インフィニット・ストラトス 受け継がれる光の絆 作:ジーク・フリューゲル
下手すると今年中にジュネッス編が終わるか如何か?
大学で必修単位を落としてしまい親に怒られてしましました。次のテストで頑張らないと留年です。
今回は長かったのでパートA、パートBに分けました。
でわどうぞ。
ガルベロスとの戦闘後、一夏は倒れてしまった。
「一夏!しっかりしろ!」
「一夏さん!」
「一夏!」
「一夏!」
「気をしっかりもて!」
箒達は必死に呼びかけた。
「はぁ、はぁ、はぁ」
一夏は意識はあるが苦しそうだった。すると一夏のポケットからエボルトラスターが落ち、エボルトラスターが点滅していた。
「まさか・・・!?」
箒達はい不吉な予感がした。
『皆さん、大変です!ビーストが出現しました!』
真耶からの連絡が入り、予感が的中した。
『すぐに現場に迎え』
「ですが、一夏が!」
千冬から指示が出るが、箒は反論した。
『気持は分かる。だがこのままではビーストが学園に向かってしまう』
「くっ・・・」
箒達は一夏を放っておく事ができなかった。しかしビーストを放っておけば学園に被害が出てしまう。箒は一夏を木に凭れかけた。
「すまない一夏。しばらく此処で待っててくれ」
箒はそう言うとISを展開し現場に向かった。他の四人も箒に続いた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
一夏は苦しそうにしながらエボルトラスターを見つめた。
箒達は現場に着いたがビーストの姿は見当たらなかった。
「ビーストの姿が見当たりませんが?」
箒の質問に真耶が答える。
『振動波は健在です。ただ・・・過去に無い波形を示しています』
「どういう事ですの?」
セシリアが疑問を呈したその時、不気味な声が辺りに鳴り響いた。光る結晶体が現れ、全身が溶岩石のような甲殻で覆われた四足歩行タイプのビーストが現れた。
インビジブルタイプビースト・ゴルゴレムである。
『総員、攻撃開始!』
「「「「「了解!」」」」」
千冬から攻撃命令が出されゴルゴレムを攻撃しようとしたその時、前に光が現れた。光が晴れるとそこにはネクサスが立っていた。
「「「「「一夏さん!?」」」」」
ネクサスが現れ箒達は驚きを隠せなかった。ネクサスは走り出しジャンプしてゴルゴレムにチョップを撃ちこんだ。ゴルゴレムを掴むが振り払われ、再び掴みかかりゴルゴレムと押し合いになった。するとゴルゴレムが口からゴルゴレムプロボセスを伸ばしネクサスの左腕に攻撃した。ゴルゴレムもネクサスに攻撃し、振り払った。
「フ、シュア。ガ、ガハ・・・」
ネクサスは苦しみながら左腕を押さえた。
「あの馬鹿!傷が癒えてないのに!」
苦しむネクサスを見て鈴が怒鳴る。ネクサスは左腕の痛みに耐えながらゴルゴレムと戦うが苦戦を強いられた。
「フア、フア!」
ネクサスは蹴りを撃ちこみゴルゴレムと距離をとった。
「ギイイイイイ」
するとゴルゴレムの背中の結晶体が光った。ネクサスは突っ込むがゴルゴレムをすり抜けた。
「どうなってるんですか!?」
『分かりません。しかし波形はあそこに存在しています。存在するのに攻撃できない。それがこの波形の正体です』
「フ、シュア!」
ネクサスは左腕をエナジーコアに当てジュネッスに変わった。
「シュア、フアアアァ、シュア!」
ネクサスはフェーズシフトウエーブを天に向かって放ちメタフィールドを形成した。ネクサスとゴルゴレムはメタフィールドに消えた。
メタフィールド内ではネクサスとゴルゴレムが対峙していた。ネクサスはスライディングでゴルゴレムの腹部に潜り込んで思い切り殴り上げた。ゴルゴレムが踏みつけようとするがネクサス受け止めた。
「フアッ!」
振り払うと再び殴り、両脚で蹴り上げた。そして直ぐに立ち上がりゴルゴレムを掴んだ。
「フ、フウウウウ、シュア!」
そしてゴルゴレムを投げ飛ばした。
「ジュア、シュ、シュアアァァァ・・・、グアッ!?」
ネクサスはオーバーレイ・シュトロームを撃とうとした時、突如左腕に痛みが走った。ネクサスは左腕を押さえながら苦しんだ。その隙にゴルゴレムは攻撃をしてきた。ネクサスは防いだり避けたり、押さえつけるので精一杯だった。
ピコン。ピコン、ピコン
ネクサスのエナジーコアが点滅し始めた。すると突如、メタフィールド内の至る所で泡が吹き上がりだした。そしてゴルゴレムの背中の結晶が光りだした。
元の空間にも異常が起きていた。突如、メタフィールドの光が現れた。その光を破ってネクサスとゴルゴレムが現れ、メタフィールドは消滅した。
「メタフィールドが・・・消滅した」
この事に突入しようとした箒達は驚きを隠せなかった。
「グア!」
ネクサスはゴルゴレムの攻撃に倒れてしまう。ゴルゴレムは反転し去って行こうとした。
「グハ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
ネクサスは立ち上がり後を追おうとしたが膝をついた。すると光に包まれ姿を消した。
「逃がすか!」
箒達はディバイトランチャーを一斉発射するが背中の結晶体が光って全ての攻撃がすり抜け、ゴルゴレムはそのまま姿を消してしまった。
「消えた・・・」
箒は呟いた。しかし直ぐに正気に戻りネクサスが消えた場所へ向かった。
「一夏!」
ネクサスが消えた場所に一夏が倒れていた。
「一夏、しっかりしろ!」
箒は一夏をゆするが反応がなかった。
「落ち着いてください箒さん。意識を失っているだけですわ」
セシリアが冷静に対処した。
「とにかく、学園に運ぶぞ」
「・・・わかった」
箒達はISを展開し一夏を抱え学園に戻った。
「ハハハハハハハハハッ!」
「・・・」
マドカがアジトに戻ると、オータムが笑っていた。
「何があった?」
マドカはスコールに問いかけた。
「あなたの作戦が面白すぎて笑いだしたのよ」
「作戦?」
「まず最初に自分が戦い彼にダメージを負わせる。次にダメージがある体でガルベロスト戦わせる。更に二連戦で疲労が溜まっている状態でゴルゴレムと戦わせる。それが面白すぎて笑いだしたのよ」
「成程」
スコールの説明にマドカは納得した。
「此処までやっちまうと奴も終わりだな」
「それはどうかな」
笑っていたオータムの言葉をマドカが否定した。
「どう言う意味だM?」
「奴がこのまま潰れればそこまでの男だ。だがこの状況すら乗り越える様な奴だ」
「「「「「・・・・」」」」」
箒達は医務室の外で待っていた。学園に戻りすぐさま一夏は医務室に運ばれた。
ガラッ
医務室の扉が開き千冬と真耶が出てきた。
「どうだったんですか?」
箒は千冬に一夏の容体を聞いた。
「極度の疲労が溜まっていたようだ。体が疲労で限界を超えてたらしい」
千冬が箒達に一夏の容体を説明した。
「回復には時間がかかるようです。当分の間は安静が必要です」
「そうですか・・・」
真耶の言葉に箒達は納得した。
「作戦会議をする。会議室に集まれ」
千冬、真耶、箒達は会議室に集まった。
「でわ始めるぞ」
会議室が暗くなりモニターが表示された。モニターにはゴルゴレムが映っていた。
「今回の内容はコードネーム・ゴルゴレムについてだ。山田先生」
「はい」
千冬がそう言うと真耶が説明を始めた。
「今回戦ったゴルゴレムには別の位相に逃げ込む力、すなわち位相間移動能力が備わっています」
「位相移動能力?」
「簡単に説明するとこうです」
真耶は何処からか紙の束を取り出した。
「この紙がそれぞれの位相と考えます。ゴルゴレムはこの位相を自由に行き来できるのです。体が半透明になるのは本体が別の位相に居るからです」
真耶の説名にシャルロットが質問した。
「でも、メタフィールドには捕えられましたよね」
シャルロットの質問に真耶は答えた。
「ウルトラマンが形成するメタフィールドは一種の隔離空間になっているんです。だからゴルゴレムも能力が使えなかったのでしょう」
「じゃあウルトラマンがいないと倒せないってわけ!?」
鈴の言葉を千冬は否定した。
「安心しろ。作戦ならある」
千冬がそう言うとモニターが変わった。そこにゴルゴレムと鉄塔が表示された。
「ゴルゴレムのビースト振動波は強力でロストする心配はありません。その進路上にスキャニングパルスの増幅施設を設置し攻撃に転用します」
「あの・・・スキャニングパルスって何ですか?」
「普段はメタフィールドの位相を割り出す為に使われている走査波です」
鈴の質問に真耶答える。
「送電線を外した高圧鉄塔を増幅器に改造。ここに二機のISのストライクジェネレーターから最大出力のスキャニングパルスを照射します。ゴルゴレムが別の位相にいてもこの鉄塔の間を通過すれば、その位相間移動制御器官を破壊できます」
「しかしそこからどうやってゴルゴレムを倒すんですか?ストライバニッシャーの威力でもさすがに倒せません」
真耶の説明に箒が質問した。それは他の専用機持ちも気になった。姿を現した所でどうやって倒すのか。
「それも問題ない。山田先生」
「はい」
モニターが変わるとそこには2門の光線砲を持った砲台が映し出された。
「我がIS学園で開発した新装備、メガキャノンレイだ」
「メガキャノンレイ?」
「対ビースト用に開発されていたが、出力の調整が難しく実践投入出来なかった。だがストライクジェネレイターのお陰で出力調整が可能になり今回の作戦に投入した。光線砲に各ジェネレーターを接続することでストライクバニッシャーより強力なメガキャノンバニッシャーを撃つことができる」
「ですがこれほどの装備になると膨大な拡張領域必要となるのでわ?」
「その点は心配ありません」
セシリアの質問に真耶が答えた。
「この装備はそののま装備することを前提としています」
「つまりISに搭載させず外付けで装備することですか?」
「はい」
千冬がメガキャノンレイについて説明した。
「まず一人が砲撃を担当し、それぞれの光線砲にジェネレイターのエネルギーを送る為に二人。計三名が必要となる。砲撃はオルコット、出来るな?」
「お任せください」
「光線砲にエネルギーを送るのは篠ノ之、鳳、お前達だ」
「はい」
「わかりました」
「増幅施設へのスキャニングパルスの照射はデュノア、ボーデヴィッヒが担当」
「わかりました」
「了解しました」
「既に技術科と整備科に増幅施設を設置を頼んでいる。メガキャノンレイも最終調整に入っている。お前達は作戦開始まで待機だ」
「あの・・・一ついいですか?」
「何だ篠ノ之?」
「このトラップに引っ掛かる保障はあるんですか?」
千冬の説明に箒が質問した。それは他の専用機持ちも気になった。
「これまでのビーストの行動からみて必ずこの学園に向かってくる。何故だか解るか?」
「・・・いえ」
千冬の質問に箒は答えられなかった。
「奴らにとって我々人間は餌だ」
「餌・・・」
「その餌が集まる学園は絶好の標的だ。その性質を利用して罠を張る」
モニターが変わった。
「このまま直進すればゴルゴレムは確実に学園に着く。さらに言えばスキャニングパルスの放射限界時間だ」
「ジェネレイターの最大出力での運用の限界ですか・・・」
「そうだ。最大出力での運用した場合の限界時間は」
真耶がモニたーに限界時間を表示した。
「180秒だ」
モニターの数値と千冬の言葉に五人は驚いた。
「180秒!? たったの3分ですか!」
「そうだ。この作戦は決して失敗が許されない」
その言葉に五人は固唾を呑んだ。
「スキャニングパルス増幅施設には膨大な電力を使う。その為作戦開始一時間前に外出禁止令を発令する。表向きは電力施設の点検として知らせてある。作戦を知っているのは此処に居る者と教員と技術科と整備科の生徒だけだ」
その頃、技術科と整備科による高圧鉄塔を改造したスキャニングパルス増幅施設の設置と、増幅器へスキャニングパルスを照射する照射装置が行われていた。
「・・・・」
そんな中、一人の生徒が写真を見つめていた。彼女の名前は黛薫子。IS学園の2年生で新聞部に所属しており副部長を務めている。整備科に所属しており2年生のエースである。その彼女が持っている一枚の写真、それは一夏が撮ったネクサスとビーストが戦っている写真である。この写真は学園の生徒達の間で広まっている。その為、薫の写真より人気があり新聞部の売り上げが伸びない状態であった。(ちなみに一夏は無料で配っている)
「ねぇ、この写真どお?」
「あ、いいな~」
「私も欲しいな~」
「織斑君に貰おうよ」
「あ~この巨人とのツーショットが撮りたいな」
技術科と整備科の生徒達が一夏の撮った写真を見せ合っていた。それでも薫子は写真を見続けていた。
(凄いな、織斑君の写真。こんなにも力強く真実を伝えられるなんて・・・)
薫子の手を強く握りしめた。
(私も・・・こんな写真を撮りたい!)
今回は此処まで。残りは完成しだい投稿します。
今回登場したシステム、武装
メガキャノンレイ
2門の砲身を持つ大型光線砲とミサイルを搭載した固定砲台。光線砲に各ジェネレータを接続することでストライクバニッシャーより強力なメガキャノンバニッシャーを撃つことができる。ISには搭載できす、そのまま装備する。
一人が砲撃を担当して、光線砲に各ジェネレータ接続に一人ずつ担当。撃つ為には3人必要である。