無敵のエージェントでゴーストハンター   作:兼永一真

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Your mission
Escape from the facility.
‐施設から脱出せよ‐
Good luck.
‐幸運を祈る‐


救う。童話とリカバリー!

「どうなってんだよ」

 

夢主と思った少女はナイトメアだった。なら、夢主はどこだ?サーチは彼女以外を発見できなかった

 

「来る!」

 

レムディフェンスを構えた時だった。体がゆすられ、起こされる。

 

 

 

「なんで起こした?」

 

「もう8時だ。少々寝すぎなんじゃないかい」

 

時計を確認すると、確かに8時だ。昨日の起床時間と就寝時刻から考えると夢主がここまで起きないということは考えづらい。

 

学校へと欠席の連絡をいれ、ゼッツルームに入る。何故かファイブもいた。まぁゼロがそもそもいるし、そういうことなんだろう

 

「送ったデータについては?」

 

「ーーゼロ曰く、1人該当者がいるらしい」

 

「誰だ」

 

「ーー現四葉家当主、四葉真夜」

 

ーー四葉真夜。「極東の魔王」「夜の女王」の異名を持ち、当代における世界最強の魔法師の一人と目されている存在だったはずだ。

 

「その当主が人体実験の被験体だったってことか」

 

「そうだ。しかもその実験が問題でね」

 

そういってダヴィンチちゃんが資料を見せてくる。

 

「喚起魔法を利用して、神仙を身に宿す存在を作り出す?」

 

わけが分からない内容だ。こんなことをしたとして、神が、仏が、仙人が応じるとでも思ってるのか?応じたとして、こんなものに応じるやつを制御できるとでも思ってるのか?

 

「無論CODEもそれを危険視し、一人のエージェントを送り込み事態を収束させた」

 

「そのエージェントの名前は」

 

何かを期待したわけじゃない。でもそれには確信めいたものがあった

 

「コードネーム:ピタヤ。本名を天空寺龍」

 

「ーー父さんが」

 

彼女を救った。

 

「それで、現実の当主は?」

 

「現在、昏睡状態にあるようだ」

 

夢主がナイトメアへと変わる、それが夢の中で起こる。どういうことだ?

 

『実験そのものではなく、結果を恐れているんじゃないか』

 

『それならば姿が変わらないことにも納得がいく』

 

そうグリム達が言う。

 

「ーーまさか、」

 

『実験の結果は外からは見えない』

 

「なのにも関わらず、体の中には何かが入った」

 

『「()()()姿()()()()()()()」』

 

彼女の悪夢は実験によって変わってしまった自分。それがナイトメアを生んだ。だから、このナイトメアが現実へと発生した場合、恐らく四葉真夜と変わらぬ姿になるだろう。

 

「ーーファイブ、もう一度夢へ行くぞ」

「応!」

 

 

 

夢の中、今までと変わらぬ施設だ。

 

「行きましょう」

 

進んだところで、ナイトメアたちを見つける。奥にはだらりと立つ四葉真夜の姿も見える。

 

『バリア!』

『メツァメロ!メツァメロ!』

 

『ショック』

『オンユアマーク オンユアマーク』

 

「変身!」

「擬装!」

 

『グッドモーニング!ライダー!』

『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』

『バリア!』

 

『インヴォークロードシステム』

『ショック』

 

『アックスモード』

『ナックルモード』

 

それぞれ剣とナックル、時に格闘戦を織り交ぜながらナイトメアを蹴散らし、四葉真夜へと接近する。

 

「蹴散らすだけだ」

『バリア!』『バニッシュ!』

地面からバリアを発生させ、上へと叩き上げて一撃目。さらに天井からも発生させ、床へとたたきつけ二撃目。

レムディフェンスからバリアを展開し、突進する。

 

『ゼ・ゼ・ゼッツ!』

 

十体は巻き込んだが、まだいる。

 

「ならこいつだ」

 

『プロジェクション!』

『グッドモーニング!ライダー!』

『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』

『プロジェクション!』

 

『ガンモード』

 

ガンモードの銃撃でナイトメアを吹き飛ばす。放たれた銃弾を能力で転移させ、被弾を防ぐ。

 

『プロジェクション!』

『ショック』

 

『ブレイカムバレット』

『ブレイカムスマッシュ』

 

ナイトメアを一気に撃破し、歩を進める。

 

『プロジェクション!』

 

カプセムを回転させ、メタマテリアムを生成する。実体を持った俺の分身がナイトメアを抑え込み、撃破する。

 

残ったのは夢主の四葉真夜ただ一人。先ほど同じくナイトメアへと変貌する。

 

「時間がない。速攻で蹴りをつける」

 

『プロジェクション!』

 

メタマテリアムを生成し、拘束を試みる。だが、

 

「しのがれたか」

 

メスを飛ばし、メタマテリアムが消された。厄介だな

 

ガチャンと大きな物音がした。見ると腕がアームでつかまれている。

 

「マジかよ」

 

「こっちもつかまれた」

 

そのままアームに振り回され、投げ飛ばされる。

 

「機械相手ならこいつだ」

『マシーナリー!』

 

カプセムを装填し、テクノロムプロジェクションにカプセムチェンジしようとするが、

 

「無駄だ」

 

メスがカプセムを弾き飛ばし、アームに摑まれ投げ飛ばされる。

 

「セブン!」

 

更なるメスの追撃をファイブが身を挺してかばってくれた。

 

「躊躇してる暇はねぇ。コードナンバー:セブン。ミッションを遂行する!」

『リカバリー!』

ゼッツドライバーにリカバリーカプセムを装填。それと同時に腰にゴーストドライバーを展開し、グリムゴースト眼魂を装填する。

『アーイ!』

 

『メッツアメロ!メッツアメロ!』

『バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

『グッドモーニング!ライダー!』

『カイガン!グリム!』

 

『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!リカバリー!』

『心のドア!開く童話!』

 

ゴーストとゼッツは同時には使えない。正確に言えば、ゴーストとゼッツが同時に俺への干渉を行うが故に、俺とドライバーへの負担が増し、変身の安定性も低下する。

 

「だから使うなって、ダヴィンチちゃんに口酸っぱく言われてたんだけどね」

 

沖縄の時とは違い、ゴースト側の展開も成功してはいるが、不完全だ。はたから見れば白と緑のオーラを纏っているように見えるだけだろう。

だが、こうなってしまえばやむを得ない。一気に終わらせる

 

「ファイブ。アシストを頼む」

「任せろ!」

 

『ショック!』

 

電撃を放ち、メスを迎撃する。

 

『リカバリー!』『バニッシュ!』

『ダイカイガン!』『グリムオメガドライブ!』

 

肩部には伸縮自在なエネルギーチューブとペン先型の鋭利な金属体で構成されたニブショルダーで二撃を入れ、取り込まれた四葉真夜を露出させ前蹴りを放つ。

 

『ゼ・ゼ・ゼッツ!』

 

ナイトメアへとダメージを与えながら、四葉真夜を引っ張り出す

 

「頼む。ファイブ」

 

『アックスモード』

 

投げ出された四葉真夜をファイブに任せ、ナイトメアにとどめを刺す。

 

『インパクト!』

『ブレイカムクラッシュ』

 

斧でナイトメアを袈裟懸けにし、撃破する。

 

「四葉真夜さん。良い夢を」

 

 

 

夢から覚める。どうやら成功したようだ

 

「君。あれほど併用するなといっただろ」

 

「でも、そうしないと」

 

そう言いかけたところでファイブが仲裁に入る。

 

「まぁ、まぁ。ミッションは完遂したんだ。どっか飯でも行こうぜ、セブン」




Your next mission
End the night.
‐夜を終わらせろ‐
Good luck.
‐幸運を祈る‐
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