戦闘描写が、戦闘描写が難しいんじゃぁ
はい。1話目を描いた日数が、8000字で4日ほど、今回の話が約8000字で1日と半日...か、書く速度が上がっているだと...
まあ、そんなわけないんですけどね。
理由としては私的に、ここが一番かきたかったところだからです。
もう満足じゃ、と言いたいとこですがアレティの物語は続くんですよね...
ということで!6話目です!
テーマは、
――私にとっての女神様です!
「ん...ここは...私、なにしてたんだっけ」
意識が覚醒する。ぼやけた頭で周囲を見渡してみる。
「ここ...どこよ。私... !そうよ、確か聖堂から飛び出して、考え事して歩いてて、それで...」
『んぅー!?んー!』
『おい、うるさいから一回黙らせようぜ』『そうだな』
ビシッ! 首に手刀を入れ気絶させる。
『うぅ! .....』
『よし!黙ったな。じゃ行くか』
この場所に来た経緯を、思い出した、そしてその末路も...
「っ...!早くこんな場所から出ないと...!」
思い出したことで、段々と恐怖が迫り上がってくる。
早くこんなとこから出ないと、と思い脚を動かそうとする。
「!何よこれ...動けないじゃない!」
アンドレイアは、なぜここにいたのかを考えていたので、今の自分の体の状態に意識が向いていなかった。
一度自分の体を見ると、縄で手と足を拘束されていた。
「うそ...!?これじゃあ、逃げられないじゃない...!誰か!誰かいないの!」
自分では逃げられないと悟り、もし誰かに届いていたらと、助けを出す。すると...
ダン...ダン...ダンと階段を上がる音がし始めた。
「おぉー、意識が戻ったか。ずいぶんなお寝坊さんだな」
階段を上がってきたのは、大きな剣を腰に凪いだ野性的で威圧感のある大柄な男だった。
「ヒッ...!あ、あんた!わ、私を売るって、何が目的なのよ!」
「俺を間近で見て尚、噛み付いてくるとは元気だな。」
「こ、答えなさいよ...!」
「あー、すまん、すまん。お前さんを売る理由だったな。んなもん決まってるだろ。金だよ、金。」
「お金...?それだけのために私を...!」
「おい、それだけ?お前さんちったぁ考えて物を言いやがれ。それだけに苦しんでる奴らがどれだけいると思ってんだ」
「え、あ。ご、ごめんなさい...そんなつもりじゃ!」
「知ってる。は!は!は!からかっただけに決まってんだろ」
「っ!あんた...!」
「いいよなぁ...金。金があればあらゆる物が手にはいるんだからな。だからまあ...お前さんは俺の生活の肥やしになってくれや」
会話は断たれ、男は目を瞑り座り込んだ。
それから、少しの時間が経った。
この静寂の中、ダダダっと階段を急いで登ってくる音が聞こえてくる。
「ボス...!いますか!」
「あん?なんだ?何かあったのか?」
「侵入者です!」
(侵入者...?じゃあ、もしかして助けが...!)
「侵入者ぁ?よくここが分かったな。で?人数は?」
「ひ、一人です!」
「じゃあ、さっさと片付けやがれ」
「それが...その、4人。無傷で倒されてしまって」
「へぇ...」
4人無傷で倒された。
そう聞いた瞬間、ボスと呼ばれた男は凶悪な笑みを浮かべた。
「おもしれぇじゃねえか。おい、こいつ見張っとけ」
「は、はい!」
見張りを一人残し、大柄な男は階段を降りていく。
階段を降りたら、声が聞こえた。
「ぐぁ...!」
(あっちか)
大柄の男は声が聞こえた方に進んでいく。
そして...
「こりゃ、面白れぇことが起きてんじゃねえか...」
「俺の部下を倒したのはお前か?」
――会合する。
//////////
アレティは声をかけてきた大柄な男を見る。
(増援ですが...それに、この威圧感。おそらくこの方がボスでしょう。俺の部下とも言ってますしね)
「マジで一人じゃねえか...しかもガキ」
「貴方がここの頭目ですね?アンドレイア様を返してもらいましょうか」
「そうか...返して欲しってか?じゃあ...」
(!威圧感が増しました...来る!)
「力ずくで奪ってみな!」ブォン!
(速い!)「ぐっ...!」スパ!
ツーと、頬が切れ血が流れる。
間一髪で避けれたが、避けていなければ首を切られて即死だった。
「良く避けたな。こりゃぁ、コイツラ全員ぶっ倒されるのも仕方がねぇな」
笑いながら言う。
「っ!その身体能力。魔法で強化されていますね」
そう問いかけると、男の笑みがさらに深まる。
「そうだ、よく分かったな。俺は魔法使いだ」
(...厄介ですね。鍛えられた大人の身体能力、それを身体強化の魔法でさらに上げる。圧倒的格上...)
「なんだ、考え事か?なら、こっちから行くぞ!」ドォン!
一瞬で距離を詰められ、剣戟がアレティを襲う。
「くっ...!っ...!」
スパ、スパ、スパと様々とこが切られていく。
腕、脚、腰、肩。
プシャ、プシャと血を噴いていく。
だが、どれもすべて、アレティは致命傷は避けていた。
「おら、おら!どうした?その程度か!」
(っ...!手加減されていますね...!それに、相手は剣を持っていて私は無手...どこかに武器が...そう言えば...先程倒した方は剣を...)
そう思い、一度この剣の嵐から距離を置こうとする。
「《私は光の代行者っ...くっ!世界に明かりを!》光よ!」
光が世界を照らす。
「おおー、まぶし!」
「っ...!」バッ
相手が一瞬、隙を作った。
その間に、アレティは一度距離を作る。
あたりを見渡し、自分が倒した男の付近に落ちている剣を探す。
(...!見つけました!)
落ちている剣を見つけ、全力で駆けていく。
そして、剣を取り大柄な男の方を向いて剣を構える。
「初めて受ける魔法だったな。それで?お前さん。剣、使えんのか〜?構えが素人丸出しだぜ?」
「ええ、使えませんよ。でも...無いよりはマシでしょう」
「そうか...じゃあもうちっと力を出すか!」
一瞬にして距離を詰めてくる。
アレティに向け剣を振り下ろす。
(...!先ほどより速い!)
「くっ...!」キン!(おっもいですね...!)
キン、キン、キンと男の剣を受ける。
一見打ち合いが成立しているかのように見えるが、アレティは一発、一発受けるごとに腕に負荷がかかってくる。
対して、男の方はなんら支障は無さそうだ。
「素人にしちゃあ...結構受けるな。ただ、そろそろ限界が近そうだ」
大柄の男が言う。
そして、その数合後、アレティは被弾し始めた。
「くっ...!」(何か打開策を考えないと...!しまっ...!)
そう、考えたのがいけなかったか。
ザシュ!と、先程とは比べ物にならないくらい横腹を深く切られた。
ボタッボタッと。血が落ちていく。
「つ...!」(い、痛い!)
つい、痛みで地面に崩れてしまう。
それを大柄な男は、剣を振るのをやめ失望を隠しもしない目でこちらを見ていた。
「なんだ...もう終わりか。まあ、ガキにしては持ったほうか」
目の前に来た。
「ここまで持った褒美だ。痛みなく殺してやろう」
そう言い、剣を上段に構え一気に振り下ろす。
「死ね」
(勝つならここしかない!)
ぶっつけ本番、発動するかは不明。
でもやるしかない。
全身を切られ、お腹は致命傷、少し経てば失血死するだろう。
勝利をつかむには、――奇跡を掴むしかない...
「《私は火の代行者。原初の文明を灯せ!》火よ!」
ボゥ!と、アレティの前に人の背丈程ある火が出た。
「な!」
大柄な男は、火を前に剣を振り下ろす体勢で、一度体を止めた。
「いまです...!」
バッ!と、火の中からアレティが出てくる。
「はぁ...!」
剣を振り、相手の剣を飛ばす。
カラン、カランと音を立て剣が落ちる。
「てめぇ!」
もの凄い勢いで手を伸ばしてくる、大柄の男が初めて感情を乱した。
「ふっ...!」
ズバッ!と、伸ばしてきた腕を切る。
「がぁぁ...!」
「申し訳ございません。私も、余裕がないんです」
切断はできなかったが半ばほどまで剣が食い込み、血が噴水のように噴き出す。
男は激痛を感じ、大きな隙を作る。
「これで...!終わりです」
「かっ...!」
股を蹴り上げるとゴン!と鈍い音がし音が倒れていく。
「つ...!痛...!まるで丸太を蹴ったような硬さですね...ですがこれで、終わりです」
男は倒れ伏し、ボロボロになりながらも勝ったのはアレティだった。
「相手が手加減していてよかったです。それに...最後の最後も油断していたようですし」
男の敗因は慢心。
本気を出せばアレティを一瞬にして真っ二つにできたのにそれをしなかったため。
そして、アレティが切り札を持っていると毛ほども思っていなかったため。
「火属性魔法...発動してよかったです」
火属性魔法。
5歳の時の属性診断で知った、アレティの記憶に残る初めての魔法。
「ぐ...!まずはお腹の傷を止血しますか...」
このままでは失血死してしまうため、腕の服を切り取り、お腹に巻く。
「応急処置ですが。ないよりはマシでしょう。さて、私の命が尽きる前にアンドレイア様を探しましょう。まあ、ある程度、目星はつけていますが」
そう言い、見る先は大柄の男が歩いてきた場所。
「おそらく、あの先...行きましょう」
歩く、血みどろの体にムチを打ちながら...
//////////
とある部屋、両手足を縛られている少女と男がいる。
「4人も無傷で倒された時、流石にびっくりしたがボスが向かったならもう大丈夫だな!」
「何を根拠にそんなことが言えるのよ」
「いやいや、根拠はあるぞ。なぜならボスは魔法使いだからな!」
「...!魔法使い!?あの男が!嘘よ!だってあんな男が貴族のはずないんだから!」
「そりゃぁだって、ボスは死の淵から魔力を掴んだからな。教えられるんじゃない、自らの手で!魔力を、知覚したんだ!」
「そんな...じゃあ」
「は!は!は!今頃、あのガキも真っ二つに、なっているとこだろうな!」
(あの男...魔法使いなの。じゃあもう、助けに来た人は...)
アンドレイアは大柄の男が魔法使いなのを聞いて、絶望していた。
自分を助けに来た人間は1人。
どうやってもあの男に勝てる未来が見えない。
そんな考えをしている時...
カタッ...カタッ...
「おお!ボスが帰って来た!」
「うそ...」
階段を登り上がってきたのは体を血で真っ赤に染めた少女だった。
「な...!てめぇ!ボスはどうした!」
「ふん!」
グシャッ。血塗れの少女は男の話を聞かず問答無用で蹴りを入れる。
「がぁ...!くそ...が...」
バタン!と、男が倒れ、血塗れの少女はアンドレイアの方を向く。
「ああ...無事でしたか...よかったです」
「あんた...まさか...!」
「――アンドレイア様。助けに参りました」
血塗れの少女、その正体はアレティだった。
綺麗な銀髪と、お人形のような髪を血で染め、それでもなお天使のような笑顔でアンドレイアに笑いかける。
そして、アンドレイアはその笑顔が。
―美しいと思ってしまった。
「待っていてください。今、縄を切ります」
ギリ、ギリと、剣を動かし縄を切る。
パスッという音と共に縄が解どける。
「解けました。アンドレイア様立てますでしょうか?」
「ええ、立てるわ...それよりも。あんた、傷は大丈夫なの?」
「いえ、辛うじて動けるだけでもう走れもしませんね」
「――」
その言葉を聞いた瞬間、アンドレイアの思考が一瞬止まった。
だって、アンドレイアはそこまでして自分を助ける価値がないと思っているから。
それに、アンドレイアはアレティに散々、嫌なことをしてきた。
そんな相手を、こんな死にかけるまでして助けるだろうか?
「...あんた。なんで私を助けたのよ...」
「?なぜ...ですか?」
「そうよ...!!そんな血だらけになってまで...私のこと嫌いでしょ!聖堂のみんなだってそうよ!ずっと嫌なことを言ったから!だから、なんで!なん...」
「貴女を助けるのに理由なんていりませんよ」
その一言で時が止まったかと思った。
「どうして...」
「それに、1つ勘違いが、私はアンドレイア様のことは嫌いではありませんよ。むしろ好きです。」
好き― その言葉に心が揺れる。
「だって、私は貴女様ほど影で努力できる人を知りませんから。辛いことがあっても前を向ける勇気がありますから。それに、例え私は貴女様に嫌われていたって助けますよ必ず。だって貴女様はすでに。 ―私の身近な大切な人ですから。偉いですね、よく耐えました」
―ああ、これはどうしょうもなく。 ――堕ちてしまう
(ああ、神なんてもう、信じていなかったのに。 ――まるで神様みたい。)
――神なんか信じない。
あの時から、そう心に誓った。
『ねぇ!ねぇ!お母さん!』『はいはい、どうしました?レイア』
『みて!花冠!』『まあ!綺麗ね』
『お母さんにあげる!』『いいの?こんなに綺麗なものもらっちゃって』
『うん!いいの!お母さんの為に作ったんだから!』
『お父さんにも見せたいわね。娘が作ってくれたんですもの』
幸せだった。幸せだったのに...
『...マナ様はお亡くなりになられました。死因は心停止。持病の悪化が原因だと考えられます。』
話が入ってこなかった。
死んだ、母が。信じられなかった、だって神様なら助けてくれると思ったから。
ずっと、ずっと、そう祈っていた。
母が倒れた時も、ベットにいる時間が多くなっても、『もうだめみたい』なんて微笑まれた時も!
でも、母は亡くなってしまった。
それから、不運は続く...
『あの...お父様。一緒に遊んでほしいのですが...すこし!すこしでいいので』『済まない...アンドレイア。仕事なんだ』
『そう...ですか、分かりました...』
父とも関わる機会が減っていく。
そうして、アンドレイアは思ってしまった。
―神なんかいない。
信じったって何もかわりはしないと。
そこから、神を信じることはなくなった。
そして、学ぶことが増えた。
神に頼るとではなく、自らの力でもう一度、父に褒めてもらうんだと。
父に構ってもらえるようにと...
こうして、母の死から4年...
―聖女降臨の信託が降る
『聖女様が、この聖堂に来られることになりました!』
『うむ、そうだな...聖女が来たる後、謁見を設けよう。私、自身で聖女を見極めよう』
『かしこまりました。でしたら仕事を頑張らなくてはいけないですね?』
『むぅ...』
アンドレイアがたまたま執務室の前を通ると、そんな声が聞こえてきた。
―自分で?い、今、お父様。自分で見極めるって...私は?お父様の娘の私は喋る時間すら作ってもらえないの?
嫉妬の炎が滾っていく。
そして...
『すみません。そこのお方、食堂への道を教えていただけませんか?』
初めて、アレティと出会った。
はじめの印象はお人形みたいな娘だと思った。
それに律儀だなと...
最初は総じて良い、印象を抱いていた。
でも、あの会話が頭をチラつく、嫉妬の炎が滾っていく、あんないい娘に刺々しい言葉を投げつけてしまう。
そしてそれは、一緒に授業を受けるごとにどんどん増していくことになる。
最初はアンドレイアがアレティに対し、分からないところを教えていた。
でも、時が経つごとにそれは逆転していくことになる。
『これ...わからないわね...』『ああ、それですか。それはですね...』
自分は、彼女より劣っている。
そう、言われているみたいで怒りが増していく。
なんで、どうして、そんな言葉を何回吐いたか分からない。
――そしてついに...
『出来ました!出ましたよ。魔法!』
経った一週間程度で、アレティが魔法を使った。
プツッと、何かが切れる音がした。
後の結果はお察しの通り、アンドレイアは、誘拐され、そして気に食わなかった人間に助けられた。
でも...
『貴女を助けるのに理由なんていりませんよ』
『だって、私は貴女様ほど影で努力できる人を知りませんから。辛いことがあっても前を向ける勇気がありますから。それに、例え私は貴女様に嫌われていたって助けますよ必ず。だって貴女様はすでに。 ―私の身近な大切な人ですから。偉いですね、よく耐えました』
ああ...
その言葉だけで私は...
この時、アンドレイアはこう思った。
―神は信じれない。でも、この人なら...
私は貴女に救われた。
だから私にとって貴女は...
―神様なんかよりよっぽど神様なんだから。
「では、そろそろ行きましょう」
そう、アンドレイアに問いかけた時。
ダダダダ!と階段を勢いよく登ってくる足音が聞こえる。
「っ...!もう増援ですか...!アンドレイア様!私の後ろに...く...!」
アンドレイアを背に階段を上がってくる物を対処するために階段の方に向き直るが、力が入らず片膝をつく。
「ちょっ!ちょっとあんた!しっかりしなさい!」
足音が近づいて来る。そして...
「アンドレイア様!アンドレイア様。ご無事ですか!」
階段から上がってきたのは、白髪が交じる髪を揺らし、顔に小じわをこさえた初老の女性。
グリアだった。
「ああ...!ご無事でいらしましたか!」
「ええ...!?なんでグリアがここにいるのよ...!?」
「私が捜索隊に志願したんです。一刻でも早くアンドレイア様を見つけるために。それにしても、聖女様...その傷は...やはり下のは惨状を行ったのは貴女ですね?」
「っ...!え、ええ。アンドレイア様を助けるためにはやらないといけないことでしたから」
「そうですか...一応、よくやりましたと言っておきましょう。まあ、一人で行ったのは減点ですが。もう大丈夫です、休みなさい」
「はい。後は、頼みまし...た...」
パタンと、糸が切れたかのようにアレティはその場に倒れる。
それをグリアは抱きとめ抱き抱える。
「では、アンドレイア様。ここを出ましょう。歩けますか?」
「ええ、歩けるわ」
そうして、階段を降りようとする。
しかし...
「おい、逃がすかよ...」
目の前には右腕を負傷した大柄の男が立っていた。
「ヒッ...!な、なんで...あの娘が倒したはずじゃあ...,」
「ああ、やられたよ。慢心、油断。あったろうが、それを返せるだけの実力差じゃなかった。だか、詰めが甘かったな。オレを殺しとけば、こうはいかなかった」
「...お下がりください。アンドレイア様。貴方...下にいた騎士はどうされました?」
「ああ?んなもんぶっ飛ばしてきたに決まってんだろ」
「騎士も弱くはないはずなのですが...聖女様はよく勝てましたね」
「お喋りはしまいか?どきな、婆さん。死にたくなきゃな」
「ふっ、黙りなさい。下郎、私をどかしたいのなら殺すことですね」
「そうかよ...じゃあ!そうさせてもらうぜっ!」
そう言い、大柄の男はアレティと戦った時より数段速い速度で、グリアに迫る。
「《風よ刃となれ》風刃よ!」
男が魔法を唱え風が不可視の刃となり、男と一緒にグリアに迫る。
「奥の手だ!ニ位一体の攻撃、受けてみやがれ!」
「グリア!あぶない!」
不可避の攻撃が、グリアに迫る。
だが、グリアは一向に動く気配がない。
それにアレティを、抱えていて両手が塞がっている。
まさに、絶体絶命。
「...魔力の流し方も、イメージもお粗末ですね...貸しなさい。」
そう思われたが、グリアが何かの魔法を唱えなた。
だが、何も起こらない。
「はっ!失敗か!」
グリアが何かを唱えた後、男は目の前まで迫っていた。
「死にやがれーー!」
そうして、剣が振り下ろされる瞬間...
「神風」
そうグリアが唱えた瞬間。
豪!という音とともに、男の体に風穴を開け、男は倒れる。
「がっ...!そ...うか、その魔法。神風の戦おと...め」
そして、男は力尽きた。
「ふん...その名を知っているとは。さて、改めて。アンドレイア様行きましょう。」
「え、ええ。分かったわ。」
これにて、この事件は終了。
主犯の男は死に、その部下は逮捕された。
拐われたアンドレイアに怪我はない、だがアレティは全身傷だらけの重傷の生死不明。
―生きるか死ぬかは神のみぞ知る。
(死ぬんじゃないわよ。アレティ...)
アンドレイア
魔法:火、雷魔法。
好きなもの:家族、勉強、褒められること、アレティ(バレたら殺す)
嫌いなもの:神、信仰、己の無力さ
備考:口の悪さを直したいと思っているが、一向に治る気配がない。
そのため、アレティに刺々しく当たると、ものすごく後悔する。