Protect the bride.
‐花嫁を守れ‐
Good luck.
‐幸運を祈る‐
「結婚式が悪夢?」
少なくとも、俺の見てきた他の結婚式は悪夢、などではなかった。ならば、何がダメなんだ?
「Good morning.セブン」
「ーー聞いてなかったが、ナイトメアが夢に出る人間と出ない人間の違いってなんだ?」
最初のミッション、夢主の司波達也は夢にナイトメアが出てこなかった。だが、それ以外の夢主は全員、夢の中でナイトメアが出た。
「ーー極端に感情が薄い者は夢の中でナイトメアが出ないことがある」
だが、夢主の中には無口な者もいた。彼らにもナイトメアが出ているということは司波達也はそれだけ感情が薄いーー
「つまり、調整体?」
「今優先すべきはミッションだ」
まぁ、そういうことなんだろう。別にそこまで興味があるわけでもないし
「おはよ。ほのか」
「莫おはよう」
学校。ほのかならこの事が分かるかもしれないと思い、話す。
「ーー雫って好きな人とかいるのかな」
「いるんじゃない?」
「結婚式、あったら呼んでくれるかな」
「多分、無理じゃない?」
今のままだと、と言われる。言葉の意図を図りかねる
そもそも、好きなやつがいるなら顔があんなよく分からない感じにはならないだろう。よく分からない相手との結婚式、ーー政略結婚か
「ーーほのか、悪いけど俺早退するから。先生に伝えといて」
そう言い残して走り出す。
ゼッツフォンを取り出してあいつらに連絡を入れる
「行くぞ莫」
門までたどり着くと近藤さんがバイクに乗って待機していた。後ろに乗り空港へ向かう。
「飛行機にはシックスが乗り込むらしいから空港で事が起きても何とかはなるか」
おそらく、花婿の顔が曖昧だったのはそもそもビジョンが定まっていないから。政略結婚などの将来への不安。それがナイトメアを発生させた。
「ナイトメアが叶える悪夢はおそらく、雫が死ぬこと」
そうすれば将来の不安も消えるってか?ふざけやがって
近藤さんがバイクを飛ばしてここまで来たが、
「遅かったか」
ゼロから聞いた予定的に飛行機はもう飛び立っている。ここからの介入は、
そう思っているとゼッツフォンがなる。相手はシックスか
「セブン。機内で北山雫がナイトメアになった。どうにかして乗り込め」
無茶言ってくれる。以前の俺ならそう言っていただろう
「了解した」
『グッドモーニング! ライダー!』
『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』
『ウイング!』
レムウイングを展開し、空へと飛び立つ。
『グッドモーニング! ライダー!』
『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』
『プロジェクション!』
飛行機の外壁へと張り付き、テクノロムプロジェクションへカプセムチェンジする。
『プロジェクション!』
カプセムを回転させて出力を強化。ノイズのようになって壁をすり抜け機内へと侵入する
『ソードモード』
小回りの利くソードモードでナイトメアを攻撃し、ひるんだところにシックスが銃撃を入れる。
「悪夢は終わらない」
飛行機が突如傾く。どうなっているんだとあたりを見回すと、理由が分かった。左側のエンジンから煙が出ている。
「ーーバードストライク!」
「ナイトメアの仕業か」
シックスの言う通り、ナイトメアは風を操ってカラスかなんかをエンジンに突っ込ませたのだろう。
衝撃に乗じてナイトメアも風となり外に出たらしい。
「飛行機は俺がどうにかする。シックスはナイトメアを」
『プロジェクション!』
俺とシックスを透過させ、飛行機の上へと立つ。
『ストリーム!』
『メツァメロ!メツァメロ!』
ストリームカプセムを装填、回転させる。
『グッドモーニング!ライダー!』
『ゼ・ゼ・ゼッツ!』
『ストリーム!』
「気流を変える!」
『ストリーム!』
カプセムを回転させ、出力を強化。発火している右エンジンに注意を払いながら、気流を変え飛行機を上昇させる。
「無駄だ」
ナイトメアは再び風を操り、巨大なトレーラーを飛行機に向けて放つ。
『パニック』
『ブレイカムブレイズ』
シックスが不規則にバウンドする紫色の弾を放ち、トレーラーを破壊する。
その隙にドライバーのトリガーを三回押し、カプセムを回転させて必殺技を放つ。
『ストリーム!』『バニッシュ!』
ナイトメアへ蹴りを一発、風を起こして跳び上がり手刀の二撃目を決め、落下していくナイトメアに跳び蹴りを放つ。
『ゼ・ゼ・ゼッツ!』
ナイトメアから分離した雫が海へと落下していく。
「雫!」
『ウイング!』
フィジカムウイングへとカプセムチェンジし、雫をキャッチして着地する。
飛行機もどうにか着陸できたらしい。
雫を起こして、その場から去ろうとするが呼び止められる。
「あなた、誰?私のことを雫って人は少ない。だから私の知ってる人でしょ?」
逡巡する。だがいつかはバレるだろうし、雫の口は結構堅い。信用することにしよう。
「俺は天空寺莫。極秘防衛機関CODEのエージェント。コードナンバー:セブンだ」
そう言ってカプセムを外し、変身をとく。
「CODEのエージェント?」
知っているような驚き方だ。まぁ、雫はホクザングループのご令嬢だからな。ワンちゃん知っててもおかしくない。
「そうだ」
「機密違反だ。セブン」
シックスが銃を構えながら現れる
「彼女はホクザングループの令嬢だ。いずれ知るだろ」
「…そうか」
後始末はゼロに任せて俺たちは退散する。
「ーー私のことを覚えているか?莫」
「覚えてるよ。紅覇」
宮本紅覇。確か小学1,2年のころに通っていた塾で同じクラスだった。そこそこ仲良かったのだがある時から塾に来なくなってそれっきりだ。
「ーーなら先生、小鷹マコトについては?」
「マコト兄ちゃんなら5年前に海外に行くって言ってそれっきりだよ」
「ーーそうか」
Your next mission
Escape from the facility.
‐施設から脱出せよ‐
Good luck.
‐幸運を祈る‐