インフィニット・ストラトス 受け継がれる光の絆   作:ジーク・フリューゲル

43 / 53
自分なりに頑張って書きました。

ではどうぞ。


Episode.42 復活 -リボーン-

ラウラは箒達と合流した。

 

「ラウラ、何処に行ってたの?」

「ちょっと野暮用だ」

 

シャルロットが聞いてきたがラウラは一夏の所に行ってたことを隠した。

 

「来るぞ」

 

箒が言うとノスフェルが進行してきた。

 

「作戦道理私と鈴で攻撃する。その隙にシャルロットとラウラが口の中を狙え!」

 

「「「了解!」」」

 

四人はISを展開し戦闘を開始した。

 

 

 

 

一夏は部屋のベッドに座っていた。机の上のエボルトラスターが点滅していた。

 

『目の前に現実から逃げてるだけじゃ先には進めない!受け入れろ!受け入れて立ち上がれ!』

 

ラウラの言った言葉が頭の中に響いた。

 

「俺は・・・どうすればいいんだ・・・」

 

一夏は頭を抱えて悩んだ。自分はどうすればいいのかと。

 

 コン、コン

 

その時、誰かが扉をノックした。一夏は扉を開けた。

 

「あ、おりむー居たんだ」

 

そこには本音がいた。

 

「何か用か?」

「おりむー宛に宅配が来たから渡そうと思って」

 

本音の手には大きな厚い封筒があった。一夏は本音から受け取った。

 

「じゃあね~」

 

本音はそう言って去って行った。

 

「・・・・」

 

一夏は部屋に入り封筒の送り主の名前を見た。

 

「!」

 

一夏は送り主の名前を見て驚いた。送り主の名前が『風鳴雪音』とあった。すぐに封筒を開けると一冊のスケッチブックがあった。一夏はスケッチブックを開くと動物や花の絵が描かれてあった。

 

「!!」

 

一夏はページを捲って行くと一枚の絵を見た。そこに描かれてあったのは笑顔の自分が描かれてあった。

 

「これは・・・」

 

するとスケッチブックの間から一枚の便箋が落ちた。一夏は拾うと便箋には『一夏へ』と書かれてあった。一夏は便箋を開けえると中に入っていた手紙を読んだ。

 

『一夏へ

 

 私の描いた絵見てくれた? いつか一夏を描きたいなと思って描きました。いつも頑張っている一夏って、きっと輝いているに違いないもの。だから、もっっと、絵を頑張って、一夏の一番素敵な笑顔を描けるようになりたいな。そして、いつかそれを見せるの、私の大好きな一夏に。

 

                                          雪音より』

 

一夏は手紙を読み終えると泣いていた。

 

「・・・・雪音・・・」

 

すると、一夏のポケットが行き成り光りだした。一夏はポケットから取り出すとガンバレクイナ君が光っていた。

 

「これは・・・・」

 

ガンバレクイナ君は一層に光り、一夏は目を瞑った。

 

 

 

 

その頃、箒達はノスフェルと交戦していた。

 

「はああああっ!」

 

箒と鈴はディバイトランチャーでノスフェルを攻撃していた。

 

「まだなの!?」

「無茶を言うな!狙いが定まらないんだ!」

 

ラウラとシャルロットが口の中を狙おうとしたが上手く定まらなかった。

 

(一夏、早く来い!)

 

 

 

 

 

一夏は目を開けると草原にいた。

 

「ここは・・・」

 

一夏は回りを見渡した。

 

「一夏」

 

後ろから誰かが呼んだ。一夏は振り向くと

 

「雪音・・・」

 

雪音が立っていた。

 

「一夏、私の描いた絵見てくれた?」

「ああ・・・。でも・・・」

 

雪音の問いに一夏は顔を伏せた。

 

「俺はもう、あんな風に笑えない」

 

一夏は辛そうに言った。

 

「一夏。私一夏の撮った写真好きよ」

「・・・え」

「一夏は撮ってくれたもの。私がこの世界で生きていた証を」

「雪音が・・・生きてきた証・・・?」

 

雪音は笑顔で頷いた。

 

「例えその人が死んでも、写真や絵はその人が生きていた証を残せる」

 

雪音は一夏の前に立った。

 

「だから一夏、もう悲しまないで。どんな暗い過去でも、輝く未来はきっとあるから」

 

そう言うと雪音は自分の唇を一夏の唇を重ねた。やがて離れ、雪音は自分の唇に指を当て笑顔でそう言った。

 

「私はずっと、一夏の傍に居るから」

「雪音・・・」

 

すると雪音の体が透けて行った。

 

「雪音!」

 

一夏は手を伸ばすが辺りが白い光に包まれ、自分の部屋に戻っていた。

 

「戻ったのか・・・」

 

一夏は自分の手の中のガンバルクイナ君を見つめた。

 

 

『どんな暗い過去でも、輝く未来はきっとあるから』

 

 

雪音の言葉を思い出した。

 

「雪音・・・」

 

一夏はガンバレクイナ君を握り胸にあてた。

 

「!」

 

一夏は目を開いた。その眼には、闘志が宿っていた。

 

 

 

 

その頃箒達はノスフェルに苦戦していた。

 

「くっ!」

 

箒と鈴はノスフェルの攻撃を避けるので精一杯だった。

 

「このままじゃ・・・」

 

シャルロットは諦めかけていた。

 

「ここで、諦めてたまるか!」

 

ラウラはそう叫ぶとノスフェルに向かった。そしてノスフェルの頭の上に乗るとワイヤーをノスフェルの牙に掛けた。

 

「ラウラ!?」

「私がこいつの口を開けさせる!その隙に撃て!」

 

ラウラは口を開けさせようとするがノスフェルは振り払おうとした。

 

「諦めて・・・たまるか!」

 

 

 

 

一夏は戦場に向かって走っていた。

 

(俺はもう逃げない。悲しみも、憎しみも、全て背負っていく。これ以上・・・同じ悲劇を繰り返さなさい為に!)

 

一夏はエボルトラスターを掲げてネクサスに変身。

 

 

 

 

「くっ!」

 

ラウラはノスフェルの口を開こうとしたがついに振りり払われ、ほうり飛ばした。

 

「「「ラウラ!」」」

 

箒達が叫んだその時、何かがラウラを受け止めた。ラウラは顔を上げるとネクサスが居た。

 

「「「一夏!」」」

 

箒達は喜んだ。ネクサスはラウラを地面に下ろした。

 

「・・・どうやら、ふっ切れたようだな」

 

ラウラの言葉にネクサスは頷いた。

 

 

 

 

「一夏さん!」

「織斑君!」

 

ネクサスの登場にセシリアと真耶は喜んだ。

 

「やっと目が覚めたか、馬鹿者」

 

千冬も静かに喜んだ。

 

 

 

 

「あの絶望から立ち上がったというのか・・・」

 

フードを被った人物は驚いていた。

 

 

 

「グアアアアア!」

 

「シュア!」

 

 

ノスフェルはアームボウル・マキシマムを放つがネクサスは受け止め投げ返し、ノスフェルに直撃した。ネクサスはアームド・ネクサスを振り、かつてザ・ネクストが使った技、ラムダ・スラッシャーをを放ち、直撃した。

 

「シェア!」

 

ネクサスは突っ込み、スラディングキックでノスフェルの脚を崩し倒した。その隙に後ろから腰を掴み、ジャーマンスープレックスで投げた。そして尻尾を掴みジャイアントスイングで投げ飛ばした。

 

「グアアアアア!」

 

地面に叩きつけられたノスフェルは悲鳴を上げた。立ち上がった瞬間、ネクサスがジャンプしてアームド・ネクサスを額に叩きこまれた。ノスフェルは苦し紛れにアーム・ボウルを放とうとしたが、ネクサスはアームド・ネクサスにエネルギーを込めてアーム・ボウルを放とうとした爪を破壊した。

 

「シュウア!」

 

そしてネクサスは両腕のアームド・ネクサスでノスフェルの喉を切り裂いた。

 

「グアアアアアアアアアアアッッ!!」

 

ノスフェルは苦しそうに悲鳴を上げた。

 

 

「一夏!」

 

ラウラの声にネクサスは振り向いた。

 

「そいつの口の中に再生器官がある!私が狙い撃つから口をこじ開けろ!」

 

ネクサスは頷きノスフェルの牙を掴むと口をこじ開けた。ラウラはディバイトランチャーを構え口の中に狙いを定めた。

 

「Tod」

 

ラウラはそう呟くとトリガーを引いて発射した。弾はノスフェルの口の中を直撃した。

 

「グアアアアアアッ!」

 

再生器官を破壊されノスフェルは苦しんだ。ネクサスは距離をとりジュネッスへとなった。

 

「ジュア、シュ、シュアアァァァ・・・シュア、ジュア!!」

 

ネクサスは腕をL字に組みオーバーレイ・シュトロームを放った。オーバーレイ・シュトロームはノスフェルに直撃し、ノスフェルは光の粒子となって消滅した。

 

 

 

「「「やったああああああ!」」」

 

箒、鈴、シャルロットは喜び、ハイタッチをした。

 

 

「やりましたわ!」

「やりました!」

 

モニター室でセシリアと真耶は喜んだ。

 

「ふっ」

 

千冬も静かに喜んでいた。

 

 

 

 

ネクサスはラウラを見下ろし、それに気付いたラウラはネクサスを見上げた。

 

「やったな」

 

そう言ってサムズアップし、ネクサスもサムズアップして返した。

 

そしてネクサスは光に包まれて消えた。

 

 

 

 

 

数日後、一夏は雪音との思い出が詰まった動物園にやって来ていた。ガンバルクイナ君を手に一夏は思う。

 

「この苦しみは・・・雪音と生きた証なんだ・・・。もう俺は迷わないで歩いていく・・・」

 

一夏は雪音が座っていたベンチに目をやった。そこにはいつものように絵を描いている雪音が座っていて、一夏に向けて微笑みかけていた。しかしそこに雪音の姿は無かった。だが一夏の顔は晴れ晴れとしていた。一夏はガンバレクイナ君を見つめた。

 

 

『過去を変える事は出来ないけれど・・・、未来は・・・変える事が出来るかもしれない・・・。それが例え暗い過去でも、輝く未来はきっとある。

 約束する。君を、君が生きた世界を、俺は守る』

 

 

一夏は空を見上げ、そう心に誓った。

 

 

 




39話の最後にあったガンバレクイナ君に落ちた光の粒が、それが一夏を立ち上がらせる為のキーでした。
気付いた人はどれくらいいたんだろう・・・。今回も結構無茶して書きましたから。
時々自分の作品は大丈夫なのかと思います。それでも頑張って続けて行きます。

ちなみにラウラが言った「Tod」とはドイツ語で死と言う意味です。

もうすぐ大学に入学するので、投稿は遅れます。


次回、フードの人物の正体が明らかに。そしてメフィスト登場。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。