芦花と幼馴染   作:キイカ

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気付けば10000UA超えてました!
読んでいただきありがとうございます!
お気に入りも150人でとてもうれしうれし
まだまだ原作には遠いですが頑張ります!


悪だくみしましょ

 

 

 

 体調不良は1日で完治したので、次の日は普通に登校した。

 昨日もお昼過ぎまでは寝てたら回復したから、夜はお弁当のおかず準備したり予習したりいつも通りに過ごしてました。

 話を聞けば酒寄さんも体調崩してたらしい。芦花たちは看病に行ったらしいね。

 てか、今日は普通に来てるけど、大丈夫なの? 

 

「彩葉〜、休んでなくて大丈夫なの?」

「平気平気。昨日のうちに熱は下がったし、多少怠いくらいなら気合いでいけるよ」

「大事を取ってもいいと思うけどね」

「あんまり休んでると追いつかなくなっちゃうから」

 

 お昼休みに前の方で女子3人が話している。

 芦花と真実は休めと言ってるけど、まあ酒寄さんが休むはずもなく。

 看病しに行ったらしい日の時でさえ、英語のリスニングとかしようとしてたらしい。休みなさいよ。

 

「それはそうとたかちーも大丈夫なの?」

「おかげさまで、元気でっす」

「アキくんも気をつけてよね」

「うん、次は布団被る」

 

 そのまま矛先がこっちに来てしまった。いやまあ確かに僕が悪かったんだけどね。

 思いの外元気になりませんでしたね。ランニングが不味かったかな……? 

 

「てか、そろそろテストだね」

「今回は彩葉もいるから大丈夫でしょ〜」

「自分で頑張りなさいよ」

「そこをなんとか〜」

「もう。芦花もなんとか言ってよ」

「んー、まあ私もアキくんに頼ってるからね」

「そうだった。ここに中学受験を面倒見てた奴がいるんだった」

 

 ぼちぼち前期中間のテスト前期間だ。高校に入って初めてのテストだけど、まあ別に普段通り予習復習してるので特に慌てることは何もない。

 ついでにテスト前は部活がないらしいけど、僕らは誰も入ってないので関係なし。

 今週の金曜日から始まって再来週の月曜日から2日間テストだ。科目は主要な5科目。

 まあ、いつも通り勉強会で補えるでしょう。

 

「今回も勉強会する?」

「お願いたかちー」

「いつもありがとアキくん」

「いつも助かるわ」

「私はバイトあるから毎日は無理かな」

 

 まさかの酒寄さんバイトを入れているだと? 

 

「え、テスト期間もバイト休まないの?」

「いや休んでたらお金手に入らないし」

「いやいや〜、それでテスト大丈夫〜?」

「うん、まあちょっと頑張ればいけると思う」

 

 それはほんとにちょっとなのか? 睡眠時間削ったりするんじゃなかろうか。

 目の下の隈を隠せている気かもしれないけど、ほとんどバレてますよ? 

 まじでそのうち倒れる……いやこの前体調不良で倒れてるや。

 免疫どうなってるのでしょうかね、この人。

 

「うん、酒寄さんはもうどうしようもないから置いておこう」

「まあ彩葉だしね」

「うんうん〜」

「なんか扱いが……むぅ」

 

 というわけで酒寄さんは参加できるところだけ来るそうです。

 それ以外は中学の時と同じメンバー、違うのは高校生になったから多少遅くまで勉強しても怒られないということだ。

 あとは時間が増えた分たぶんわちゃわちゃする時間も増えそう。

 とりあえず今回もいつも通り平均+10点くらいで頑張ろ〜。

 

 

 

 勉強会は何事もなく進行した。

 場所は真実の家。真実の家は弟妹がいるから大きいのだ。5人来ても勉強しやすい。

 まあ、ちびっ子たちが突撃してくることも多々あるけど。弟妹も小学生になったので多少は自制を覚えてくれてるようだ。

 

「アキくん、ここ教えて。あとはたぶん分かるから」

 

 肝心の勉強はというと、芦花は普段からちゃんと授業は聞いてるし、課題もこなしている。勉強が嫌いというわけではないので、分からないところさえ理解できればあとは1人でもサクサクできてしまう。

 

「彩葉〜、助けてここら辺寝てたから分かんな〜い!」

 

 真実はたまに寝てるし、勉強は好きではないけど、やる気になれば1番早く終わらせるタイプだ。まあ、スイッチ入るの遅いけど。

 

「うげ、これむず……荒鷹ヘルプ!」

 

 守は部活をメインでやってた頃からテストの成績は平均を彷徨ってた。部活に心血注いでたんでしょうな。今は入ってないし、授業も真面目に受けてるので割と普通? でもちょくちょく中学でこぼしてきた部分があるかなって感じ。

 

「荒鷹くんそこ違くない?」

「え、ほんとだ。てか、そういう酒寄さんもそこの心情の回答たぶん間違ってるよ」

「げ、本当だ。小説文の心情を答えろってやつ、苦手なんだよね」

 

 酒寄さんは、まあ小テストの結果で分かりきってはいたけど、やっぱりどの教科も穴がない。

 まあ、心情を答えさせるやつだけはちょいちょい抜けることがあったけど。

 バイトしててもここまで出来るならまあ文句は言えないでしょう。

 というか言い訳にしないように勉強にめっちゃ力入れてるように見える。

 

「彩葉のノートすご〜めっちゃ見やすい、たかちーのノートよりもかも」

「私はアキくんのノートも分かりやすいよ? どっちも理解しやすいように整理して書いてくれてるなって思う」

「やー、それほどでも」

「私は私が見やすいようにしてるだけだし……」

「そのおかげで助かってるんだから認めなさーい」「さ〜い」

 

 へへ、ありがとうございます。真実は酒寄さんのノートの方がお気に召した模様。まあ、僕は普段から芦花が見やすいようにって考えてるからそうだろうね。

 や、芦花が理解できるなら他の子も別にそこまで難しいことではないと思うけど。

 守も分かってはいるみたいだし。

 感覚の問題かな。

 

「てか荒鷹くん、こんなに上手に纏めてるなら小テストもっと点取れるでしょ?」

「んー、別に小テストの点に興味ないからなー」

「いやいや成績に関わるよね」

「それはテストの点数とか課題でなんとかなるし。それよりも他にやることあるしね」

「やること?」

「まあ、予習復習、えとせとら、えとせとら」

「それでわかると思う?」

「分かって?」

「無茶言わないでよ」

 

 酒寄さんは他の3人が気にしないことを突っついてくるので、気をつけねば。

 いつも通りでいるとうっかりしちゃうね。

 

「まあたかちーがなんかしてるのはいつものことでしょ。料理の練習とかじゃない?」

「え、もっといいもの作ろうとしてる?」

「当たり前でしょ。より良いものをより早く、ってね」

「それはもうプロでは?」

「いやいや、ただの一般高校生ですよ」

 

 もっと早く、もっと良いものを作れればそれだけ他のことに時間を割けるし、なんならもっと良くすることもできる。

 時間は大事なんですよ。積み重ねるにしても、多いほうがいいからね。

 

「ほら、無駄話してないで勉強進める」

「はーい」「は〜い、お腹減ったなぁ」

「何か買ってきましょうか?」

「ん〜いいや。我慢した方がご飯は美味しくなるっ!」

「諌山さんらしいですね……」

 

 集中力が続かなくなってきたので、喝を入れて勉強継続。

 やる時はやるんですよ、みなさん。

 こんな感じで真実の家だったり、ファミレスだったり、マ◯クでいっぱい勉強した。

 

 

 

 お陰様かはわからないけど、テストが終了して返却される6月最終日。

 大体予定通りの点数が取れた。

 

「彩葉すご〜ほんとにバイトを休まずに全部ほぼ満点じゃん」

「まあこれくらいはね」

「いやもっと誇りなよ。そんなことしてるの彩葉だけでしょ」

「いやいや、もっと上を目指してる人はいるって」

 

 そんな超人いてたまるかと思ってるけど、言っても聞かなそうなので黙っておきます。

 それはそれとして。

 

「荒鷹くん? その点数は?」

「なんのことでしょう」

「いやいや、誤魔化せると思ってます?」

「えぇ?」

「私以外の3人にあれだけ教えといて、なんで君は平均点ちょい上の点数なんですか?」

 

 酒寄さんに僕のテストの答案が見られたようで。

 予定通りの点数を取ってご満悦だったんだけどね。

 

「いや別にわかんない問題を空欄にしただけだよ?」

「嘘ですね。芦花と真実が答えれてるところも所々落としてる」

「げっ、目敏い」

「げっ、とはなんだ」

 

 そんな細かいところまで見てるとは思わなかった。

 いや適当に選んで空白にしたからまあ、嘘ではあるけど。

 

「やー、気にしないでもらえると」

「私と同じくらい出来てるであろう荒鷹くんが、手を抜いてるように見えるのは気にもするでしょう」

「それは言い過ぎでしょ。僕は酒寄さんほど頭良くないよ」

「私だってそんな良いわけでは」

「「どの口が言ってるの?」」

「あ、はい」

 

 めちゃ追求してくる酒寄さんの漏らした一言に芦花と真実が食いついてくれた。

 よしよし、矛先は逸れたかな。

 

「いや、それでもおかしいでしょ」

「まあ……確かにたかちーなら分かるところだね。てか、教えてくれたところじゃん」

「ほんとだ。ここ、私に教えてくれてたとこじゃん」

 

 あ、やべ。適当すぎてポンコツが露呈してしまった。

 教えたところまでは意識してなかったからなぁ。

 ぐぬぬ、言い逃れできぬ。

 

「えーっと、そのー、うん、ちょっとトイレ行ってくる!」

「おいこら逃げるな!」

 

 ここは逃げるしかないね! 

 

 

 

 問い詰めようとしたら荒鷹くんに逃げられた。

 どう考えてもこの空白は点数調整にしか見えない。

 ご丁寧に70〜80ぐらいの点数になるように抜いてる気がする。

 配点書いてあるから出来るのだろうけど、なんの意味が? 

 

「アキくん中学の時も中3の時まではテストの点数こんな感じだった気がする」

「あ〜そういえばそうかも?」

「え、そうなの?」

「うん、たしか『受験に響くのは中3の内申だし、それまでは適当』とか言ってたような」

「そ〜いえばそんなことも言ってたような」

「えー、じゃあ高3までこの感じで行くつもり?」

 

 なんか真面目にやってないみたいでちょっと腹立つかも。

 でも、本人の授業の受け方とか、ノートの取り方、教えてた時の感じ的にそうは見えないんだけど。

 

「……あ」

「どしたの、真実」

「ん〜、なんでもない」

「?」

 

 真実がなにか思い出したような顔してるけど、誤魔化されてしまった。

 中学の時の話は、真実と芦花が1番詳しいからこの2人でわからなければお手上げかな。

 とりあえず今度機会があったら聞いてみよう。今回は逃がしてあげる、荒鷹くん。

 

「荒鷹もようやるよ」

「ね、普通にやればいいのに」

「めんどくさいから、こうしてるんでしょうけどね」

 

 真実と鳩河くんが何か話してるけど、これといった主語がないからなんの話か分からなかった。

 でも、たぶんテストの内容についてかなって思った。

 

 

 

 トイレ(というなの時間稼ぎ)から戻ってきたら尋問の空気はなくなってた。よし! 

 6月も終わって来月は体育祭か。

 そういえば借りもの競争とか二人三脚リレーとかあるらしい。

 出るかはさておき、どちらも守の背中を蹴るのに最適ですな! 

 

「芦花ー?」

「なーに、アキくん」

 

 放課後、みんなと別れた家への帰り道。

 2人でお話してる時。

 

「今度の体育祭、守の背中を押すチャンスだと思うんだ」

「……あ〜。競技でいいとこ見せるとか?」

「それもあるけど、二人三脚とか」

「それはありかも! 借りもの競走も、引いたお題によってはあるかも?」

「そうそう! 上手いことなんか引いてくれたらいいけどね!」

 

 ついでに酒寄さんと芦花をもっと近付けるのもありかな。

 これを機にもう一歩踏み込めたらいいんだけどね。

 

 

 







色んな人の超かぐや姫!二次創作読んでると、このシチュいいなって思うんですよね
でも芦花と主人公くんで書くにはまだ関係性が足りぬ……
早く甘くしたい
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