インフィニット・ストラトス 受け継がれる光の絆   作:ジーク・フリューゲル

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ジュネッス編を去年の内に終わらせようとしましたが中々進まず書けませんでした。新年一回目の投稿です。

今からエックスの映画が楽しみです。エックスで出たビーストを出そうか少し悩んでいます。

ではどうぞ。


Episode.48 改造-カスタム- 

「一夏・・・!」

 

ネクサスの出現に呟く箒。

 

ネクサスはゴルゴレムプロボセスを掴みゴルゴレムを抑え込むが、ゴルゴレムはそれを振り解いて火球を放った

 

「グアッ!」

 

ネクサスの左肩に直撃した。

 

「ガア・・・ア・・・」

 

ネクサスは痛みを抑えるように左腕を押さえた。

 

「傷口に・・・!」

 

まだ完治していない傷に直撃し心配する箒。

 

ゴルゴレムは向きを変え動けない薫子に迫るが、ネクサスは立ち上がりゴルゴレムを押さえつけ押し戻した。ゴルゴレムも押さえつけまえと弾くがそれでもネクサスはゴルゴレムを押さえつけた。ネクサスは薫子方へ顔を振り向いた。

 

薫子はネクサスを見るとその瞳には大丈夫という意思が伝わってきた。薫子は頑張って立ち上がりカメラを拾うとネクサスの勇姿を撮り始めた。

 

 

 ピコン、ピコン、ピコン

 

ゴルゴレムを押さえつけるネクサスのエナジーコアが点滅を始めた。

 

「フッ、シュア!!」

 

ネクサスは力を振り絞ってゴルゴレムを投げ飛ばした。

 

「ギイイイイ!」

 

地面に叩きつけられゴルゴレムは悲鳴をあげた。

 

「ウ・・、ハア、ハア・・・・」

 

ネクサスは限界が近づいてその場に膝をついた。

 

ゴルゴレムは起き上がると火球を放とうとしたがネクサスはパーティクルフェザーを放ちゴルゴレムプロボセスを切断した。

 

「ハア・・・・ハア・・」

 

しかしネクサスは等々力尽き光に包まれ姿を消した。

 

ゴルゴレムプロボセスを切断されたゴルゴレムは学園の方へ向かった。

 

『今だ篠ノ之、オルコット!撃て!』

「「了解!」」

「ストライクバニッシャー!」

「メガキャノンバニッシャー!」

「「発射!」」

 

箒とセシリアの撃ったストライクバニッシャーとメガキャノンバニッシャーはゴルゴレムに直撃し、倒れた。

 

「「「「「やったああああ!」」」」」

 

箒達は喜んだ。しかし喜びもつかの間、ゴルゴレムの背中の結晶体が復元してゴルゴレムはそのまま姿を消してしまった。

 

「制御器官が・・・回復した・・・?」

 

驚くラウラ。そこに真耶から通信が入る。

 

『ゴルゴレムは位相を移しました。作戦を立て直します。一旦、帰還してください』

『その前に作戦エリアに勝手に侵入した生徒を確保しろ』

「「「「「了解」」」」」

 

箒達は帰還した。

 

 

 

 

夜が明け朝になり、薫子は箒達に保護され森の中を歩いていた。そこに千冬と真耶が現れた。

 

「自分が何をしたのか分かっているな?」

「・・・はい」

「作戦エリアへの侵入、作戦の妨害。軍なら処分ものだぞ」

「・・・申し訳ありません」

 

千冬は薫子を鋭く睨んだ。

 

「お、織斑先生。そんなに生徒を睨まないでください・・・」

 

真耶は千冬を落ち着かせた。

 

「黛さん。どうしてあそこにいたんですか?作戦の機材設置に関わった貴方なら侵入禁止という事は分かっていた筈ですよ」

 

真耶の薫子に質問した。薫子はカメラを握り締めた。

 

そして森の中、苦しそうに胸を押さえながら歩いていた一夏が木々の向こうに箒達を見付ける。

 

「撮りたかったんです・・・」

 

薫子は口を開いた。

 

「織斑君の様な写真を撮りたかったんです」

「織斑の様な?」

「はい。織斑君の写真を見て思ったんです。こんなにも強く真実を伝えられる写真を撮れるんだって。でも私の写真にはその強さが無かったんです」

「だから織斑の様な写真を撮りたくて作戦エリアに入ったのか」

「・・・はい」

 

薫子は自分の思いを言った。それは一夏に対する嫉妬心でもあった。

 

 

「黛先輩」

 

声がした方を振り向くと一夏がいた。

 

「織斑君・・・」

「今の話、聞かせてもらいました」

「聞いてたの?」

「はい」

 

一夏は薫子に近づいた。

 

「先輩、そんなに自分と他人を比べないでください」

「でも・・・」

「俺は俺の見た真実を撮っているだけです。先輩は先輩の見た真実を撮ればいいんです。これが今起きている事、現実なんだって」

「織斑君・・・」

「でもその前に、自分の命を大切にしてください。死んでしまったら伝えられる物も伝えられません」

「・・・うん」

 

一夏の言葉に薫子は目に涙を浮かべた。

 

「黛」

 

千冬に呼ばれ薫子は千冬の方を向いた。

 

「お前は一週間の自室謹慎と反省文の提出。夏休み学園の奉仕活動だ」

「はい」

 

千冬の処分を言い渡され、真耶が連れて行った。

 

「うっ・・・」

 

瞬間、一夏は胸を押さた。

 

「一夏!」

 

倒れそうになりに箒達は駆け寄ろうとしたが間に合わない。が、千冬が一夏を支えた。

 

「あの言葉を他人に言う前にまず自分の命を大事にしろ」

「・・・ごめん」

「一夏、傷は大丈夫なのか?」

 

箒達は心配した。

 

「流石に無茶しすぎた・・・」

 

一夏はブラストショットを取り出した。

 

「少し休んでくる」

「・・・ああ。休んで来い」

 

一夏はふら付きながら天にブラストショットを撃ちストーンフリューゲルを呼んだ。一夏は光に包まれストーンフリューゲルの中へ入って行った。 そしてストーンフリューゲルはそのまま何処かへ飛んで行った。

 

「一夏・・・」

 

箒は心配そうに呟いた。他の皆も心配そうな顔をしている。

 

 

 

 

それから暫くして千冬、箒達は会議室に集まった。学園の授業は臨時休校にしてある。

 

「今回は織斑のお陰で被害がでなかったが事実失敗に終わった。次の作戦をどうするかだ」

「もう一度クロスフェーズ・トラップを行ってわ?」

「無理だ」

 

セシリアが提案したが千冬が却下した。

 

「どうしてですか!?」

「言った筈だ。クロスフェーズ・トラップには膨大な電力を使うと。二度行えるほど学園の電力は無い、それに立て続けに電力施設の点検と言って生徒を騙すわけにもいかない」

「学園の外から電力を貰う事は出来ないんですか?」

「クロスフェーズ・トラップは町一つ分の電力を使う。学園外から貰うとしても都市部に混乱が生じる」

「じゃあどうするんですか!」

 

千冬の言葉に鈴が反発した。

 

「・・・せめてゴルゴレムのいる位相に行ければ打開策があるのですが」

 

真耶が低い声で言った。

 

「それが出来れば苦労はしない」

 

千冬が呟いた瞬間、

 

 

 ピピピッ ピピピッ

 

 

会議室に携帯の音が鳴った。

 

「誰だ作戦会議にも関わらず携帯の電源をつけていた馬鹿わ」

「すいません。私です」

 

鳴ったのは箒の携帯だった。電源を切ろうと取り出したが箒は画面を見て固まった。

 

「どうした篠ノ之。さっさと切れ」

「・・・織斑先生。姉さんからです」

「何?」

 

電話の主は束であった。

 

「篠ノ之、出ろ」

「はい」

 

箒は電話に出た。

 

『もすもす!終日~!。はーい、みんなのアイドル・篠ノ之束だよ~』

「姉さん、今それどころじゃ」

『解ってるよ。厄介なビーストが相手なんでしょ?』

「知ってたんですか!」

『束さんが知らないと思った?』

「だったら尚更」

『打開策あるよ』

「えっ!?」

 

束の言葉に箒は驚いた。

 

『もうすぐ着くから』

「え、ちょ」

 

そう言って束は電話を切った。

 

「篠ノ之、束は何て言っていた」

「・・・ビーストの打開策があると」

「何だと?」

「後、もうすぐ着くからと」

 

箒がそう言った瞬間、

 

 

ドカーーーーーーーーン!

 

 

何かが落ちた音がした。

 

「な、何ですか?!」

 

突然の事に真耶は慌てた。

 

「アリーナの方だ。行くぞ」

 

千冬達はアリーナに向かった。

 

 

 

 

アリーナに着くとそこにはニンジンがあった。

 

「あ、あれは」

「間違いない」

 

するとニンジンが割れた。

 

「ちーちゃ~~~~ん、箒ちゃ~~~~ん。おひさーーー!」

 

中から束が出てきた。

 

「束、場所を考えろ」

「えー。なんでーーー!」

「お前は全世界から狙われているんだぞ。それなのにのうのうと」

「まあまあ。それより早く行こう!」

 

束はそう言って学園に向かった。

 

「まったく」

 

千冬は呆れながら後を追った。箒達もそれに続いた。

 

 

 

「で、あのビーストの対策が本当にあるのか?」

 

会議室に着き千冬が束に聞き出した。

 

「ふっふ。これをごらんあれ!」

 

そう言うと束はモニターに一枚の画像を映し出した。

 

「これは?」

「新開発したジェネレイター、ハイパーストライクジェネレイターだよ!」

「ハイパーストライクジェネレイター?」

「ストライクジェネレイター搭載時より最高400%のパフォーマンス・アップを実現させた新型ジェネレイター。これを使えばスキャニングパルスを使った特定位相の割り出しとフェーズシンクロナイザーを使った位相間移動を同時に行えるよ!」

「じゃあつまり!?」

「うん。あのビーストを追撃できるよ」

「でしたら、すぐに私たちのISに」

「それは無理だよセッシー」

「せ、セッシー?」

 

行き成り愛称で呼ばれてセシリアは驚いた。

 

「セリシアだからセッシーだよ」

「あの私は?」

「りんちゃん!」

「ぼ、ぼくは?」

「シャルちゃん!」

「私は?」

「らーちゃん!」

「あ、あの私は・・・?」

「あなたはまーちゃん!」

「ま、まーちゃ・・・」

 

次々と他の皆にも愛称で呼んで行く。

 

「姉さんがフレンドリーに・・・」

「束。お前何時からそんな身内以外にフレンドリーになった?」

 

臨海学校の時もそうだが身内以外に興味が無い束が此処まで他人に対して愛そうよく接している事に箒と千冬は自分達が知っている束とはかけ離れていた。

 

「もーちーちゃんたら、前にも言ったでしょ?時が立てば人は誰しも変わるものだよ」

 

束は前回と同じように答えた。

 

「それよりどういう事だ?無理だとは?」

 

先程のセシリアに言った言葉について千冬が聞いた。

 

「だってこれ、一つしかないもん」

「「「「「「「一つ!?」」」」」」」

 

束の言った言葉に千冬、箒達は驚いた。

 

「どういう事だ!一つしかないとわ!?」

「これはね、ストライクジェネレイターの稼働データがあったから作れたんだよ。皆が使ってくれて収集できたデータで。それなのに新開発したばかりで実践稼働データが少ないジェネレイターを量産できる訳ないじゃん」

「でわ搭載できるのは」

「この中の一機だけだね」

 

束の言葉に専用機持ち達に緊張が走った。新型のジェネレイターを搭載するという事は今回の作戦にとっては責任重大である。失敗は許されない。

 

暫くの間沈黙が続いた。

 

が、一人が立ち上がり沈黙を破った。

 

「私が使います!」

 

立ち上がったのは箒であった。

 

「篠ノ之・・・」

「私が、私がゴルゴレムを追います!」

 

箒が自分が使うと言った。

 

「・・・箒ちゃん、こればかりは妹でも譲れないよ」

「如何してですか!?」

「じゃあ聞くけど、如何して使いたいの?私が作ったから?私が作ったから箒ちゃんが使う義務でもあるの?」

「それは・・・」

 

束の言葉に箒はすぐに答えられなかった。義務だと言えばこれまで束が作ってきたものは自分が使う義務があるという意味になってしまう。

 

『義務とかじゃないよ。俺は俺だから。俺の出来る事をするだけだよ』

 

その時、臨海学校でに一夏の言葉が浮かんだ。

 

「・・・確かに義務ではありません。私には姉さんの様な才能ありません。でも一夏が教えてくれたんです。自分の出来る事をするだけだと。私は私です。義務とかじゃないよ。私に出来る事をするだけをしたいんです」

 

箒は束に向かって自分の答えを言った。

 

「その言葉に偽りはない?」

「・・・はい!」

 

束は箒に確認した。箒は力強く答えた。

 

「わかったよ。でもそれが偽りだったらその時はすぐに取り上げるからね」

「はい!」

「じゃあ紅椿貸して。搭載するから」

 

箒は紅椿を束に渡した。

 

「他の皆もIS貸して」

「え、どうしてですか?」

「この先厳しい戦いになるから皆のISを強化するから」

「いいんですか?」

「うん。皆も頑張ってくれてるから♪」

「ではお願いします」

「うん!任せて!」

 

セシリア達はISを束に渡した。

 

「改造とか調整とかするから4、5時間位かかるから」

 

束はそう言って何処かへと消えた。

 

 

 

ストーンフリューゲルの中では一夏が傷を癒していたが回復は思うように進んでいなかった

 

(回復が遅い・・・。ウルトラマンに何が・・・、いや、俺が無茶しすぎたのか・・・。俺のダメージが、ウルトラマンにも影響が・・・。流石に回復していないのに無茶して戦ったのは不味かったな・・・。それもあるが)

 

一夏は胸に手を置き握った。

 

(俺の体が、限界に近付いている・・・)

 

 

 

束がISを預かり5時間が経った。

 

「そろそろだな」

 

千冬が腕時計で時間を確認していた。

 

「やー、やっと終わったよ」

 

すると何処からか束が出てきた。

 

「出来たか?」

「もちのろん!こっち来て!」

 

束は箒達を連れてアリーナに向かった。アリーナには五つの金属の塊があった。

 

「さあ、ご覧あれ!」

 

金属の塊は量子変換により消える。すると中からそれぞれのISが現れた。

 

「じゃじゃーん!これぞ束さんが改造し強化した皆のISだよ!その名も、クロム!」

「「「「「おおお!」」」」」

 

 

専用機持ち達は自分達の機体を見た。所々改造されている部分があった。

 

「じゃあまず箒ちゃんからね」

「はい!」

「箒ちゃん機体は紅椿・クロム。ハイパーストライクジェネレータを搭載して、新装備を搭載しよ。新装備は両腕に2門ずつ装備しているビーム砲クアドロブラスタに、脚部に装備されているミサイルポッド、アビロックミサイルだよ。クロムレイも強化しておいたから」

「ありがとうございます!」

 

「次はセッシーだね」

「宜しくお願いします」

「セッシーの機体はブルー・ティアーズ・クロム。素体がよかったから装備を改造して強化したよ。装備は

スターライトを改造してメタルレーザーを撃つ事ができるスターライト改、ミサイルビットを改造してミサイルポッドとして装備したスパイダーミサイル。そしてレーザービットを改造してメガレーザーを撃つことができるブルー・ティアーズ改だよ」

「機体や装備を此処まで改造してくださってありがとうございます!」

 

「次はりんちゃん」

「お願いします」

「りんちゃんの機体は甲龍・クロム。セッシーと同じで素体がよかったから改造して強化したよ。衝撃砲は惜しいからそのままにしておいたよ。装備はまず両腕に装備されたビームと実弾を切り替えて撃つ事ができるビームバルカンと両肩に装備されたメガレーザーだよ」

「衝撃砲を惜しいって言ってもらえるなんて光栄です」

 

「次はシャルちゃん」

「はい」

「シャルちゃんの機体はラファール・リバイブ・クロム。新装備を搭載して、第3世代と同じスペックにしてあるよ。新装備はレーザーライフルのメタルレーザーにショートレーザーライフルのメガレーザー。そして両腕に装備されているビームバルカンだよ」

「第3世代と同じ性能にしただけじゃなくて新装備まで。ありがとうございます!」

 

「最後はらーちゃんだね」

「お願いします」

「らーちゃんの機体はシュヴァルツェア・レーゲン・クロム。セッシーとりんちゃんと同じ様に素体がよかったから装備を改造して、新装備を搭載したよ。レールカノンを改造したレーザーキャノン、バニッシャーキャノンと両腕に装備されたレーザーバルカンだよ」

「此処まで改造してくださってありがとうございます」

 

其々束に感謝のお礼を言った。

 

「後はこれ」

 

束はアタッシュケースを取り出し開けると小型の通信機が八つあった。

 

「これは?」

「パルスプレイガン。通信機能や索敵機能とナビゲーションシステムを搭載した腕に装着する小型ユニット。威力は低いけど光線銃やスタンガンとか攻撃用武器としても使えるから」

「あの、八つあるのですが?」

「五つは箒ちゃん達、一つはちーちゃん、一つはまーちゃん。そしてもう一つのいっくんの」

「私の分か?」

「わ、私にも?」

「ちーちゃんは生身でも強いけど念の為。まーちゃんは護身用にいいんじゃない?」

「あ、あの如何して護身用なんですか・・・?」

「だって」

 

 むにゅ

 

「ひゃっ!」

「こんな立派なものがあるんだもん!」

 

束は真耶の胸を鷲掴みして揉んだ。

 

「おお。これはこれは」

「や、やめてください・・・」

 

束は真耶の胸を揉んでいると

 

 ビリビリッ

 

「ぎゃああああああああっ!」

 

束に電撃が走り倒れた。

 

「ふむ。文句ない」

 

そこにはパルスブレイガンを腕に付けた千冬がいた。

 

「もーちーちゃん!行き成りなにするの!」

「「「「「復活はやっ!」」」」」

 

セシリア、鈴、シャルロット、ラウラ、真耶は驚いた。

 

「安心しろ。威力は抑えておいた」

「威力抑えてもやっちゃ駄目だよ!束さんだからよかったものの!」

「じゃあ大丈夫だな」

「こらっ!」

 

千冬と束のやり取りが続いた。

 




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