にはエージェント全集という本が握られている。

 

そうだった。俺はこのころからエージェントにあこがれていた。

 

なら、こんなところで立ち止まっているわけにはいかない。

 

「来い!」

 

落雷が俺を襲う。だが、もう恐れない

 

ヴォイドカプセムで落雷を受け止め、その力を封じ込める。

 

『プラズマ!』

 

「成功だ。」

 

そのとき、周囲の様子ががらりと変わる。どこかの浜辺。そこには父さんが立っていた。

 

「父さん!」

 

近寄っても、父さんは何も言わない。代わりに赤と黒の眼魂を渡してきた。

 

「これは?」

 

「これは、父さんの眼魂だ。行って来い」

 

言葉は少ない。でも、意図は伝わった。

 

「ありがとう。父さん」

 

「これも持っていくといい」

 

今度はゼロが現れた。ゼロは白いカプセムを渡してくる

 

「ブースターカプセム。瞬間的にパワーをブーストさせるカプセムだ」

 

 

 

目覚めると、そこは闇の中だった。でも、もう負ける気はない

 

『プラズマ!』

『一発闘魂!』

 

ゼッツドライバーへプラズマカプセムを、ゴーストドライバーへ闘魂ブースト眼魂をそれぞれ装填する。

 

『メッツアメロ!メッツアメロ!』

『バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

「変身!」

 

『グッドモーニング!イ・ナ・ズ・マ!ライダー!』

『闘魂!カイガン!ブースト!』

 

『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』

『俺がブースト!奮い立つゴースト!』

 

『プラズマ!』

『ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!』

 

本来ならば、両立しないはずの雷と紅いゴースト。それが両立を果たす。

 

ーーとはいっても、安定とは程遠い。

 

「なら、速攻で終わらせてやる」




書ききれなかった設定をここで開示しておきます。
本作においてフォーこと小鷹マコトは離反していませんが、過去に本編と同じ状況に陥っています。
なぜ離反していないかというと、本作ではねむが生まれていないのでツーが離反せずに救援に回せる戦力がいた、という設定です。
そのことからフォーはツーを慕っています
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