「アークエンジェル、着艦許可を」
『許可します』
通信で着艦許可をもらうとアークエンジェルのハッチが開きMSで着艦する
「ようやく終わりか……」
コックピットのなかでヘルメットを外し、汗を飛ばす為に首を振る
「おーい、降りてこいよロクサス」
下からカレヴィの声がしたが、上手く頭が働かない
ヤバ……眠い……
このまま眠ってしまいたい
そんな衝動に刈られるが、なんとか意識を保って下に降りる
「おいおい大丈夫か?」
カレヴィが俺を見て心配そうにしているがそんなに酷いのだろうか……
「レーアは?」
「はい」
「うひゃっ!?」
ここにいないレーアの事を聞こうとしたが、レーアが隣から首に冷えたドリンクを当ててきた
「なにするのさ……」
「気持ち良くなかった?本当はこんなに冷えてるのより常温のドリンクのが良いんだろうけど、無かったから。」
イタズラ成功
そんな顔をしてこちらにドリンクを渡してきた
「まぁ気持ち良いっちゃ良いけど……」
俺はドリンクを飲みながら返事をする
どうやら自分では気付かなかったが喉がすごい渇いていたのだろう。
一気に飲んでしまった
「ごっそさん。」
「そんな一気に飲んだらダメでしょ!!」
怒られた
何故だ?
眠気を覚ますのにちょうど良かったんだが……
「体を一気に冷やしちゃダメよ。ほら少しクールダウンでこの中三週してきなさい」
疲れてるんだけど……
「そんな目をしてもだめ!」
カレヴィに視線をやって助けを求めるが
「……まぁ間違った事を言ってる訳じゃないからな。俺も付き合うから行くぞ。」
何故か男二人でハッチの中をランニングさせられた
レーアはなんでやらんのだ?
そんな疑問が心の中を過ったが、もう言葉にするのが億劫だった
「カレヴィ…寝ても良いか?」
ランニングを終え、パイロットスーツから着替え地球軍の制服に着替えると、一目散にカレヴィに聞いた
「良いぞ……っと言いたいがこの後どうするのか、確認しなきゃな。」
どうやらまだ眠れないらしい
「ほらシャキッとしなきゃ!」
レーアが背中を叩いてくれるが
「眠いものは眠いんだ」
そう言ったが二人は俺を引きずってブリッジまで連れて行った
「大丈夫ですかロクサスさん?」
ブリッジに着いてこちらに視線を向けたルルの一言目はそれだった
心配かけてすまんね……
「どうしたんだロクサス少尉は?」
マドックがカレヴィに声を……少尉!?
「おい、なんで俺が少尉なんだよ?」
マジで初耳なんだけど
「パイロットなんだから当たり前だろう。何を言ってるんだ?」
カレヴィがそう言ってきたが
「俺は知らん。じゃあレーアは?」
「もちろん少尉だ」
「当然、パイロットなんだし。」
じゃあ本当に知らなかったのは俺だけなん?
「ま、まぁロクサスさんは民間人だったし……」
ルルがフォローしようとしてくれるが
「私も民間人だけど?」
やはりレーアがぶっ壊す
「えぇと、じゃあレーアさんが特別なんですよ!」
「小学生でも知ってるぞ。パイロット目指してるなら」
カレヴィもぶっ壊し
「じゃ、じゃあ」
「止めてあげなさい艦長。どんどんロクサス少尉が惨めになります。」
「あぅ、ごめんなさいロクサスさん……」
いや艦長は悪くないさ……知らない俺が悪いんだい
「本当よね。」
レーアは少しフォローを覚えような
あと俺の心が読めるのか?
「さぁ、どうかしら?」
コイツがニュータイプじゃないの?
そんな風に思った俺は悪くないと思う
あと一話必要になってしまった