無敵のエージェントでゴーストハンター   作:兼永一真

9 / 11
Your mission
End the night.
‐夜を終わらせろ‐
Good luck.
‐幸運を祈る‐


耽る。明けない夜!

「アメリカ?」

 

ゼッツルームに入ると、久々の任務を告げられる。

 

「アメリカって、国が違っても夢は繋がってるんですから別に現地行く必要はないんじゃないですか」

 

「現在、ボストンでは夜が一週間続いているそうだ」

 

「それがナイトメアの仕業であると」

 

「そうだ。だがナイトメア本体は確認されていない。」

 

現実へと発生せずに、町一つに影響を及ぼす。それほどに強大なナイトメアであるということなのだろう

 

「ーー了解した」

 

カプセムドロッパーを回し、新たなカプセムを二つ手に入れる

 

紫色のカプセムはワンダーカプセム。不思議な力を操るカプセム。

薄藤色のカプセムはグラビティカプセム。重力を操るカプセム。

 

 

 

 

 

指定されたジェットへ乗り込む。プライベートジェットとは流石国際的な極秘防衛機関だ。

 

そういえばゼロはこのミッションがコードナンバー:ツーとフォーとの合同だと言っていたがどんな人なんだろ?

 

そう考えていると足音が聞こえる。

 

「あんた達が、」

 

固まった。暗灰色のロングドレスを着た女のほうはいい、だがその奥にいる男。彼は

 

「ーーマコト兄ちゃん?」

 

「莫?」

 

マコト兄ちゃん。ーー本名、小鷹マコト。5年前に海外に行くって言ってそれっきりだった

 

「フォー。セブンと知り合いなの?」

 

「ーーフォー?マコト兄ちゃん、CODEのエージェントなの?」

 

マコト兄ちゃんは逡巡している。でも、この状況じゃ意味ないと思うけど

 

「ーーそうだ莫。俺はコードナンバー:フォー。CODEのエージェントだ」

 

「コードナンバー:ツーよ」

 

「コードナンバー:セブンです」

 

 

飛行機が離陸し、安定した高度になる。その間もずっと沈黙が場を支配する。

 

「……あぁ、トランプでも、しませんか?」

 

そう言ってトランプを見せる。肯定されるのか、否定されるのか。正直ちょっと怖い。

 

「ーーなにをやるつもりかしら。ポーカー?ババ抜き?」

 

ーー前言撤回。案外ノリがいいようである

 

 

 

「だぁ、負けた!」

 

現在3連敗。ツー、ババ抜き強すぎないか?

 

「ーーお前は昔から感情的になりすぎだ」

 

「エージェント失格ってこと?マコト兄ちゃん」

 

「ーーそれでお前がエージェントをやめるならな」

 

言っても無駄だと、言外にそう言っている。まぁ実際やめる気ないし

 

 

 

飛行機は着陸し、ボストンの地へと降り立つ。

 

「行きましょうか。フォー、セブン」

 

今回の拠点が空港から近いこともあり、調査も含めて徒歩で向かうことにする。

 

しばらく歩いていると、大きな物音と共に銃撃音、そして放電が見える。

 

「ひ、」

 

咄嗟にマコト兄ちゃんの後ろに移動する。

いくつになろうと、どこであろうと、(あれ)は怖い。

 

「ーーお前は変わらないな」

 

「仕方ないでしょ。怖いものは怖いんだから」

 

巻き上がった砂ぼこりの中から深紅の髪に金色の瞳を持った変な奴が現れた。そして俺たちを認識した瞬間にこっちにも雷を放ってくる。

 

『バリア!』

 

雷をバリアで防ぎ、

 

「破ァ!!!」

 

魔法で吹き飛ばし、その隙に逃走する。

 

『クリア』

『イレイス』

 

 

 

「ーーパレードって何か心当たりあります?」

 

逃走する直前、微かに聞こえたパレードという言葉。意味は分からんが単純に気になる。

 

「ないわね」

 

「ないな」

 

まぁそうなるだろう。恐らく魔法だろうからこいつらの守備範囲外だろうし

でも気になるから、ダヴィンチちゃんに調べてもらおう

 

「そういえば闇ってマコト兄ちゃん苦手なんじゃ」

 

「問題ない」

 

そうならいいのだが。

 

 

 

「ここが?」

 

夢の中、ボストンの町がそのままあった。しかし、空は真っ暗で街の街灯も建物の明かりも、ほとんどついていない。

 

近くにいたツーとフォーと合流し、状況を確認する。

 

「ーー見た感じボストンの街並みがそのまま再現されている」

 

「現実の街と同じく夜だ。だが」

 

「明かりが少ないわね」

 

しいて言うならところどころついている明かりが気になる。

 

「ーー足音?」

 

「あれだ」

 

マコト兄ちゃんの向いている方を向くと、一人の少女が闇から走って逃げている。闇、というよりは黒い霧といった感じなのだが、なんとなく直感的に闇に見えた。

 

『ガンモード』

 

『ランチャーモード』

 

『シュートモード』

 

遠距離へと武器を切り替え、闇を攻撃。少年を保護する。

 

『グラビティ!』

『イレイス』

『ファントム』

 

『メッツアメロ!メッツアメロ!』

『『オンユアマーク オンユアマーク』』

 

「変身」

「「擬装」」

 

『グッドモーニング!ライダー!ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』

『『インヴォークロードシステム』』

 

『グラビティ!』

『イレイス』

『ファントム』

 

複眼が紫色に発光し、両腕に球状の籠手、グラビガントレムを装備する

 

少女を引き寄せ、闇を押し返す。

 

『カリバーモード』

『トンファーモード』

 

ツーとフォーが闇へと攻撃する。闇が実態を持ち、五体ほどの怪物に変わる。

 

『バリア!』

 

カプセムを回転させ、少女の周囲にバリアを展開する。

「そこにいろ」

 

『サイズモード』

 

ブレイカムゼッツァーをサイズモードへと変形させる。先端の刃と延長された柄を使い、敵を薙ぎ払う。

 

『グラビティ!』

『イレイス』

『ファントム』

 

『ブレイカムエッジ』

『ブレイカムバースト』

『ブレイカムゲイル』

 

エネルギー波を飛ばし、一気に撃破する。

 

変身を解除し、少年へと話しかける

 

「君は?」

 

「……リーナ。」

 

リーナか、いい名前だ




・ファントムカプセム
幻想の力を宿したカプセム。プロジェクションと違い、実体を持たせることはできないが、プロジェクションを上回る規模と精度の幻影を見せることができる。

トンファーモードは持ち手の伸びていないサイズモードを逆手に持つ感じです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。