インフィニット・ストラトス 受け継がれる光の絆   作:ジーク・フリューゲル

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ではどうぞ。


Episode.44 幻影-ガルベロス-

「ふっ!」

「くっ!」

 

ある日、一夏は学園のトレーニングルームで千冬とスパーリングをしていた。

 

「はっ!」

 

一夏の放った拳を、千冬は防いだ。

 

「今日はここまでにしよう」

「ああ」

 

スパーリングを終え、二人はタオルや水の入ったペットボトルをとった。

 

「筋は悪くない。だがもう少し敏速に反応した方がいいぞ」

「わかった」

 

一夏はそう返事をして水を飲んだ。

 

「しかし珍しいな。お前が自分から鍛えてくれと言うなんて」

「・・・この間の戦いでアイツとの実力を感じたからな」

 

メフィストとの戦い。他から見れば互角に見える戦いだが、実際はメフィストの方が優勢であった。あの時勝てたのはメフィストが油断したからである。この戦いで一夏は自分とメフィストとの間に実力の差を感じた。それから一夏は千冬に頼み、鍛えてもらっているのだ。

 

「少しでも実力の差を埋めようと鍛えるにはいいことだ。だがあまり無茶はするな」

「わかってる」

 

 

一方アリーナでは箒達がディバイトランチャーで射撃の練習をしていた。

 

「ふー」

 

箒は息をつくとディバイトランチャーを下した。

 

「だいぶ射撃の腕が上がりましたわね」

「戦っていれば嫌でも上がるさ」

 

セシリアは箒を褒めた。

 

「だがこれではまだ足りない」

「敵も強くなっているからね」

 

ラウラの言葉に鈴が続く。

 

「一夏も頑張っているんだから僕達も頑張らないと」

 

シャルロットはそう言った。

 

 

 

その夜、森の中にマドカがいた。

 

「来い、ガルベロス」

 

 

 

その頃一夏は部屋で腕に測定機を巻いた。起動させ数値を測り表示された。

 

「-0.81」

 

数値が下がっていた。すると横に置いてあるエボルトラスターが点滅していた。

 

「っ!」

 

一夏は部屋を飛び出した。

 

 

「山田先生、状況は」

 

千冬がモニタールームに入ってきた。

 

「生徒は全員シェルターに避難。間もなく篠ノ之さん達が現場に到着します」

 

 

 

箒達は専用機うを纏ってビーストの出現場所へ向かった。

 

「あれか!」

 

箒達はビーストを確認した。その姿はギリシャ神話の地獄の番犬ケルベロスを思わせる3つの頭部を持ち、胸に目のないイルカに似た頭部が、両肩の部分に分裂したような犬に酷似した隻眼の頭部がある。

フィンディッシュタイプビースト・ガルベロスである。

 

 

一夏は森の中でガルベロスを確認した。

 

「あのビーストは・・・」

 

一夏はガルベロスに見覚えがあった。

 

「そう。お前が初めて戦った記念すべき相手だ」

 

後ろを振り向くとそこにはマドカがいた。

 

「だろ。ウルトラマン」

「マドカ・・・」

 

 

「攻撃開始!」

 

箒達はガルベロスに向けて一斉攻撃を開始した。ガルベロスは攻撃を受け姿をけした。

 

「消えた?」

「じゃなくて木端微塵よ」

 

しかしガルベロスは再び姿を現した。

 

「嘘・・・」

 

 

 

「奴は不死身だ。何度倒しても地獄から蘇る」

「そんなのまやかしだ」

「何?」

 

一夏の言葉にマドカは反応した。

 

「アイツは人間を催眠状態に落とし自在に操る。箒達はただ幻影と戦っているに過ぎない」

 

ガルベロスは幻影を生み出すと箒達に攻撃した。

 

「人の心に恐怖を植え付けもて遊ぶ、卑劣で汚い、お前らしいやり方だ!」

「ふ、中々言ってくれるじゃないか」

 

マドカは振り向くとダークエボルバーから光弾を撃った。一夏はエボルトラスターを前に出しバリアで防いだ。

 

「どうする?もっと遊ぶか?それとも奴らに加勢しに行くか?」

「マドカ・・・。お前とは何時か決着をつける」

「なら行けよ。正義のヒーロー」

 

一夏はエボルトラスターを掲げてネクサスに変身。

 

 

 

箒達がガルベロスの攻撃に苦戦していると、ネクサスが現れガルベロスを掴んで投げ飛ばした。

 

「一夏!」

 

ガルベロスは起き上がると火球を連射した。しかしネクサスは火球を全て腕で弾いて防いだ。

 

「フ、シュア!」

 

ネクサスは左腕をエナジーコアに当てジュネッスに変わった。

 

「シュア、フアアアァ、シュア!」

 

ネクサスはフェーズシフトウエーブを天に向かって放ちメタフィールドを形成した。ネクサスとガルベロスはメタフィールドに消えた。

 

『位相の褶曲を確認。メタフィールドです』

『総員、メタフィールドに突入し、ウルトラマンを援護しろ!』

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 

 

 

「その判断は正しいよ。あの女が何もしてこなければ」

 

とあるラボで銀髪の少女がモニターを見ながら呟いた。

 

 

 

メタフィールド内ではネクサスとガルベロスが対峙していた。ネクサスはガルベロスに蹴りを撃ちこんだがガルベロスは突進で反撃した来て。しかしネクサスもパンチで反撃した。

 

 

箒達はメタフィールドに突入しようとしてた。

 

「「「「「セット・イントゥ・ストライク!」」」」」

 

 

 

ネクサスはガルベロスを投げ飛ばした。ガルベロスは突進してきたがネクサスは受け止め巴投げを放った。

 

 

箒達はメタフィールドの突入に成功した。ネクサスとガルベロスを確認した。

 

『総員攻撃開始!』

「「「「「了解!」」」」」

 

 

箒達はディバイトランチャーでガルベロスを攻撃した。攻撃はガルベロスにヒットし箒達は通過すると旋回した。

 

「よし、トドメだ!」

 

箒達はガルベロスに標準を合わせた。

 

 

 

 

「いい気になるんな」

メタフィールドの外でマドカが呟いた。

 

 

ガルベロスの眼が光ると箒達に異変が起きた。

 

「これは・・・」

 

箒達にはネクサスとガルベロスが分裂して見えた。

 

『何をしている!撃て!』

「は、はい!」

 

千冬の指示で箒達はディバイトランチャーを撃った。が・・・

 

「フアッ!」

 

攻撃はネクサスの足元に当たった。

 

 

「ナイスショット」

マドカは呟いた。

 

 

「また幻覚を」

とあるラボで銀髪の少女は呟いた。

 

 

 

ガルベロスは反撃とばかり攻撃してきた。

 

「シュア!」

 

ネクサスは防ぐが投げられた。

 

「ガアアア!」

 

ガルベロスはネクサスに掴みかかるがネクサスは振り払い、腕と真ん中の頭部を掴んだ。しかし頭部の一つがネクサスの左腕に噛みついた。

 

「フ・・フアア・・・フ、グアア」

 

腕を噛まれネクサスは苦しんだ。

 

「ファ・・・ファ・・・グア・・」

 

 

 

『総員!ウルトラマンを援護しろ!』

 

千冬からの指示が入った。

 

「しかし・・・」

 

箒達はディバイトランチャーの標準を合わせるがまたガルベロスの眼が光り分裂して見えた。

 

『ギリギリまで接近して撃ってください!』

真耶からの指示が入った。

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 

箒達はキリギリまで接近してネクサスの腕に噛みついている頭部に標準を合わせた。

 

「ビースト、ウルトラマンを放せ!」

 

箒達の攻撃はガルベロスの頭部に直撃し、ネクサスは解放された。

 

「シュアアァァァ・・・ヘァ!」

 

ネクサスはクロスレイ・シュトロームを撃った。しかし・・・

 

「フア!?」

 

突如ガルベロスの前にメフィストが現れ片腕で防いだ。

 

「あれは・・・」

「この間の!」

 

箒達はメフィストを警戒した。

 

『今日のゲームは此処までだ。次を楽しみにしてろ』

 

メフィストはガルベロスと共に消えた。ネクサスも光に包まれ消えた。

 

 

 




中途半端な所で終わってすみません。

次回、再びメフィストと対決。そしてガルベロス。
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