あれからアークエンジェルに戻り機体の整備をしていると艦内放送が聞こえる
『避難民全員退去完了しました。本艦はこれより脱出準備に入ります。』
ようやくか……
「さ、何があっても良いようにしなくちゃね」
隣のハンガーでエクシアの整備をしていたレーアに声をかけられるが
「やっぱまだ戦わなきゃダメなのね……」
「当たり前でしょ。一旦敵も引いたけどまだ私達がここにいるんだから、また攻めて来るわよ」
冷静に考えればそうだけど……
「それに俺らはアークエンジェルの退路を切り開かなきゃいかんからな」
カレヴィが会話に入ってきた
「まぁ命令なら仕方ないけど……なんか嫌な予感がするんだよね」
さっきからずっと
「嫌な予感ね……アナタもしかしてニュータイプとでも言うつもり?」
「ニュータイプ?」
なにさそれ?
「ニュータイプってのは多少勘の良い人間の事だ。言葉としては囁かれてるが、軍内で実際に見たって奴はいない。まぁきっと眉唾物なんだろ。」
「ニュータイプねぇ……レーアはなんでそんな言葉知ってるのさ?」
「ちょっとね……」
「……ニュータイプなんて存在しないわよね」
目線を反らし詰まって答えるレーア
後半の呟きは聞こえないが
何かあるのかニュータイプに?
『皆さん』
コックピットのモニターに通信が入った
「ビックリさせないでよルル!!」
『ロクサス君艦長になんて口の聞き方をしてるんだ?』
『良いですよマドックさん。私は気にしませんから』
『しかし……』
『良いんです!』
ブリッジだけで会話しないで欲しいんだけど……
「で、俺らに何のようだ艦長?」
カレヴィが痺れをきらしてそう聞いた
『そうでした……えっと…先程も放送した通りアークエンジェルは今から脱出準備に入ります。なのでお三方には脱出経路上の敵を排除してください。』
「「「了解」」」
さて整備も終わったし、行くか!
アークエンジェルから出撃してある程度進むと、敵の姿が見えてくる
『このあたりの敵を全部やっつけちゃってください』
命令の仕方が適当だな
『各機敵を発見しだい任務を開始せよ』
マドックさんが緩んだ気を締めてくれる
「行くぜ油断するなよ!」
カレヴィの合図と共に敵に強襲をかける
「危ないと思ったら下がれよ。死にたくはないだろ」
言われなくても下がるさ……
だけどこの程度の敵なら
敵が此方に気づく前に近付きビームライフルを撃っていく
「よし、二機撃墜!!」
「遅いわよ!」
えっ…?
「私は四機だもの。」
「俺も負けられねぇな」
なんでそんな競うのさ!?
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