「敵機排除。他に反応は無し」
あれからどんどん先に進み近辺の敵を粗方倒すとレーアから通信が入る
「ルート封鎖の解除を確認。先に進めるわよ。」
カレヴィさんに報告しているらしい
「ところでこっちは港の方面だけど……」
「知ってるよ」
「あんたに聞いてるんじゃないの!カレヴィに聞いてるのよ!」
そうですか……
「真っ先に制圧されたって聞いたけど」
「確かにさっき俺はそうやって言ったよ」
「何か考えがあるのなら先に教えてくださる?」
「あそこにはアークエンジェルがある。それに乗って脱出する」
「そんな事しなくても…救命ボートとか…」
「残ってると思うか?」
「全然思わない」
「それにボートだけじゃ避難民は乗りきれない。だからあれがいる」
そうやって言うとさっさと行くぞと言わんばかりにバーニアを吹かし先に進んでいく
「まったく、災難だこと…」
えっ……まってよ
もしかして敵に突っ込むの?
俺一般人って言ったじゃん
そんなロクサスの思いを無視して二人は港に向かっていく
港の格納庫に着くと白い大きな戦艦があった
「見つけたアークエンジェルだ。」
カレヴィがそう言ってメインカメラを格納庫に向ける
「結構な数がいるわね……ジンクスが沢山」
「でも一体だけ違う機体がありますね……あれが隊長機ですかね?」
レーアが呟いた後に俺はカレヴィに聞いてみると
「だろうなぁ…さて、纏めて相手にするのはキツいな。どうするか」
「一人が囮になって敵を引き付けてそれを背後から挟撃するってのはどうでしょう?」
俺はカレヴィにそう提案すると
「あなた馬鹿なの?こんな狭い格納庫じゃ周り込めないでしょ」
レーアにすぐ咎められた
そりゃそうだ
「ムッ、隊長機が消えていくな。今だ!」
そう言ったカレヴィは物陰から飛び出しバスターライフルで敵を撃っていく
「私も!!」
レーアはバーニアを一気に吹かして近付きGNソードで敵を切っていく
「ま、待ってください」
俺は一息遅れて参戦する
そうして敵の数を減らしていくと
「そこまでだ!!」
「ちっ、もう戻ってきやがった」
アークエンジェルの上に先ほど離れていった隊長機の姿があった
外部スピーカーを使って話かけてくる
「一度ならず二度までも…我が軍の船を…この盗人が!!」
二度?一度目は何時だよ?俺は知らんぞ…
「 お前らがマヌケなんだよ!」
カレヴィさんがそう返しながら隊長機とつばぜり合いを始める
すると
「その声、まさかカレヴィか!?」
「ん?誰だお前?」
「貴様!この私を忘れたとは言わさん!」
知り合いなのか?
二機が一旦距離を取ってはなれると
「ハハッ相変わらず暑苦しいなエイナル」
カレヴィそう言った
すると
「援護する」
「バカ!!手を出すな!」
レーアがライフルでエイナルを撃つが避けられ
「目障りだな」
「速い!!」
高速でエクシアに近付きビームサーベルで斬ろうとする
間に合え!
咄嗟にブランドマーカーを展開して間に割り込む
「あっ…」
レーアが全く反応出来なかったからかそんな声を漏らす
敵のビームサーベルはエクシアのメインカメラの真横で止まっていた。
間に合った!
「面白い!!」
「良くやったロクサス!!」
カレヴィが近づいてバスターライフル撃ちながら言ってきた
おかしいな。世界が少しスローモーションに見える。
さっきまで余りにも速くて目で終えなかった敵の動きが見える
「だがこれならどうだ!!」
エイナルはビームサーベルで連続で斬りつけてくるがブランドマーカーで全てをさばく
その間にエクシアとウィングがライフルで射撃をして追い詰めていく
「限界か?カレヴィ勝負は預ける」
3対1は不利だと思ったのかそう宣言すると飛び去っていった
「勝負とか言ってんなよ。恥ずかしい…」
「ライバル何ですか?あの男と」
「まぁ良く会うよ。戦場でな…」
するとレーアから通信が入り
「さっきは……ありがと。助かったわ」
「気にしないでください。ここに来るまで沢山援護してもらいましたから」
「敬語…止めて」
ハイ?
「だから、敬語じゃなくて良いって言ってるの」
「そうだな…俺達はもう戦友なんだ。敬語はいらんな」
カレヴィさんまでそう言ってくるので
「分かったよ」
なんて会話をしていると
「あーあー、聞こえますか?」
聞き慣れない声が通信に入る
「こちらアークエンジェルブリッジ、ルル・ルティエンス中佐です。現時刻よりアークエンジェル艦長代行に着任しました」
「そういや地球に降ろすために人を送るって言ってたっけ?随分速い到着だがいままでどちらに?」
カレヴィが通信にそう答えると
「えーと…それは…」
答え倦んでいる
そこから導き出される答えは
「捕虜になってたと…」
「うぅ…」
どうやら当たりのようだ
「副長代行のマドック少佐だ。」
すると渋い老年に入った男の声が割り込んできた
「すまんが発進のため、宇宙港を開けて貰いたい」
「了解だ」
カレヴィはすぐに引き受けた
「おら、もう一仕事だ。やるぞ」
「分かったわよ」
「俺もか…」
「当たり前だ!俺達戦友だろロクサス」
戦友ってこんなことに付き合うの?
覚醒はオリジナル設定になると思います