無敵のエージェントでゴーストハンター   作:兼永一真

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Your mission
Prevent the naval battle.
‐海戦を阻止せよ‐
Good luck
‐幸運を祈る‐


向かう。始めての任務!

その日の夢で再びゼッツルームに入る。

 

「Good night.セブン」

 

「ゼロ。再び司波達也の夢へ行きたい」

 

「ーーそこのガレージにあるダイヤルを回せ。夢へとつながる門が開く」

 

「分かった。コードナンバー:セブン。ミッションを遂行する」

 

そう言ってガレージに向かおうとするが、呼び止められる。

 

「これを持っていくといい」

 

そう言って渡されたのは銀のカプセムと赤紫のカプセム。

銀の方はイレイス。消去を司るカプセム。

赤紫の方はクリア。透明化を司るカプセム。か

 

 

 

 

 

 

「ここがか」

おそらく豪邸とまでは言わないが大きな家、しかし四葉の縁者にしてはそこそこ。そこが司波達也の夢だった

 

ゼッツライセンスを使用してセキュリティーを突破し、家の内部へと潜入する

廊下を少し進むと誰かが居た。少し進んだ神秘的なまでの美貌、ダヴィンチちゃんに匹敵する。

 

「…彼女は」

 

司波深雪、夢主の司波達也の妹だったか。容姿の美しさと魔法師としての能力は比例する、ならば彼女は相当なのだろう。

 

夢とはいえ一応、隠れるが見つかることはない。そもそもここが司波達也の夢の中である以上、彼女はNPCみたいなもなのだろう。

 

「おっと」

 

銃、ではない特化型CADか。それをうなじに突き付けられている。

 

「だれだお前は」

 

「ここは夢の中だ。そう気張るな」

 

フィンガースナップと共に周囲の空間を改変し、ゼッツルームへといざなう。

 

「ここは、」

 

「ただの夢だ。一つ質問だが、お前はどこかに行くか?」

 

悩んでいる。当然だろう、見知らぬ男が夢に出てきているのだから。真っ先に何かの魔法を疑ってもおかしくはない

だが、彼は四葉の縁者。これが魔法によったものでないことなどすぐにわかるだろう。

 

「…8月4日に沖縄へ」

 

悩みつつ、それでも無表情で言葉を絞り出す。彼なりの葛藤はあるのだろうがここは夢。起きたらすべてを忘れられる。

 

「ありがとう。それじゃ、良い夢を」

 

『イレイス』

 

司波達也の記憶を消す。そろそろ夜明けの時間だ

 

 

 

 

 

 

 

「おはようだ。莫」

 

「あぁ、おはよ。」

 

ゼッツフォンにゼロからの通知が入る。準備は整ったらしい

 

「ナイトメアが発生するのは恐らく沖縄だ。どうせついて来るだろ?」

 

「もちろんさ。準備はできてる」

 

「ならいい。CODEの飛行機で沖縄に向かう。」

 

 

 

 

 

「めんそーれ!」

 

「観光じゃないんだぞ。」

 

そう忠告こそするものの、俺もテンションが上がっている。なにせ沖縄来たのは初めてだ。

 

空港でタクシーを拾い、ホテルへと向かう。この時期にどうやってホテルを取ったのか、方法は甚だ疑問でならないが、それは心にとどめておく。別にミッションに影響ないし

 

 

 

「おぉ」

チェックインして部屋に入るとなかなか広い。大きな窓からは海も見え、かなり良い部屋であることが分かる。ダブルベットであることを除いて

 

「まぁ、まぁ。いいじゃないか。この天才と同衾できて光栄だろう?」

 

モナリザの容姿とこの言動でもダヴィンチは男なので過ちは起こらないだろう。多分…

 

「ーーとりあえずの防衛設備をしくか」

 

『センサーミッション スタート』

 

ゼッツセンサーをセンサーモードで起動、窓と扉の前に置く。

同時にダヴィンチちゃんが簡易的な結界を張る。これで大丈夫ではあるだろう。

 

「ご飯食べに行こう」

 

朝食食べてから何も腹に入れてない。今すぐミッション、というわけでもないし沖縄名物も食べておきたい。

そうなると結局、沖縄そばである。

今まで食べたことがないわけじゃないけど本場は初だ。

 

 

 

「美味かった」

 

沖縄そばを食べ終え、ホテルへの道を歩いていると悲鳴が聞こえる。

 

「どうするんだい?」

 

「助けるにきまってるだろ」

 

声のした方へ走っていくと、1人の少年と少女が軍人?らしき2人に囲まれている。そして足元には一人の男が倒れこんでいる。

 

「…司波達也と司波深雪か、」

 

イレイスの記憶消去がどれほどの作用するか分からない以上、不用意に顔を見せるべきではない。

だからといって、助けないわけにもいかない。

 

「しょうがない。破ァ!」

 

叫び声と共に魔法を発動。軍人の一人を吹き飛ばす。司波達也はすぐさま残った一人を制圧した。

 

「よし、逃げるぞ」

『クリアー』

 

クリアーカプセムを回転させ、透明化。少し離れたところに身をひそめる。

移動したのを視認したところでゼッツセンサーをサーチモードで起動する。同時にイレイスを回転し、センサーの姿を消去する。

 

『サーチミッション スタート』

『イレイス』

 

「これで別荘の場所を探ろう」

 

とりあえずはホテルへ帰ることにする。とどまってもやることないし

 

 

 

「場所は特定できた。あとは時間だな」

 

時間も過ぎていき、眠りにつく。

 

 

 

「セブン。彼の心の扉を見つけろ」

 

ゼッツルームにてゼロからそう言われた。心の扉とは何なのか、そう聞くとゼロは答えてくれた

 

「心の扉とは、夢主の深層心理にある扉だ。その扉の先には夢主の不安が見える。」

 

ナイトメアとは夢主の不安をかなえるもの。ならばそれが分かればナイトメアの行動もある程度予測できるってことか

 

「そういえば、ナイトメアが現実に発生した場合、夢主はどうなるんですか」

 

「ナイトメアが人型の場合、ナイトメアに体を乗っ取られる。ナイトメアが人型でない場合、似た形の物体にナイトメアが寄生する」

 

「どっちに転んでも、あんまりいい結果にはならなそうですね」

 

夜も更け、日が明けて次の日だ。

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