先生は汚い大人です 作:こうすけ増田劇場版
アリスと自身の学費や生活費を稼ぐ為に奨学金なんかを借りる貧乏学生天童ケイちゃんを書こうと思ったら違う話になったぜ!
俺は本来の先生じゃない……本来の先生の様な綺麗事は嫌いだ。
その結果まぁ、色々な事が起きている。例えば聖園がティーパーティーを辞めたと言うかやったことがやったことだけに退学になって俺が引き取った……数少ないシャーレに籍を置いている生徒になっている。
「先生、重いよ」
「そりゃ重いからな」
「いや、女の子に米俵を担がせるのはどうかと思うよ!普通逆だよね!」
とある農業科の高校に向かってお米を主体に色々と購入した。
農業科だから品質的な問題は無いが訳ありで色々と安いし……ブルアカは海外のゲームだから日本基準で物事を考えていていいのかとなるが俺が日本人だからか食品の品質管理のレベルが日本レベルになっている。
ブルアカって確か韓国で作られてるゲームだ。
生卵や刺し身を食べる事が出来る日本の品質管理が異常なのは分かっている……あんま言いたくないが外国の品質管理基準で飯を食べるの普通に嫌だ。
「先生、一月に俵を2つも消費ってどんだけお米好きなの?」
「俺1人なら5kgありゃ充分だ。お前みたいな数少ないシャーレの生徒、当番の生徒、仕事を頑張ってる生徒の差し入れ、そういう所で要所要所で使ってる」
俺が米好き過ぎじゃないのかと聖園はやや呆れているが流石に俵2つを一ヶ月で消費する程に大食いじゃねえ。
生徒達に飯を作ったり差し入れをしたりするのに使っている……困ったらおにぎりを差し入れする。日本人だからどう頑張ってもパンや麺類を主食に出来ない……色々と頑張ったがやっぱ米とは縁が切れねえ。
「あれ、誰かシャーレの前に……へぇ……」
「あ、せん、せい……待ってました……」
農業科のある高校に視察ついでに食材を買ってくるとシャーレの公式アカウントで呟いている。
勝手についてくる奴ならば農業やってる人間にとっては常識的な事だが農業が地獄と言われる要因を体験させるぞ(牛の糞の処理したいならな)的な事を呟いたら誰も来ない。流石は牛の糞、その牛の糞はミレニアムがバイオ燃料に使うらしいが。
話はズレたから戻すがシャーレの入口の前でポツンと体育座りをしている生徒がいた。
聖園は誰だろうとなったが直ぐに誰か気付いて顔色を変える。聖園が顔を変える生徒は1つ……単純になんか嫌いなゲヘナの生徒だ。聖園のゲヘナ嫌いは俺はとやかく言わねえ。嫌いなもんは嫌いだし、それ相応の事をしている奴等ではある。まぁ、俺からすれば同じ穴の狢だろうから。
「今日は仕事兼買い物だからシャーレに来ても意味は無いとか色々と呟いたのに、よく来れたな」
「っ……すみません、すみません!」
「ワォ!私達に向かってしっかりと謝れるのに……流石はゲヘナの生徒だね!」
先程までの聖園とのほのぼのとした会話とは一転し俺は冷たい目付きで来訪者を見る。
直ぐにその視線に気付いて怯えて謝るのだが、聖園は痛いところをついてくる……それ聞いた生徒、窶れた鰐渕はビクビクと怯えている。
「先生……もう、もうやめてください!!」
「あのさ……自分達が被害者ヅラすんの止めてくんない?悪いの、お前等だろ?」
鰐渕もとい美食研究会はちょっと無理……ゲヘナの飯屋の質が悪いとか性格悪いとかはあるが場合によっては当たりの店ですら爆破する。それに対して色々と抗議をした。風紀委員会でなくゲヘナの生徒会の万魔殿に……ゲヘナは自由だからとかどうとか言っているからそっちがその気ならば場合によってはゲヘナの解体すら視野に入れていると言ってやった。
その結果、空崎を主体に錠前達アリウスやアルバイトとして雇った小鳥遊が全力を出して今までなぁなぁで許していた生徒達を狩った。一番苦労したのは陸八魔だ……あいつ絶対に主人公補正的なのがあるから徹底して追い詰めて追い詰めて追い詰めて逮捕できた。
美食研も当然、狩りの対象だ。
そして俺は1回は許すがそれ相応の覚悟をしておけと釈放した……
「もう、耐えられません……四六時中、何処に行っても監視の目があるのは……今日も本当なら全員で来ようと思いましたが、私以外、外が怖くて歩けなくて」
「それが罪を犯すって事だぞ?」
釈放した奴等は全員顔を晒してやった。
誰が具体的にはどの罪でとなりゲヘナにブラックリストの情報網を作り上げた……後はまぁ、チクれば報酬を渡すと言う事をした。無論、偽の密告をしようとする奴等は居るがそういうのは先ずサクラを雇ってそれ相応の処罰を与えて見せつけたりして……釈放された者達同士が互いに密告するんじゃないかと思えるぐらいの文字通り
「もう、報奨金を解いてください」
「悪いがそれについては俺の独断じゃ決められねえんだ……連邦生徒会と万魔殿と色々と話し合わなきゃならねえ」
「大体さ、貴女達が悪いだけじゃないの?」
報奨金のシステムでしっかりと現金で渡しているから嘘は無いと証明されている。
金は天下の周り者だなと思い……矛先が向かうのは当然と言えば問題児の代表格の美食や温泉のゲヘナの生徒……鬼方や聖園みたいに途中で所属を変えた生徒ならともかく、原作通りに籍を置いている生徒の活動範囲は主にその学区だ。まぁ、他の学区との交流も無くは無いが、それでも……SNSって怖いよな。コレがあるからSNS関係には手を出したくないんだよ。
「四六時中監視されて、ご飯が美味しいって感じないんです」
「おいおい、それは前からだろ?気に入らないから爆破しててそれに対してなんの疑問も持たない」
「ごめん、なさい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
鰐渕は本当に疲れているんだろうがここで甘やかす程に俺は優しくねえし、もう手遅れだ。
土下座をして壊れたラジオの様に何度も何度も謝っているが既に俺1人で処理出来る事じゃなくなっている。
「先生、お腹減ったからなにか作って!」
「んじゃ、さっき買ってきた米を使うか」
聖園は鰐渕についてガン無視して料理を作ってくれと頼んでくるのでさっき買ってきた米を使うと決める。
無洗米じゃないから洗った後に水に浸して炊飯器で炊いた。その際に腹の音が鳴った……鰐渕の腹の音だ。
「ここで乞食みたいな真似はしないでね!先生は善意で私達にご飯を作ってくれるけど、その善意すら踏み躙るゲヘナに食べさせる物は何一つないから」
「……」
まともにご飯を食べていない、本当ならば大食いの鰐渕に対してキレッキレに暴言を吐く。
それについては特に注意しないが……まぁ、流石に寝覚めは悪い。米が炊けたから中華鍋を用意する。
卵をかき混ぜ塩と胡椒を入れ、中華鍋に油を敷いて炒り卵を作る。それが終わればお皿に乗せる。
その次にネギと紅生姜を軽く炒める。この2つの工程は強火でだ……中華料理だから火力は大事だ。サッと炒め終えたら今度は米を炒めて塩、コショウで味付けしながら炒めて途中で鰹節を導入、鍋を振るって米をパラっとさせた後に炒り卵、炒めたネギと紅生姜を入れて更に炒めて醤油を入れて更に炒め……おかかチャーハンの完成だ。皿は3つだ
「先生?」
どうしてそんなのにチャーハンを出すの?と言いたげな聖園。
俺は特に気にせずにチャーハンを3つの皿に、3つ目の皿だけ特盛にしており鰐渕の前に置いた。それを見た鰐渕はゴクリとツバを飲み込んでレンゲを手に取ろうとするが止めた。と言うか震えている……
「……美味と書いて美味いと読むから飯を食うってのは美しいことかもしれねえ。ただな、食べるってことは一番楽しいと同時に一番苦しくて難しい事だ」
ゲヘナにはクソみたいな店が多いから美食研が全て悪いとは言わねえ……ただしそれでも悪い側に居ることは変わりはない。
あんまり説教臭いのは嫌いだしめんどくせえが言っとかねえとこの食事ですらまともに食べられなくて拒食症になる可能性がある。だから言っておかなきゃややこしいなと一応は言っておく。
「ゲヘナの飯がクソまずい割合が多いのは知っている……それについて文句を言うぐらいならばテメエで作れ。お前にとって食べるってなんだ?」
「……お腹と心を満たすことです」
「そうか……今からしようとすること、したいと思っている事はそれも含めているが別の意味合いでもある……食べるってことは自分とは違う何かを文字通り受け入れる事だ」
「受け入れること?」
「そうだ……お前も知ってるだろうが、俺はキヴォトスの外の世界の人間だ。お前の経験した人生も感じたことも全くと言って知らねえ、ある日突然現れただけの銃弾1つで死ぬ人だ。そんな奴がキヴォトスで生まれた物を使って作った料理が目の前にある……それを食べるって事は自分と思想も味覚も何もかも異なる物が作った物を受け入れる。受け入れる物はその人の持つ思想や信念とかじゃねえ。お前にぶら下がってるデケえ乳や頭に栄養が回る。文字通り血となり肉となるものだ」
日本人は食事関係はイカれていると言うが、まさにその通りだ……飽食国家だからな。
ただ……食べるっていうことに対してはしっかりと意味はある。それはただ単純に栄養を補給する、五感の中で最も敏感な味覚を刺激して心を満たす、それ以外にもしっかりと意味がある。
「美食研でこの味が認められないって言っている店は結構な割合で不味い。不味い店はどう足掻いても潰れるのが飲食業界の常識だ……だったら食うんじゃなくて作る側に回るしかない。不味いと感じたり納得出来ないのは仕方ない、それはまだ分かる。テメエが食う物はテメエが食うことを納得しなきゃ食べたくない、例えそれが美味しい料理であろうとも。それは決しておかしな考えじゃない」
「なら、どうして」
味に納得が出来ないのならば自分達の考えが分かるってか?何処までもめでてえ頭してんな。
好きなものを好きなだけ食べたいってわけじゃない。不味いのは仕方ない、それを言う権利はあるが自分が食うって決めたことならばそれはそれ、これはこれだ。
「今ここにあるのは簡易的な物だが料理だ……本来は必要だが食うのが俺だけじゃなく聖園がいるから気を遣ってニンニクを抜いている。それは俺なりの気遣いだ……美味いかどうかは大事かもしれねえがテメエ等に限っては味とかそういう次元じゃねえ。自分達で追求せずに外で食べるって決めた物なのに失敗したと受け入れず暴れ回るのなら飲食店に入ることそのものを禁止にする。テメエ等がテメエ等以外が作った物を納得して食べる事が出来ないのなら、自分で作るしかねえ……救済措置として与えれるのは農業科のある高校への1からの入学だ」
「!」
ゲヘナ以外の農業高校のパンフレットを見せる。
農業科だから転校じゃなくて1年生からやり直さなきゃならねえところも多いが、農業はブラックであることに定評があるので学校側としては生徒が1人でも欲しいから受け入れ体制は割と緩かったりする。
「コレが俺に出来る美食研への最初で最後の救済措置だ……後、食うなら食うでいただきますは言っとけ」
「いただき、ます……!!」
「いただきまーす……うん、美味しい」
食べることについて改めて考えるように言えば俺が作った物を食べると受け入れた。
空気を読んでくれていた聖園は食べる事をしていなかったがコレでやっと食べられるとおかかチャーハンを食べて満足そうにしており、鰐渕も黙々と食べていて涙を流している。俺も食うがやっぱニンニク要るなと感じる。
「先に言っとくけど、これホントに最初で最後の先生なりの救済措置だから……農業高校にさっきまで居たけど色々と見たくない所とか厳しい所とか見てきたから……それでも今まで通りだったら……許さないじゃん……先生の顔に更に泥を塗るならゲヘナとか関係なく…………折るね」
「聖園、レンゲを握り潰すな」
聖園はレンゲを握り潰した……ゲヘナの生徒だからお前は最初から信頼も信用もしてないよって意味合いだろうな。
「他の奴等にはそのパンフレットは渡すなよ。自分の足でシャーレに来ない限りは俺はこの手の話はしない」
「っ……先生は汚い大人ですね……」
「お前等は考えることすらしてないバカなクソガキだ……言っておくがまだ優しい方だからな。本気でやっていいなら屠畜場の解体現場なんかを見させてたんだから」
マジな対応をした生徒は何人かは居るが、まだ美食研は心をバッキバキに折るようなやり方はしてねえからな。
ガチ対応の内容
黒崎→ガチ拳骨及び定期的なガチの嫌がらせ(今も継続中 独身であることをバラしたのは絶対に許さない)
生塩、浦和→妊婦疑似体験でつけるやつを1か月間つけて生活(周りの視線に耐えきれず10日目でギブアップ)
アロナ→連邦生徒会長誹謗中傷掲示板に物凄くアクセスして悪口を堂々と書き込む
このまま何もない場合の美食研→牛の糞の処理や屠畜場での食肉解体等の農業高校で肉体的にも精神的にもキッツイ事を強制的にさせる
シャーレに所属の生徒(今のところ言えるのは)
ワカモ
ミカ
他にも何名か居て、シャーレ所属の生徒は全ての学区で扱いきれない問題児だと釘を刺しているがシャーレ所属の生徒だと羨ましいと見られており、本人達もそれでマウント取ってる