通学中の電車の中で書いております。毎日1時間半以上は書いているのですが。何分、衝動書きかつ遅筆なので時間がかかりますね。
はい、そんなどうでもいい話でした。
「ん、もう朝ですか。ここは...そうでしたね。もう孤児院ではないんでした」
早朝、目が覚め、辺りを見回し、慣れぬ新しい自室で、そう思った。
「今日から、勉強ですか。この部屋に案内の方がいらっしゃるみたいなので、それまでこの部屋にいないといけませんね。まあ、とりあえず身支度を終え、祈りを済ませたら、朝ご飯を食べに行きましょうか」
自室を出て、食堂に向かう。そこで朝ご飯を食べまた、自室に戻る。そうこうしてるうちに、外からノックの音がしてきた。
「はい、少しお待ちくだい」
扉を開け、そこには、一人の男性が立っていた。
「聖女様ですね?ご案内致します。こちらへ」
「分かりました」
男性の後ろを歩き、進んでいく。少し歩いていると、男性が話しかけてきた。
「聖女様。勉強を受ける際は聖女様の他にもう一人、受けられたい方がいらっしゃいますがよろしいでしょうか?」
「もう一人ですか?私は構いませんが...その方は大丈夫なのでしょうか?」
「ええ、大丈夫ですよ。あの方は優しいお方なので、快く快諾していただきました」
「それでしたら、私も構いませんよ」
「感謝します。っとそろそろ着きます」
話をしながら歩いていると、目の前に扉が見えてきた。
「あちらの扉の先になります。それでは、私はこれで」
「ありがとうごさいました。 では、開けましょうか」
コン、コンっと扉を叩く。
「入りなさい」
「失礼します」
扉を開け、部屋に入りる。中には初老の女性と
「聖女様ですね。始めまして、私はグリアと言います。単刀直入に言いましょう、この教室に入った時点で、私は貴女を聖女様だからと贔屓いたしません。ビシバシいくのでそのつもりで」
「は、はい。よろしくお願いします...」
(すごいですね...言葉を全く隠さない方ですね。合ってすぐに言われたので、びっくりしました。えっと、それより...)
教室の中にはグリアの他に方一人いた。金髪の少女、あの時、食堂への道を教えてくれた娘だった。
「グリア様、えっと、そちらのお方は?」
「あの娘はアンドレイアです。私の生徒ですね。そして総主教の娘でもあります」
「総主教様の子供ですか!?」
(え!?総主教様の子供なんですか!?私、そんな高貴な方に食堂への道を聞いていたんですか!)
「あ、あの、私あの方と一緒に、授業を受けるのですか?」
「ええ、当然です。さあ、早く空いてる席に座りなさい」
そう言われ、恐る恐る、空いている席に座る。
「それでは聖女さまも来たことですし始めましょう。アンドレイア様は一度、私が教えているのでつまらないでしょうが、復習としてお聞きなさい」
「はい、分かりました。先生」
「よろしい。ではまずは、この世界の始まりを話しましょう。この世界はアクロポリシア、遥か昔、人を知り、慈しむ心を持った神、メーヘラー様がお作りになられました。ですが世界を作っただけでは只々真っ黒な空間だけが広がっており、とてもですが人が住める環境ではありませんでした。そこで、メーヘラー様は世界を照らす太陽をお作りになりました。ですが今度は、暗くならず、人が住めるような気温ではなくなりました。すると今度は、ほんのりと世界を照らす月を作り世界を熱を遮る一つの層で囲みました。これが始まりです。分かりましたか?」
「はい、グリア様」
「優秀ですね。では、次は魔法について話しましょう。そうですね、アンドレイア様、説明をお願いできますか」
「は、はい!えっと...魔法とは神が我々、矮小な人間に対し生活の助けになるような、様々な現象を人の手で起こせるようにする奇跡の事です!」
「正解です。よく復習していますね。聖女様、大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
「それでは魔力について話しましょう。魔力とは、そのまま、魔法を使ううえで使うエネルギーですね。基本、すべての人に備わっていますが、ほとんど知覚することなく生涯を終えます。」
「なぜ、ほとんど知覚することがないのですが?」
「いい質問です。理由としては2つほどありますね。1つ目は、そもそも知覚するのが難しいという点です。そして、もう一つがその知覚する方法を教えてくれる方が貴族や王族など、お偉方にしかいないという点ですね。つまり平民のほとんどが魔力を知覚していません」
「成る程。では、魔法使いは皆、貴族なのですか?」
「いえ、一部例外がいます。依頼を出して教えてもらうことができますね。まあ、それには大金がかかりますが。後は、死にかけると魔力を知覚できることがあります。こちらは、あまりお勧めできませんが」
「そうですか...ありがとうございます」
「構いませんよ。最後に、属性について話しましょう。属性とは、魔力を持つものすべてが持っているものです。属性の種類については、基本の四属性。火、水、風、雷の4つ。そして空間、闇、聖属性の3つの属性があります。属性については聖女様も5歳の頃に、属性診断である程度知っていると思います。基本は1人、一属性ですが、稀に2つの属性を持っている方もいます」
「闇属性ですか...?」
「ああ、闇と聞くと悪人などが持っているイメージを抱くと思いますが、珍しいだけで一定数いますよ。1つ、挙げるとするなら髪が黒くなるというものがありますが。ですので、闇属性だからと、特段差別することのないように。」
「分かりました」
「それでは、今日はこのくらいにしましょう。次の授業は明日です今日より早めに、こちらの教室に来てください。スケジュールについて、基本は5日授業をし、2日休みでやっていくことになります。では、今日の授業の内容を覚えているように、次からはメモするものを持ってくるといいでしょう。お疲れ様でした」
授業が終わり、グリアは出ていく。こうして、部屋の中にはアレティとアンドレイアだけが残った。
「えっと...アンドレイア様ですか?」
「...ええ、そうよ...」
「あの時は、ありがとうごさいました」
「べつに、構わないわ」
「あの、何かお礼を...」
「そんなことより!あんた、名前は?」
「な、名前ですか?私は、アレティと申します」
「そう、アレティね。言っておくけど、私はあんたには負けないわ!覚悟しなさい!聖女だかなんだか知らないけど!ぽっと出のヤツになんか...! それじゃあね!フン!」
言いたいことだけを言い残し、アンドレイアは、部屋を出ていった。
「行ってしまいましたね...」
(嵐のような方でしたね。負けない...とはどういうことでしょうか?)
なぜ、負けないなんて言葉が出てきたのか考えていたが。一向に出てこないので考えるのを諦め、アレティも部屋を出ていく。
「もうそろそろ、お昼ですね。とりあえず食堂に行って昨日、行けなかったとこまでいきましょうか」
そうして、食堂に行き昼食をとり、聖堂の中を歩いて行く。すると...
「おや、ここは...図書室ですか?」
聖堂を歩き、道や部屋を覚えていると、図書室と書かれた部屋があった。
「入ってみましょうか。いい暇つぶしの場所になりそうですし」
扉を開け、部屋に入る。中には、部屋ギッシリに詰まった本の山があった。
「これは...壮観ですね。この本の山を読めるとは、ミテラ様に文字を習っていて良かったです。さて...それでは早速...」
「おや?この部屋に子供が来るのは珍しいですね」
さあ、どの本を読もうと、行動に移そうとしたとき、横から声が聞こえてきた。びっくりして、横に振り向くと。黒髪の微笑みを浮かべた青年が立っていた。
「びっくりしました...えっと、あなたは?」
「びっくりさせましたか?それは申し訳ない。私ですか?私は、この図書室の司書のカーリオスと言います」
「司書様だったのですね。すみません。勝手に本を読もうとしてしまって」
「構いませんよ。ここは、本を読む場所ですので」
「ありがとうごさいます」
「では、ごゆっくり」
こうしてアレティは、図書室に入り浸ることになる。集中しすぎてご飯の時間を忘れるのはまあ、仕方がないことだろう。
「ふぅ...とりあえず今日はこのくらいにしましょうか。かなり見入ってしまいましたが、今どのくらいの時間でしょうか?司書様に聞いてみましょうか」
時間を聞くため、司書を探して、歩く。歩いてすぐに見つけたので、時間を聞いてみる。
「すみません、カーリオス様。今、どのくらいの時間でしょうか?」
「時間...ですか。そうですね、そろそろ日を跨ぐ頃になるでしょうか」
「え゙、もうそんな時間ですか!?す、すみません!、今日は、ありがとございました!私はこれで」
「ええ、またいらしてください」
アレティは、爆速で自室に戻り、パパっとお風呂を済ませ、ベットに入っていく。
(はぁ、次から時間は気を付けないといけませんね。夜も遅いですし、もう寝ましょうか)
少し前、聖堂の一室にて...
「ぜったい!絶対認めさせてやるんだから!それでまた、昔みたいに...だから、負けるわけにはいかないわ!」
激情を、吐露する少女のその瞳には、焦燥や嫉妬などの感情が宿っていた。
「明日から覚悟しときなさいよ!アレティ」
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「それでは、今日の授業を始めましょう。」
こうして、グリアの授業が本格的に始まっていく。
「それではまず、世界の歴史から...」
世界の歴史に始まり。
大陸の区分、そしてそれを治めている国の種類、その国の文化。
歴史に名を残す人物のエピソード。
様々な事を学んでいく。難しくて、一度では覚えきれないものなども出てきたが、そういうものは図書室で復習などをしていた。
そして、授業を受けていくうえでなぜか、アンドレイアがアレティに絡んでくるようになった。
「私は分かったけど、あんたは?」
「こんなことも分かんないわけ?いいわ!優秀な私が教えてあげる」
「なによ...私が悩んでることがおかしいわけ?ほうっておいて」
「ふん...教えてくれたからって感謝しないわよ」
毒のある言葉を色々吐いてはいるが、その顔には実際の言葉も浮かんでいるが、申し訳なさも浮かんでいるみたいだった。
そしてそれは、日を追うごとに増していく。
アレティが聖堂に住み1ヶ月が経ち...
「今日は、外での授業になります」
「外...ですか?」
「ええ、本日から魔法を学んでいきます」
「魔法で...「魔法!やっと魔法を使えるのね!」
「はあ...アンドレイア様、はしゃぎすぎです。はしたないですよ」
「ご、ごめんなさい。先生」
聖堂を出て、少し広めの庭に着いた。
「では、魔法の授業を始めます。まずはお手本を見せましょう。《神が生み出したもうた現象を人の身で起こさん。我が身は風の代行者。》」
「《微風よ》」
ふわり そう、グリアが呟き手元から風が起きた。
「これが魔法です。イメージという設計図を描き、詠唱というプロセスを踏み、魔力という動力を流すことで発動します。まあ、今使った魔法はそこまで複雑ではないので、こんなに仰々しく詠唱しなくても発動しますが」
そう言うグリアは涼しい顔をしているが、アレティは感動していた。
(す、すごいです!魔法...前世にもなく、今世も見たことがありませんでしたが、なんて...綺麗なんでしょう)
「すごい!すごいわ!!先生。これが魔法!人の身で奇跡を起こす手段!これなら...私は...!」
「それでは、やっていきましょう。まずは魔力を感じるところからですね。一度知覚できれば、話は早いのですがそこまでにかかる時間が未知数ですので、ゆっくりやっていきましょう。やり方としては、自身のへその少し下を意識してください。そこから体の感覚とは違う、別の何かを感じるときがあります。それが魔力です」
随分、抽象的な説明だった。アレティはホントにグリアから出てきた言葉なのか一瞬疑ってしまった。そのくらい、分からない例えだった。
「先生、もっとわかりやすい説明はないの!」
「ええ、ありません。こう表現するしかないのですよ。だから始めに言ったじゃないですか、知覚が難しいと。まあ、実践あるのみです。皆時間をかけ、知覚するものです。焦ることはありませんよ。それでは、始めてください」
アレティはへその下に意識を向け、魔力を感じ取ろうとしてみる。30分ほどそうしていたが、全然、知覚できずアンドレイアの声で集中が切れてしまった。
「あー!もう!全然分かんないんだけど!」
「そう早くできるものでもありませんよ。半年から最長で2年ほどかかると思ってください」
「2年!?そこまで待てないわよ。絶対に早く知覚してみせるわ!」
「その意気です。アンドレイア様。意志の力とは馬鹿にできませんから」
結局、今日1日ではどちらも知覚することができず、解散になった。
「いい!絶対にあんたより早く知覚できるようになってやるんだから!」
アンドレイアはそう言い残し、去っていった。
「魔力の知覚、難しいですねどうにか簡単に知覚する方法がないでしょうか」
こうして、魔力を知覚するための日が始まっていく。