Protect the bride
‐花嫁を守れ‐
Good luck
‐幸運を祈る‐
あと4話でゼッツかゴーストどっちに変身したのかという質問が多いのでここで言いますが変身したのはゼッツです。分かりづらくてすみません
防ぐ。幼馴染の花嫁!
「あなたはここにいる花嫁を、健やかなるときも、病めるときも、富めるときも、貧しきときも、夫として愛し、敬い、慈しみ、命の限り、貞節を守ることを誓いますか?」
「はい、誓います」
ここ数か月のミッションは夢の中での諜報がメインだった。だから久しぶりの大きなミッションだ。
今回の夢は、結婚式の夢。もっとも今やってるのはリハーサルなのだが
でも、一番の問題は
「莫、写真撮って」
「せっかく幼馴染の晴れ舞台なんだから」
「分かったよ。というかこれはリハーサルな」
夢ではあるが幼馴染の、雫の結婚式。もちろんほのかもいる。
結婚式の夢だからなのか20ぐらいまで成長している。
「それじゃ、撮るよ。はいチーズ」
なにかに使えるかもしれないので一応、ゼッツカメラで撮影しておく。
「結構うまく撮れたな」
トイレに行くと言って式場の外に出る。
「浮かれているな。セブン」
「生憎幼馴染の晴れ舞台でね。許してくれシックス」
今回はコードナンバー:シックスとの合同ミッション。シックスはウエディングプランナーになっている。
「だが、そろそろ朝だ」
「みたいだな」
目覚める。それと同時にクローゼットにある右端のハンガーを操作してゼッツルームへと入る。原理はわからないが先日、出来ていた。
「夢主は北山雫。北山家の長女です」
ゼロへと情報を共有をする。夢の事、雫とは幼馴染であり同じ学校に通っていること
「ナイトメアの原因は分かりませんけど、学校でそれとなく探ってみます」
「ご苦労だセブン。だがあまり気張りすぎるな。君には夢の力がある」
そう言ってゼロはカプセムドロッパーのほうを指差す。
それに従って回すと、新しいカプセムが三つ出てきた。
青いカプセムはストリームカプセム。大気を操る力を秘めたカプセム
ライトブルーのカプセムはマシーナリーカプセム。機械の力を秘めたカプセム
水色のカプセムはプロジェクションカプセム。光学迷彩の力を秘めたカプセム。
「ーそれでは」
朝ご飯を食べて、学校へと向かう。
「おはよ。雫、ほのか」
「莫おはよ」
「おはよう莫」
教室に入り、雫とほのかに挨拶する。雫は見た感じ普通だが、内心がどうなのかは分からない。
取り敢えず適当な話から探ってみることにする。
「そういえば今日変な夢見てさ」
「へぇー、どんな夢?」
さっそくほのかが食いついてきた。このまま適当なタイミングで雫に話を振る。
「結婚式にでる夢なんだけどさ」
「「え」」
雫とほのかの声がハモる。ちょっと予想外の反応だ。
「花嫁って誰?」
「いや、参列した夢だしそこまで詳しく覚えてない」
そう返すとほのかは納得したような顔をする。一方、雫は何か釈然としないような表情をしている。
「2人は今日、どんな夢見た?」
「私はね、よく覚えてない」
ほのかはそう答えてくれる。
「雫は?」
「ーー私は」
そう言いかけたところで予鈴が鳴り、先生が前に出てくる。
聞きそびれたが、まあ問題はない。
「昼休みだし、屋上行こうぜ」
そう誘って屋上で昼食を食べる。今日はいい天気だし、いい風も吹いてる。
「あ、その卵焼きおいしそう。一個ちょうだい」
「いいよ」
ほのかと雫は食堂で買ったものを食べているが、俺のは手作り弁当だ。といっても作ったのはおりょうさんなのだが。
そうして昼食を食べていると、風が強くなる。
「ーーそろそろ戻るか」
「そうだね。雫?」
横を確認するが雫がいない。それと同時に上から悲鳴が聞こえる。
「「雫!?」」
雫が風にさらわれ、空に浮き上がっている。が、そこまで強い風でもないし魔法の気配もない
つまりは、
「ナイトメアか」
『ストリーム!』
ストリームカプセムを回し、大気を操作。風を相殺して落ちてきた雫をキャッチする
「あぶないし室内に戻ろうか」
「うん…」
その後は特に何もなく、学校が終わった。
「風が収まってよかったな」
「そーそー。また吹いたら今度は私が飛ばされちゃうよ」
ほのかはそう言っているが雫はうつむいている。
「大丈夫だよ。飛行機だと最早恐怖とか感じないから」
雫は家の事情で明日、北海道へ向かうらしい。多分、今日のこともあって高所が怖いのだろう。
「それは分かってる。でも、」
「知ってる?飛行機で事故にあう確率って隕石が直撃するのと同じくらいなんだよ」
「じゃあ、莫はあうってこと?」
「そうなるな」
昔、色々あって隕石がぶつかったことがあった。あれは痛かったな
門の前で別れ、帰路につく。
再び夢の中へ潜入する
今日の夢は結婚式本番。朝も思ったけど花婿の顔がよく分からない。夢だからってことなのか?
結婚式もあの有名な宣言をするところに差し掛かった。その時、念のため外に仕掛けておいたゼッツセンサーが反応する。
「来たか」
扉が破られ、同時に大量の物体が送り込まれる。石、段ボール、カラスとよりどりみどりだ。
『シュートモード』
『ガンモード』
ブレイカムゼッツァーをガンモードへと変形させ、片っ端から撃ち落とす。シックスはスリーの使ってたものと同型であろう武器を銃形状へと変形させて使用している。
風が勢いを増し、渦を形成。集まって人型となる。
あれが雫のナイトメアか
「Protect the bride.コードナンバー:セブン。ミッションを遂行する」
『マシーナリー!』
『メツァメロ! メツァメロ!』
「I'm on it. 変身!」
『グッドモーニング! ライダー!』
『ゼッツ! ゼッツ! ゼッツ!』
『マシーナリー!』
真っ黒な強化被膜、緑の模様、そして青いラインが浮かび上がり、複眼が青く発光する。
右手のブレイカムゼッツァーで銃撃を行いながら接近し、左手に装備された4本爪のマシンアーム、マシーナレムアームで格闘戦を行う。
『パニック』
『オンユアマーク オンユアマーク』
「擬装!」
『インヴォークロードシステム』
『パニック』
シックスがロードシックスへと擬装し、参戦する。これで2対1だ
攻撃を避けて腹部にマシーナレムアームを叩き込み、シックスが銃撃を叩き込む
ナイトメアが風となり、突風を巻き起こす。俺達は踏みとどまれた、だが
「雫!」
ステンドグラスが割れ、雫が外へと吹き飛ぶ。
『マシーナリー!』
カプセムを回転させて出力を強化、アームをウインチに組み替え雫を掴んで引き寄せる。
「セブン!」
背後でナイトメアが人型へと変わる。
『ソードモード』
ブレイカムゼッツァーをソードモードへと変形させ、逆手で背後からの攻撃を受ける。
「ならこいつだ」
『プロジェクション!』
雫を逃がし、カプセムチェンジをする。
『グッドモーニング! ライダー!』
『ゼッツ! ゼッツ! ゼッツ!』
『プロジェクション!』
左肩に装備された光学迷彩マント、レムプロジェクションで受けた攻撃を転移させ、ナイトメアを吹き飛ばす。
『ガンモード』
『プロジェクション!』
ブレイカムゼッツァーにプロジェクションカプセムをセット、回転させ必殺技を放つ。
『ブレイカムバレット!』
「消えろ」
だが、当たる寸前で風となり消え去る。
「逃げられたか」
「だが収穫はあった」
シックスの指さした先、風で吹き飛んだ祭壇の裏にあたる場所に、1つの扉がある。
「心の扉か」
鍵穴から先を覗く。雫が結婚式をしている、相手もおそらく夢と同じ
「どういうことだ?」
そのタイミングで夢が終わる。