無敵のエージェントでゴーストハンター   作:兼永一真

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Your mission
Prevent the naval battle.
‐海戦を阻止せよ‐
Good luck
‐幸運を祈る‐


行う。ゼッツの模擬戦!

一晩の長い夢から目覚め、起き上がろうとすると見知った顔が覗き込んでくる

相変わらず良い顔をしているなと寝ぼけ眼で見ていると、ダヴィンチちゃんが口を開く

 

「ーいろいろと聞きたいことはあるけど、まずこれはなんだい?」

 

そう言って俺の胸に手を置いてくる。何事かと顎を引くと夢で着けたゼッツドライバーが巻かれていた。

 

「いや、これは」

 

「それにそのガジェットたちも、そのカプセルも、どこから持ってきたんだい」

 

慌てて周囲を確認するとゼッツギアとカプセムがベットにおいてあった。

どう言い訳しようかと考えるがここでふと父さんのことを思い出す。父さんはダヴィンチちゃん達を同僚と言ってた。ならCODEの事を知ってるんじゃないか

 

「…俺はCODEのエージェントになった」

 

「…CODEの?確かに君は並の霊くらい倒せるだろうけど、まだ君は13歳」

 

「いや違う。俺の相手はナイトメアだ」

 

そう言うとダヴィンチちゃんの顔が絶望的なまでの驚愕で歪んでいる。いくら俺が中学生だからって心配しすぎじゃない?と思ったが、口にする前にダヴィンチちゃんが話し始めた

 

「ーー本気かい?君はまだ13歳だ、それにまだ免許皆伝も出ていないんだろ?」

 

「それでも俺は俺にできることをしたい」

 

「ーーそのことなら昨日の段階でみんなと話した。みんなは君の決めた道ならそれを肯定したいと」

 

「なら、」

 

「でも、君が犠牲になることは肯定しない。私たちは君に生きてほしいんだ」

 

「わかってるよ。さんざん言われてきたから」

 

 

 

 

朝食を食べ終え、ミッションの準備を始める。今回は多分みんなにも手手伝ってもらわないと無理だ、ということで情報共有を行う

「ミッションって何やるんじゃ?」

 

ノッブが最初に口を開く。

 

「Prevent the naval battle.海戦を阻止せよ、だってさ」

 

「海戦?どこで起きるんだそれは」

 

続いて口を開いたのはニュートンだ。意見言うのは構わないけど数式書きながら共有に参加するのはやめてほしい。

 

「それが分かったら苦労はしない。でも夢主は分かってる」

 

そう言ってゼッツカメラで撮った写真を共有する。昨晩、アイテムを受け取った後夢へと潜入し、情報を集めていた。

 

「彼が夢主だ。詳しい身元は調査中」

 

恐らく俺と同じくらいの年齢だろう。身長もおんなじくらいだった。写真を見せているとゼッツフォンに通知が入る。ゼロからだ

 

「身元が分かった。」

 

そう言ってゼロからの情報を映す。名前は司波達也、現四葉家当主の四葉真夜の姉、司波深夜の息子、要は甥であるらしい。

 

「そんな家なら、スケジュールぐらいあるんじゃないのか」

 

「それはそうだが十師族ともなるとセキュリティーがな。」

 

エジソンの疑問にそう返す。航空会社とかも奴らならプライベートジェットとか持ち出すだろうから厳しいだろうし

 

「なら、直接聞けばいいんじゃないかい?夢の中で」

 

「いや、まぁそれはそうなんだけどね」

 

龍馬の提言にそう返す。でも、まぁ何かするなら結局時間待ちだからな。考えてるよりかは他の事をした方がいいかもしれん。

 

「ならば模擬戦だな。待たねばならんし、それの訓練もせねばなるまい」

 

武蔵さん(師匠)の一声で俺たちは道場へと移動する。模擬戦の会場としては十分の広さで結界での強化によって強度も十分。

 

師匠は大小を帯びている。こっちも本気で行かなきゃ死ぬな

 

『インパクト!』

『メツァメロ! メツァメロ!』

 

「変身」

 

『グッドモーニング! ライダー!』

『ゼ・ゼ・ゼッツ!』

『インパクト!』

 

フィジカムインパクトへ変身し、ブレイカムゼッツァー・ソードモードを構える。

 

瞬時に距離を詰め、キンと甲高い音と共に剣と刀がぶつかり合う。互いに互いを弾き合い、最初と変わらぬ距離が形成される。

 

動きはしない

この距離ならカウンターを決めれるし、決められる。

師匠もそれが分かっている、だから動かない。その沈黙が幾分続く。

 

沈黙を破ったのは俺だった。

 

『インパクト!』

 

カプセムを回転させて出力を上げ、筋力を増強。さっきの接近をはるかに超える速度で突きを放つ。

 

師匠はその突きを刹那で躱し、腹に向けて刃を振るう。いつもなら避けられなかっただろう一撃。

 

だが今は違う。

強化された筋力を使って、強引に跳び上がり天井へと着地する。

 

『ウイング!』

『メツァメロ! メツァメロ!』

 

ウイングカプセムをドライバーに装填、回転させる。

 

『グッドモーニング! ライダー!』

『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』

『ウイング!』

 

フィジカムウイングへとカプセムチェンジし、赤いラインが背中と首元へと集中、赤い羽根を形成する。

 

天井を蹴り上げ、落下。

滑空しながら加速し、翼の骨組みを刃に見立て一閃。

 

二刀に防がれるが、間髪入れずに腹に蹴りを入れ、壁へと吹き飛ばす。

 

「ーー悪くない」

その言葉と共に飛んできた斬撃を左右に逸らすが、接近を許してしまう。

 

翼で二刀を防ぎ強化された機動力を生かし、飛び上がる。

 

『ウイング!』

 

カプセムを回転させ、出力を増強。無数の赤い剣を生成し一斉に放つ。

弾かれてはいるが隙はできた。

 

ブレイカムゼッツアーにインパクトカプセムをセット、回転させ唐竹割りを放つ。

 

『ブレイカムスラッシュ!』

 

重力加速も込めた渾身の唐竹割り、それすら二刀で防がれ、しのがれる。

 

『インパクト!』

 

インパクトへと戻り、再度ブレイカムゼッツアーを構える

 

「もうお昼だからやめ!」

 

卑弥呼にそう言われる。

昼飯ならば仕方ないと模擬戦をやめ、食堂へと向かう。

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