『皆さん住民への退去命令が出さてようやく避難が始まりました。』
戦闘の合間に補給をしにアークエンジェルに戻ってきたらルルからの通信が入った
ようやく避難開始か……
『ですが、その間にも敵の攻撃は続いています。住民が避難する時間を稼ぐため、再び出撃してください』
「了解、なるようになるさ」
俺は返事を返し、補給終えて出撃する
先に補給を終えていた二人と合流すると
「住民の避難はまだ終わってなかったのか?」
「えぇ、どうもそうみたい」
「やれやれ……フォン・ブラウンのお偉方は何をやってるんだか……」
「本当にね」
レーアとカレヴィは愚痴を溢す
「ブリッジ聞こえるか?」
俺が通信すると
『なんですか?ロクサスさん」
ルルが出た
「住民の避難に後どれぐらい掛かる?」
『もう少し時間がいります』
そりゃそうか……で、俺らは何をすれば良いの?
「俺たちは暴れて敵を引き付ける時間を稼ぐんだ」
カレヴィがどうしたら良いのか指示をくれた
「わかったわ」
「暴れるぞ!!」
カレヴィの合図で、さらに加速し敵の集団に近付いていく
「俺が一人で引き付ける!」
そう言ってカレヴィは敵の集団に対してバスターライフルを撃ち込む
「いくらなんでも無茶よ!!あの集団に何機いると思ってるの?」
「軽く二十は越えてるな……」
俺とレーアは文句を言うが
「ごちゃごちゃ言うな!シュミレータより少ないだろうが!」
こちらに返事をしながらも近づいてきた敵をビームサーベルで切り裂く
「……それもそうね」
「納得するな!!」
ヤバいこのままだとレーアまで……
「それじゃ私は此方の集団を相手にするわ。ロクサスも一人で頑張ってね♪」
マジかよ…
俺は周りを見渡すが
「なんか…エースらしき機体しか残って無いんだけど…」
しかもガンダムタイプかよ…
クロスボーンガンダムが相手のスペックを知らせてくる
敵MS名称
ガンダム
MS史上初めてのガンダムタイプの機体か…
まだ動いているのかよ?
雰囲気からしてそうとうチューンアップされてるな
ガンダムがフレイルっぽい武器を構えた
何だよあの世紀末っぽい武器は?
それを頭の上で振り回し始める
先に着いた鉄球が遠心力の端っこになり威力が増大する
あれ当たったら痛いじゃ済まないだろうな…
試しにビームライフルを撃ってみるがその武器によって防がれる
どういう原理だよまったく…
これでビームライフルは使えないことが分かったが…
残りの武装はヒートサーベルにブランドマーカーにヒートナイフか……あ、腰にシザーアンカーがある
そんな考えをしているとガンダムがそのハンマーを飛ばしてきた
すぐにそれを撃ち落とそうとビームライフルを発射するが
ハンマーの先端部に弾かれる
チッ、そこもか……ビームコーティングでもされてるのかよ
俺は心の中で悪態をつきながら考える
援軍は期待出来ない……レーアもカレヴィも自分の所で精一杯の筈だ
自分で倒す?バカ言うな……ビームライフルが訊かなくて他の武装じゃ間合いが届かない……
適当にブランドマーカーを投げて使うのも手だが……補給が余りない状態でブランドマーカーを失うのは盾を失うのと同じ
何か、何かないのか!?
そうしてる間にも敵がどんどんハンマーを投げながら近づいてきた
「あぁもう!!」
ヤケクソに敵がハンマーを投げた一瞬を狙ってビームライフルを本体の方に向かって撃つがシールドで防がれる
じわじわと壁際まで追い詰められる
何かないか周りを見渡すがやはり何もない
ビームライフルがダメならシザーアンカーでどうよ?
ヤケクソでハンマーにシザーアンカーを撃ち込むとチェーンの部分に絡ませる事が出来た
よしこれなら
片手でシザーアンカーを押さえつつ、もう片方の手でビームライフルを撃つがやはりシールドで防がれる
「それなら!」
俺も遠心力を利用してやるよ!!
ヒートサーベルを敵に投げつけシールドに突き刺す
その後ヒートサーベルに向けてもう一本のシザーアンカーを射出した
「試した事は無いが、やってみるしかないか!!」
シザーアンカーがヒートサーベルに絡まった事を確認すると、俺はそれを引っ張った
するとシールドから抜けたのでその勢いを利用して俺もブン廻す
「そら、武器を離さないとやられるぞ!」
相手のハンマーはこちらの武装に絡ませてあるため動きに制限が掛かる
接触回線で警告してみるが
いくらなんでも武装さえ抑えてしまえば……
ガンダムはシールドでヒートサーベルの一撃を防ごうとするが、遠心力で強化されたヒートサーベルはそれさえ弾き飛ばし、機体を切り裂いた
「……だから武器を離せと言ったんだ」
俺の忠告を無視したから……
俺がようやく一機落とすと
「此方は終わったぞ」
「私も」
カレヴィとレーアが戻ってきた
「ロクサスお前一機だけってどういう事だ?」
カレヴィが咎めるように聞いてくるが
「エース級だよ!!……多分、違う機体乗ってたし……」
「エース級ね……」
レーアは疑うような視線をカメラ越しに向けてくるが……
「まぁ良いわ。時間も稼いだし、私たちもアークエンジェルに一旦戻りましょう」
本当にエース級だったんだからな!!
感想くれた人への返信遅れて申し訳ありません
何回も読んで(嬉しさで)ニヤニヤさせてもらってます