「ようやくMSから降りられる」
アークエンジェルに着艦し格納庫のMS置場にMSを止めてコックピットから降りると
「ようこそアークエンジェルへ」
一人の少女が敬礼して迎えてくれた
「君がルル・ルティエンス?」
「はい!ハッチを開いてくれてありがとうございました」
思ってたより幼くてビックリだよ……
そんな事を思っているとカレヴィとレーアが近づいてきて
「それでこの戦艦の戦力は?」
ルルはそれを聞かれると困った様な顔をした
「それが……戦艦自体の火器は万全なのですが……」
「ですが?」
レーアが艦長が言葉を濁しているところを指摘し
「その……MSは一機もなく……今艦にあるのは貴方達のMSのみなんです。」
戦艦にMSが三機か
俺にはそれが多いのか少ないのか分からんね
「少ないな。」
どうやら少ないらしい
カレヴィが言うんだ間違いないだろう
「機体の修理等はできる分の物資はあるの? 」
「えぇ。補給は受けてますので物資はあります。」
レーアが疑問を述べたがこれには艦長もすんなり答えれた
次の疑問をカレヴィが問うと
「そうか…これから何処に向かうんだ?」
「月基地へ向かう」
艦長とは違う方向から返事がきた
「はじめましてだな。私はマドックだ。通信でも言った通り副長代行をやっている」
初老に入りかけの肌が黒いおじさんだった
「避難民を下ろすためか?」
「そうだ。そして君たち三人には護衛をしてもらいたい」
「俺は良いが……残りの二人は民間人だぞ?」
カレヴィは副長からの頼みを引き受けたが俺ら二人には選択肢を与えてくれた
「 私は構いません。守る力があるのに振るわないのは嫌だから」
レーアって民間人だったんだ……
軍人かと思ってた
「俺は……」
戦うのは恐い
だけどこの艦には戦力がない
そして何より……
「うるうる……」
この艦長がものすごいうるうるした瞳でこっちを見てくるんだよ!!
そんな目で見るなよ!!断れないだろ!
少しだけ考えてから
「分かったよ!戦う。ただし弱くても文句言うなよ」
そう返事をするとルルはとても笑顔になって
「ありがとうございます!」
その言葉を貰えただけで幸せです
そんな事を考えていたら
「このロリコン」
レーアがそんな事を呟いたのを俺は聞き逃さなかった
「違う!俺はロリコンじゃない!」
「そんな小さい娘にあんな緩んだ笑顔見せといて何を言ってるのよ」
「なんだと!?」
「何よ!」
俺らが口喧嘩をしていると横から
「あの~私年齢二十二歳なんですけど……」
「「えっ?」」
俺ら二人の時は止まった
今この娘なんて言った?
俺はアイコンタクトでそう聞くとレーアは両手に指を二本立てて
二十二って言った
そう返してきた
「「ええぇぇぇっ!?」」
「ホントに?私より3つも上なの?」
「俺より5つも上なのか?」
「そんなに……年上に見えませんか?」
「「うん見えない」」
って言うかレーアも俺より年上かよ……
「さてロクサスも戦う事になったしな。戦闘に不安があるなら俺が訓練してやるよ」
カレヴィが落ち込む艦長を見てられなくなったのか急に話をかえてきた
「そうね私も付き合うわ」
「レーアの訓練ってなにやるの?」
嫌な予感がしたので聞いてみると
「簡単よ?シュミレータを使って敵の弾幕避けて近づいて斬るだけの簡単な訓練だから」
俺はカレヴィに訓練を頼もうと心の中で誓った
何でそんなに近接戦闘に拘るんだよ
それから俺達はブリッジに移動して
「では艦長。 号令を」
副長がそう言うと
「ハイ!アークエンジェル月基地に向かって前進!」
おまけ
「さて、腹も減ったし食堂行って飯でも食うか」
カレヴィが出発してすぐにそう言ってきた
「俺はクロスボーンのOSを調整してから行くよ。反応が早すぎで…馴染まないんだ」
「デチューンするの?持ったいないわね…」
「今のままじゃ扱いきれないんだよ。それが原因で殺られたくは無いからさ」
「じゃあ付き合ってあげる。やり方分かるの?」
「整備士の人に聞こうかと…」
「整備士は私達の三機の整備で忙しいじゃない!しょ…しょうがないわね、私が教えて上げるわ!!」
「分かるのか?」
「えぇ教育されたから……父に」
最後のほうはボソッって言ったため聞こえなかった
「ん?良く聞こえなかったんだけど」
「ほら行きましょ!!」
腕をとられて
「わ、分かったからあんまり引っ張らないでよ」
「んー青春だねぇ…さて、後でMSのシュミレータでもやらせるかね」
俺らが去った後カレヴィがそう呟いていた
おまけのオマケ
「マニュアル積んであるじゃないの?」
「あ、本当だ。」
「えっと…なになに……本機クロスボーンガンダムX1は……」
このあとの言葉を聞いて思ったんだ
もしも俺が過去に戻れるなら
このマニュアルをレーアに読ませるなって……
絶対に伝えたいって……!!
「接近戦闘に強く調整されている……!!」
ほら……物凄い笑顔でこっち見てくるもん
この後俺は……レーアに冗談だろって言いたくなるようなシュミレータをやらされたんだ
次から月の話です
メインタイトルもうこのままで良いかな?
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