今更なんですが、反転文字気付いていただけました?
前話のことではないですが(にっこり)
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芦花にヘルプを求めておいてなんだけど、こんな時間に夜道を1人歩かせるのはあり得ないので、却下。
泣き止まない赤ちゃんと、動揺が止まらなくて作画崩壊みたいな顔してる酒寄さんをなんとか押して彼女の部屋に入った。
あのまま外で大音量で泣かれたら、さすがにやばい。
誰かに通報なんてされたらもう説明のしようもないからね!
まあ、今女子高生の部屋に上がり込んでる状況も大概な気がするけど。
「今更だけど、通報とかやめてよ? 非常事態だからいるだけだからね? 決して入りたかったわけじゃないからね?」
「そこまで言わなくても分かってる! 芦花しか見てないのは知ってるから! 今はとりあえず1人にしないでくれるだけありがたいよ。正直1人だったらパニックでどうしたらいいか分かんなかったかもだし」
「部屋に入ったらなんか泣き止んだけど、また泣かれると困るから対処法探しとくね」
さっきまで泣き喚いていた赤ちゃんは、泣き疲れたのかはたまた泣く理由がなくなったのか、酒寄さんの顔を見てきゃっきゃっ言ってる。
まったく、人騒がせな赤ちゃんだ。
困惑しつつも彼女も赤ちゃんから目を離さないでいるみたいだ。
ニコニコ笑って酒寄さんの顔に手を伸ばしている赤ちゃん。
それをなんだか眩しそうな顔で見てる。
む、意外と酒寄さんだけでいけそう?
とりま、スマホで調べないと。
「泣いた時の対処法……おしめ? ご飯? 揺らす? 子守唄? うーん、泣いた理由によるのかー」
高校生には難しいですね。
まだ子供を育てるには何年か早すぎると思うのですが。
しかも相手は芦花じゃない。なんだかなぁ。
赤ちゃんは可愛いとは思うけどね、それが突然押し付けられたらさすがにちょっとってなるよね。
「とりあえず、次泣いたら子守唄歌ってみたら?」
「子守唄? ……記憶にございませんが?」
「じゃあ、なんか、落ち着くような曲とか?」
「んー、ヤチヨの……あれかなぁ」
「なんかあったならよかったよ……あ、やべ」
思い当たるものがあったようで何よりです。
僕は今来た芦花のトークで背筋が凍ってます。
『まだ帰って来ないの』
やばい。いつもならそろそろ家の近辺までついてるところだけど。
今日はとんでもトラブルが発生したから全然帰れてないぞ。
やばやば。
このままではバイト禁止の可能性が……。
「酒寄さん、ごめんけど芦花が心配してるから帰るね。ちょっとまずいかもだから」
「あ、うん。こちらこそ遅い時間に付き合ってもらっちゃってごめん。荒鷹くん、今からでも間に合うの?」
「やー、ちょっと厳しいかな〜。まあ、芦花に怒られたら誤魔化しとくよ」
こんな状態で彼女を1人にしていくのも申し訳なさはあるけど、やっぱり僕は僕の大事で大好きな幼馴染を心配させたくないのだ。
彼女に別れを告げ、扉が大きな音を立てないように静かに閉める。
扉の隙間から、赤ちゃんがこちらをじっとみてたけど、後ろ髪引かれる思いで振り切った。
走るのは、まだお医者さんに止められてるので、気持ち早歩きで帰る。
その途中でも、芦花からトークがポコポコ飛んできてる。
ひゃー、めっちゃ心配されてるー。
「いっそ電話した方がいいかな」
トーク自体は返してるけど、着くのには時間がかかる。
電話なら、声を届けれるし芦花も安心するかも?
早速かけてみる。
ワンコールしないうちに出られた。はや。
『もしもしアキくん? どこにいるの? いつもより遅くない?』
「ごめんって。バイト終わりが長引いちゃってさ。それから酒寄さん送ってたら、久しぶりの賄い問答で時間取られちゃってさ」
我ながら完璧な言い訳だね。
相手が芦花じゃなかったら罪悪感無かったんだけど、今回はだいぶ発生してる。
『……なるほど。で、どれくらいで着くの』
「んー、あと、10分くらい?」
『分かった。公園で待ってるから、早く帰って来てね』
「ちょっ、芦花!? こんな時間に外で? 切られてるし、もうっ!」
今のペースならそれくらいで着けるけど、早歩きと言えど多少は息が切れちゃうよ。
でも、こんな遅い時間に彼女を外で待たせるわけにはいかないし。
すみません先生、ちょっとだけ走ります。小走りだから、許して!
目標タイムを2分ほど縮めて公園に到着。
冗談なら良かったんだけど、芦花は本当にいた。
ブランコに座り、前後に揺れていた。
良かった、何事もなかったみたいで。
「芦花っ!」
「あ、アキくん。おかえり、遅かったね」
「もうっ! こんな時間に外に1人で出ないでよ! 危ないでしょ!」
「だって、いつもなら帰って来てる時間にアキくんいなかったじゃん」
「うぐっ、それ言われると厳しいけど……でも理由は伝えたでしょ?」
「それはそれ。心配したんだから、お互い様ってことにしよ」
あーもう、ほんとにこの子は。
いくらなんでも危機感欠如しすぎじゃないかなぁ!
遅れるたびにこんなことされてたら僕の寿命縮んじゃうよ。
はやくなんとかせねば。
「ほら、暑いでしょ。帰ろう?」
「ん。……息切れてる。急がせちゃってごめんね」
「バレたか。いいよ、芦花を待たせないためだから、気にしないで」
そういうとこは気付くんだから、まったく。
言い訳がバレてなくて良かったよ。バレることはないとは思うけどね。
いつもより遅い時間だけど、芦花は僕ん家に上がってってご飯食べてるところを見終わるまで一緒にいた。
帰り際。
「また明日ね」
「うん、また明日」
何の約束もしてないけど、あの日から芦花は別れ際にこう言うようになった。
理由はわかる。
だから、僕も同じように返す。
呪いはまだ、消えそうにない。
次の日の朝。
いつもの時刻に起きて、まずはスマホを確認。
酒寄さんから連絡は……ないか。まあ、人を頼ることはしない人だから来てないだろうね。
さてさて、赤ちゃんに必要なものは────。
ピンポーンと、玄関のチャイムが鳴った。
────ん?
あれ、今日来客あったっけ。
「はーい……芦花? おはよ、どしたの?」
「おはよアキくん。日課のウォーキング、行くでしょ?」
「あー、んー、今日は休もうかなって」
いつもなら確かに日課のランニング(今は止められてるからウォーキング)の時間だ。
でも、今日は昨日置いてきたあの赤ちゃんが気になるから、休もうと思っていた。
さすがに赤ちゃんを放ってまですることではないしね。
でも、芦花には怪しまれてしまったようで。
「……体調悪いの? 病院行く?」
「いやいやいや、そういうわけじゃないよ? ちょっと別の用事を思い出して、そっちの方が大事だなって思ってね?」
「普段から日課を欠かさないアキくんのそれより大事な用事ってなに? 私には言えないの?」
ぐえっ、鋭すぎ。
僕のことよく分かってるようで嬉しいけど今はよくない。
なんとか誤魔化せないものか。
いやでも、僕の普段の行動がバレてる以上誤魔化せないか。
仕方なし、予定変更して芦花と普段通り過ごすか。
「あー、うん、やっぱ大丈夫な気がしてきたから、ウォーキング行くよ。着替えてくるから待ってて」
「……分かった」
すっごいジト目ぇ〜。
怪しまれてますなぁ。
すまぬ酒寄さん、赤ちゃんと頑張れ!
遠くで「むりムリ無理むりムリィッ!」って聞こえた気がした。
ウォーキングは、何事もなく終わった。
歩くだけならもう問題はないからね。早くランニングに戻したいところだ。体力が落ちてそうで不安だからね!
芦花も、そんなに体力は落ちてなさそうで安心。ランニングになればまた変わるだろうけどね。
今は朝ごはんタイム。もちろん芦花もいる。
「この後どうするの?」
「んー、補習は明日だし、今日は予定はないかな」
「ふーん。じゃあ買い物付き合ってよ」
「ん? いいけど、何買うの?」
「欲しいものがあったらって感じかな」
気ままなウィンドウショッピングかな?
なんでもお付き合いしますよお姫様。
というわけで、いつもの駅ビルに移動。
僕はラフな格好。芦花は外行の格好ではあるけど、緩め。
ジーパンに白のブラウス、あと薄手のカーディガン。
まあ、芦花なら何着ても似合うからよし。
最初のお店は──男物の服屋?
「芦花? ここ男物だけど」
「うん、たまにはアキくんの服見てみようかなって」
「ありがたいけども」
「いやだった?」
「いえいえ、そんなことはないよ?」
初っ端が芦花の服じゃなくて僕ので驚いただけでして。
僕のセンスは当てにならない可能性大なので、芦花の着せ替え人形になりまーす。
ざっと1時間は、あれこれ着ては感想聞かれて次の服へ。芦花のOKと僕のいいかもってのが合わされば買いになる。
結果5着くらいになった。
「たくさん買ったね」
「まじで助かるよ。こういうのセンスないからさ」
「そんなことないと思うけどね、いつもの私服も似合ってるよ?」
「やーそう言われると嬉しいな。めちゃ頑張ってるので」
隣の君の輝きに負けないように、見劣りしないようにするのは大変ですよー。
さてさて、お次は芦花の服。
ちょっと居心地悪いけど、もう慣れたものだ。
彼女の服選びは難しい。だって何着てても似合うから。
もちろん多少の良し悪しはあれど、元が良すぎるからね。
僕の意見は参考にはならないだろうけど、いちおうあーだこーだ言ってはいる。
「アキくんさ、何着ても褒めてくれるよね」
「そりゃ似合ってるからね」
「適当に言ってない?」
「断じてそんなことはないです」
こんなやりとりも、何度かしてたり。
「これは?」
「夏っぽくて涼しげ。麦わら帽子とか合わせたらどう?」
「こっちは?」
「活発で動きやすそう。これも夏っぽいけど、芦花はこっちのが好きそう?」
ワンピースとパンツスタイルの組み合わせを見せてきた彼女にそう答えた。
ふと、疑問を覚えた。
「芦花ってさ、言い方変だったらごめんけど、丈の短いやつあんまり着ないよね」
「丈の短いやつ? ……あー、スカートとかショーパンか。確かに、あんまり着てないかも? 部屋着は除くとそうかもね」
「肌出すのはやっぱり日焼けとかあるから苦手?」
「んーん。そう言うわけではないけど、強いて言うなら……」
およ、ちょっと言い淀んでる?
そんなに言いづらいことなのかな?
てか、なんならちょっと顔赤くない?
「……肌見せるのは、好きな人、の前だけがいいかなって」
「〜〜っ!?」
うっ、そんな照れ顔で恥ずかしそうに言うなんて。あまりにも可愛いがすぎるぞ!?
やば、迂闊なことを聞いてしまった気がする。
ぐぬぬ、酒寄さんめ、ずるい……いや、ずるいてなんだ。
「そそそっか。じゃあ酒寄さんとか?」
「? いや、彩葉の前でも着てないよ?」
「んぇ? そうなの?」
「うん」
??? あれ、酒寄さんのこと好きなのでは?
「まあそのことはいいじゃん。ほら、次の服着るから、感想教えて」
「え、あ、ちょ」
さくっと試着室のカーテンを締められてしまった。
えー、じゃあ今の芦花の好きな人って誰なんだ……?
その後、水着も見ちゃう? と芦花に押されて水着ショップへ。
さすがにちょっと僕といえど恥ずかしいです。
逃げていいですか? ダメ? なんでぇ……?
「芦花さん、あの、さすがにちょっと……」
「今更恥ずかしがる? 去年も皆で海行ったじゃん」
「着てるとこと選ぶとこを見るのは別物でしてよ!?」
「アキくんが選んで欲しいなー」
「ぐうぅぅぅ、小悪魔芦花さんですか、敗北」
「何言ってるの?」
いやあの、推しの水着を選ぶのはさすがに刺激が強いと言うか。焼け野原というか。
そもそも去年は女子3人で選んでたじゃん!
なんで今年は僕!? と、言うお気持ちで芦花に聞いてみた。
返ってきたのは、「なんとなく」の一言のみ。
無慈悲すぎるって、それ絶対僕じゃなくても良かったのでは!?
くっそぉ、芦花に弄ばれてる気がするっ!
「ほらほら、何が良いのか選びなさいな〜何でも着てあげるよ〜」
「ぐぬっ、悪魔の誘惑……しかし天使の囁きとも……?」
「あ、変な方向に行っちゃった。アキくーん、戻ってきてー」
僕がもだもだしながら考え込んでたら芦花にぺちぺち頬を叩かれた。
はっ、僕は一体なにを。
「とりあえず、この黒のワンピースとかどう? 芦花に似合うと思うけど」
「むむ〜? なるほど、こういうのがアキくん好みなんだ」
「ちちち違うがぁっ!? そそそそう言うわけじゃなくて芦花に似合うやつ選んだんだがぁっ!?」
「焦りすぎ〜からかっただけなのに〜」
遊ばれているっ……! 確実にっ……! 小悪魔芦花さんになっているっ……!
でも、抗えないっ! この可愛さ、ニヤニヤ顔の笑み、いつもの芦花の笑顔で、心が抵抗をやめているっ!
ええい、僕の幼馴染は無敵かっ!?
「とりあえずこれは候補1〜他にはないの? アキくんおすすめのやつ」
「えぇ〜、う〜、あ゛〜、待っていただけると……」
「いいよ〜存分に悩んでね」
あ゛〜、拷問のような、ご褒美のようなお時間です。
何言っても選んでも茶化される未来しか見えないんですが?
いつもの芦花に戻ってる感じで嬉しいけど! もっとこう手心を!
見ているだけなのに、なんだか罪悪感がすごい。女性の水着選びって、こんなに試練だったのか。
去年の真実の水着は守が選んだって言ってたな。あいつすげぇ。今度拝んどこ。
不審者みたいな動きをしながら水着を見ること数分。
ようやく僕は1つ選んだ。
「はいこれっ!」
「わっ、ようやく選べたんだ。これは……小花柄のピンクのビキニとシアートップスにパレオかぁ」
「芦花の髪色と合うし、似合いそうだから」
「ふーん……なるほどなるほど」
やめてぇ? その意味深な笑みを浮かべながらの流し目。
不安とドキドキが混ざって落ち着かないんですけどぉ!
でも、似合うと言ったのは嘘じゃないよ。
髪色に合わせたピンクに肌見せしないように(してほしくないとも言う)上から着れるちょい透けシアートップス。
下はパレオでガード。
うん、よし(なにが)。
僕がラッシュガード用意するのも考えたけどね。さすがに自分のを着せるのはなんというか、気恥ずかしいと言うか、彼氏でもないから厚かましいと言うか?
まあ、用意はするけど。
「よしよし、じゃあ、着てみよっかな。アキくんどうする?」
「ちょっと散歩してくる! 終わったら呼んで!」
「はいは〜い」
さすがにもう持たないので一目散に脱走。
とりあえずどこかへ移動して落ち着きたい……あ。
ふと視界にあの日イヤリングを買ったアクセサリー屋が。
なんとはなしに足がそちらに向かう。
「あの時はあんまよく見なかったけど……」
買う気はないけど、なんとなく見るのはありだよね。
流し見ながら歩いていると、不思議なデザインの指輪を見つけた。
一部分が捻れている指輪だ。メビウスリングっていうんだ。
メビウスの輪から来てるらしい?
意味は……永遠の愛、かぁ。なるほど?
でも、お値段がねぇ……。配信増やして頑張ればワンチャン? でも、どうせならバイトの資金で出したいお気持ちも……。
まあ、今はやめとこ。また今度考えよう。
「さて、そろそろ芦花から連絡き「ア〜キくん」うおわっ!?」
「ちょっと〜そんなに驚くことなくない?」
いやあの、急に背後から現れたら驚かない方が難しいと思うんですが?
「不意打ちはやめてよね。心臓に悪いよ?」
「あ、ごめん……」
「いやいやいやいやいや、そういう意味じゃないよ!?」
さっきまで小悪魔全開だったのに、急にしおらしくなられてしまうとボケれないんですが!
いや、今の芦花にボケる方が問題でしたねすいませんでした。
はい、素直に弄ばれます。
「ふふっ、分かってるよ。で、何見てたの? ……ネックレス?」
「あ、えーと。そ、そう! 芦花に似合うのないかなーって」
指輪を見ていたことがバレそうだったけど、奇跡的にネックレスがあったからバレなかった。
いや、この年で指輪のことなんて考えるはずもないから当然か。
「んー、高いからやめとこ? 今日はたくさん服買ったしさ」
「そういえば水着は何買ったの?」
「ふ〜ん? 気になるんだぁ」
「うっ、いや、その、一応おすすめを提出した身でありますので?」
「ひーみつ。海でのお楽しみ〜」
ひーん、小悪魔過ぎるぅ。
でも芦花に振り回されるなら本望です。
ついでに指輪も誤魔化せたのでよし!
「あれ、そういえば指輪も置いてあるね」
「ぎくぅ」
思いの外目敏く背後の指輪に気付かれてしまった。
完璧に誤魔化したと思ってたのに!
「指輪かぁ。魔除けで持つならありかもね」
「魔除け?」
「簡単にいえば男避け」
「あ、なるほどー」
どこぞの誰かが脳裏を通り過ぎたけど、顔が思い出せなかった。まあ、思い出せないようなやつならいっか。
「シンプルなやつなら安いし、魔除け? に使えるならありじゃない?」
「んー、まあ計るだけならありか」
芦花は店員さんに頼んで計りにいってしまった。
1人残された僕。
別の店員さんが寄ってくる。
「彼女さんですか?」
「いえ、
「ふふ、今は、ですか。お客様も計りますか?」
「僕は別に……」
「ペアリング、オススメですよ?」
「商売上手ですね……お願いします」
「承りました! こちらはどうぞ!」
上手いこと乗せられちゃったけど、いつかは贈れたらいいなってお気持ちです。
サイズだけ計って、なぜか芦花の指のサイズを計っていた店員さんからこっそりサイズの書かれたメモを渡された。
くっそ、この店の店員よく見てるな。贔屓にするしかないじゃないか。
なんなら最初の店員さん、イヤリング買った時の人で覚えてたみたいだし。
素晴らしい接客で感動ですよまったく。
「明日は真実とカフェだっけ?」
「うん、彩葉には断られちゃったから。アキくんは、抜けた日数の補習だね」
「まあ、小テスト受けて点数良ければ免除してくれるらしいから気楽にだよ」
帰り道に並んで歩きながら明日の話をする。
芦花は真実が最近見つけたカフェに行くそうだ。なんでもアイスが人気らしい。
僕は進級してから空いてしまった3ヶ月の補習だ。
とはいえ、小テストをいくつか受けるだけ、テストの点が良ければそれで解放なので簡単なものだ。
明日は、酒寄さんの様子を見に行こうかな。
酒寄さん、限界突破してないといいけど……。
「アキくん、考え事?」
「……ん? いや、ぼーっとしてただけだよ」
「……そっか」
芦花の精神が少し回復した!
バーサーカーすぎる気がしますが、イヤホン全部買いました(小声)