インフィニット・ストラトス 受け継がれる光の絆   作:ジーク・フリューゲル

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大学受験も終わり無事合格通知も来ました。

では、続きをどうぞ。


Episode.32 第二次形態移行 ージュネッスー

白式第二形態・ジュネッスとなった一夏は闇の福音との戦いを繰り広げていた。

 

「ハアアアァッ!!」

 

白式の新装備・雪羅のクローが福音に直撃した。福音は体制を立て直しダークシュートを放った。

 

「無駄だ!」

 

一夏は雪羅からシールドを展開してダークシュートを防いだ。福音は暗黒の鐘を放射した。一夏はシールドで防いだ。するとシールドが暗黒の鐘を吸収した。雪羅が白い光に包まれた。

 

「喰らえっ!」

 

一夏は雪羅を福音に向けると雪羅の荷電粒子砲が発射され福音に直撃した。雪羅のシールドは零落白夜が使用されエネルギーを消費するが、ジュネッスの技、スピルレイ・ジェネレードでエネルギーを吸収する事で、消費エネルギーを補う事ができる。

 

「ハアアアァッ!」

 

一夏はそのままの勢いで福音に斬りかかり、福音はそれを防いだ。

 

 

「一夏・・・」

 

箒達は島で一夏の戦いを見ていた。

 

「あれが一夏の新しい力」

「赤い・・・白式」

 

白式・ジュネッスの力を見てシャルロット達は驚きを隠せなかった。自分達五人が手も足も出なかった第二形態した福音と互角に戦っているのである。

 

「私達が手も足も出なった福音に・・・」

「それがアイツの新しい力。私達を守る為に手に入れた新しい力」

 

セシリアと鈴も驚きを隠せなかった。

 

「私達も戦えれば・・・」

「無理だよ。もうエネルギーが殆ど無いんだから・・・」

 

シャルロットの言う通り五人は先程の戦闘でエネルギーが殆ど無い状態である。

 

「我々は見てる事しか出来ないのか・・・」

 

ラウラが悔しそうに言った。

 

 

「私は・・・一夏の力になりたい」

 

 

箒が呟いた。

 

「箒・・・」

「箒さん・・・」

「箒・・・」

「箒・・・」

 

「アイツはいままでずっと一人で戦っていた。傷ついて、倒れても、アイツはずっと一人で戦っていた。私達を守る為に」

 

箒は拳を握り締めた。

 

「私は一緒に戦いたい!一夏の力になりたい!」

 

すると箒の言葉に応えるかのように紅椿の展開装甲から黄金の粒子が溢れ出した。

 

《単一仕様能力『絢爛舞踏』発動》

 

「これが紅椿の単一仕様能力・・・」

 

すると紅椿のエネルギーが回復していった。

 

「これは・・・」

 

箒はこの能力の使い方を理解した。

 

「皆、手を出してくれ」

 

箒に言われ四人は手を出した。箒は四人は手に触った。すると四人の機体が黄金に輝いてエネルギーが回復した。

 

「これは・・・」

「エネルギーが・・・」

「回復してる・・・」

「箒、これは・・・」

「あぁ。これが紅椿の力だ!」

 

箒は力強く言った。

 

「これなら戦えますわ!」

「うん!」

「箒、まだ行けるな?」

「あぁ。行こう!」

「その前に」

 

意気込んでる向かおうとする箒に鈴が割って入った。

 

「箒、さっきの言葉間違ってるわよ」

「さっきの・・・?」

「『私は』じゃなくて『私達は』でしょ?」

「鈴・・・」

 

箒は鈴の言葉を聞いて三人を見た。三人は頷いた。

 

「・・・そうだな。行こう!一夏の元へ!」

 

五人は一夏の元へ飛んだ。

 

 

 

 

 

 

「ハッ!」

 

一夏は福音の放ったダークシュートをパーティクル・フェザーで撃ち落とした。福音は一夏に接近しようとしたが、砲撃が飛んで来た。

 

「一夏!」

 

砲撃が来た方を見ると箒達がいた。箒達は一夏の下に来た。

 

「皆、如何して此処に・・・」

「お前と一緒に戦う為だ」

 

一夏が聞くと箒はそう答えた。

 

「私たちも一夏さんと一緒に戦いたいのですわ」

「あんた一人に無茶させるわけには行かないからね」

「言ったよね一夏。僕達の為に戦ってくれるなら僕は力になりたいって」

「だから一緒に、戦わせてくれ」

 

セシリア、鈴、シャルロット、ラウラも箒の言葉に続いた。彼女達の眼は真剣の眼だった。

 

「・・・わかった。行くぞ、皆!」

 

「ああ!」

「はい!」

「OK!」

「うん!」

「ああ!」

 

一夏達は福音に向かって行った。

 

 

 

 

旅館の作戦室で千冬と山田先生は一夏達の戦いを見ていた。

「織村先生、勝てるのでしょうか・・・」

「アイツ等なら勝てる。絶対に」

 

 

 

「いっくん・・・」

崖の上に座りながら束はディスプレイを見ていた。しかしその眼は悲しい目をしていた。

「どうして戦うの・・・?いっくん」

 

 

 

 

 

海上では赤と黒の閃光がぶつかり合っていた。白式と福音である。一夏は雪片で斬り、ジュネッスパンチを福音に打ち込んだ。福音は距離をとったがセシリアがビットで攻撃してきた。福音がビットを撃ち落としたその時、下から砲撃が飛んできた。下を見ると鈴が衝撃砲を撃っていた。

 

「これでも喰らいなさい!」

 

鈴は二本の双天月牙を繋いで福音目掛けて投擲した。しかし福音はそれを避けた。

 

「ラウラ!」

「任せろ!」

 

鈴の合図でラウラはワイヤーを双天月牙目掛けて放った。ワイヤーは双天月牙に絡まった。

 

「はああああっ!」

 

ラウラは自分自身を回転させ勢いをつけてワイヤーに絡まった双天月牙を放った。

 

「行っけえええええええっ!」

 

放たれた双天月牙は福音目掛けて飛んで行った。後ろから来た攻撃に福音は反応出来ず双天月牙を喰らってしまった。福音は体制を立て直そうとしたが、またも砲撃が飛んできた。

 

「お前の相手はこっちだ!」

 

箒とシャルロットがディバイトランチャーで砲撃してきた。箒はディバイトランチャーを収納すると空裂を展開した。

 

「箒!受け取れ!」

 

一夏は箒に向かって雪片を投げた。箒は雪片を受け取り、雪片と空裂の二刀流で福音に突っ込んだ。

 

「はあああああっ!」

 

箒は斬りかかったが福音は受け止めた。力を入れて押し切ろうとしたしたが、福音は全くビクともしない。だが箒は福音の腹部に蹴りを入れて宙返りした。

 

「シャルロット!」

「うん!」

 

箒の合図と共にシャルロットは灰色の鱗殻を構えた。シャルロットは宙返りして戻ってくる箒の脚底に向かって灰色の鱗殻を打ち込んだ。

 

「行っけええええ!箒!」

 

打ち込んだ勢いと、灰色の鱗殻のパイルバンカーの勢いを合わせて箒を福音むかって打ち出した。

 

「はあああああっ!」

 

向かって来る箒に福音は光線を放とうとしたが、セリシア、鈴、ラウラがディバイトランチャーを撃ってそれを阻止した。

 

「これを喰らえ!」

 

勢いのついた箒は雪片と空裂で福音を×字に斬った。斬った部分に亀裂が入り、割れると黒い何かが露出した。

 

「あれは・・・」

 

その時、一夏に通信が入った。

 

『いっくん!聞こえる!?』

「束さん!?」

 

声の主は束であった。

 

『いっくん聞いて!福音から露出してる黒いの、それが福音を取り込んでいる闇の核だよ!それを破壊して!』

「・・・わかりました!」

 

一夏は福音の前に出た。福音は両腕にエネルギーを溜めて光線を撃つ体制に入った。

 

「福音。今お前を闇から解放してやる」

 

一夏はエナジーコアの前で両腕をクロスさせるとエナジーコアが光った。両腕を時計回りに回しエナジーコアの前で重ねた。そして両腕を広げ、エナジーコアから光線を発射した。

 

ネクサスジュネッスの光線技、コアインパルスである。

 

福音も同時に光線を発射した。二つの光線はぶつかり合った。

 

「うおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

一夏の光線が福音の光線を押し始めた。そしてコアインパルスが福音の光線を押し切り福音に直撃した。一夏はコアインパルスを撃ち続けた。

 

「闇よ・・・消えろ!」

 

一夏の叫びと共にコアインパルスが闇の核を破壊した。福音の色が漆黒から美しい銀色になり『銀の福音』へ戻った。だが福音の後ろが割れ、中の操縦者が海に墜ちていった。

 

「一夏!」

 

箒は雪片を投げ一夏は受け取りセービングビュートで操縦者を救出した。一夏は操縦者を抱えた。

 

「え・・・」

 

福音の操縦者を見て一夏は驚いた顔をした。操縦者は金髪の女性であった。

 

(ナターシャ・・・?)

 

「一夏?」

 

箒の声で一夏は我に返った。

 

「大丈夫か?」

「あ、ああ。大丈夫だ。それより皆、ありがとう」

「当然ですわ」

「当り前よ」

「勿論だよ」

「当り前だ」

「じゃあ皆。帰るぞ」

 

六人は旅館を目指して帰還した。

 

 

 

『あの玩具にしては頑張った方だな』

 

ファウストは遠くから一夏達を見ていた。

 

『次こそお前の光を消してやる』

 

そう言ってファウストは消えその場を去った。

 

 




これからは少しずつ投稿していきます。
恐らく一カ月に1、2話か投稿するかも知れません。
気が向かず投稿出来ない月もあるかも知れません。
それでも見て戴けると嬉しいです。
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